失恋の立ち直り方・コツ|振られた後、自分らしさを取り戻すには?

Edit by mayan

失恋した…立ち直れない…立ち直れる気がしない…

失恋をした。大好きだった。

友人たちは慰めてくれるけれど、私にとっては最愛の人。

もちろん分かっている、このままじゃいけない。失恋を吹き飛ばして前を向いて歩いていきたい。

だけど、どうしたらいいのかわからない…。それも本音ですよね。失恋の痛みは人それぞれ。何か行動することで、好きだった人を結びつけて思い出してしまう引き金にもなります。

告白して振られた後やお付き合いしていて振られた後、心にぽっかり穴があいたような状態から、どうすれば立ち直れるのか?

この記事を読んでそのヒントを見つけられたら幸いです。

自分らしさを取り戻すまでに、どのくらい時間がかかる?

失恋をした後の喪失感と虚無感。自分を否定されたかのように感じることもあるでしょう。失恋は、瞬間的なダメージよりもじわじわとしたダメージの方が大きい場合もあり、なんだか身の入らない時間を過ごしてしまいがちです。

失恋する前まではあんなに毎日が楽しく、頑張れていたのに。「時間が解決する」って本当だろうか?と不安になることも。

失恋からの立ち直り方はたくさんありますが、今日明日で立ち直れる人もいれば数ヶ月から数年かかる人もいて、そのペースは人それぞれです。

失恋から立ち直ることは自分らしさを取り戻すことでもあります。自分らしさは今日や明日からでも少しずつ取り戻すことができます。

好きなものを食べる、行きたかった場所に行く、など我慢していたことや躊躇していたことにも手を伸ばしてみましょう。

失恋の立ち直り方・早く立ち直るコツ

失恋の痛みはじわじわと心の奥底まで侵食してきて、直後よりも少し時間が経ってから実感することも。忘れたくてもついつい浮かんでしまう思い出。

「もう忘れたい」「この気持ちから抜け出したい」と思いながら、同じ思い出ばかりが浮かんでしまう…。そんなつらい日々を、少しでも軽くしていくために。

ここでは、今日からでも実践できる失恋からの立ち直り方と、早く立ち直るコツをご紹介します。

1.とにかく友達と遊ぶ

恋愛は一時的なもので終わってしまうこともある一方で、友情は別もの。気の置けない友人たちととにかくたくさん遊び、空いている時間を充実した楽しい思い出で埋め尽くしましょう。

気の合う友達と遊びに出かけたり、おしゃべりを楽しんだりすることで、「こんなに楽しく過ごせる友人がいるのだから自分は大丈夫」と自信を持つことにもつながります。

恋愛で埋まらない寂しさも、友情の温かさで少しずつ癒されていくもの。

「自分にはこんなに素敵な友達がいるんだ」と気づくことで、自信と安心感も取り戻せるはずです。孤独を感じたら、ぜひ誰かと笑い合う時間を作ってみてください。

2.夜は誰かと電話して、孤独を感じる時間を作らない

日中は忙しくても、夜になるとふと寂しさが押し寄せることはありませんか?

夜は一人の時間が長いため、心の奥にしまっていた思い出や不安が顔を出しやすくなります。

そんなときは、無理にひとりで頑張ろうとせず、友人や同僚など、誰かと電話やビデオ通話などをして、一人の時間をなるべく作らないようにしましょう。

気持ちが落ち着くまでの間、「一人でいる時間」を意識的に減らすことが、心を守るひとつの方法です。

3.仕事や趣味に没頭する

失恋後は、暇な時間が少しでもあると、相手のことを思い出してしまいがち。

そんな時間を減らすためには、自分の“好き”や“やってみたかったこと”に意識を向けてみましょう。

仕事に集中するのもいいし、新しい趣味に挑戦してみるのもおすすめです。自分で好きなように時間を使うのが失恋から早く立ち直るコツです。

「気づけば一日が終わっていた」と感じられるくらい何かに没頭できると、自然と心の痛みもやわらぎます。自分の人生に集中できる時間は、少しずつ自信を取り戻すきっかけにもなっていきます。

4.とにかく泣く、落ちるところまで落ちる

「早く立ち直りたい」という思いから涙を我慢したり、自分の気持ちに蓋をして行動したり、無理をしてしまいがち。行動することで忘れられる人もいれば、そうでない人ももちろんいます。

自分の気持ちを我慢すればするほど、心の奥に溜まっていきます。

時には、泣いて、気持ちのどん底まで落ち込みましょう。どん底まで落ち込めばあとは上に上がってくるだけです。

ふとした瞬間に「なんでこんなに泣いているんだろう?」と思い始めるかもしれません。自分の気持ちと向き合うことで、自分の中で失恋を消化して次の一歩を踏み出せるでしょう。

合わせて読みたい:泣きたい時に泣く方法5選!職場や学校で泣かない方法も解説

5.小旅行に出かける

いつもの行動範囲から少し抜け出してみると、失恋から立ち直るきっかけになることも。いつもと同じ場所で生活を送っていると、至るところで思い出が巡ります。

「一緒に行った映画館」「毎日帰りに寄ったコンビニ」「一緒に買い物したスーパー」目に映る全てのものが相手を思い出させるトリガーになってしまうことも。

そんなときは、いつもの行動範囲ではなく、少し遠い場所やちょっとした贅沢な小旅行に出かけてみましょう。

新しい景色、新しい体験に触れることで、心は少しずつ前を向きはじめます。「またここから始めよう」と感じられる、新しい風を受ける場所がきっとあるはずです。

嫌いになんてなれないから。無理に嫌いになろうとしなくていい。

失恋した後は「もう忘れてやる!」「なんで振られてしまったんだろう」と、気持ちも落ち着かない。すぐに忘れられればいいのですが、感情を持っている人間はそんなに単純で簡単にはできていません。

ずっと好きだった相手のことをすぐに嫌いになるのは難しいでしょう。そして忘れたいからといって、相手の嫌いなところを探そうとわざわざ今までのことを思い出すのは逆効果。忘れるよりも先に良い思い出ばかりが出てきてしまいます。

無理に気持ちを封じ込めるのではなく、ゆっくり時間をかけて消化していきましょう。

世の中にはさまざまな立ち直り方や忘れ方があります。失恋から立ち直るための方法もかかる時間も人それぞれなのです。

失恋した時にやってはいけない7つのこと

「早く忘れたい」「苦しいこの気持ちから抜け出したい」——そう思ってあれこれ試すものの、なかなかうまくいかないこともありますよね。

実は、立ち直ろうと焦るあまり、逆効果な行動を無意識にとってしまっていることも。

ここでは、失恋から立ち直るためにやらない方がいい7つの行動をご紹介します。心を守りながら、少しずつ前に進むためのヒントになりますように。

1.無理矢理他の異性と遊ぶ

「新しい出会いで前を向こう」と思うのは自然なこと。けれど、失恋の傷が癒えていない段階で異性と関わると、「あの人だったらこういう風に言ってくれるのに…」などとつい元恋人と比べてしまったり、気持ちが追いつかずに余計につらくなることもあります。

心の穴を無理に他の人で埋めようとすると、結果的に傷が深くなることもあるので要注意。誰かと関わる前に、まずは自分自身の気持ちに向き合い、癒す時間をつくってあげることが大切です。

2.LINEを見返す

思い出が詰まったトーク履歴は、見返すたびに心を揺さぶります。「こんな話もしたな」「こんなことも約束したのに…」などと思い出してしまいがち。そしてそれらが素敵なものであればあるほど失恋した傷が癒えるのに時間がかかるでしょう。

やり取りが残っているだけで「いつかまた連絡が来るかも…」と淡い期待を抱いてしまうことも。

すぐに削除できないなら、非表示にしたりアーカイブに移すなどして、距離を置く工夫をしてみましょう。心の整理がついてから、どう扱うか考えれば大丈夫です。

3.プレゼントや写真を捨てる

もらったプレゼントや撮った写真など、目に入ると心が痛むもの。でも、勢いで捨ててしまうと、後から「やっぱり取っておけばよかった…」と後悔してしまうこともあります。

すぐに手放す必要はありません。まずは箱や引き出しにまとめて見えない場所にしまっておき、心の整理が進んできたタイミングで、改めて手放すかを考えてみましょう。

感情が落ち着いてからの判断の方が、後悔は少なくなるはずです。

4.相手のSNSを見る

別れた後、相手が今どうしているのか気になるのは自然なことです。

「最近付き合っている人はいるの?」「この人とはどういう関係なんだろう…」「誰にもらったんだろう」「誰がこの写真撮ったんだろう」

SNSは“切り取られた一部”にすぎません。楽しそうな投稿を見るたびに、「自分がいなくても平気なんだ」と傷ついてしまったり、余計に未練が残ってしまうこともあります。

自分の心を守るためにも、思い切ってフォローを外す、ミュートにする、SNSから離れるなどの選択をするのも、自分を大切にするひとつの方法です。

5.共通の友人に相談する

共通の友人は、あなたのことも元恋人のことも理解しているからこそ相談しやすく感じますよね。恋人や好きな人のことも自分のこともわかってくれている友人は、貴重でとても心強い存在。

しかし、その友人から思いがけず相手の近況を聞いてしまったり、立場的に気を使わせてしまうことも。立ち直り方を模索している中で、失恋したことに再び意識が向いてしまうでしょう。

また、相談内容が偏った情報で伝わってしまい、人間関係にヒビが入ることもあるかもしれません。できるだけ、失恋相手とは無関係な、自分だけの友人や家族に話すようにしましょう。心の整理もしやすくなります。

失恋したって、自分がダメになったわけじゃない。その人が合わなかっただけ。

人生を変えてしまうことすらある失恋は、苦しく切ないもの。自分を否定されたように感じ、仲が良ければ良いほど、一緒に過ごした時間が長ければ長いほど、立ち直るまでに時間を要することもあるでしょう。

しかし、失恋は自分がダメで起こったことではありません。「相手と合わなかった」だけなのです。

失恋をした直後は「この人しかいなかったのに」「この人だけだと思ったのに」と考えてしまいがちですが、ゆっくりであっても時間が経てばその傷は癒えていくものです。

今すぐ忘れようとしたり次の恋を探そうしたりする前に、「自分にとっては逆効果かも」と立ち止まってみてもいいでしょう。

焦って動くよりも、「合わなかったんだな」と自分の中で消化できてから行動することで、失恋から早く立ち直れるかもしれません。

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mayan

Writer

フリーライター。女性向けトレンド分析などのマーケティングも行う。その豊富で多彩な人生観を活かし恋愛から生き方まで多岐にわたるジャンルを執筆。