彼氏と別れたい…。角を立てず別れる方法や拒否されたときの対策

Edit by 羽莉花南

彼氏と別れたい時、どうすべき?

人の気持ちは時間の流れや状況によって変化していくもの。付き合い始めたときは大好きだった彼氏でも、別れたいと思うときが訪れることもありますよね。

彼氏と別れたいと思っても、別れを切り出すのはなかなか気軽にできることではありません。彼氏を傷つけたくない…。どうやったら彼氏と円満に別れられるのか…。考えれば考えるほど、どうすべきかわからなくなってしまうでしょう。

今回の記事では、角を立てずに穏やかに彼氏と別れる方法について紹介します。彼氏と別れたいけれど、どうすればいいか迷っているときの参考にしてください。

彼氏と早く別れたいと感じる4つの原因

彼氏と別れたいと考える原因は、人それぞれです。彼氏と別れたい理由は必ずしもシンプルなものではなく、複雑に絡み合った思いを自分でもうまく説明できないときもあるでしょう。ただ、彼氏と別れたいという気持ちのなかには、多くの人に共通して見られる思いも存在します。

気持ちや好意に温度感を感じる

彼氏との気持ちに温度差を感じることは、彼氏と別れたいと思う原因となり得ます。彼氏の気持ちが自分よりもはるかに大きいときは、つい冷静になって気持ちが冷めてしまうことがあるでしょう。彼氏の気持ちが強すぎて、依存されたり束縛されたりすると、なおさら負担を感じるはず。

逆に自分の気持ちが彼氏よりもずっと大きい場合も、苦しさや寂しさを感じやすくなります。彼氏のことが大好きでも、相手からの好意が十分でないと感じたら、苦しくて別れたいと思うことがあるでしょう。

将来を考えられない

付き合っているうちに彼氏との将来が見えなくなって、彼氏と別れたいと思うケースも多く存在します。たとえば、彼氏のお金の使い方に対する価値観が自分と違ったり、話し合いができなかったりすると、これからずっと一緒に過ごす未来を想像しづらいですよね。

将来結婚を希望している人もいるかもしれません。そうでなくても恋人同士の愛情や信頼は、時間をかけて積み上げていくもの。彼氏との先が見えないと、明るい気持ちで関係を続けられません。

一緒にいると自己肯定感が下がる

自分の自己肯定感を下げてくる彼氏とは、長く過ごすほど苦しくなります。あなたを大切にしてくれなかったり、いつも否定ばかりしてきたりする彼氏である場合、一緒にいるとネガティブになって、別れたいと思うこともあるでしょう。

自己肯定感が下がると、恋愛だけでなく他のこともうまくいかなくなりがちです。暗い気持ちでうまくいかない毎日を送っていると、誰だって疲れてしまいますよね。

一緒にいても楽しくない

一緒にいても楽しくない彼氏と別れたいと感じるのは、自然なこと。彼氏の都合に振りまわされて、いつも自分ばかりが我慢していれば、次第に不満もたまっていきます。

逆に彼氏が何も考えてくれず、自分ばかりがデートの内容や行先を決めるような状況もつまらないでしょう。お互いに思いやって刺激し合える関係でないと、付き合う楽しみが感じられません。

「穏やかに別れたい」角を立てず彼氏と別れる方法5選

彼氏と別れたいと思っても、いざ別れを告げるのは億劫なものですよね。しかし、彼氏との関係をきれいに終わらせたいのであれば、別れ話は避けて通れません。ここからは、角を立てずにできる限り穏やかに彼氏と別れる方法について紹介します。

別れたい理由を書き出し伝える

彼氏に話をする前に、別れたい理由を書き出してみるのがおすすめです。別れ話をするのは緊張するもの。もしかすると、感情的になったり混乱してしまったりするでしょう。自分のなかで理由をきちんと整理できていないと、彼氏にうまく気持ちを伝えられません。

彼氏と別れたいことを納得してもらうためには、あなたの気持ちをできるだけ正確に相手に伝える必要があります。わかりやすく話ができるように、まずは自分のなかで彼氏と別れたい理由を整理してみましょう。

段々と距離を取る

いきなり別れを告げられれば、彼氏としては受け入れがたいですよね。彼氏に別れ話を切り出す前に、少しずつ距離を空けていくのもスムーズに別れるための一つの方法です。

彼氏と会う頻度を減らしたり、彼氏からの連絡への返信を遅らせたりすれば、彼氏はあなたの気持ちが冷めていることに気づくかもしれません。彼氏も事前に心の準備ができていれば、お互い感情的にならずに別れの話し合いがしやすくなります。

考えて出した結論であることを伝える

彼氏と別れたいということは、あなたにとっては前から考えていたことであっても、彼氏はそのことを知りません。自分が前からよくよく考えて出した結論であると、彼氏に説明する必要があります。

具体的にいつごろから考えていたのか、何をきっかけに考え始めたのか、彼氏にわかってもらえるように丁寧に話をするようにしましょう。ただし、いろいろ思い出していると感情的になりがちなので、冷静でいることを意識してください。あなたがよく考えて彼氏と別れたいと決めたことが伝われば、彼氏も自分を納得させやすいと考えられます。

顔を合わせて話しをする

彼氏と別れたいことを伝えるときは、直接会って話をするようにしましょう。別れを決めた後に彼氏と顔を合わせにくい気持ちはよくわかりますが、電話やLINEで済ませるのはあまりおすすめできません。

表情やしぐさで伝わる気持ちもあります。電話やLINEでは、あなたの心情の細かいところまで彼氏にわかってもらえずに、誤解が残るかもしれません。何より、直接会って話をすることで、あなたから彼氏への誠実さを伝えられます。

気持ちがなくなったことをきっぱり伝える

別れを切り出すときには、彼氏への気持ちがなくなったことをはっきり伝えましょう。「彼氏を傷つけたくない」という思いから、曖昧な表現で濁してしまいたくなりますよね。しかし、その気遣いは、自分にとっても彼氏にとってもマイナスに働くこともあります。

彼氏を傷つける言い方をする必要はありません。ただ、気持ちがないことや彼氏と別れたいという大切な部分を、曖昧にせずにきっぱり相手に伝えることが大切です。

「別れたくない!」拒否されたときの対策4選

それまで付き合っていた恋人同士のどちらかが「別れたい」と伝えたとき、もう一方がすぐに「わかりました」となるケースのほうが稀なのではないでしょうか。しっかり準備をして勇気を持って別れを切り出しても、彼氏に拒否される可能性は十分考えられます。彼氏に別れを拒否されたときの対処法についても、事前に考えておきましょう。

時間を置いてもう一度話す

彼氏と別れたいことを伝えても相手が強く拒否した場合は、一度時間を置くのがおすすめです。彼氏が感情的になっているときにあなたの意思を押し通そうとしても、かえって事態を悪化させてしまう恐れがあります。

時間が経てば、彼氏も気持ちを落ち着けて冷静になれるはずです。恋人関係は、どちらかが終わりにしたいと考えている時点で、実質的には終わっていますよね。冷静に考えられるようになれば、彼氏も状況を受け入れられるでしょう。

親友・友達に間に入ってもらう

彼氏とあなたの二人だけで別れの話し合いが解決しないようであれば、友達に間に入ってもらうのも一つの方法です。できれば自分側の友達でなく、彼氏が信頼している人物にお願いするほうが効果的でしょう。

彼氏の親友や先輩に間に入って手助けしてもらうことで、彼氏も別れに納得してくれるかもしれません。

別れたくない理由と別れたい理由をしっかり話す

自分の意見を主張するだけではなく、彼氏の意見にもしっかり耳を傾けることが大切です。あなたが彼氏と別れたい理由をしっかりと説明し、彼氏があなたと別れたくない理由についても、冷静に話を聞きましょう。

きれいにお別れするためには、彼氏とあなたがお互いがそれぞれに納得できる理由が必要です。彼氏に別れを受け入れてもらうためには、話し合いを面倒がってはいけません。

最終手段としてSNSやメールで別れを告げる

どんなに話し合いをしても、彼氏と別れたいことを納得してもらえない場合には、SNSやメールで別れを告げることも仕方ありません。

これまで付き合ってきた彼氏に対して、何も努力せずにSNSやメールで切り捨てるのはひどい態度ととられても反論できません。しかし、誠意を尽くした後の最終手段であれば、責められるものではないでしょう。

誰も傷つかない別れは存在しないのかも

別れには、痛みがつきものです。どれだけ円満に別れたとしても、お互いの心には傷が残るでしょう。誰も傷つけず、自分も傷つかずに別れる方法なんて、本来存在しないのかもしれません。

しかし、最後の痛みもすべてひっくるめて恋愛です。恋愛は、人の気持ちが移ろうからこそ価値が感じられるもので、幸せと痛みが両方あるからこそ素敵なものなのではないでしょうか。

心の傷は、時間が経てば強さや思いやりなど、人間としての魅力へと変えていけるでしょう。またお互いに納得して別れられれば、今は苦しくても、いつかは素敵な思い出となります。ぜひ、苦しいときほど目の前の感情だけにとらわれず、長いスパンでひとつの別れをとらえるようにしてください。

二人の未来のために、上手に別れよう

「恋人と別れる」というとネガティブにとらえられがちですが、別れは必ずしも悪いものではありません。別れは終わりであると同時にスタート。二人が新しい世界への一歩を踏み出すものです。

別れたとしても、付き合っていた時間が無駄になるわけではありません。素敵な思い出は、勇気をくれます。愛したり愛されたりした記憶は、お互いの自信となって、これからの人生の支えとなるはずです。

お互いにつらい記憶ではなく、素敵な思い出として残すためにも、最後まで丁寧に上手に別れるようにしましょう。

羽莉花南

Writer

はとりかな|キャバ嬢、アジア女性研究機関勤務、さまざまな国の男性との交際経験を活かして恋愛を中心に女性のお悩みに寄り添う記事を執筆中。アメリカ→フランス→ベトナムと海外生活11年目。外国人夫、愛犬1匹、愛猫2匹と暮らしています。