幸せって、どうやったら感じられるの?
誰もが共通認識できる「幸せ」の形は、SNSなどが発達したことでわかりやすいものとなりました。しかし本来、幸せとは共通認識にあるような5つの事柄だけではなく、日常生活の中でいくらでも感じることができます。自分なりの幸せとは、どのように感じることができるのでしょうか。
中には「最近幸せを感じづらい……」という人もいるかもしれませんね。自分にとっての幸せはどんなことなのか、書き出して考え直してみることから始めましょう。SNSにある「幸せの定義」ではなく「自分なりの幸せとは何か」を軸にします。幸せを形成する要素を見つけて理解し、自分に合った幸せのハードルを見つけることが重要です。
幸せを形成する6つの要素
自分なりの幸せとは、ささいなことが積み重なって出来上がるものです。土台がなければ幸せの積み重ねはできませんが、日常的な経験・体験によって土台作りができて、幸せを感じる準備ができます。
とはいえ「自分なりの幸せなんてわからないけど…」と思う人もいるでしょう。そんな場合は、幸せを形成する6つの要素から見直してみましょう。「たしかに自分はこういうとき、幸せを感じるかも」と当てはまるものが見つかるかもしれません。
1.心身の健康
何をするにも、心身の健康がなければ成り立ちません。仕事も家庭も趣味も、まず健康であって初めて成り立ちます。
しかし、もちろん年齢を重ねることでうまく健康管理ができない場合や流行の感染症など、思いもよらないところでダメージを受けることもあるでしょう。体調不良や、気分の浮き沈みは誰にでもありますが、自分で気づき、対応できることも心身の健康においては重要。自分で管理ができ、健康であることだけでも十分幸せなのです。
2.人間関係
幸せではない時には気づきにくいですが、人間関係は幸せを感じる要素の中でも重要ですよね。人間関係は幸せの大きな軸でもあります。どのような場面でも、気の合わない人や相性が悪い人ももちろんいるのが人間関係の難しさ。しかし見方を変えれば「小言は多いけどおかげでミスが減った」など、結果的に良好な人間関係を築ける可能性もあります。
幸せな人間関係を築くために、友人知人の幸せな出来事・良い報告などにも幸せを祈り、喜んでみましょう。最初は大げさであっても、本当に幸せに感じる瞬間が出てくるでしょう。
3.時間
時間を自分の自由に使えるのはとても幸せなことです。仕事であれば、時間が決まっているので効率の良さを求められます。仕事や家庭ばかりに時間を取られ、自分の時間を持ちたいと考える人もいるかもしれません。
しかし自分軸で使える時間は何をしても良いのです。朝何時まで寝ていても、何時間好きなアニメやドラマを観ても良いという自由さがあります。1日は24時間と限られていますが、自分の好きなように時間を使うことは幸せな要素の一つです。
4.環境
今の環境は自分で選んだものかもしれないし、違うかもしれません。SNS上の投稿や周りの人たちと比べてしまうと、「もっとお金持ちだったら」「もっといいところに就職できていたら」と考えてしまうこともありますよね。
しかしその環境の中で学ぶことや得られるものがあれば、それも幸せの一つです。また、その環境下でも日々が送れていることは、確実に「幸せなのかも」と考えてみましょう。向上心があるのは良いことですが、現状をしっかり見極めることも幸せを噛み締めるために重要なのです。
5.興味関心
多趣味であることや多くのことに興味関心をもつことで幸せを感じる人もいます。新しいことを知るのは何歳であっても発見が多く、面白いものです。また、さまざまなことに関心があること、趣味が多いことは、人生を楽しむことにもつながります。
自分がやってみたいこと、実はまだ挑戦できていなかったことがある人は、積極的に手を出してみましょう。やってみたいことが無い人は、少しでもおもしろそうと思ったものに触れてみるだけでも、幸せを感じることができるでしょう。
6.貢献
貢献とは、自分が何かを提供することで、一人に負担がかかりすぎないよう「一緒に荷物を持つ」こと。何か興味があることがあれば、その事柄について詳しく知ることから始めて、実際に参加してみましょう。貢献することで満たされ、幸せを感じるでしょう。ボランティアや寄付といった社会貢献だけでなく、組織やチームへの貢献ももちろん幸せを感じる要素になります。
社会貢献はハードルが高いなと感じる人は、家族への貢献でも良いでしょう。
- 家事を率先してやってみる
- 兄弟と悩みなどを相談し合う
なども、家族に対する貢献です。