「私、独占欲が強いのかも…めんどくさいと思われていたら─」
「私だけを見て欲しいのに」「なんでわかってくれないの?」「どうしてこんなふうに、嫉妬や束縛みたいになってしまうんだろう…」
ふとしたときに出てしまう独占欲は、誰にでもありますよね。独占欲は、ある意味スパイス的な役割をしてくれますが、行き過ぎてしまうとお互いの関係を壊す原因にもなりかねません。
中には「こんなはずじゃなかったのに」「思っていたよりも独占欲が強いのかも…」と、今まで自覚していなかった部分に対して困惑する人もいるでしょう。
独占欲とはどのようなもので、どのような方法で手放せるのでしょうか。
恋愛における独占欲とは
独占欲を感じやすいものの一つが恋愛です。両思いであっても片想いであっても「他の人と話してほしくない」といったものから「全部知りたい!」「誰よりも何よりも自分を優先してほしい!」など、独占欲の強さもさまざまです。
独占欲がない、もしくはコントロールできる状態であれば「あなたが幸せなら私も幸せ」「お互いにHAPPY」と感じられるはずです。相手の幸せを願って自分も同じく幸せに感じられることを指します。
しかし恋愛面において独占欲とは「支配」や「自己防衛」に近く、自分の幸せのために相手の感情や行動を制限することにもつながるのです。
独占欲が湧く4つの原因
「前はこんなことなかったのに」という人もいれば「毎回独占欲が強くて困るな」という人もいますよね。独占欲の強さや、コントロールできるかどうか、独占欲として感じるかどうかに差はありますが、独占欲が生まれるには何かしらの原因があります。ここでは、大きく4つに分けて独占欲の原因を紹介しましょう。
恋人を信頼できていない
「恋人」は、お互いにとって特別な存在ですよね。家族や友人の次に、もしくはそれ以上に信頼をおける関係です。しかし、独占欲が強い人は、根本的に恋人を信頼できていない可能性があります。
信頼できない理由はさまざまで、過去のトラウマなどから、今までの経験、言動での不信感など自分にしかわからないものも多いでしょう。恋人を信頼できていないことで「もしかしたらこんなことをするのでは」「こんなふうにならないようにしなくちゃ」と、独占欲で縛り付けてしまう傾向にあります。
恋人の異性関係が激しい
男女共に、顔が広い、友人関係が広いことは良いことかもしれません。しかし、あまりにも距離が近すぎる、会う頻度が高い、不安を煽る言動が多いと独占欲の原因につながります。
「恋人を取られるのではないか」「もしかしたら彼女がいるのを知らずにアプローチされるのでは」と不安は独占欲になり、相手の行動を制限してしまう可能性も。独占欲を持ってしまう原因の中でも大きな要因の一つです。
愛情不足を感じている
愛情不足は、自分が思っているよりも精神的な部分を蝕みます。愛情表現があまり多くない恋人の場合、お互いにわかり合っていればいいのですが、言葉や行動でわかりやすい愛情が欲しいと感じる人も多いでしょう。
また、子どもの頃に兄弟がいたり、親が忙しい人だったりするなど、環境によって愛情を受け取ることが難しかったため、大人になってから「やっと自分だけのもの(人)ができた!」と「独占欲」という形で現れることもあります。
恋人がモテそうで怖い
異性としてはもちろん、人間的にモテる人は一定数存在します。恋人が多くの人に好かれているのはとても良いことですが、不安になる要素の一つでもあります。
恋人がモテてしまうことで自分よりもいい相手が見つかってしまうのでは、誘惑や誘いにのってしまうかもなど、不安に感じる気持ちが独占欲として現れることもあるでしょう。行動を制限したり逐一連絡して欲しくなったりする心理も独占欲の一つです。