人に興味が持てない…人に興味を持つようになる方法とは?原因と対策

Edit by mayan

人に興味が持てない…これって悪いこと…?

「あの人の話聞いた?」「そういえばこうだったらしいよ」「〇〇さんと付き合ったってほんとかな?」噂話に、友達同士のおしゃべり、ふと聞こえる話のどれにも興味がない。誰がどうしたってなんでもいいし、私には関係ない。だってそんな話聞いてどうするの?

そう思っているけど、もしかしてみんなは違う?私だけがこんなに人に興味が持てないの?人に興味を持てない私って、もしかしてみんなと違う?人に興味を持つにはどうしたらいい?

人に興味が持てない理由とは?

日々の中で関わる人は多く、それぞれに違った話題や個性があります。しかし、人に興味が持てない人も多く「根本的に人に興味がない、という人が最近増えている」とニュースにもなるほど。では、なぜ人に興味を持てないのでしょうか?

自分のことでいっぱいいっぱいだから

人に興味を持てない人は、自分のことで頭がいっぱいなのかもしれません。仕事・学業・習い事や趣味、転職などの人生の転機も含めて自分がやるべきことややりたいことで頭がいっぱいだと、人のことを気にしている余裕はありませんよね。

自分のことを優先し、気持ちの余裕がない場合や、夢中になっている場合は人のことに興味を持てないことが多いでしょう。

他人のことをあまり意識していないから

人生の主人公は自分で、舵取りも自分です。他人のことを気にせず、自分の人生を生き、自分のやりたいことや自分の大事にしたいものを持っている人は、他の人に興味を持てない傾向にあります。

他人からの評価はもちろん大切ですが、それらは自分がやったことに対して後からついてくるもの。まずは自分のやるべきことを考えていれば「どう見られているんだろう」「こんなことをやっている自分のことをどう思っているんだろう」などと他人のことを意識することは少ないでしょう。

人に興味を持たなくても困らないから

人とのコミュニケーションは大事ですが、興味を持つこととは別物です。人に興味を持って接しなくても、業務上のやりとりはでき、仕事やお付き合いに支障は出ないでしょう。

人に興味を持つことで、傷ついたり時間や行動を制限されたりするくらいなら誰にも興味を持たない方が楽だと感じているのかもしれません。人に興味を持たなくても、あるいは持たないことで守られるものがあるのも事実です。

他人とかかわることが怖いから

過去に人に興味を持ったことで嫌な目にあった、人との距離感で失敗したことがある人は、他人と関わるのが怖くなっているのかもしれません。

他人と関わると、少なからずお互いに情報を開示していくことになります。接し方を誤れば嫌がられてしまうこともあるでしょう。ネガティブな結果を考えるあまり、他人と関わること自体がトラウマのようになってしまっている人も少なくありません。

人に興味を持つことで生じるメリットは?

人に興味を持てない理由がわかったところで、人に興味を持つことのメリットもご紹介します。人との関わりは、自分の人生を彩る重要な要素の一つです。人に興味を持てなければ、相手を満足させるコミュニケーションができないかもしれません。まずは、人に興味を持つ具体的なメリットを知ることから始めてみましょう。

自分以外の考え方を知ることができる

会社・お店・学校・習い事さまざまな場所やシステムは、自分以外の人で作られていますよね。自分以外の人がどのような考えを持ち、何を目的としているか、今目の前のことについてどう考えているのかを知るには、人に興味を持つことが重要です。

散らかった部屋を見て「片付けよう」と考えているのか「散らかっているけれどなんでだろう?」と考えているのかは、話をしてみないとわからないものです。

恋愛関係や交友関係を得ることができる

人に興味を持つと、その人の人生により深く触れ、プライベートな生活や事情にも少なからず関わります。それらの延長線上には、恋愛や友人、飲み友、仕事仲間など交友関係があるのです。

深い仲を築けなくても私生活に問題はないかもしれませんが、人に興味を持つと人生がさらに豊かで楽しいものになりますよ。

かかわりが増えることにより、何かあったときに助け合える

人への興味を持ち、人との関わりを持つと、何かあったときにお互いの助けになれることもあるでしょう。お互いに得意不得意・知り合いや人脈、所有物の有無などが違うからこそ、お互いに興味を持ち、積極的に関わっていくことが大切です。

人への興味を持つために、特別身構える必要はありません。趣味や好きな食べ物が一緒で興味を持つこともあれば、自分にとってどんなメリットがあるのかを考えてから興味を持つこともあります。

仕事面で評価を得やすくなる

どんな仕事であってもクライアントやお客さんがいて、同じように働く仲間がいます。近年ではフリーランスという会社に属さない働き方も増えてはいますが、それでも人とまったく関わらない仕事は少ないでしょう。

仕事をする上で円滑にコミュニケーションが取れることや、相手を見極めて仕事を割り振れるかどうかなどは重要なポイントです。人に興味が持てないことで、お互いの悩みや得意不得意などもわからずギスギスとしてしまうのを防ぐためにも人に興味を持つことはメリットと言えるでしょう。

人に興味を持つ方法7つの対策

人に興味を持つことのメリットがわかったところで、人に興味を持つにはそもそもどうしたらよいのでしょうか。人に興味を持つのは簡単そうですが、今まで人に興味がなかった人からするとハードルが高いこと。ここでは、人に興味を持つにはどうしたらいいのか悩む方に向けて7つの対策をご紹介します。

1. 会話やコミュニケーションを図ってみる

人に興味を持てないまま過ごしてきた人は、カジュアルな会話やコミュニケーションを図りましょう。これは業務上のやりとりや必要最低限の会話ではなく、「最近あったいいことを教えてください」や「髪色、変えたんですね」といった業務や仕事に関係しない会話のことです。

普段からコミュニケーションを取っていても「会話」をしていない人は多くいます。会社や業務に関係することは、報告や業務上の共有であり、コミュニケーションを黙移的とした会話ではありません。

2. 相手の立場になって物事を考えてみる

もしも、自分が相手の立場だったらどうするか考えてみましょう。目の前で怒られていたら、隣の席で悩んでいる様子がわかったら…。「気にすることないよ」と声をかけるかもしれないですし、「なにかトラブルですか?」と声をかけて解決への糸口を見つける手助けになるかもしれません。

自分の考えで物事を進めるのは簡単で、時にはそれらが効率的であると考えることもあるでしょう。しかし、相手の立場に立ち、効率や仕事の進捗だけを指針にするのではなく「人の気持ち」を指針とする進め方があってもよいのかもしれません。

3. 自分の胸の内で消化せず、疑問に思ったことは聞いてみる

人に興味がない人は、今まで自分で「あれ?」と思っても自分なりの答えや、自分なりに納得できる何かを見つけている場合があります。しかし、人間は簡単に答えが出てしまうような単純な生き物ではありません。仕事に関してのことであっても今までトラブルにならなかっただけで、解釈が少しずれれば大きな損失につながっていた可能性もあります。

疑問に思ったことがあれば、些細なことでも聞いてみるのがおすすめです。プライベートなことであれば、ある程度のマナーは必要ですが「そういえば彼氏さんとの旅行どうだった?」など、以前話していたことなどをさらっと聞いてみるところから始めましょう。

4. 相手が目の前にいるときに「ながら」で会話をしない

一緒にいるときや話をしているときに、スマホを触ってばかりだと「あ、この人私に興味ないんだな」と思われてしまいかねません。きっと誰もが体験したことがあるでしょう。相手が目の前にいるときに「ながら」で話をすると、相槌や返事も「ながら返事」となり興味がなさそうに聞こえてしまいます。

食べながら、スマホをいじりながら、など何かをしながら話を聞くのをやめ「話を聞く」ことに集中しましょう。それがたとえ興味がない話や自分の知らない内容だったとしても、聞いている姿勢から入ることが重要です。

5. 自分が興味を持てそうな相手を探してみる

いきなりすべての人に興味を持つのは不可能です。仕事・学校・趣味の仲間など、その中でも自分が興味が持てそうな人や、ちょっとよく知りたいかもと思える人を見つけてみましょう。

今まで出会った人に興味が持てなかったのは、「この人面白そう」「この人のこともっと知りたいかも」と思う要素がなかったのかもしれません。まずは「なんかあの人同じアニメ好きって聞いたことあるな」「なんかいつも楽しそうに話しているな」など、少しでも気になる要素がある人を見つけてみることから始めてみましょう。

6. 自分がされてうれしいことを相手にもしてあげる

人に興味を持って少し深いコミュニケーションを取るなら、自分がされて嬉しかったこと・助かったことを相手にもしてあげましょう。コーヒをついでに入れてあげる、もらったお菓子などを分けるなど、小さなことから行動してみるのがおすすめです。

自分がされて嬉しかったことは、多くの人が見返りなくやっていますが、同じようにされれば嬉しい人がほとんど。その行動一つから、会話やちょっとしたコミュニケーションが生まれます。「この前こうしてもらって嬉しかったので、そのお礼」など一言も添えると相手も嬉しいでしょう。もちろん、何も言わずにしても喜んでくれますよ。

7. 会話が苦手な場合は聞き手に回ってみる

人に興味が持てない人の中には、そもそも人との会話が苦手という人も少なくありません。会話が苦手な場合は、聞き上手になることを目指しましょう。会話が苦手なのはマイナスポイントに思われがちですが、実はポジティブに考えることができるチャームポイントでもあります。

聞き手に回ると、「会話中、口を挟まず聞いてくれるから話しやすい」「絶対に悪く言わないから、自己肯定感が上がる」と思ってもらえて、お互いにとって苦のない時間を過ごせるでしょう。会話が苦手な人は、真摯に話を聞くようにしてみてくださいね。

人に興味を持つときに心がけてほしいこと

人に興味を持つための対策がある一方で、人に興味を持ちたいと考えているときに、注意しておくべきこともいくつかあります。人に興味を持つのは良いことであると同時に、今まで興味がなかったからこそ空回りし、逆に人間関係のトラブルを招いてしまう恐れもゼロではありません。

無理してまで相手に興味を持とうとしない

人に興味を持つことを目標にする、意気込んで相手に興味を持とうとするとうまくいかない可能性があります。「人への興味の持ち方」は人それぞれです。あの人面白そう、うるさい人だ、あんなに怒られているのにニコニコしていて不思議だ…など、どこで興味を持つか、何に興味を持つかはわかりません。

無理矢理に人に興味を持とうとすると、逆に人のことを嫌いになる・距離感がわからず避けられるなどにもつながってしまうでしょう。自分が興味を持てる範囲ので人とのコミュニケーションを図っていきましょう。

人に興味が持てないことを気負いすぎない

人に興味が持てないことは、決して悪いわけではありません。人に興味を持つことは、人生をより豊かにするオプションカードのようなものです。今人に興味が持てないことや、興味を持ちたいとは思っているけれどうまくいかない、ということを責める必要はありません。

人に興味が持てないことは、誰にでもあります。それは時期や、年齢、体調や自分の置かれている環境によっても異なります。人に興味が持てないことで気負いやコミュニケーション、仕事でのやり取りに支障が出てしまうなどということがないようにしましょう。

新しい場所や新しい出会いを探してみるのもアリ

今のコミュニティや人間関係の中で人に興味が持てないのであれば、新しい出会いや新しい場所で関わる人たちと人間関係を築いてみるのもよいでしょう。今ある人間関係の中で、人に興味を持たなければいけないという決まりはありません。新しい出会いはいつあってもいいもの。そこから興味を持てる糸ができれば、それはとてもよいことでしょう。

人への興味関心を持つには、自分が興味を持てる環境や人に出会うことも必要です。会社の人には興味が湧かないけれど、飲み屋で毎回会うこの人のことはちょっと気になることもあるでしょう。どこで興味を持つかはわからないので、新しい場所や出会いを大事にするのも一つのポイントといえるでしょう。

自分のペースで人に興味を持つきっかけを探そう!

人に興味を持てずに生きてきた、自分以外の人のプライベートになんて興味はなかったし、それを知ってどうするんだろうと思っていた。何をそんなに人に興味を持って過ごさなきゃいけないんだろう、トラブルにだって巻き込まれやすい、めんどくさいと思っていたのに。

人に興味を持つことで得られるメリットもあることに気づくのは本当にふとしたときでしょう。とはいえ、今まで人に興味がなかった人がいきなり、すべての人に興味を向けるのは労力が必要です。

無理に興味を持つのではなく、自分のペースで自分のことを考えつつ「ちょっと気になるかも」程度から始めてみましょう。

mayan

Writer

フリーライター。女性向けトレンド分析などのマーケティングも行う。その豊富で多彩な人生観を活かし恋愛から生き方まで多岐にわたるジャンルを執筆。