泣きたい時に泣く方法5選!職場や学校で泣かない方法も解説

Edit by 羽莉花南

泣きたくない時には泣いてしまうのに、泣きたいのに泣けない…。

泣いちゃいけないと思う時に、泣いてしまう…。泣きたい時には、泣けない…。涙って自分のものなのにうまくコントロールできなくて苦労しますよね。

職場や学校などで泣きたくないのに涙が出てしまって、恥ずかしい思いをした経験がある人も多いのではないでしょうか。悲しい時に人前で泣いてしまうと、余計に気持ちが落ちてしまうもの。泣きたくない時に涙を我慢ができないのは、普段泣きたい時に泣くのを我慢しているからかもしれません。

我慢を続ければ、いつか感情は爆発してあふれ出してしまいます。泣くのは、弱いからでも甘えているからでもありません。今回の記事では、泣きたい時に泣く方法について紹介します。ぜひ参考にしてください。

泣きたいけれど泣けない時の心理

泣きたい時に泣けないのはどうしてなのでしょうか。あなたのなかで無意識に泣くのを我慢する心理が働いて、泣きたい時に泣けずにいるのかもしれません。

しっかりしなくちゃと気を張っている

気を張っているために、泣くことが妨げられている場合が考えられます。涙が出るとき、ふっと気が緩む感じがしませんか?しっかりしなくちゃと気持ちを張りつめている時は、つらいことや悲しいことが起こっても、なかなか涙が出てこないでしょう。

とくに真面目で責任感の強い人にありがちです。泣くことを「情けないこと」「弱いこと」とネガティブにとらえているのかもしれません。「泣くべきではない」という思い込みが強くなっている可能性があります。

泣く=迷惑がかかると考えている

泣くことで周囲に迷惑をかけてしまうという思いが、泣きたい時に泣けない理由となることも多々あります。周囲の人を気遣って泣くことを我慢する心理は、大人であれば誰でも理解できますよね。

ただ、「泣くこと=迷惑がかかる」という意識が強くなりすぎると、一人の時も泣くのを遠慮して泣き方がわからなくなってしまうことがあります。一人でいる時は誰かに遠慮する必要はありません。親しい人もあなたの涙をきっと受け止めてくれるはず。迷惑とは感じないでしょう。

年齢や立場で泣くのを耐えている

自分の年齢や立場を考えて、泣くことをダメなこととして認識しているのかもしれません。「大人だから」「社会人だから」「親だから」と泣くのを我慢している人も多いでしょう。

確かに大人になってから人前で泣いてしまうと、自分がつらいですよね。けれど、大人であっても親であっても、つらい瞬間や悲しい瞬間は存在します。泣きたい瞬間は立場や年齢に関係なく誰にだってあるはずです。一人でいる時に自分が泣くことを許すことで、人前では涙を我慢できて立場を守れる場合もあります。

悲しみより怒りが勝っている

悲しみより怒りが大きくなって、泣きたい時に泣けないという場面もあるでしょう。しかし、実は怒りは特殊な感情です。悲しみや寂しさ、つらさの次にやってくる感情となります。「思わずカッとなって」という時もあるかもしれませんが、そのような場合でも、怒りを感じる前に悲しい気持ちや悔しい気持ちがあったはずなのです。

怒りは、相手に自分の感情の責任を押し付けることで自分を守る防衛本能ともいえるでしょう。怒りを感じたときに「どうして自分は怒りを感じているのかな…」と冷静に原因を考えることで、本当に抱えている悲しみの正体が見えてきます。自分の素直な気持ちと向き合えれば、涙も流しやすくなるはずです。

泣きたい時に泣いたほうがいい理由は?

大人になるほど、泣くだけでは何も解決しないように感じますよね。泣くことは生産的ではない無駄な行為のようにも思えます。しかし、実際には泣きたい時に泣くことはとても大切なことです。

泣くことは、自分の気持ちをコントロールする手段の一つです。泣くことで、涙と一緒に悲しみやつらさを自分のなかから洗い流すことができます。張りつめていた気持ちをほどいて、リラックスする効果も。

泣きたい時に泣くのを我慢し続ければ、あなたのなかにはストレスがたまり続けてしまうでしょう。ストレスをためこめば、心や体の不調につながります。

泣くのを我慢して抑え込んだ感情はいつか爆発して、泣きたくない時に人前で泣いてしまうかもしれません。職場や学校で泣きたくない時に泣くのを防ぐためにも、普段から自分が泣きたい時に泣くことが必要です。涙をコントロールすることは、自分の気持ちを健康に保つことでもあります。

泣きたい時に泣く5つの方法

泣きたい時に泣くことが大切だとわかっても、いきなり泣くのは難しいですよね。泣きたい時に泣けるおすすめの方法を5つ紹介します。どうやって泣いたらいいかわからない時は、ぜひ試してみてください。

泣ける映画やドラマを部屋で見る

感動的で泣ける映画やドラマを見ることで、涙を流しやすくなります。映画館など公共の場で見ると、人目が気になって泣くのを我慢してしまう可能性があるので、ぜひ自分の部屋などプライベートな空間でゆっくり楽しむようにしてください。映像を見るのが苦手な場合は、本や漫画でも大丈夫です。

泣くのは、必ずしも自分が悲しいときだけに限定しなくても構いません。泣く目的は、あなたの気持ちを整えることです。感動的なストーリーに触れて泣いた後には、気持ちがすっきりするでしょう。

好きな香りや入浴剤を入れお風呂に入る

好きな香りや入浴剤を入れて、ゆっくりとお風呂につかるのも効果的です。リラックスできるバスタイムで、心をゆるめていきましょう。

気持ちがほぐされれば、涙も流しやすくなります。とくに普段から気を張って泣くのを我慢している人は、心からリラックスすることでふっと涙が溢れてくるかもしれません。

自然に触れる

泣きたい時に泣くために、積極的に自然に触れるのもおすすめです。自分を包み込むような大きな存在に触れることには、泣くのをうながす効果を期待できます。

自然に触れれば気持ちも癒されていくので、こりかたまっている感情をほどくのにもぴったりの方法です。

辛いことや悲しいことを書き出す

つらいことや悲しいことをノートに書き出すことで、感情を発散して泣きやすくなる場合もあります。誰かに聞いてもらうよりも、一人で気楽に取り組めるのがメリットです。自分の気持ちを自分が聞いてあげるような気持ちで、書き出してみてください。

感情を外に出すことですっきりできれば、気持ちも整えられるでしょう。ただし、つらいことや悲しいことを思い出すと、人によっては苦しくなってしまうこともあるので、無理はしないでくださいね。

リラックスできる状態を作る

バスタイムや自然に触れるのもリラックスして涙を流すための方法ですが、リラックスできる状況は人によって違います。あなたがより気持ちを楽にできると感じる方法があれば、ぜひそれを試してみてください。

ベッドのなかでゆっくりと休息をとるのが好きな人もいれば、旅行に出かけることで癒される人もいるでしょう。自分にあった気持ちを解放できる方法を見つけることが大切です。

泣くのは甘えじゃない、心の重荷を少し下そう

泣くことは、ネガティブなことではありません。あなたが豊かな人生を過ごすために、必要なものの一つです。泣くのを甘えや弱さと考えて、自分を追いつめないようにしてください。

大人であっても、張りつめて生きる必要はありません。抱えすぎている重荷を少しおろして、気持ちをゆるめていきましょう。泣きたい時に泣けることは、あなたが生きるのを楽にしてくれます。

自分に泣くことを許せれば、他の人が泣くのも受け入れられるようになるはずです。ぜひ泣くことを肯定して、やさしい世界を生きてください。

羽莉花南

Writer

はとりかな|キャバ嬢、アジア女性研究機関勤務、さまざまな国の男性との交際経験を活かして恋愛を中心に女性のお悩みに寄り添う記事を執筆中。アメリカ→フランス→ベトナムと海外生活11年目。外国人夫、愛犬1匹、愛猫2匹と暮らしています。