誰かに話してみることも大切
気分転換する際、つい自分ひとりで解決しようとしてしまう方も多いでしょう。ですが、自身のストレスやつらさについて誰かに話してみることも大切です。
誰かに話してみることで、自身の気持ちや感情をより整理できます。むしろ、話しながら「こんなことを考えていたんだ」といった新たな発見があることも多いのです。
誰かに話しても迷惑をかけてしまう、と感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、適度に他人に頼るのも重要。あなたに頼られることでむしろ相手との関係が深まるケースも多いですし、サポートしてくれる人がいるという感覚を持つのも大切です。
身の回りの信頼できる人に、あなたの現状や抱えているつらさについて打ち明けてみるのもおすすめです。
気分転換にやらない方がいいこと
ここまで気分転換の方法について詳しくお伝えしてきましたが、逆にやらないほうがいいこともあります。
せっかく気分転換しようとしても、意味がないどころか逆効果になりやすいNG行動には注意が必要です。なかには毎日の生活の中でついやってしまうことも含まれています。
ここからは、気分転換にやらない方がいい4つの行動について解説していきます。
SNSを見る
気分転換したいときは、SNSを見るのは避けましょう。
SNSは、他人の成功や幸せがたくさんシェアされる場でもあります。そのため、キラキラした世界と自身とを比較し、劣等感や嫉妬などのネガティブな感情を抱きやすくなってしまう可能性が高いのです。
にも関わらず、ついついSNSに見入ってしまい、時間を忘れてしまったことがある人も多いでしょう。気づいたらかなりの時間が過ぎてしまい、余計に気分が落ち込んでしまうことも。
お酒をたくさん飲む
お酒をたくさん飲むのも、気分転換にはおすすめしません。
お酒は、依存性が強い飲み物。気分転換のためにお酒を飲んでも、次第にその量や頻度が増えてしまい、依存症になってしまう可能性があります。過度に飲みすぎると、肝臓や胃などに負担がかかり、健康に悪影響を及ぼしてしまうことも。
さらに酔っ払ってしまうと、大声で騒いだり、暴れたりするなど周囲への迷惑行動にも繋がります。酔いがさめてから後悔や罪悪感に悩まされていては、元も子もないですよね。
人間関係整理や人との約束をキャンセルする
人間関係整理や人との約束をキャンセルするのも、気分転換にやらない方がいいことのひとつです。
一方的な人間関係の整理や、約束の急なキャンセルは、相手に不快感を与え人間関係を悪化させてしまいます。相手を傷つけ、信頼を失うケースも少なくないでしょう。
また一時的な気分に任せて人間関係を整理しようとするのは、後悔する可能性が高いものです。結果的に、気分転換どころかさらなるネガティブ感情に繋がります。
寝溜めをする
実は寝溜めをするのも、気分転換をする際は避けておいた方がいいです。
寝溜めは「睡眠不足を補う」「リラックスできる」と考えられていますが、実はあまり効果的ではないことがわかっています。むしろ体内時計が乱れてしまうことで、生活リズムや体調が悪化する可能性が高いのです。
寝溜めしたときは気分が良くても、実際には生活リズムの乱れから、仕事や日常生活に支障をきたしてしまいます。デメリットについて理解し、もっと建設的な方法を試してみましょう。
気分転換はあくまで一時的であることを忘れないで
ここまで気分転換の方法や効果について解説してきましたが、あくまで気分転換は「一時的に気分や感情を切り替える」ための方法です。そのため、根本の問題を解決しなければ、またストレスを感じたりネガティブな気持ちになったりしてしまうでしょう。
気分転換は適度に活用すれば大きな力となります。ただし、本来の問題から目をそらし、気分を良くしようとしてばかりいると、かえって問題は大きくなってしまいます。
とはいえ、過度なストレスを抱えていたり気分が落ち込んだりしている状態では、なかなか根本の問題を解決するのも難しいですよね。だからこそ、気分転換は重要でもあります。
現実から逃げるためではなく、問題の根本を変えるために気分転換する、という考え方が大切です。無理をするのは禁物ですが、過度な逃避は逆効果となってしまうことを理解しましょう。
自分らしくいるために気分転換をして、前向きにいこう
大きなストレスを抱えているとき、集中力が切れてしまったときなど、気分転換が必要なタイミングは日々たくさんあるでしょう。「自分らしく過ごせない」「思うようなパフォーマンスが発揮できない」という状況は、さらなる悪循環を生み出してしまいます。
だからこそ、気分転換を適度に挟むのが重要です。心身を定期的にリセットさせることで、ストレスに対処し困難を乗り越え、自分を成長させられます。
今回ご紹介した気分転換の方法を試しながら、あなたらしい日々を過ごせることを願っています。