自分を愛するには…?自己愛を手にいれる方法と9つのマインドセット

Edit by Chie

自分を愛することはできるのかな…?

「自分をもっと好きになりたい」「自分を愛せたら、きっと生きやすくなるのに」そう感じている方は多いのではないでしょうか。

ですが、頭では「自分を大切にしよう」とわかっていても、実際にどうすればいいのか分からず、つい自分を責めてしまうこともあるはずです。

自己愛は特別な人だけが持っているものではなく、誰でも少しずつ育てていける心の在り方です。

この記事では、自分を愛するための具体的な方法と、今日から実践できる5つのマインドについて解説します。

自分を愛せないと、人を愛し、信じることはできない…

自分を愛せないと、他人を愛した時に、その人を優先するあまり、自分のことを疎かにしてしまうことがあります。心が削られてしまわないように、まずは自分を愛することを始めましょう。

自分を自分で肯定できない、愛してあげられないと、他人からの評価でしか自分を肯定してあげられないことも。結果的に愛を与えるのではなく「認めてほしい」「愛してほしい」と相手に愛や理解を求めてしまうことがあるのです。

人を愛するためには、まず自分で自分を満たし、愛してあげることが大切です。自分を愛すことができれば、相手に求めるだけではなく、他人の良い部分や悪い部分を含めて愛せるようになりますよ。

自己愛とは

自己愛とは、自分自身を愛し、信頼し、誇りを持つこと。

自己肯定感の高さも自己愛の有無に直結するため、自分の強みを受け入れることが大切です。自己愛を持つと、自尊心や自分への自信にもつながり、自己を肯定する力がついていきます。

元から自己愛を持てている人もいますが、過去に起きたさまざまな経験により自分を愛する自信が持てなくなってしまったり、減ってしまったりするケースもあります。

自己愛を高めるためには、周りの人の意見を受け入れたり日記に想いを書いたり言葉に出して聞き入れたりすることが効果的です。

参考:大阪・京都こころの発達研究所「自己愛とは」

自己愛を手に入れる9つの方法とマインド

「自分をもっと愛せたら…」「自分を大切にしたいけど、どうすればいいのか分からない」そう感じている方は少なくありません。

自己愛は、生まれ持ったものではなく、考え方や習慣によって少しずつ育てていけるものです。

ですが最初は、自分の良いところを認めることにも勇気がいりますし、時間がかかるのは当たり前。大切なのは、他人と比べず、自分のペースで進めていくことです。

ここでは、今日から実践できる自己愛を育む9つの方法とマインドをわかりやすくご紹介します。

どれも決して難しいことではありません。あなたの心をそっと満たす優しい習慣を、ひとつずつ取り入れていきましょう。

毎日自分を褒める

毎日小さなことでも自分を褒める習慣をつけましょう。自分の悪い部分だけではなく、自分の良いところや達成できた部分、失敗してしまったとしてもチャレンジをした過程に目を向けて自分を褒めることが大切です。

人から褒められなくても、自分で自分を認めてあげましょう。

「早起きできた」「丁寧にごはんを作った」そんな些細なことで十分です。失敗したとしても、「チャレンジした自分、えらい」と声をかけてあげてください。

誰よりも自分が自分の一番の味方でいること。これが積み重なることで、自然と自己愛が育っていきます。

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自分をけなす人・さげすむ人・傷つける人から離れる

自己愛を育てるためには、自分を傷つける人から距離を取ることも必要です。

心ない言葉や批判ばかり受けていると、知らないうちに「自分は価値のない人間かもしれない」と思い込んでしまいます。

ですが、本当はそんなことありません。あなたは大切にされるべき存在です。もし関係を断つのが難しくても、心の距離を取るだけでも効果があります。自分の心を守ることは、自分を愛することに直結する大切な選択です。

自分なりのストレス軽減する手段・方法を手に入れる

自分なりのストレス軽減方法を見つけ、手に入れることも自己愛を持つための一歩です。

ストレスがたまっていると、自分の良いところよりも、できないことや弱い部分にばかり目が向いてしまいがちです。そんな状態では、自己否定が強まり、自己愛も育ちにくくなります。

だからこそ、自分に合ったストレス解消法を持つことがとても大事。散歩をする、音楽を聴く、美味しいものを食べる、自然に触れる…なんでも構いません。

自分を癒す時間を意識的に作ることで、心に余裕が生まれ、自分を大切にできるようになります。

過去の失敗やミスを許す

過去の失敗やミスをいつまでも抱えてしまうと、自分を責め続けてしまいます。

「あのときの私がダメだったから」「きっとまた失敗する」と、未来の自分まで否定してしまうことも。

ですが、誰にだって間違いや失敗はあります。周囲の人が何か失敗した時に、何度も責め続けないのと同じように自分のことも許してあげてください。

失敗はあなたの価値を下げるものではなく、成長の糧です。

「あのときの自分も、頑張っていた」と認めてあげましょう。過去の自分を許せたとき、あなたの自己愛は大きく前に進んでいきます。

自分のスキル・才能・強みを理解し、大切にする

自分を愛するためには、自分のスキルや強みを知り、認めることがとても大切です。自己否定が強いと「私には何もない」と感じがちですが、本当は誰もが唯一無二の魅力を持っています。

過去の経験を振り返ったり、友人に「私のいいところって何だと思う?」と聞いてみたりするのも効果的。

自分の得意なことや好きなことを丁寧に見つけ出し、それを大切にすることで、自己愛は少しずつ育っていきます。

6. 周囲と比べず、自分の価値を認める

つい他人と比べてしまい、「自分は劣っている」と感じていませんか?

ですが、人は誰一人として同じではありません。あなたにはあなたの良さがあり、他の人にはない魅力があります。

SNSや周囲の人と比べるのではなく、「自分は自分」という視点を持つことが大切です。他人と比較するのをやめたとき、自分の価値に気づき、自分を認められるようになります。

あなたはあなたのままで、十分素晴らしい存在です。

7. 自分の感情を素直に認める

「こんなことで落ち込むなんて」「私が怒るなんてダメ」そんなふうに、自分の感情を否定していませんか?

ですが、どんな感情もあなたの大切な一部です。嬉しい、悲しい、悔しい、不安…どんな気持ちも、「今の私はこう感じているんだ」と素直に受け止めてみましょう。

感情を抑え込むのではなく、ただ認めるだけで心は少し軽くなります。自分の気持ちを丁寧に扱うことは、自己愛を深めるための大事なステップです。

8. 自分を甘やかす時間を持つ

いつも頑張っている自分を、時には思いっきり甘やかしてあげましょう。何もしないでぼーっと過ごす、好きなカフェに行く、美味しいスイーツを楽しむ…どんなことでも構いません。

「私、よく頑張っているよね」「最近、私本当に偉いよね」と自分に優しく声をかけることも大切です。自分を大切にする時間は、心のエネルギーを満たすための大切なメンテナンス。

自己愛は、こんなふうに自分をいたわる瞬間からも、少しずつ育っていきます。

9. 自分との約束を守る

自分との小さな約束を守ることは、自己愛を育むうえでとても大切な習慣です。

たとえば「今日は早めに寝よう」「10分だけ散歩しよう」という些細な約束でも、それを守ることで「私は自分を大切にできている」という実感につながります。

逆に、自分との約束を何度も破ってしまうと、「どうせ私はできない」と自信を失いがちに。無理のない範囲で大丈夫です。自分との信頼関係を少しずつ積み重ねていきましょう。

自己愛を手放してしまう5つのNG行動

「自分をもっと大切にしたい」「自己愛を持って生きたい」と思っていても、知らず知らずのうちに自分を傷つける行動をとってしまっていることがあります。

気づかないうちに自己愛を遠ざけてしまう行動は、実は誰にでも起こりやすいものです。たとえば、他人と自分を比べたり、自分を責めすぎたり…。こうした習慣が積み重なると、自分への信頼や愛情は少しずつ薄れていきます。

ここからは、自己愛を手放してしまう5つのNG行動をお伝えします。気づいた今から、少しずつ手放していきましょう。

1. 常に他人と自分を比較する

他人と自分を比べ続けると、「自分は劣っている」「私には価値がない」と感じてしまいがちです。

SNSや職場、友人関係の中で、誰かの成功や魅力ばかりが目につくと、自分の良さを見失いやすくなります。人それぞれの人生や価値観があることを忘れてはいけません。

比較は自分を苦しめ、自己愛をどんどん遠ざけてしまいます。大切なのは「自分は自分」という視点を持つことです。

2. 自分を責め続ける

失敗したり、うまくいかないことが続いたとき、「なんてダメなんだ」「私には無理」と自分を責め続けていませんか?

過剰な自己否定は、自信を奪い、心のエネルギーをどんどん消耗させます。誰だって間違えることもあるし、うまくいかない日もあるのが当たり前。

責める代わりに、「それでも頑張っている自分」に目を向けることが、自己愛を守る大切なステップです。

3. 無理をして他人に合わせすぎる

周囲の期待に応えようとしすぎて、自分の本音を押し殺していませんか?

「嫌われたくない」「迷惑をかけたくない」と思うあまり、自分の気持ちを後回しにしてしまうことは、自己愛を手放す原因になります。

人に合わせ続けてばかりいると、「自分は何を望んでいるのか」が分からなくなってしまいます。自分の心の声に耳を傾けることを忘れないようにしましょう。

4. ネガティブな環境に身を置き続ける

常に批判的な人がいる場所、悪口が多い環境、不安を煽られるような情報ばかり目にする日常。

そんなネガティブな環境に長くいると、自分を大切にする感覚は薄れてしまいます。心の健康は、周囲の影響を大きく受けます。

自分を守るためには、心地よい環境を選ぶことも大切です。物理的に距離を取るのが難しくても、情報の取捨選択をするだけでも効果があります。

5. 自分の気持ちを無視する

「こんなふうに感じるのはダメ」「我慢すればいい」と、自分の本当の気持ちを無視することは、自己愛を遠ざける行動の一つです。

悲しい、悔しい、寂しい、嬉しい…どんな感情もあなたの大切な一部。無視したり否定したりせず、「今、私はこう感じている」と受け止めてあげることが、自分を大切にする第一歩です。

自分の気持ちを丁寧に扱うことは、自己愛を育てる大切な習慣です。

自分を愛そうとすることに意味がある

自分を否定してしまう。認めてあげられない。好きでいられない。自分を愛せないと頭を抱える人は少なくありません。

自己愛を持てていない人がいきなり自分のすべてを受け入れ、自分を愛するのは難しいもの。

そんなときは、自分を愛そうとする気持ちを持つことからはじめましょう。自分を愛するための気持ちを持てれば、ゆっくりでも必ず前に進み自分を愛してあげられる日が来るはずです。

自分を愛するというのは、ありのままの自分を受け入れ、成長を手助けすること。どのような欠点があっても自分を確立するためには必要だったと受け入れましょう。

「自分を愛してあげたい」

そんな気持ちを持てた自分をまずは褒めてあげて。

Chie