他人を信じられない
他人をうまく信じられない人は、人付き合いが苦手だと感じやすくなります。
過去に誰かから裏切られたり、逆に信頼を損ねてしまった経験がある人は、再び傷つくことを恐れ、他人を信じることに消極的になりやすいのです。
また、自分自身を信用できない人は、他人を信頼するのも難しくなります。「自分が迷惑をかけていないか」「こんな自分のどこがいいんだろう」と考えていると、相手からの好意や優しさを素直に受け取れない場面も増えてしまうでしょう。
自分の意見を求められることが苦手
人付き合いが苦手だと感じる人の中には、自信がなく、あまり自分の意見を言えない人も多いでしょう。
コミュニケーションにおいて、自分の意見や考えを求められる場面は少なくありません。しかし、自信がなかったり、否定されることへの不安が強かったりすると、その分ストレスも大きくなります。
また相手とのズレや違和感を抱いても、そのまま蓋をしてしまいがちです。結局、つらい感情がどんどん蓄積してしまいます。
人からの評価が気になる
誰かからの評価を過度に気にしてしまう人は、人付き合いを苦手だと感じやすい傾向です。
他人の目を気にするほど、人付き合いにおいても相手に合わせようという意識が強くなります。他人からの評価が、そのまま自分の価値になっているといえるでしょう。
そのため、少しでも否定的な反応を受け取ってしまうと大きく傷ついてしまい、人付き合いが苦手だと感じてしまうわけです。
特に現代は、SNSの普及により、他人からのフィードバックが数字としてあらわれてしまいます。他人からの評価に大きく依存しやすい時代だといえるでしょう。
「自分の話」をするのも、されるのも苦手
人付き合いが苦手な人の中には、誰かの前で自分の話をするのが苦手だと感じる人が多いかもしれません。
自分のことについて話したのに、相手に否定されたり、微妙な反応をされたりすると大きく傷ついてしまいますよね。そのような恐怖感から、自己開示に対する抵抗が強くなり、人付き合いが苦手だと感じてしまうのです。
また、誰かとの間で自分が話題になるのも、多くの人が抵抗を感じる場面です。他人に自分のことを知られたくないという思いの裏には、恥ずかしさや不安が隠れていると考えられます。
1人で過ごす時間が好き
1人で過ごす時間に大きな価値を感じると、人付き合いよりも自分の時間を優先しやすくなります。
趣味に没頭したり、好きな音楽を聞いたりと、1人で過ごす時間は自由です。相手に合わせて会話する必要もないので、精神的にも楽でしょう。
誰かと過ごす時間と1人の時間、どちらのほうが大切かは人により異なります。誰かといるよりも、1人の自由が好き。そのように考える方は、人付き合いに対しても苦手意識を持ちやすいのです。
人付き合いができるようになりたい!と思ったときは─
人付き合いに対する苦手意識は多くの人が持っており、原因も多様です。
それでも、やはり人付き合いはできるようになりたいですよね。人付き合いへの苦手意識をなくせば、日々の生活や仕事におけるストレスを大きく軽減できるでしょう。
そのために、これから人付き合いの克服方法についてお伝えしていきます。ですが最も大切なのは、自分を責めず受け入れること。人付き合いに関する悩みや苦手意識は、多くの人が抱いています。自分を責める必要はありません。
自己批判は改善に繋がりにくく、ストレスをかえって大きくしてしまうでしょう。
人付き合いが苦手な人向けの克服・改善方法7選
ここからは、苦手な人付き合いを改善するための具体的な方法について解説していきます。日々の生活や実際のコミュニケーションにおいて実践しやすいものを選びました。
ご自身に合うものから、無理のない範囲で取り入れてみてください。
自分の素直な感情を大事にする
苦手な人付き合いを克服する方法の1つ目は、自分の感情に蓋をせず、きちんと認識することです。まずは他人とのコミュニケーションにおいて、どんなことに何を感じているのか把握する必要があります。
また自分の感情を大切にするのは、心地よいコミュニケーションの秘訣です。自分の気持ちを押し殺したり否定することなく、誰かと楽しく話すためにも、自己受容は必要不可欠です。
相手のいいところを見つける
対人関係をポジティブなものにするために、相手の長所に注目してみるのもおすすめです。
嫌な部分や不安な気持ちにフォーカスしてしまうと、人付き合いに対する苦手意識はなかなか払拭できません。コミュニケーションを「相手のいいところ探し」と捉えてみると、また違った発見があるはず。
意識し続けてみれば、自然と相手のいいところに目がいくようになります。話のネタにもなりますし、お互い気持ちいい会話ができそうですね。