人といると疲れるときはどうしたら良い?9つの対処法
他人と過ごしているうちに疲労を感じやすい人の特徴についてご理解いただけたところで、メイントピックである「効果的な9つの対処法」について解説していきます。
日常生活でも無理なく取り入れやすいものを選びました。人と会うと疲れてしまう自分を受け入れながら、無理なくストレスを軽減する方法について考えましょう。
- 意識的に1人の時間を作る
- 誰かと会う頻度を減らす
- 大人数で話すときは、「気の合いそうな人」を見つける
- 無理して盛り上げようと考えない
- 相手に興味を持つ
- 全員に好かれようとしない
- 人と会うと疲れてしまう自分を責めない
- 苦手な人とは距離をとるのもあり
- しっかり休息をとる
意識的に1人の時間を作る
自分だけの時間を持つことは、人と会うと疲れる方にとって非常に重要です。自分だけの時間を過ごすことで、精神的なエネルギーを定期的に充電しましょう。
趣味に没頭する、静かな環境でリラックスする、自分と向き合う時間を持つなど、過ごし方はさまざま。他人の目を気にせず、リラックスして過ごせる時間を意識的に設けてみましょう。
誰かと会う頻度を減らす
他人との交流自体にストレスを感じる方は、誰かと過ごす時間そのものを減らしてみるのもよいでしょう。
誰かと過ごす時間の大切さは、さまざまな場面で語られます。ですが重要なのは「自身が無理のない範囲で楽しめているか」「質の高い時間を過ごせるかどうか」です。
親しい友人との小さな集まりや、個人的に意義を感じる活動に参加するなど、自分にとって心地よい範囲で楽しみましょう。
大人数で話すときは、「気の合いそうな人」を見つける
大人数で集まる際は、多くの人の目線が気になってしまい、大きなストレスを感じる方も多いはず。その場合、まずは自分と気が合いそうな人を探すのに集中しましょう。
共通の趣味や価値観を持つ人となら、スムーズにコミュニケーションが取れます。「どんな話題を出せばいいんだろう」「気の利いたコメントが思いつかない」といった悩みが大きく軽減できるでしょう。
無理してストレスを抱えながら他人と接するよりも、ずっと楽しくて充実した時間になりそうですね。
無理して盛り上げようと考えない
コミュニケーションにおいては、無理に盛り上げ役を担う必要はありません。自分らしくいることが、心地よい会話につながります。
誰かと話している中で、たくさん笑いを取ったり、会話を盛り上げたりする人を見ると、羨ましく感じる人も多いでしょう。ですが、そのようなコミュニケーションだけが正解ではありません。
リラックスして自然体でいることを心がければ、そのようなコミュニケーションが心地良いと感じてくれる相手を見つけられます。
相手に興味を持つ
他人と会うと疲れる方にとっては、相手に興味を持ってみるのも有効な方法です。興味を持つことによって、自然と相手に聞いてみたいことが増え、会話の流れがスムーズになります。
相手がどんな性格の人なのか、どんな仕事をして、どんな価値観を大切にしているのか。決めつけるのではなく、会話で相手の情報を知るほど、興味も強くなっていくはずです。
まずは相手の発言や意見のうち、自分が共感できる部分を探してみましょう。そう考えるようになった理由や、より具体的な意見などをさらに深ぼっていけば、会話も自然と盛り上がりますよ。
全員に好かれようとしない
全員から好かれるのは不可能であることを受け入れるのも、他人と会うと疲れる人におすすめです。
大切なのは、自分を受け入れること。他人に合わせるのではなく、自分の価値観を大切にした上で自分と異なる相手のことも尊重するのが大切です。
そのためには、自分自身が何を大事にしたいのか考えてみる必要があります。自分にとって重要な価値観や、自分にとって心地良い言葉使い、態度について振り返ってみましょう。
人と会うと疲れてしまう自分を責めない
人と会うと疲れる自分を変えたいあまり、自分自身を過度に責めてしまう人も多くいます。ただし、そのような自己批判はむしろ逆効果です。
他人と過ごすと疲れてしまうのは、あなたが悪いからではなく体質のようなもの。簡単に改善できるものではないため、自己批判をしても大きな変化は期待できません。
その結果、長期間に渡って自己批判を繰り返し、かえってコミュニケーションに対する抵抗が強くなってしまいます。まずは「仕方がないこと」として受け入れることが大切です。
苦手な人とは距離をとるのもあり
苦手な人と過ごすのは、大きなストレスになります。そのため、苦手な人とは思い切って距離を取ってみるのもおすすめです。
誰かと距離を作ることに抵抗を感じる方も多いでしょう。友達が減ってしまったり、仲良くしておいたほうがメリットが得られたりすると考えれば、なかなか踏み出せないですよね。
ただし思い切って苦手な人と離れてみると、本当に大事にしたい人や物事に時間が使えるようになります。自分の人生を充実させるためにも、苦手な人との時間はどんどん減らしてみましょう。
しっかり休息をとる
他人と会うと疲れる方は、意識的に休息の時間を設ける必要があります。
コミュニケーションは、日常生活においても必要不可欠。他人と過ごすのが好きな人と比べてストレスが蓄積しやすいため、定期的にリフレッシュするのがポイントです。
十分な睡眠を確保する、リラックスできる趣味を楽しむ、静かな場所でゆっくり過ごすなど、ご自身に合った方法で休む時間を作りましょう。
「人と会うと疲れる=ダメなこと」ではない!気質と上手に付き合おう
近年、コミュニケーションの大切さが本やメディアなどで叫ばれるようになりました。一方で、この世の中に馴染むために、人と過ごすのが苦手な人は「人と会うことに対してストレスを感じないようにしないと」と考えることも増えたでしょう。
ですが、人と会うと疲れるのは決して悪いことではありません。心地良いコミュニケーションは人によって異なります。無理してまで関係を広げようとする必要はないのです。
大切なのは、人と会うと疲れる自分をまず受け入れてみること。性格や体質はそう簡単に変わるものではないからこそ、まずは自分との付き合い方を変えてみましょう。
そして、自分にとって大切な人との時間を大切にしましょう。対人関係においては、多さだけではなく質も大切です。自分ひとりの時間を充実させるのも素敵な生き方。自分に合ったコミュニケーションを焦らず模索してみましょう。