「今は、ひとりになりたい…」ひとりになりたい時の心理と解決法

Edit by Ryo

ひとりになれる場所5選

ここからは、ひとりの時間を過ごすのにおすすめの場所をご紹介します。自分の部屋やいつも過ごしている場所から一旦離れて、ひとりの時間を満喫できるお気に入りの場所を探してみてください。

海・湖・川

水辺は、心を落ち着かせるのに理想的な場所です。海の波の音、湖の静けさ、川の流れる音は、リラクゼーション効果をもたらします。

不安症状を抱く人々に水が流れる音を聞いてもらうことで、不安を減少させることに成功したという研究結果もあります。穏やかな水辺なら、日常の喧騒から離れ、ひとりでゆっくりと過ごすことができそうですね。

参考:Preliminary evidence: the stress-reducing effect of listening to water sounds depends on somatic complaints. Medicine. 97(8), 2018

山・森林

植物は、私たちをリフレッシュさせてくれます。木々の間を歩くことで、雑念から離れ、自分と深く向き合うことができるでしょう。

自然の中の静けさや山の壮大な景色は、日常生活ではなかなか出会えないもの。日々のストレスから離れ、新しい視点や考え方を見つけるきっかけにもなります。美しい自然の景色、清々しい空気、静寂な環境に触れながら、心身ともにリフレッシュしましょう。

図書館

図書館は、静けさに浸りながら、自分だけの時間を過ごすのに最適な場所です。本に囲まれた環境は、知的好奇心を刺激し、新しい考え方や視点を得るきっかけになるはず。

図書館の静かな環境で過ごすことで、忙しい日常から離れ、じっくりと考えを巡らせることができます。さまざまな本や資料を読みながら、考えを整理し、新たな発見やインスピレーションを探してみましょう。

ホテルステイ

自宅から離れて一晩過ごすことも、ひとりになりたいときにおすすめです。ホテルは、日々の生活から離れ、リラックスするための空間でもあります。整理された自分のためだけの快適な部屋は、ひとりの時間を過ごすのに最適な環境。

毎日のルーティンから離れ、じっくりと腰を据えて、自分のことについて考えられるのは、ホテルステイならではですね。

静かな公園・庭園

静かな公園や庭園は、心を落ち着け、リラックスするのに理想的な場所です。緑豊かな景色と静かな環境は、自分自身と向き合い、混乱してしまっている心の整理をサポートしてくれます。

また、自然とのつながりは心の安定をもたらし、新たな視点や解決策の発見につながります。公園に広がるちょっとした自然も、情報過多な日常とは切り離された世界。自分自身と向き合う時間が必要なときは、まずは近くの公園や庭園を訪れてみるのもよいでしょう。

人生に疲れた…と思ったら、休む時間を作ろう

人生に疲れてしまったような、どこか絶望的な感情に襲われる経験がある方も多いでしょう。

そんなときにまず必要なのは、自分自身のつらさを認めてあげること。私たちは、日々の生活の中で無意識にストレスをため込んでしまいがちです。気づかないうちにストレスが積もり積もって、ふとしたときに「人生に疲れた」と感じるようになります。

そんなときこそ、自分の感情を無視するのではなく、優しく受け入れ、自分を休ませてあげましょう。

よく「休むことも大切」といいますが、忙しい日々の中で自分自身のケアは後回しになってしまうことも多いのではないでしょうか。「ひとりになりたい」という気持ちは、好きな音楽を聴く、散歩をする、趣味に没頭するなど、自分が心地よいと感じる時間が必要であることの合図かもしれません。

「人生に疲れた」と感じたら、その感情を認め、きちんと休む。これが、あなたが自分自身を大切にし、前向きに生きていくための方法です。焦りすぎず、ときにはきちんと自分を労ってあげましょう。

Ryo

Writer

心理学部卒。金融系の正社員ライターとして勤務しながら、メンタルヘルスやライフスタイルといったジャンルでも執筆。珈琲は自分で淹れる派。