結婚後悔症候群|結婚生活に苦痛しかない…結婚を後悔する夫婦の7つの特徴

Edit by 羽莉花南

幸せだったはずなのに…結婚生活が苦痛

幸せになるためにしたはずの結婚が後悔の原因に…。幸せな夫婦がいる一方で、結婚を後悔する人も少なくありません。

初めから、不幸になろうと思って結婚する人はいません。今どんな思いを抱えている人でも、結婚を決めた瞬間は幸せな気持ちでいっぱいだったはず。

どうして幸せになるための手段であったはずの結婚が、後から人を苦しめることになるのでしょうか。

今回の記事では、結婚後悔症候群について解説します。結婚を後悔する夫婦の特徴や結婚前に確かめておきたいことについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

結婚後悔症候群とは?どんな状態?

結婚後悔症候群とは、名前の通り結婚してから後悔の感情を抱いている状態を指します。

「症候群」とついていますが、病名ではありません。通称で呼ばれるくらい、結婚して後悔している人が多くいることがわかります。

思った通りの結婚生活を送れないと感じる

人が後悔を感じるのは、目の前の現実に対して「こんなはずではなかった…」と思うときですよね。結婚に関しても同じ、予想していた結婚生活と実際の結婚生活とのギャップによって後悔を抱く人が多く存在します。

結婚する前に夢見ていた生活は、結婚した後には現実の生活となります。想像できる範囲には限界があり、思い浮かべていた生活と違う部分もたくさん出てくるでしょう。女性の場合は、家事の負担の重さや金銭的な不安から、結婚を後悔する人が多い傾向があります。

独身生活の方が楽しかったと感じる

結婚すると、独身のときのように自由に行動できなくなるケースが大半です。「子どもがいなければ、結婚しても独身時代と変わらないのでは?」と思われるかもしれませんが、子どもがいなくても配偶者と生活を共にしていればそれなりに時間や行動が縛られます。

さらに過去の出来事は、自分の中で美化されやすいものです。結婚生活を窮屈に感じるときほど、独身時代の記憶が華やかに蘇るでしょう。独身時代が充実していた人ほど、結婚後に昔のことを思い出して後悔しやすいと考えられます。

結婚を後悔する夫婦の7つの特徴

すべての人が結婚を後悔するわけではありません。結婚後悔症候群に陥る夫婦には、共通して見られる特徴があります。ここからは、結婚を後悔している夫婦によく見られる特徴について紹介していきましょう。

なんとなく流れで結婚を決めた

「適齢期で周りの友だちも結婚していたから」「相手が結婚したがっていたから」となんとなくの流れで結婚を決めると、後悔する結婚生活につながる可能性が高くなります。

結婚は周りにあわせてするものでも、自分以外の誰かのためにするものでもありません。多くの場合、結婚した後の人生のほうが長くなります。自分軸のないままに結婚を決めると「思っていたのと違った」と後悔することになるでしょう。

相手の気持ちをないがしろにしている

夫婦同士が相手の気持ちをないがしろにしている状態では、幸せな結婚生活は望めません。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、近くにいる相手だからこそ自然とないがしろにしている人は多いものです。

一緒に暮らして傍にいることが自然になってくると、相手の有難みがわからなくなってしまいます。そして、夫婦なのだから「これくらは我慢して」と図々しくもなります。近くにいる相手だからこそ、相手を尊重することを他人以上に意識していなくてはなりません。

一緒に物事を楽しめない

結婚を後悔する夫婦の中には、一緒に楽しむ時間を持てていない人が多い傾向があります。1人の時間も大切ですが、まったくバラバラになってしまうと夫婦でいることの価値が感じられなくなりますよね。

一緒にいるときも別々にスマホばかり見ていたり、同じ部屋にいてもお互いイヤフォンで違う音楽を聴いていたりしてばかりだと、だんだんと気持ちまで離れていきます。

なんでも話せる間柄じゃなくなる

なんでも話せる関係ではなくなると、一緒に生活する上で居心地が悪くなり結婚を後悔する可能性があります。毎日顔をあわせる相手に隠し事があるのは、息がつまる状況ですよね。相手もそれを感じ取って居心地の悪さを感じるでしょう。

あるいは、何を言っても相手に反対されるから、思っていることを言いたくないという状況も考えられます。自分の考えや気持ちを相手に伝えられないと、相手と良い関係を長く続けるのは難しいでしょう。

男女どちらかが浮気をした

夫婦のどちらかが浮気をすれば、関係がぎこちなくなるのは自然なことです。ただお付き合いしていたときと違って、どちらかの浮気がわかってもすぐに別れられない場合があります。

夫婦で話し合って利害やお互いの生活のために水に流すことを選択したとしても、わだかまりは消せません。相手の浮気に傷ついて、腹を立てながら結婚生活を送っていれば、自分の選択を後悔することになるでしょう。

会話するたび口論になる

円満な結婚生活を維持するためには、コミュニケーションを密にとることが欠かせません。しかし、話し合おうとするたびに口論になると、相手と話をすること自体が億劫になります。どちらか一方でも感情的になって聞く耳を持たなくなれば、建設的な話し合いはできません。

口論の後に家の雰囲気が悪くなるのも居心地が悪く、大きなストレスとなるでしょう。話し合えば喧嘩になって、話をしなければ溝が深まっていくという悪循環に陥ってしまいます。

価値観が合わない

価値観があまりにかけ離れていると、一緒に生活するのが大変な場合があります。結婚する前は、自分と違う部分に魅力を感じて惹かれていたとしても、生活を共にするとなると話は変わってきますよね。

特にお金の使い方や子どもの育て方に関して価値観が合わないとすり合わせが難しいもの。相手の考え方が自分や子どもの生活にも直結するので、簡単に譲歩できるものでもありません。

まったく同じ価値観を持つことは不可能ですが、あまりに違いが大きいとお互いにとってストレスになり、結婚を後悔する可能性があります。

後悔しないために…結婚前に確かめておきたいこと

結婚には、勢いや情熱も大切です。しかし結婚することがゴールではありません。結婚した瞬間だけが幸せで、その後は独身時代を懐かしむ生活でいいと思っている人はいませんよね。

後悔しない結婚をするためには、勢いにのるのと同じように冷静さも大切です。最後に結婚を後悔しないために、結婚前に確かめておきたいことについてお伝えします。

価値観が合うかどうか

結婚を後悔しないためには、相手とある程度価値観が合うか確認しておくことをおすすめします。完璧に同じである必要はありません。価値観は人それぞれ違うもので、まったく同じ価値観の人と結婚しようとすると相手が見つからないでしょう。

結婚後にお互い話し合いを重ねながら、価値観をすり合わせていけばいいのです。ただ、あまりに価値観に違いのある相手だとそのすり合わせが難しくなります。相手が自分と近い価値観を持っていて、結婚後にきちんとお互いを尊重して話し合いができそうな相手かどうかを見極めることが大切です。

将来設計がある程度同じか

結婚に愛情があることは大前提ですが、後悔しないためには将来設計に大きなズレがないかもポイントとなります。たとえば、どちらかが子どもを欲しいと思っていて、もう一方がいらないと考えている場合には、お互いの将来への希望が合いません。

将来設計をある程度すり合わせておかないと、結婚後に夫婦間のトラブルになる可能性があります。そして、将来設計には相手だけでなくお互いの家族も関わってきます。家族の考えや相手と家族の関係性も含めて、しっかり確認しておきたいところです。

この人しかない!そう思える相手と後悔がない結婚を

結婚は人生の中でも大きな選択の一つ。結婚した後も人生は長く続き、その毎日を実際に生きていくのはあなたです。

周囲に流されたり自分の気持ちに蓋をしてなんとなくで結婚を決めたりすると、結婚を後悔する可能性があります。

気になる部分は、結婚前にお互いが納得できるまでしっかり確認しておきましょう。お互いを尊重して話し合いを重ねることは、夫婦になってからも大切な行動です。結婚前からそれをするのは、相手の人柄をより深く知る上でもいい方法であると考えられます。

あなたにとって間違いないと思える相手を選んで、後悔のない幸せな結婚をしてください。

羽莉花南

Writer

はとりかな|キャバ嬢、アジア女性研究機関勤務、さまざまな国の男性との交際経験を活かして恋愛を中心に女性のお悩みに寄り添う記事を執筆中。アメリカ→フランス→ベトナムと海外生活11年目。外国人夫、愛犬1匹、愛猫2匹と暮らしています。