器用な人に憧れる…不器用な自分を卒業したい!
不器用で生きづらい…。もっと器用に生きたい…。自分が不器用な人間だと感じながら、悩んでいる人は少なくありません。
器用に要領よく生きている人を見ると、憧れたり羨ましくなったりしますよね。器用な人を自分と比べて落ち込んでしまうことも。
不器用だと大変なこともありますが、同時に他の人から見ると魅力的に映ることもあります。そして自分が不器用だと思い込んでいても、ポイントを意識して行動するだけで実はぐっと生きやすくなるものです。
今回の記事では、不器用な人の特徴と魅力的な面について解説します。人生をより豊かに生きるためのコツについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
不器用な人の特徴とは
不器用な人には、共通して見られる特徴があります。ぼんやりと「自分は不器用だな…」と思っているよりも、はっきりとした特徴がわかれば対策が考えやすくなりますよね。
まずは、多くの不器用な人が持つ特徴について解説します。
こだわりや思い込みが強い
不器用な人は、こだわりや思い込みが強い傾向があります。信念があるのは立派なことですが、縛られすぎると自分自身を制限したり苦しめたりすることにつながります。
また「自分の考えが正しい」と思い込むと、周囲の人を自分の基準で勝手にジャッジしてしまいがちです。自分のこだわりや思い込みを押し付けては、周囲の人との関係がうまくいかなくなることも考えられます。
臨機応変に対応できない
臨機応変に対応できないのも、不器用な人によく見られる特徴です。それはこだわりや思い込みの強さから来ていることもあるでしょう。「こうでなければ」というこだわりは、柔軟に行動することを妨げます。
一方で、シンプルに突然の出来事への対応が苦手なケースも考えられます。計画通りや予想通りにいかいないときに、パニックになってしまう人も少なくありません。
コミュニケーションが苦手
不器用な人の中には、コミュニケーションが苦手な人も多く存在します。自分の考えにこだわってしまうと、周囲と関係性を築くのは難しいものです。
また、話がうまく組み立てられなかったり、恥ずかしくて相手と目を合わせられなかったりする場合もあります。
周囲の人とうまくコミュニケーションがとれないと物事をスムーズに進めるのは難しいため、「自分は不器用だ」という思いがさらに強くなるという悪循環に陥ってしまうことも考えられます。
魅力的な面も!不器用な人の性格
自分では、「不器用なのは悪いことだ」と思って悩んでいるかもしれません。しかし、周囲から見れば不器用な人は魅力的な面も持っています。
ここからは、魅力的な一面もある不器用な人の生活についてご紹介します。
真面目
不器用な人には、真面目な人が多くいます。「正しく行わなければ」「自分の責任を果たさなければ」と考えることで、柔軟に動けなくなり生きづらさを感じることもあるでしょう。
しかし、真面目なのは本来いいことであり、あなたが持つ美点です。
いつも真面目に取り組んでいる様子は周囲の人にも伝わっているものです。気分や状況によって真面目さにムラが出ないのは、不器用な人の美点といえます。
自分の気持ちに正直
不器用な人は、うまく自分をごまかせません。嘘をついたり媚びをうったりして要領よく世の中を渡っていくのが苦手な傾向があります。
言い方を変えると、常に自分の気持ちに正直な人です。要領よく見える人でも上っ面だけの言葉というのは、言っている本人が思っている以上に相手にも本当の気持ちが伝わっているものです。
その点、いつも正直な不器用な人の言葉や行動は、周りの人にとって信頼できるものとなるでしょう。
何事にも一生懸命取り組める
不器用な人は、要領よく手を抜くことも得意ではありません。「こんなに頑張ったら損かな」「こんなことして意味があるのかな」と考えずに、目の前のことに一生懸命取り組みます。
一見無駄が多いように思えても、頑張ったことに無駄なことはありません。要領よくサボっている人よりも、実際はたくさんのものを得ていると考えられます。
また、いつも一生懸命頑張っている人のことは周りも自然と応援したくなるものです。
人生を豊かに生きるための5つのコツ
不器用なのは、悪いことではありません。ただ、生きづらさを感じると苦しくなってしまいますよね。
最後に、不器用な人が人生をより豊かに生きるためのコツについてご紹介します。ぜひできそうなことから試してみてください。
周囲をよく観察する
何かをしようとするときには、1度立ち止まって周囲の様子を観察するようにしてみてください。
不器用な人は、自分の考えや思い込みに縛られたり目の前のことだけに意識が向きすぎたりして、視野が狭くなりがちです。
たくさんの人がいる中で生きているため、自分1人のことだけ考えて物事を進めようとすると、なかなかスムーズにいきません。周囲の様子や状況を見ながらニーズに合わせることを意識すれば、失敗することも少なくなるでしょう。
自分の得意・不得意なものを知る
誰にでも得意なものと不得意なものがあります。本当は不得意なことを一生懸命頑張っていることが、自分のことを不器用な人だと思い込むことにつながっている可能性があります。
すべてのことを完璧にこなせる人はいないし、そうする必要もありません。自分の得意なことに積極的に取り組み、苦手なことは人を頼っても大丈夫です。
自分にできることとそうでないことを把握してから動くようにすれば、きっと生きやすくなるはずです。
得意なことに意識を向けることで、自分に自信が持てるようにもなるでしょう。
こだわり過ぎない
自分の信念があるのは素晴らしいことですが、1つの考えにこだわりすぎると自分で自分の首を絞めてしまうことになりかねません。
「こうでなければならない」と思っていることについて、ぜひ1度冷静に見直してみてください。物事を四角四面ではなく、少しゆるくふんわり考えるだけでも、生きるのが随分楽になります。
周囲の人とうまく付き合うためには、自分とは違う相手の意見も受け入れて自分のものとすり合わせていくことも大切です。
周囲の人間に頼る
不器用な人の中には、人に頼るのが苦手な人が多くいます。「自分ですべてこなさなければ」「頼ったら迷惑をかけてしまう」と思い込んでいることがあります。
しかし、人に頼るのは悪いことではなく、それぞれ支え合いながら生きていくのが普通です。
頼りっぱなしはよくありませんが、自分でできることを頑張って苦手な部分を頼ることに迷惑がる人は、あなたを大切に思う人の中にはいないでしょう。
あなたが頼ることで、周囲の人もあなたのことを頼りやすくなります。
器用な人の行動を参考にする
「もっと器用に生きたい」と思っても、どうしたらいいのかなかなかイメージが掴めませんよね。そんなときは、身近にいる器用な人の行動を参考にするのがおすすめです。
「こんな風になりたい」と思う人の行動を真似するのは、なりたい自分になるための近道です。1から自分で考えて行動するのは大変ですが、参考にする人がいれば自分を変えやすいですよね。
長所を活かして、人生を豊かに過ごそう
不器用な人にも、魅力的な面が存在します。自分のすべてを変えなければと思う必要はありません。
変えないほうがいい部分、周囲の人からも変わらないでいてほしいと思われている部分は実はたくさんあるものです。
ただコツを押さえて行動するだけで、きっともっと生きやすくなります。あなたらしい長所は変えずに、少しだけ工夫して行動することを心がけてみてください。
あなたの魅力を活かしながら、より豊かな人生を送れますように。