「誰かに必要とされたい…求められたい…」心理状態と解消する方法

Edit by mayan

必要とされたい気持ちを解消する方法

いつまでもなくならない「誰かに必要とされたい」気持ち。たくさんの人や私が大事に思っている人たちから、同じように、自分が必要だと思われている実感が欲しい。

「誰かに必要とされたい」思う気持ちと、必ずしもリンクしませんよね。必要とされたい、と考えているこの気持ちを解消するには、どうすれば良いのでしょう。ここでは、いつまでもなくならないそんな気持ちを解消する方法をご紹介します。

まずは自分から相手を頼ってみる

頼られたい、という気持ちが強すぎると「頼って欲しいのに、頼られない」状況が出来上がります。必要とされていないんだ、と落ち込む前にまずは自分も頼ってみましょう。

頼られる人は同じように人に頼ります。そのため「私が頼ったときこうしてくれたし、信用できる」「あのとき頼ってくれたし、私も頼ってみようかな」と、相手が考えてくれるようになります。

自分も頼ったことがないのにいきなり「いつでも頼って!」といっても、相手もびっくりするでしょう。まずは自分が頼ることから始めましょう。

ボランティア活動を始める

ボランティア活動は「あなたの助けを必要としている」ことが大前提です。そのため「必要とされたい」欲求を直接的に満たしてくれるでしょう。

ボランティア活動にもさまざまなものがあり、地域や会社、学校などから世界の子どもたちが対象のものまであります。自分が興味を持てそうなものを選んで参加してみましょう。

依存してしまう対象から離れる

「私を必要として!」と、矢印が向いてしまう相手と離れましょう。SNS、プライベートの時間、家での過ごし方など、彼氏や恋人以外であっても依存してしまう対象がいるといつまでも必要とされる自分に意義を感じてしまうからです。

誰か、ではなくその人に必要とされたい欲求は悪くはありませんが、一度離れて「なぜこんなに必要とされたいのか」を考えてみると良いでしょう。

自分を必要としてくれる人と関係を築く

自分を必要としてくれる人間関係は貴重です。仕事、友人、恋人、家族、なんでも良いのですが自分を必要としてくれる、自己肯定をしてくれる関係性を築き、大事にしましょう。必要としてくれる人がいる環境であれば常に「誰かに必要とされたい」という気持ちで憂鬱になることもなくなるはずです。

自分を必要としてくれる人との関係性は、一方的ではなくお互いに助け合いたい、頼ってもいい相手なんだという認識のもと成り立ちます。いつまでも寂しさや、孤独感を感じることは少なくなっていくでしょう。

必要とされたいと思っているときにしてはいけないこと

「必要とされたい」と思うあまりに、実は逆効果になってしまうNG行動をしてしまう人も少なくありません。自分では「これで必要とされるかも」と思っているため気づかないことも。必要とされたいと思っているときにしてはいけないことには以下のようなものがあります。

  • 自分を犠牲にする
  • すべて自分でやろうとする
  • 気軽に引き受けすぎる
  • 相談などを真剣に聞きすぎ相手より真剣に考えすぎる
  • 相手を優先しすぎて八方美人になる
  • 他の人を頼ったときに機嫌が悪くなる

どれも「必要としてくれているのだから」とやってしまいがちです。しかし、自分を大事にしていない人のことを、人は大事にできません。「私なんて」「私は別に平気だし」など、自分をおざなりにしていると相手からも「この人は雑に扱っていいんだ」という評価に。頼る、必要とするのではなく「利用する」に繋がってしまいます。

必要とされたいときこそ、自分を大事にしつつ、自分のキャパシティーで受けられる相手からの必要なサインを汲み取ることが大切です。

依存や承認欲求から解放されよう

”必要とされる”のは安心要素でもありますよね。必要としてもらうために、自分の良いところや、提供できることを見つけるきっかけにもなるでしょう。

しかし、それらは、形を変えれば依存や承認欲求が先行し、自分はもちろん「誰か」や「相手」を傷つける原因、人間関係に影響する原因にもなりかねません。

「誰かに必要とされたい」と感じているとき、自分には何ができるのか、自分は頼られたいのに頼らないなど一方的になっていないかを考えてみましょう。人間関係は平等です。どちらかが依存したり承認欲求だけで求めたりすればうまくいかないことが増えてしまうものです。

依存や承認欲求を解放し、本当に相手のため、自分のために行動してみると、自然と頼られ必要とされなければ、という欲求も軽減していくでしょう。

mayan

Writer

フリーライター。女性向けトレンド分析などのマーケティングも行う。その豊富で多彩な人生観を活かし恋愛から生き方まで多岐にわたるジャンルを執筆。