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仕事行きたくない時におすすめの対処法|生活とマインドを変えるには?

Edit by Ryo

働く理由・仕事をする理由を考えてみよう

仕事に行きたくないと感じるときは、仕事をする理由や目的を考え直してみましょう。忘れてしまっていたモチベーションや本来の目的を再発見できれば、仕事に行きたくないという感情から脱することができます。

そもそも私たちはなぜ働くのでしょうか。必要に迫られて、楽しみのため、成長のため。さまざまな理由が思い浮かぶでしょう。

仕事のやりがいや目的を自分なりに探ることで、モチベーションの向上につながります。一度立ち止まって、じっくりと考えてみましょう。

生活のため・経済的安定

仕事をすることは、生活基盤を築くための重要な活動です。

自分自身や家族を養うためには、食費や住宅費、医療費などの日常的な経済活動を支える必要があります。仕事に行きたくないと思っても、安心して快適な生活をするうえで仕事は必須。

毎日の生活だけではなく、未来の安心のためにも貯蓄や投資をすることは重要ですよね。

しかし、経済的な安定だけが働く目的ではありません。仕事を通じて得られるものとして、他にどんなものがあるのか考えてみましょう。

幸せでいるため

仕事をする理由のひとつとして、「自分の幸せ」も重要です。

自分の価値観や目標と仕事が合致している場合、人々は幸せを感じると言われています。また、「自分の仕事が社会や誰かに何らかの価値をもたらしている」という感覚も、仕事における幸せのひとつですよね。

さらに、仕事において自身の才能や長所を発揮することも、幸福感を得るきっかけになります。仕事における幸福感を認識すれば、仕事に行きたくないという考えも自然と小さくなるでしょう。

仕事に行きたくないときは、自分の興味関心と仕事がどこで一致しているか、自身の業務がどんな価値をもたらすのかについて考え直してみましょう。きっと仕事の新たな目的を見つけられるはずです。

自己成長のため

仕事をすることで、自分のスキルや知識が磨かれていきます。仕事をする中で、さまざまなきっかけで人は成長していきますよね。

たとえば、仕事を通じて最新の知識やトレンドを学んだり、資格を取得するために勉強したり、専門性を深めるための研修やセミナーに参加したり。また、日常的な会話から、成長につながるきっかけに偶然出会うことも。

成長による達成感やモチベーションは、仕事の大きな原動力になるでしょう。仕事に行きたくないという感情も、自分を成長させる機会が足りない証拠かもしれません。

社会とのつながりを維持するため

働くことは、人々や社会とのつながりを保つための手段でもあります。どんな仕事であっても、他人との協力やコミュニケーションが必要。仕事を通じた対人関係で、自分の存在価値や居場所を感じることができます。

仕事を通じた他者との関わりは、社会的な動物である人間にとって重要な役割を担っているといえます。仕事に行きたくないと感じたら、「職場の仲間と力を合わせて困難を乗り越えた」「顧客から感謝の言葉を受け取った」といった社会的つながりを思い出してみましょう。

自己実現のため

働くことは、自己実現の手段ともなります。自分の仕事を突き詰めていくことで、夢や理想により近づけるかもしれません。

自分の仕事において、情熱や社会的意義、価値を見出すことができる場合、その仕事があなたの自己実現につながる可能性があります。

自己実現のために働く状態を作るのは、実は難易度が高いもの。仕事に行きたくないときは、「自分が目指すもの」と「仕事の目的」が一致するポイントを考えてみるのがおすすめです。

仕事行きたくない時におすすめの対処法

仕事は一日の大部分を占めるものですが、仕事に行きたくないと感じることも少なくないですよね。でも、仕事はすぐに辞められないもの。

ここからは、仕事に行きたくないときのおすすめの対処法をご紹介します。仕事に行きたくないときに無理をして心身のダメージを溜め込むよりも、仕事の進め方や捉え方を変えてモチベーションを高めることが大切です。

小さな目標を立てる

仕事に行きたくないと感じるときは、やる気を引き出すための小さな目標を立てるのが効果的です。壮大で立派な目標ではなく、無理なく達成できるレベルの目標であることが重要です。

また、具体的な内容であることも大切。たとえば、「今日はレポートをひとつ完成させる」「プロジェクトの進捗を上司に報告する」といったタスクを設定してみるといいでしょう。

無理な目標は逆効果になりやすいので、仕事に行きたくないときは自分がストレスを感じずに達成できる範囲で、目標を設定することがおすすめです。

やりがいを探してみる

仕事の内容に対するやる気が湧かず仕事に行きたくないと感じる場合、自分の仕事にどんな意味や価値があるのかを考え直してみるのも有効です。

自分の仕事がどう社会や組織に役立っているのか、自身のスキルや知識がどう活かされているのかを考えてみましょう。その結果、仕事のやりがいを再発見できるかもしれません。

仕事に行きたくないと感じているときは、自身の長所やスキルについて意外と知らないことも多いはず。定期的に自分のスキルや長所を振り返りながら、仕事で活かしてみましょう。

仲のいいメンバーを作る

仕事の楽しみは、仕事内容そのものだけでなく、チームメンバーとの関係性からも影響を受けます。同じ部署やプロジェクトのメンバーとの良好な関係は、仕事の質や効率を上げるための大事な要素となります。

仕事に行きたくないときこそ、ランチや休憩時間におしゃべりする、共通の趣味や関心を共有するなど、積極的にコミュニケーションを取ってみましょう。親密なメンバー同士で協力すれば、チーム全体の雰囲気や成果を向上させる要因につながります。

コミュニケーションを活性化させる

親密なメンバーを作る目的でなくても、仕事に行きたくないと感じたときには、ともに仕事をするメンバーとのコミュニケーション量を増やしてみるのも有効な手段です。

定期的な進捗報告や目標の共有、悩みの相談など、コミュニケーション量を増やすことは、孤独感の解消や信頼関係の構築につながります。仕事の中でメンバーと協力する機会も増える可能性も高くなり、新たなやりがいを見つけるきっかけになるでしょう。

自分にご褒美を作る

仕事を頑張った後のご褒美は、モチベーションを保つための大切な要素です。

仕事に行きたくないと感じたら、仕事の疲れやストレスを解消するために自分へのご褒美を用意してみましょう。「好きなスイーツやドリンクを楽しむ」「休日に趣味を満喫する」「欲しかったアイテムを購入する」などのご褒美は、次の仕事へのモチベーションアップにつながるはずです。

マインドを変えてみよう

仕事に行きたくないと感じたときこそ、自分のマインドを変えることが重要です。もし、仕事に行きたくないと感じるなら、仕事の中での楽しみややりがいを探すことで、仕事に対する考え方を変えることができるはず。

とくに、日本では勤勉さやストイックさを美徳とする文化が根強く存在します。そのため、仕事に行きたくないと感じても「我慢して頑張らなきゃいけない」と考える人も少なくないでしょう。

ですが、もっと大切なのは、自分がのびのびと頑張れる環境を作ること。マインドを変えるための行動も、自分のための環境を作る重要な手段のひとつです。

ここまでご紹介した対処法は、どれも仕事に行きたくないときのマインドを変える上で効果的です。ご自身の特性や状況に合わせて、仕事の中に取り入れてみてください。

会社・仕事に行きたくない時に避けたいNG行動

会社や仕事に行きたくないと感じたとき、私たちはついネガティブな行動や言動を取ることがあります。それは自然なことではありますが、結果的に自身をさらに追い込んでしまう可能性も高く、注意が必要です。

ここからは、会社や仕事に行きたくないときに避けるべき行動について解説していきます。心当たりのあるものはないか、自身の行動を振り返ってみましょう。

ネガティブな発言を繰り返す

仕事に行きたくないと感じることによる不満やストレスを、ネガティブな発言として発散したくなることも多いでしょう。

しかし、「仕事が嫌だ」「もう無理だ」「誰も助けてくれない」という言葉は、逆にそのような考え方をさらに強固にしてしまいます。そのため、仕事に行きたくないという気持ちから立ち直ることが余計に難しくなってしまうのです。

そのような発言は、自分の気持ちだけではなく、周囲の人たちにも悪影響を及ぼし、対人関係が悪化してしまう可能性があります。

ネガティブな発言をする代わりに、自分の感情や考えを第三者視点で観察してみるのがおすすめです。感情や思考にとらわれる前に、自分で把握しコントロールしやすくなります。

自分を追い込む

仕事に行きたくないと感じていても、無理して仕事に行こうとする人も多いでしょう。ですが、自分を過度に追い込むのはストレスや不安を増加させる原因となります。その結果、仕事に行きたくないという思いがどんどん強くなってしまうことも。

とくに、「完璧にやらなければならない」「役に立つ人間でなければいけない」といった過度な期待やプレッシャーは、心身の健康を損なう可能性があります。

自分の限界を理解し、適切な休息を取ることで、自分を追い込むことなく仕事を続けられるようになります。仕事に行きたくないと感じたら、より自分に優しくするように心がけましょう。

自分を責める

仕事に行きたくないと感じると、つい自分を責めてしまうことも多いはず。しかし、「自分はダメだ」「普通の人より劣っている」といった自己否定的な思考は、自信や自尊心を低下させます。その結果、仕事に行きたくないという感情を変えることが逆に難しくなってしまうのです。

過度に自分を責めてしまうと、「『自分を責めている』ことについて自分を責めてしまう」という負のループにはまってしまうことも。

仕事に行きたくないと感じることは、珍しいことではありません。責めるのではなく、それだけストレスが溜まっているサインとして認識し、自分自身をケアできるようになるのが理想的です。

職場の人に当たる

仕事に行きたくないと感じるほどのストレスや不満は、時に他人に対して攻撃的になる原因にもなります。「あなたのせいで仕事が遅れるんだ」「もっとちゃんとやれ」といった攻撃的な発言は、職場の雰囲気を悪くし、人間関係を悪化させる原因になります。

もし職場の人にイライラしていたら、それはもしかしたらあなた自身の調子が優れていないサインかも。仕事に行きたくないときこそ、一旦立ち止まって、自分を労ってあげる必要があるかもしれません。

一人で全てを我慢してしまう

仕事に行きたくないと考えてつらくなってしまっても、一人で抱え込んでしまう方もいらっしゃるでしょう。他人からのイメージが悪くなってしまうことを恐れて誰にも相談できずにいると、孤独感が増していき、さらに大きなストレスを抱く原因となります。

信頼できる同僚や上司、または友人や家族に相談することに、大きな抵抗を感じるかもしれません。ですが、きっとあなたを支えてくれる人はいるはず。仕事に行きたくないときこそ、誰かに頼って安心感を体感することが大切です。

仕事を変えてみるのも一つの手段

何度も仕事に行きたくないと感じるなら、新しい職場や仕事を探すことも選択肢のひとつです。とくに、自分の得意分野や興味を活かせる仕事に就けば、日々のモチベーションが大きく変わるでしょう。

以前よりも、転職することは当たり前と認識されるようになってきました。あなたの周囲にも、転職したことで日々の生活が大きく変わった人もいるはず。

新しい仕事を見つける上で、自己分析は必要不可欠です。今の仕事内容や身に付けたスキル、成功体験などさまざまな角度で自分と向き合ってみましょう。

 

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一歩を踏み出せるかは、自分のマインド次第

仕事に行きたくないと思うことは、考え方次第では変化や成長の合図でもあります。

もちろん、仕事に行きたくないという思いが強いときは、無理やりポジティブに考えることは難しいかもしれません。ですが、「自分の行動や周囲の人の協力で状況は変えられる」と信じることも大切なのです。

そのためには、日々の仕事を見直したり、仲間や家族に頼ったり、専門家に相談したりすることが必要。一気に仕事や状況を変えることが難しくても、少しずつ変化を生み出していくことが、やがてあなたの自信につながります。

仕事に行きたくないという感情を無理して我慢するのではなく、少しずつ行動に移してみましょう。気づいたときには、あなたも大きく成長しているはずです。

 

Ryo

Writer

心理学部卒。金融系の正社員ライターとして勤務しながら、メンタルヘルスやライフスタイルといったジャンルでも執筆。珈琲は自分で淹れる派。