「今は、ひとりになりたい…」ひとりになりたい時の心理と解決法

Edit by Ryo

ひとりになりたい時の解決法

ここまでご紹介してきたように、「ひとりになりたい」という感情は人間にとって自然なものであり、そして必要なものでもあります。しかし、ひとりになりたいと感じたとき、具体的にどのように対処すればよいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

何度もひとりになりたいと思うことが増えると、そのような感情に対して不安や罪悪感を抱いてしまうこともありますよね。

ここからは、ひとりになりたいときの対処法を解説します。ご自身にあったものから選んで、実践してみましょう。

自分のスペース・時間を確保する

ひとりになりたいと感じるのは、自分自身と向き合いたい、思考を整理したいという欲求のサインかもしれません。その欲求を叶えるため、まずは自分だけのスペースと時間を確保するのがおすすめ。

家の中に静かな読書スペースを作ったり、早朝や深夜の静かな時間帯に好きなことをしたり、生活の中で自分ひとりの時間を確保してみましょう。

ひとりになりたいという感情を無視することなく、むしろ大切にしてあげることは、そのまま自分自身を大切にすることにつながります。

趣味に没頭する

ひとりになりたいという感情に対処する方法として、趣味に没頭することも挙げられます。自分が心から楽しむことができ、心地よさを感じる活動を探してみましょう。読書、音楽、運動、ガーデニングなど、心から楽しむことができる趣味に没頭することで、日々のストレスから解放されます。

趣味を楽しむ時間は、ストレスの発散や心のリフレッシュにつながるだけでなく、達成感や成長を感じる機会でもあります。また、趣味に没頭することで、一時的に外部からの刺激を遮断し、騒がしい日常生活から距離を置くこともできますね。

デジタルデトックスをする

現代社会において、私たちは毎日スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスに囲まれ、情報過多な世界で生きています。これらのデバイスから一定時間離れることで、頭の中がスッキリとし、リフレッシュに繋がります。

例えば、寝る前の1時間や休日の一部をデジタルデトックスの時間とすることで、脳への負担が軽減され、情報過多によるストレスから解放される時間を確保できます。

寝る前の1通のメールは、エスプレッソ2杯分の覚醒効果があるとも言われています。まずは無理のない時間から、デジタルデトックスにチャレンジしてみましょう。

ひとりで散歩に出かける

自分だけの時間を持つための別の方法として、ひとりで散歩に出かけることもおすすめです。新鮮な空気を吸い、自然や街の風景をゆっくりと眺めることで、心がリセットされ、リフレッシュできます。

また、散歩のような軽い運動をすることは、呼吸を整えるいい機会にもなります。深い呼吸にはリラクゼーション効果があり、ストレス軽減に役立つため、散歩をすることで心身ともにリフレッシュできるでしょう。

マインドフルネス・瞑想

心の中のざわつきから距離を置きたいと感じるとき、マインドフルネスや瞑想が役立つでしょう。マインドフルネスや瞑想を通して、一定時間、自分の呼吸に意識を向けることで、自分の心と体に集中する時間を持つことができます。

慣れないうちは、毎日5分から始めてみると良いでしょう。たとえ少ない時間でも、自分自身と向き合い、心地よい静かな時間を味わうことができます。瞑想には心身に様々なメリットがあるといわれており、自分自身をケアする習慣として、近年重要視されています。

自然と触れ合う

ひとりになりたいという感情に向き合う方法として、自然と触れ合うことも挙げられます。自然の中に身を置くことで、自然のリズムに身を任せ、一時的に日常の喧騒から離れることができます。

森林浴、山登り、川遊び、ピクニックなど、自然と触れ合う方法は多くあります。都会に住んでいるなら、木や植物に少しでも触れられる場所や、水が流れている公園を訪れるだけでも効果的。自然を感じながら時間を過ごすことで、日常のストレスから距離を置き、リフレッシュできます。

ひとりになりたい時に行く場所とは?

ひとりになりたいと感じたときの対処法についてお伝えしましたが、実は「場所」も重要なポイントになります。場所は、私たちの気分や思考、行動に大きな影響を与えます。自分だけの時間を過ごす場所を選ぶことは、そのまま「ひとりの時間の過ごし方」を選ぶことでもあります。

  • 静かで落ち着いた環境
  • 他人から距離を置ける場所
  • 美しい景観や自然に囲まれた場所
  • 安心してリラックスできる空間

上記のような場所で過ごすことで、安心感を抱きながら、自分を労ることができるでしょう。

Ryo

Writer

心理学部卒。金融系の正社員ライターとして勤務しながら、メンタルヘルスやライフスタイルといったジャンルでも執筆。珈琲は自分で淹れる派。