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今は、ひとりになりたい…そっといておいてほしい…
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ふとしたときに「ひとりになりたいな……」と感じることは、多くの人にとって経験のあることでしょう。慌ただしい日々を過ごしていたり、誰かと一緒に過ごす時間が増えたり、原因はひとつではありません。
むしろ、理由もわからないのに、不意にひとりになりたいと感じていることも多いはず。誰かを嫌いになったわけでも、すごく落ち込んでいるわけでもないけれど、今はひとりにしてほしい。そのようなときに、私たちはどうすべきなのでしょうか。
今回は、ひとりになりたいと感じる原因や解決方法をご紹介します。なんとなく日々に疲れている方、ひとりになりたいという気持ちを抱くことに不安を感じる方にとって、何かしらのヒントになれば幸いです。
「ひとりになりたい」と言われたら?
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そもそも、誰かから「ひとりになりたい」と言われたら、どう対応すればよいのでしょうか。大切なのは、その言葉を尊重し、理解しようとすることです。
遊びに行く約束をしていた友人が突然、「今日はひとりになりたい」と連絡をしてきたとします。そのとき、反射的に「どうしたの?」と理由を聞きたくなるかもしれません。しかし、一歩引いて、相手の気持ちを尊重しましょう。あなたが返すべきメッセージは、「大丈夫、無理しないでね。何かあったらいつでも話してね。」といった、優しさを感じさせるものです。
その友人が「ひとりになりたい」と思っていても、あなたのことを嫌いになったわけではないはず。だからこそ、優しいメッセージを伝えることで、友人もあなたが感情を理解し、尊重してくれていると感じるでしょう。そして、つらいときでもあなたに頼れるという安心感を持ってもらえます。
ひとりになりたい時の心理とは?
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「ひとりになりたい」という感情は、さまざまな心理状態から引き起こされるものです。もしかしたら、私たちが自分自身を見つめ、自己理解を深めるための重要なサインかもしれません。ここからは、ひとりになりたいと感じる心理状態について詳しく解説します。どのようなことが原因でひとりになりたいと思うのか、一緒に考えてみましょう。
ストレスを感じている
ひとりになりたいと感じる理由のひとつは、「ストレス」です。過度のストレスは、私たちが社会的な環境から離れたいと感じる原因になることがあります。
例えば、仕事で難しいプロジェクトに取り組んでいる時、精神的な余裕がなくなってしまい、ひとりになりたいと思うことは十分に考えられます。これは、ストレスによって自己防衛の本能が働いた結果であり、他の刺激から遮断して自分のエネルギーを保つための自然な反応です。
人間関係に疲れている
人間関係における疲れも、ひとりになりたいと感じる大きな理由です。
人間関係を維持することには、意外と時間とエネルギーを使うものです。例えば、パートナーや友人との間に生じた問題を解決できずにいると、その問題から逃れるため、または自分自身と向き合う時間を持つためにひとりの時間を必要とするかもしれません。
この場合、ひとりになることは私たちが自己理解を深め、次のステップを考える上で重要な時間とも言えます。
漠然とした不安を感じている
さらに、漠然とした不安感も「ひとりになりたい」という心理状態を引き起こすことがあります。未来の不確実性や新しい環境への適応、または大きな決断を迫られるときなど、特定できない不安感に直面したとき、自分の感情と向き合う時間を持つためにひとりになりたいと感じることが多いです。
新しい土地への引っ越し、不安定な社会情勢、転職や休職など、不安を伴うイベントは意外とたくさん存在しています。ひとりになりたいという感情は、そのような出来事にうまく対処するための準備として機能しているともいえるでしょう。
不安を感じたときの解消法については、こちらの記事でも解説しています。ぜひ、ご覧ください。
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感情を整理したい
感情が高ぶっているときや心が混乱しているとき、ひとりになりたいと思うことはよくあります。これは、自分の感情を冷静に整理し、自分が何を感じているのか、何が原因で感情が乱れているのかを理解するための時間が必要であることのサインかもしれません。
このプロセスは、自分自身の感情に対する理解を深め、自己認識を向上させることにつながります。ゆっくりと自分の感情や出来事を受け入れる時間も、ときには必要でしょう。
自分と向き合いたい
また、自分との対話が必要なときも、ひとりになりたいと感じることがあります。自分と向き合うための時間は、自己理解を深め、自分が何を求めているのか、何が自分を動かしているのかを理解する上で非常に重要です。
ひとりになることで、「なぜあのようなことをしたのか」「なぜあのとき怒りの感情が湧いたのか」など、さまざまな切り口から自分自身の行動や感情を振り返ることができるはず。そのような時間のおかげで、自分のことを受け入れ、成長していくことができるでしょう。
リフレッシュしたい
リフレッシュの必要性が高まることも、ひとりになりたいと感じる要因のひとつ。頑張りすぎてガス欠状態になった自分を回復させるために、ひとりの時間が欲しくなることは、多くの人が経験したことがあるでしょう。
好きな音楽を聴いたり、お気に入りの映画を見たり、好きな本を読んだり。そのような時間は、心身ともにリフレッシュし、自分自身を充電するために必要なものです。
ひとりになりたい時の解決法
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ここまでご紹介してきたように、「ひとりになりたい」という感情は人間にとって自然なものであり、そして必要なものでもあります。しかし、ひとりになりたいと感じたとき、具体的にどのように対処すればよいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
何度もひとりになりたいと思うことが増えると、そのような感情に対して不安や罪悪感を抱いてしまうこともありますよね。ここからは、ひとりになりたいときの対処法を解説します。ご自身にあったものから選んで、実践してみましょう。
自分のスペース・時間を確保する
ひとりになりたいと感じるのは、自分自身と向き合いたい、思考を整理したいという欲求のサインかもしれません。その欲求を叶えるため、まずは自分だけのスペースと時間を確保するのがおすすめ。
家の中に静かな読書スペースを作ったり、早朝や深夜の静かな時間帯に好きなことをしたり、生活の中で自分ひとりの時間を確保してみましょう。
ひとりになりたいという感情を無視することなく、むしろ大切にしてあげることは、そのまま自分自身を大切にすることにつながります。
趣味に没頭する
ひとりになりたいという感情に対処する方法として、趣味に没頭することも挙げられます。自分が心から楽しむことができ、心地よさを感じる活動を探してみましょう。読書、音楽、運動、ガーデニングなど、心から楽しむことができる趣味に没頭することで、日々のストレスから解放されます。
趣味を楽しむ時間は、ストレスの発散や心のリフレッシュにつながるだけでなく、達成感や成長を感じる機会でもあります。また、趣味に没頭することで、一時的に外部からの刺激を遮断し、騒がしい日常生活から距離を置くこともできますね。
デジタルデトックスをする
現代社会において、私たちは毎日スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスに囲まれ、情報過多な世界で生きています。これらのデバイスから一定時間離れることで、頭の中がスッキリとし、リフレッシュに繋がります。
例えば、寝る前の1時間や休日の一部をデジタルデトックスの時間とすることで、脳への負担が軽減され、情報過多によるストレスから解放される時間を確保できます。
寝る前の1通のメールは、エスプレッソ2杯分の覚醒効果があるとも言われています。まずは無理のない時間から、デジタルデトックスにチャレンジしてみましょう。
ひとりで散歩に出かける
自分だけの時間を持つための別の方法として、ひとりで散歩に出かけることもおすすめです。新鮮な空気を吸い、自然や街の風景をゆっくりと眺めることで、心がリセットされ、リフレッシュできます。
また、散歩のような軽い運動をすることは、呼吸を整えるいい機会にもなります。深い呼吸にはリラクゼーション効果があり、ストレス軽減に役立つため、散歩をすることで心身ともにリフレッシュできるでしょう。
マインドフルネス・瞑想
心の中のざわつきから距離を置きたいと感じるとき、マインドフルネスや瞑想が役立つでしょう。マインドフルネスや瞑想を通して、一定時間、自分の呼吸に意識を向けることで、自分の心と体に集中する時間を持つことができます。
慣れないうちは、毎日5分から始めてみると良いでしょう。たとえ少ない時間でも、自分自身と向き合い、心地よい静かな時間を味わうことができます。瞑想には心身に様々なメリットがあるといわれており、自分自身をケアする習慣として、近年重要視されています。
自然と触れ合う
ひとりになりたいという感情に向き合う方法として、自然と触れ合うことも挙げられます。自然の中に身を置くことで、自然のリズムに身を任せ、一時的に日常の喧騒から離れることができます。
森林浴、山登り、川遊び、ピクニックなど、自然と触れ合う方法は多くあります。都会に住んでいるなら、木や植物に少しでも触れられる場所や、水が流れている公園を訪れるだけでも効果的。自然を感じながら時間を過ごすことで、日常のストレスから距離を置き、リフレッシュできます。
ひとりになりたい時に行く場所とは?
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ひとりになりたいと感じたときの対処法についてお伝えしましたが、実は「場所」も重要なポイントになります。場所は、私たちの気分や思考、行動に大きな影響を与えます。自分だけの時間を過ごす場所を選ぶことは、そのまま「ひとりの時間の過ごし方」を選ぶことでもあります。
- 静かで落ち着いた環境
- 他人から距離を置ける場所
- 美しい景観や自然に囲まれた場所
- 安心してリラックスできる空間
上記のような場所で過ごすことで、安心感を抱きながら、自分を労ることができるでしょう。
ひとりになれる場所5選
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ここからは、ひとりの時間を過ごすのにおすすめの場所をご紹介します。自分の部屋やいつも過ごしている場所から一旦離れて、ひとりの時間を満喫できるお気に入りの場所を探してみてください。
海・湖・川
水辺は、心を落ち着かせるのに理想的な場所です。海の波の音、湖の静けさ、川の流れる音は、リラクゼーション効果をもたらします。
不安症状を抱く人々に水が流れる音を聞いてもらうことで、不安を減少させることに成功したという研究結果もあります。穏やかな水辺なら、日常の喧騒から離れ、ひとりでゆっくりと過ごすことができそうですね。
参考:Preliminary evidence: the stress-reducing effect of listening to water sounds depends on somatic complaints. Medicine. 97(8), 2018
山・森林
植物は、私たちをリフレッシュさせてくれます。木々の間を歩くことで、雑念から離れ、自分と深く向き合うことができるでしょう。
自然の中の静けさや山の壮大な景色は、日常生活ではなかなか出会えないもの。日々のストレスから離れ、新しい視点や考え方を見つけるきっかけにもなります。美しい自然の景色、清々しい空気、静寂な環境に触れながら、心身ともにリフレッシュしましょう。
図書館
図書館は、静けさに浸りながら、自分だけの時間を過ごすのに最適な場所です。本に囲まれた環境は、知的好奇心を刺激し、新しい考え方や視点を得るきっかけになるはず。
図書館の静かな環境で過ごすことで、忙しい日常から離れ、じっくりと考えを巡らせることができます。さまざまな本や資料を読みながら、考えを整理し、新たな発見やインスピレーションを探してみましょう。
ホテルステイ
自宅から離れて一晩過ごすことも、ひとりになりたいときにおすすめです。ホテルは、日々の生活から離れ、リラックスするための空間でもあります。整理された自分のためだけの快適な部屋は、ひとりの時間を過ごすのに最適な環境。
毎日のルーティンから離れ、じっくりと腰を据えて、自分のことについて考えられるのは、ホテルステイならではですね。
静かな公園・庭園
静かな公園や庭園は、心を落ち着け、リラックスするのに理想的な場所です。緑豊かな景色と静かな環境は、自分自身と向き合い、混乱してしまっている心の整理をサポートしてくれます。
また、自然とのつながりは心の安定をもたらし、新たな視点や解決策の発見につながります。公園に広がるちょっとした自然も、情報過多な日常とは切り離された世界。自分自身と向き合う時間が必要なときは、まずは近くの公園や庭園を訪れてみるのもよいでしょう。
人生に疲れた…と思ったら、休む時間を作ろう
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人生に疲れてしまったような、どこか絶望的な感情に襲われる経験がある方も多いでしょう。
そんなときにまず必要なのは、自分自身のつらさを認めてあげること。私たちは、日々の生活の中で無意識にストレスをため込んでしまいがちです。気づかないうちにストレスが積もり積もって、ふとしたときに「人生に疲れた」と感じるようになります。
そんなときこそ、自分の感情を無視するのではなく、優しく受け入れ、自分を休ませてあげましょう。
よく「休むことも大切」といいますが、忙しい日々の中で自分自身のケアは後回しになってしまうことも多いのではないでしょうか。「ひとりになりたい」という気持ちは、好きな音楽を聴く、散歩をする、趣味に没頭するなど、自分が心地よいと感じる時間が必要であることの合図かもしれません。
「人生に疲れた」と感じたら、その感情を認め、きちんと休む。これが、あなたが自分自身を大切にし、前向きに生きていくための方法です。焦りすぎず、ときにはきちんと自分を労ってあげましょう。