やる気を出すための5つのヒント
やる気が出ない自分を肯定することは大切ですが、生きていく上で仕事も欠かせないもの。いつまでも「やる気が出ない」状態を続けるわけにはいきません。また、なかにはやる気が出ない状態が続くことで不安になってしまう人もいるでしょう。ここでは、やる気が出ない時の自分の守り方と逆に、やる気を出すためのヒントを5つご紹介します。
思い切って、数日間有給を取得する
仕事や対人関係などと離れる時間を作りましょう。有給は、働く人の権利です。思い切って有給を取りリフレッシュすることで自分や仕事の向き合い方にも変化をもたらしてくれるはずです。
リフレッシュとして遊びに行くのも、次のステップや仕事のことについて考えるのも良いでしょう。自分のために時間を使い無理のない範囲で自分を解放するように心がけることも大切です。自分と向き合うのはとてもめんどくさく、気力も体力も使うでしょう。しかし、ここで向き合わないとまた同じようにやる気が出ない状態を引き起こし、その度に罪悪感と闘うことになります。
身体を動かす時間を過ごす
近年SNSなどでも「筋肉は裏切らない」「筋トレすると落ち込まない」など見かけるようになりました。いきなりの筋トレや運動は逆に疲弊し、悪循環になってしまうので無理のない範囲で実践することが大切です。
- ヨガやストレッチ
- 朝起きてから軽く運動する
- いつもよりも2駅前から歩く
など、できる範囲から運動することですっきりとした気持ちを感じることができるでしょう。運動をしている時間は、自分と自分の体と向き合うための時間です。「どこをどう動かすか」「どんな効果があるのか」ウォーキングやヨガなどであれば変わる景色や動作の一つ一つに向き合います。仕事のストレスなどから解放される時間を作るのに有効です。
仕事以外のことに目を向ける
勤務形態にもよりますが、7日ある一週間のうち5日も働いていれば仕事のことが頭から離れない人も多いものです。せっかくのお休みも仕事のことをつい考えてしまい疲れは蓄積します。仕事以外の趣味や楽しいこと、美味しいものや好きなものに目を向けましょう。
自分が好きなものや楽しそう、やってみたかった、と感じることに目を向けることで、やる気が出ないスイッチを切り替えることができるはずです。
人生の中で大きな割合を占める仕事、現代では働き方改革なども加わり仕事について将来について考えざるを得ない状況でしょう。しかし、仕事以外の時間を作ることは仕事でのパフォーマンスを向上させる・ストレスを解消させることにもつながります。
部署移動など上司に相談する
会社や自分のいる部署、抱えている仕事が原因の場合は部署異動や仕事量・仕事内容の調整などをお願いしてみましょう。やる気が出ないことを伝えた上で、仕事のどの部分がどう影響しているのか、今後どうしたいのかなどを伝えることが大切です。
仕事は対人関係と同じく向き不向きがあります。向いていない仕事や苦手としている作業、複雑な人間関係などが影響し、やる気が出ないこともあるでしょう。
上司や、同僚など仕事に関わる人と話をし、相手から見ての自分や、他の業務などの話も聞いてみましょう。自分が思っている認識と、相手や周りからの認識が違う場合は多々あります。「そんなに考えていたなんて気づかなかった」と言われるかもしれません。言葉にして伝え、相談してみましょう。
働く環境を変える
転職やリモートなど、働く環境を思い切って変えてみるのも一つの方法です。転職や離職は最終手段ですが、上司などに相談しても反映が厳しい・部署移動などが叶わないなど、自分のやれることがない時に検討してみるのも良いでしょう。環境や会社が原因の場合、自分がどんなに変わってもやる気を出しても変化しないことが多く、同じことの繰り返しになってしまう可能性もあります。
心が折れる前に、気持ちを切り替えよう
「やる気が出ない」のは、悪いことではありません。今まで頑張り続けたからこそ疲労が溜まり、一気に爆発してしまっただけであり「管理不足だ」などと責めなくても良いのです。やる気が出ない朝を迎えた際は「心からのSOSかも」「もしかして何か無理してた?」とまずは自分と対話してみましょう。自分だけで解決するのが難しそうであれば、上司や友人に伝えて、自分の今の状況を知ってもらうことも必要です。
「やる気が出ない」ことが悪循環に働き、心が折れる前に気持ちを切り替えて「うん、今の私はやる気がないんだ」と認めることで見えてくる気持ちもあるかもしれません。朝起きられない、朝仕事に行くのが辛い、と少しでも心のSOSを感じたら、思い切って休んでみるなど切替えられるようにしましょう。