漠然とした不安の正体とは?将来に対する不安を打ち消す7つのヒント

Edit by Ryo

時々、漠然とした不安に襲われる…

理由はわからないけど、漠然とした不安を感じるときがある。

なんとなく胃のあたりに違和感があったり、なんだか気分が上がらなかったり。ものすごく落ち込んでいるわけではないけれど、どんよりとした気持ち。

もっとポジティブにならなきゃ、もっと頑張らなきゃ。そう思っても、なかなかすぐに気分が変わってくれない。リラックスしようとしても、気づいたらまたもやもやとした不安な気持ちに襲われる。

そんな漠然とした不安、きっと感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

漠然とした不安の正体とは?

原因不明の不安感は、自分自身を大切にする時間が少ないことで起こるサインのひとつと考えられます。

明確なきっかけは思い当たらないのに、漠然とした不安を感じる方も多いはず。考えられる理由はさまざまです。対人関係や仕事などのストレスが蓄積していることもあれば、気づかないうちに不安な気持ちに蓋をしてしまっているかもしれません。

忙しない現代社会において、自分自身のことはつい後回しにしてしまいがち。でも、セルフケアを怠ってしまうと、気づけば「なぜかわからないけど、心身の調子がよくない」という状態になってしまいます。

それが「漠然とした不安」の正体です。

人生に疲れたら、少し休もう

漠然とした不安を感じたときこそ、一旦立ち止まってひと休みするのがおすすめです。

心の健康を維持する上で、休息は必要不可欠。「もっと頑張らなきゃ」「ここで止まってしまってはダメだ」と焦ってしまうかもしれません。しかし、メンタルのバランスを崩してしまっては、むしろ回復に膨大な時間が必要になります。

また、中には気づかないうちに無理を重ねてしまっているケースも少なくありません。その場合は、自分を大切にする時間を意図的に作ってあげる必要があるでしょう。

でも、どうすれば漠然とした不安に対処できるのか、そもそもどうやって自分をケアすればいいのか、よくわからない方も多いはずです。その場合、まずはどのように不安と向き合うべきかについて知ることが大切です。

漠然とした不安を解消する7つのヒント

ここからは、漠然とした不安を感じたときにどうするべきかについて、7つのヒントをご紹介します。

日常生活において、不安を感じる要因はさまざま。しかし不安を適切に取り扱う方法がわからないと、やがて心のバランスを乱してしまいます。

科学的に証明された方法を解説していくので、自分にあったものを少しずつ生活に取り入れてみましょう。

不安に思っていることを箇条書きする

不安を感じているときには、一旦感じていることを箇条書きにしてみるのがおすすめです。

漠然とした不安を感じるとき、その原因や具体的な内容について頭で整理しようとするのは意外と難しいもの。もやもやとしていますし、イメージや思考は絶えず変化していきます。

そんなときに効果的なのが、考えていることや感じていることを紙に書き出すことです。文字にすることで複雑に入り組んだ感情や考えを整理し、よりはっきりと理解できるようになります。

自分の漠然とした不安について明確になれば、どのような対処が必要なのかについても考えやすくなるでしょう。

漠然としたものを可視化する

箇条書きでなくても、図や文章で可視化することは不安に対して効果的です。

例えば自由にマインドマップを作ってみたり、ブログや日記として書き残してみたり。図や文章で視覚的に捉え直すことで、漠然とした不安の原因についてより理解しやすくなります。

重要なのは、頭の中だけで整理しようとしないこと。人の思考やイメージは思っているよりも抽象的で変化しやすいため、なかなか不安や感情について整理できません。

また繰り返し不安について考えてしまうと、場合によってはさらに不安感を強くしてしまう場合も。紙や画面上に可視化することで、自分の不安についてぐっと理解しやすくなるだけでなく、ぐるぐるとした考え事を止める効果もあります。

不安の根源を解消する取り組みを行う

不安を和らげることばかりに執着するのではなく、不安の原因にアプローチすることを意識しましょう。

不安になっていることやネガティブ思考になっていることには気づいても、なぜそのような状態になってしまったのかについては意外とスルーしてしまいがち。

お金について不安なときは、家計簿を作ってみたり貯金計画を立ててみたり。対人関係で不安を感じる場合は、仲のいい親友や家族、もしくはカウンセラーなどの専門家に相談してみるのもいいですね。

自身の不安がどこから来ているのか考えてみた上で、不安そのものではなく根本の原因への対処が大切です。

Ryo

Writer

心理学部卒。金融系の正社員ライターとして勤務しながら、メンタルヘルスやライフスタイルといったジャンルでも執筆。珈琲は自分で淹れる派。