独占欲が強い人の特徴
独占欲につながる原因はいくつかありましたが、原因と一緒に知っておくべきなのは独占欲が強い人の特徴です。自分自身の経験や、性格なども独占欲を助長する原因でもあります。
ただネガティブや、嫉妬深いわけではなく根本的な部分で自分のことをどう考えているのか知れると良いでしょう。ここでは、独占欲が強い人の特徴をご紹介します。
自分に自信がない
独占欲が強くない人は、いつも自信がありなんだかかっこよく見えることがありますよね。反対に独占欲がある人は自分に自信がない、自己肯定感が低い傾向にあります。
「こんな私なんかと付き合ってくれる人はもういないかも」「この人以外相手にしてくれないかも」「私なんて可愛くもないのに」と、自分のダメなところや否定的な部分にばかり目がいきます。否定的な部分が大きく見えるとそこを受け入れてくれる人のことがとても貴重に思えてしまうのです。
恋人に裏切られた過去・トラウマがある
過去の恋人との関係で悩み、傷ついたことで独占欲が出てきてしまう人もいます。過去の恋人と今の恋人は別であると理解していても「もしかしたら同じことをするかも」「あのときと同じような感覚」など「かもしれない」不安に襲われてしまいます。
過去の恋人だけでなく、現在の恋人が過去にとった行動がトラウマとなっていることもあるでしょう。
自分の感情をコントロールすることが苦手
独占欲とは、感情の一つでもあります。「取られたくない」「自分を優先して欲しい」などの欲求です。感情のコントロールが苦手だと独占欲もコントロールできず、思ったことをそのまま恋人にぶつけてしまい、関係を揺るがす原因にもつながります。
独占欲に限らず、感情のコントロールが苦手で、感情が優先されがちなのは独占欲が強い人の特徴です。
相手を失う不安感が強い
元々は他人である2人が同じ思いで恋人同士になるのは、奇跡でとても素敵なことです。相手のことを「手放したくない」「ずっと一緒にいたい」と思えば思うほど、失ったときの虚無感は大きく「もし失ってしまったら」と不安になります。
しかし、不安感が独占欲となって「離れないように」したはずなのに、独占欲が強すぎることが原因で2人の仲に悪い影響を及ぼしてしまっては元も子もありません。
愛し方を間違えないことが信頼関係を築くコツ!
独占欲は、見方が変わるとまるで愛情のように映ります。「あなたのことが大切だから」「離れたくないほど大好きだから」と、好きだからこその愛情表現だと考える人もいるでしょう。しかし、独占欲が強いことはお互いにとっての愛し方・愛され方としてベストではありません。
大好きな人、大切な人だからこそ、愛し方を間違えてしまうことでお互いに疲弊し、取り返しのつかないこじれ方をしてしまう可能性もあります。愛し方を間違えず、まずは相手のことをどんなふうに思っていてどんな関係を今後も築いていきたいのか考えてみましょう。
自分だけではなく、相手のことや自分の周り、相手の周りのことまで考えて、定期的に愛し方を見つめ直してみるのがおすすめです。
独占欲をなくす・改善する6つの方法
独占欲に気づいてしまうと「なぜこんなに独占欲が強いの?」と本人も周りも悩み、関係がこじれてしまうことがあります。悪い感情ではありませんがコントロールが難しい分、人間関係に大きく影響します。恋人はもちろん、友人関係でもいえることです。
中には「独占欲をなくしたい」と考える人もいるでしょう。ここでは、独占欲をなくす・改善する方法をご紹介します。
自分の気持ちをしっかり話す
「なんでそんなことするの!」「私から離れないで!」など端的な言葉ではなく、そう言った感情が浮かんだときには細分化して考えてみましょう。
「なんで今独占欲が強くなったのか」を考え、相手にも伝わるように話すことで改善策が見つかります。例えば「私は異性がたくさんいる場で、浮気してしまった人を見たことがあるからできれば、行かないで欲しいと思っている。」など。
自分の気持ちを言葉で攻撃するのではなく、伝えて話し合うことを心がけましょう。
自分磨きする時間を作る
自分への自信のなさや、恋人との時間以外の使い方がわからなくて表れている独占欲は、自分磨きすることで解消してみましょう。自分磨きは、外見やセンスだけではありません。教養や品格、さまざまな知識や経験を身に付けることも自分磨きにつながります。
自分磨きすることで自分と向き合う時間が増え、恋人に割いていた時間や不安な気持ちを自分磨きにシフトすることができるでしょう。
自分の感情と向き合う
独占欲に限らず、自分と向き合うことで見えてくるものがたくさんあります。「なぜこんな感情になったのか」「こういう感情になったときに独占欲が出てくるかも」など、自分にとってのポイントやコントロールするときにはどうしているかを発見しましょう。
自分の感情と向き合うことで、自分だけに限らず人の感情や話への理解を深めることもできるはずです。。自ずと人間関係も良好なものに変化していくでしょう。
恋人間でルールを作る
恋人であっても元々は他人で、別の環境や別の人間関係の中で育ってきました。理解できるところ、納得できるところがある一方でまったく共感・理解できないことも必ずあるでしょう。そしてそれらが独占欲につながってしまうことも少なくありません。
恋人との間に以下のような「2人のためのルール」を作りましょう。
- 喧嘩しても1日経ったら必ず話し合う
- 遅くなりそうな日は事前に連絡する
- 飲み会や遊びに行くときはなるべく誰と行くか伝える
- 異性と2人でのお出かけは居酒屋まで
恋人以外と過ごす時間を増やす
恋人との時間はとても大事であり、楽しいものですよね。しかし恋人との時間と同じくらい友達や家族、仕事で出会った仲間との時間も大切です。
恋人との時間ばかりになってしまうと、お互いの友人関係が疎かになり、お互いの時間だけを大事にしたいと、独占欲へつながってしまいます。恋人との時間以外にも楽しい時間や新しい経験を積み上げていきましょう。
自分をコントロールできるようになろう
いくら原因を突き止めても、行動や気持ちを分散させても、感情や過去のトラウマなどはすべて自分のものです。どんなに周りが何かをしてくれても、自分でコントロールできなければずっと変わらないままでしょう。
独占欲が出てきそうなとき、ついつい何かを言ってしまいそうになるとき「一度深呼吸し、考えてから発言する」「落ち着いて気持ちをまずは整理する」など立ち止まるのが大切です。
いきなり感情をコントロールするのは至難のワザです。車のように、少しずつ練習して慣れることで、最終的に自分の感情をコントロールできるようになりましょう。
独占欲に振り回される自分を手放そう
しかし、独占欲が強くなってしまうことで、相手だけではなく自分も苦しい思いをすることになりかねません。
自分の幸せのための独占欲だったはずが、2人の関係にも影響しギスギスとした空気になってしまうのはとても悲しいこと。少しずつ相手のことを思い、自分を大切にするためにも独占欲を手放していきましょう。
もちろん、独占欲を完全に手放すのはすぐには難しいはず。少しずつ、独占欲から遠ざかり恋人のことはもちろん自分のことや周りの人のことも信頼できるようになれば、自分らしく穏やかな恋愛を楽しむことができます。独占欲とはバランスをとりながらおつきあいしていくことでもあります。