気軽にご飯に誘える友達がいない!友達ができない主な原因とは?

Edit by Ryo

気軽に誘えるような、本当の友達が欲しい…

友達がいないと、寂しさや孤独感に襲われてしまいますよね。

学校や職場で周りが楽しそうに会話している姿を見ると、自分だけが取り残されているような気持ちになる。「誰かと一緒に遊びに行きたい」「悩みを打ち明けられる相手が欲しい」そんな風に思っても、なかなか一歩が踏み出せない。そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。

でも、自分を責めなくても大丈夫。友達を作るのは簡単ではありません。同じように友達ができずに悩んでいる人は多いものです。

友達ができない原因・特徴とは?

友達ができない原因は、人や状況により異なります。しかし、友達ができにくい人にはいくつかの共通点があるのです。自分の性格や行動パターンを振り返ることで、友達ができない理由が見えてくるかもしれません。

まずは、友達がいない人に多くみられる特徴について確認しましょう。

自分の話ばかりする

友達ができない人の特徴のひとつに、自分の話ばかりすることが挙げられます。

誰かと会話する中で、自分ばかり熱心に語りすぎてしまい、相手の話に耳を傾けることが苦手な人もいるでしょう。「会話を盛り上げなければ」と焦るあまり、ついたくさん話しすぎてしまう方も多いですよね。

しかし、一方的な会話では、相手との心理的な距離が縮まりにくいものです。

必要以上に自分を卑下する

自分に自信がない人は、必要以上に自分を卑下してしまうことがあります。「自分なんて……」「私は価値がない」といった否定的な発言を繰り返すことで、相手との会話が弾まなくなってしまうこともあるでしょう。

自分を卑下する行為は、相手の心にもネガティブ感情を生み出します。そのため相手も「深く関わりたくない」と思ってしまうかもしれません。しかし頭ではわかっていても、自信のなさからついネガティブな発言をしてしまう人も多いでしょう。

人を見下しがち

自分に自信がない反面、他人を見下してしまう人もいます。相手の発言や行動を批判的に捉え「こんなことも知らないの?」「あの人より自分の方が上だ」といった優越感を求めてしまうかもしれません。

しかし、人を見下す姿勢は、友達を作る上で大きな障害物となります。内心では相手を下に見ていても、表面上は良好な関係を築こうとする…そんな矛盾した行動が、かえって人間関係を困難にしてしまうこともあるのです。

人と関わることが苦手

友達ができない人の中には、そもそも人と関わることが苦手な方もいるでしょう。知らない人と会話するのが怖い、どのように話しかけていいかわからないなど、コミュニケーションに対する苦手意識を持っているのではないでしょうか。

学校や職場では最低限の会話はするものの、それ以上の関係を築くことが難しく感じてしまう。一人でいる方が楽だと感じることもあるかもしれません。

しかし人と関わることに不安を感じるのは、決して恥ずかしいことではないのです。誰もが、人見知りや社交不安を感じる時期を経験するものです。

なかなか自己開示ができない

友達ができない人の特徴として、自分のことを話すのが苦手という点も挙げられます。プライバシーを明かすことに抵抗を感じたり、どこまで話していいのかわからなかったりと、自己開示に対する不安を抱えている人もいるでしょう。

自己開示は、深いコミュニケーションを生み出すきっかけです。お互いのことを知るほど、関係も深くなります。

しかし自己開示しないことで、相手との距離感が縮まらないもどかしさを感じている人もいるのではないでしょうか。

自分と異なる価値観を受け入れられない

自分と異なる価値観を持つ人を受け入れられないことも、友達ができない原因のひとつかもしれません。

自分の考え方が正しいと信じ込み、他人の意見を頭から否定してしまう。人には十人十色の価値観があるとわかっているはずなのに、つい自分の考えを押しつけてしまう。

相手の意見を聞くことは、とても難しく感じてしまうこともあるでしょう。自分とは異なる意見を持つ人と接することで、不安や戸惑いを感じてしまう。そんな経験は、誰にでもあるはずです。

他人への興味・関心がない

友達ができない人の中には、他人に興味や関心を持てない方もいるかもしれません。

自分のことで精一杯で、周りが見えていない状態。もしくは、他人のことは別にどうでもいいと心から思っている方もいらっしゃるでしょう。相手の顔色を伺いすぎて、自分の心を削られていく感覚を覚えるときもありますよね。

他人のことをどれだけ考えられるか、またどれだけ他人からの目が気になるかは、人や状況によって異なります。そのため、誰かへの興味や関心がすぐに持てないからといって、あなたが劣っているわけではありません。

友達がいないと困ること5つ

友人がいないと、人生のさまざまな場面で支障をきたします。

一人ぼっちで過ごす時間が長くなると、心の中に空虚感や孤独感が芽生えてしまうかもしれません。また、トラブルに巻き込まれたときに助けを求められる相手がいないのも不安ですよね。

このような経験をお持ちの方は少なくないでしょう。ここからは、友達がいないことによって生じる5つの困難についてご紹介します。

孤独感や寂しさを感じる

友達がいないと、孤独感や寂しさに襲われてしまうでしょう。

一人で過ごす時間が長くなると、誰とも話せない、誰にも理解してもらえない気持ちを抱えてしまうかもしれません。特に、楽しいことがあっても気持ちを共有できる相手がいないと、喜びが半減してしまうこともあります。

人は社会的な動物です。誰かとつながっているという実感は、心の安定に欠かせません。友達がいないことで、孤独感や寂しさを感じてしまうのは、ごく自然なことです。

困ったときに誰かに頼れない

友達がいないと、困ったときに誰かに頼るのが難しいものです。些細な悩みから人生を左右するような問題まで、一人で抱え込んでしまうでしょう。

誰かに相談したい、助けを求めたいと思っても、頼れる相手がいない。そんな経験をしたことがある方もいらっしゃるのでは。問題を一人で抱え込むのは、ときに大きな負担になります。

「誰かに話を聞いてもらいたい」気持ちを抱えながらも、それを実現できないもどかしさを感じている人もいるかもしれませんね。

人とのやりとりに苦手意識が生まれる

友達がいないと、人とのやりとりに苦手意識を抱きやすくなります。

他者との関わりが少なくなると、コミュニケーションの経験を積むことができません。その結果、人前で話すのが怖い、うまく言葉が出てこないといった不安を感じやすくなります。

人とのやりとりが苦手だと、新しい人間関係を築くのがさらに難しくなるなど悪循環に陥ってしまいます。「昔は友達もいたのに、今では全然話せない」という経験をしたことがある方もいらっしゃるはずです。

自分に自信がなくなる

友達がいないと、自信がなくなることもあります。

友人からの承認や支持は、自分の存在価値を実感するきっかけのひとつ。しかし、友達がいない状態では、自分の良さを認めてもらえる機会が減ってしまいます。

その結果「自分は必要とされていない」「自分には魅力がない」と感じやすくなります。自信のなさが、人と関わることへの不安を生み出し、さらに友達ができにくくなるという負のスパイラルを生み出すケースも多いのです。

友達がいないことを恥ずかしく感じることも

友達がいないことを恥ずかしいと感じてしまう人もいるでしょう。周囲の人が楽しそうに友人と過ごしている様子を見ると「自分だけ取り残されている」と感じてしまうかもしれません。友達がいないことを言い出せず、一人で抱え込んでしまいたくなりますよね。

でも、友達がいないことは、決して恥ずかしいことではありません。人間関係の悩みを抱えているのは、自分だけではないのです。むしろ、多くの人が同じような経験をしているのかもしれません。

友達を作る12の方法

友達がいないと感じている人も、諦める必要はありません。友達を作るために、あなたに合ったアクションを起こせば、きっと新しい出会いが待っているはずです。

ここからはいよいよ、今すぐ実践できる友達を作るための12の方法をご紹介します。ひとつずつ試してみて、ぴったりの方法を見つけてみましょう。

素直に感情表現をする

友達を作るためには、素直に感情表現するのが大切です。うれしいときは笑顔を見せ、悲しいときは涙を流す。自分の感情を隠さずに表現することで、相手に自分の気持ちが伝わりやすくなります。

感情表現が苦手な人は、小さなことから始めてみましょう。「今日は楽しかった」「この映画、感動した」など、ポジティブな感情から言葉で表現してみるのがおすすめです。相手の表情を見ながら、自然に感情を表現する練習をしてみてください。

自分から挨拶をする

友達を作るためには、自分から挨拶をするのも重要です。「おはようございます」「こんにちは」など、シンプルな一言から始めてみましょう。

学校や職場で顔を合わせる人に笑顔で挨拶をするだけでも、相手に好印象を与えられます。挨拶することで相手との距離が縮まり、会話のきっかけになるものです。はじめは恥ずかしさを感じるかもしれませんが、勇気を出して一歩踏み出すのが大切です。

時間に余白を作る

友達を作るためには、時間に余白を作ることが大切です。予定が詰まった日が続くと、誰かと過ごすための時間的・精神的なゆとりがなくなってしまいます。

週末や空き時間には、あえて予定を入れずに過ごしてみるのもおすすめです。カフェでゆっくり読書をしたり、公園を散歩したりするだけでも、新しい出会いが生まれるかもしれません。

「今日は時間があるから、誰かを誘ってみようかな」と思えるような、ゆとりのある時間を作ってみてください。

新しいサークルやコミュニティに所属する

友達を作るためには、新しいサークルやコミュニティに所属するのも良いでしょう。興味のある分野のサークルや、地域のコミュニティ活動に参加してみるのもおすすめです。同じ趣味や関心を持つ人と出会えるチャンスが広がります。

最初は緊張するかもしれませんが、イベントやサークル活動に積極的に参加することで、自然と会話も弾むはず。「一人では不安だな」と感じる場合、まずはオンライン上で活動するコミュニティを探してみるのも一手です。

共通の趣味を持つ人とネットでつながる

共通の趣味を持つ人とネットでつながることも、友達を作る方法のひとつです。SNSやオンラインコミュニティを活用して、同じ趣味や関心を持つ人とつながってみましょう。

オンラインで交流を深めた後、オフラインで会ってみるのも良さそうですね。「この人とは気が合いそう」と感じたら、メッセージを送ってみましょう。相手の投稿にコメントを残すだけでも、会話のきっかけになります。

オンラインでの交流は、現実世界での友達作りにもつながっていくはずです。

行きつけのお店を作る

友達を作るためには、行きつけのお店を作るのもおすすめです。カフェやレストラン、本屋など、自分が好きな場所を選んでみましょう。

そのお店に通い続けることで、店員さんとの会話も弾むかもしれません。他のお客さんと自然と会話が生まれることもあります。「この人、いつも来ているな」と思ってもらえるような、行きつけのお店を作ってみてください。

話しかけるのが苦手な人は、まずは店員さんとのちょっとした会話から始めてみるのも良いでしょう。

人の悪口を言わない

友達を作るためには、人の悪口を言わないことが大切です。誰かの悪口を言っていると、相手に「自分の悪口も言われているのでは?」と不信感を与えてしまいます。

人の悪口を言わない人は、信頼されやすい存在です。悪口を言うよりも、相手の良いところを見つけて伝えるのを心がけましょう。「あの人、いつも笑顔でいいよね」「この間の提案、すごくよかった」など、ポジティブな言葉をかけてみてください。

人の良いところを認めることで、自分に対して好印象を与えられます。それだけでなく、きっとご自身の気分も良くなるはずです。

友達のハードルを下げてみる

友達を作るためには「友達のハードル」を下げてみることが大切です。

「友達=親友」と考えている場合、友達を作るのは難しく感じてしまうかもしれません。まずは「一緒に楽しく過ごせる人」「話していて気持ちのいい人」など、ハードルを下げてみましょう。

完璧な友達を求めるのではなく、気軽に付き合える友達を見つけることが大切です。「この人とならランチに行けそうだな」「この人とはたまに遊びに行ってもいいかも」と思える相手を増やしていくことが、友達作りの第一歩となるでしょう。

聞き上手を目指す

友達を作るためには、聞き上手になることがおすすめです。相手の話に耳を傾け共感することで、相手に「この人は私のことを理解してくれている」と思ってもらえるでしょう。

聞き上手になるためには、相手の目を見てうなずきながら話を聞くのが大切です。相手の話に興味を持ち質問をすることで、会話も弾むはずです。「それでどうなったの?」「そのときの気持ちは?」など、相手の話をより深く理解するための質問をしてみてください。

積極的に自己開示をする

友達を作るためには、積極的に自己開示をすることが大切です。自分のことについて話すことで、相手との距離が縮まるでしょう。趣味や好きなものから始めて、徐々に自分の経験や考え方を伝えていくのがおすすめです。

「実は昔、○○に憧れていたんだ」「今は△△にハマっている」など、相手に自分のことを知ってもらう機会を作ってみてください。

自分の話をすることで、相手も話しやすくなるはずです。お互いのことを理解していくのが、相手との関係を深めるためには必要不可欠です。

自分に自信を持つ

友達を作るためには、自信を持つことも大切です。自信がないと「私なんて……」と思ってしまい、人と関わることが怖くなってしまうかもしれません。

まずは、自分の長所を見つけることから始めましょう。「人の話を聞くのが上手」「思いやりがある」など、自分の良いところを書き出してみてください。

自分の長所を認めることで、自信につながるはずです。自信を持てれば、相手にも良い印象を与えられるでしょう。

「友達がほしい」とアピールするのもあり!

「友達がほしい」と思っているなら、それを周りの人にアピールするのもよいかもしれません。「最近、一緒に遊べる友達がほしいんだよね」「休日に一緒に出かけられる友達がほしい」など、友達がほしい気持ちを伝えてみましょう。

共通の友人や知り合いが、別の友人や知り合いの人を紹介してくれるかもしれません。勇気を出して一歩踏み出すことが大切です。「友達がほしい」あなたの気持ちを、周りの人は応援してくれるはずです。

友達がいないのは恥ずかしいことではない

友達がいないと感じている人は「自分だけ取り残されている」と不安になるときもあるでしょう。しかし、友達がいないことは恥ずかしいことではありません。人によって、友達の数や関係性は異なるもの。無理に友達を作る必要はないのです。

焦ることなく、自分のペースで人間関係を築いていくのが大切です。今は友達がいなくても、必ず出会いはあるはず。自分の個性を大切にし、自信を持って前向きに行動していきましょう。きっとあなたの魅力に気づいてくれる人が現れるはずです。

「友達がいない」と悩むのは、あなただけではありません。焦らず、自分のペースで、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

 

Ryo

Writer

心理学部卒。金融系の正社員ライターとして勤務しながら、メンタルヘルスやライフスタイルといったジャンルでも執筆。珈琲は自分で淹れる派。