友達と疎遠になる原因とは?別々の人生でも友情を育てる7つの方法

Edit by mayan

 

気づいたら離れてしまった、あの人…

あんなに仲良くしていたのに、気づいたら疎遠になってしまった友達、あの人、あの子は元気だろうか。ふと思い出したことで気になる夜。SNSが発達する前から連絡を取っていたのに、10代や20代を共に友達として過ごしたはずなのに。でもそもそもなぜ疎遠になったんだっけ…?

生きている中で、友達と疎遠になるタイミングはいくつかあります。SNS時代と言われている現代でも「そういえば連絡取ってないな」とふと思い出す友達もいるでしょう。気づいたら疎遠になった原因はなにで、少し疎遠になったとしてどのように連絡を取ってみれば良いのでしょうか。ここでは、友達と疎遠になった友達との距離の取り方、今後どのようにしていくべきなのか解説します。

大人になると、友達と疎遠になる原因・理由は?

大人になるにつれ、友達と疎遠になることは増えていきます。新しい出会いや新しい友達関係を築いていく一方で疎遠になっていく友達。大人になると、友達と疎遠になる原因・理由にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、友達と疎遠になる理由の代表的なものをいくつかご紹介します。

お互いの環境が変わるから

学生時代と違い、社会人・大人になると環境が大きく変わります。友達だからといって同じ会社に就職し、同じように仕事をすることはかなり少ないでしょう。お互いの環境が変わると関わる人間関係や、活動する時間・好みや必要なもの・細かな部分に違いが出てくることで疎遠になる友達も増えていきます。

学生のときは、学校や授業などがありましたが社会人になると、同じ時間で動く友達も少なくなります。環境が変わり、人間関係が変わることでいつの間にか疎遠になってしまいます。

仕事重視の生活になっているから

社会人になると、1日のほとんどを仕事の時間として過ごすことになります。仕事重視の生活になると、自分のプライベートな時間は少なくなり、隙間の休日や時間に友達との予定を入れることになるでしょう。

また、近年では自分の好きなことややりたかったことを仕事にしている人も多く、プライベートをあまり持たずに仕事中心に過ごす人も。仕事中心になると、友達との時間よりも仕事が優先され、だんだんと友達と疎遠になってしまう原因となるでしょう。

恋人や家庭が優先になるから

疎遠になる大きな理由の一つに、恋人や家庭もあげられます。社会人になってから数年で結婚や妊娠出産など、ライフステージが変わります。ライフステージが変わることで自分や、自分の支えとして大事だった友達との時間ではなく、夫・子どもなど家庭が優先になり、友達とは疎遠になることがほとんどでしょう。

恋人と友達であれば、天秤にかけて時間を取ることができますが、家族・家庭となると違います。今までと同じように時間やお金を使うことは難しいため、段々と友達と疎遠になってしまう、といったことも少なくありません。

価値観や時間の使い方が変わるから

上段で紹介した理由や要因はどれも友達と「価値感」が違っていくことの一つともいえます。学生時代と違い、自分のために使える時間やお金は限られてきます。恋人や家庭の有無に関わらず、優先順位も変動するでしょう。

家庭を優先する人、推し活など趣味を優先する人、仕事を優先する人など、優先する対象やお金のかけ方はそれぞれです。価値観や時間の使い方が変わると、友達とはいえ、会う頻度や何かを共に楽しむ機会は減っていき、疎遠になってしまいます。

疎遠になる友達とならない友達の違い

さまざまな要因や原因がありつつも「でも、疎遠にならない友達もいるのに」と感じることもあるでしょう。とても素敵なことで、大事にしていける関係性があることで、自分も頑張れることや大丈夫と感じられることもあります。

疎遠になる友達と疎遠にならない友達の違いは、価値観やフィーリングとも関係します。お金や時間の使い方が自分と合っている、感じ方が似ている友人は疎遠になりにくいでしょう。

また、距離の取り方や距離感が元々合っていた人とは疎遠になりにくい傾向にあります。連絡頻度が似たような感覚であったりお互いに無理をしない範囲での交流ができている友達や、関係性は疎遠になりにくく、学生や社会人になってから、恋人や家庭をもってからも、自分達の距離感を保ちながら交流ができます。無意識にできていることも多く「あの友達とは疎遠になってないな」と感じることもあるでしょう。

疎遠になっても友情を育てる7つの方法

    気がついたら疎遠になったからと言って、友達としての縁が切れた・友達ではなくなったわけではありません。お互いの距離感を尊重しながら疎遠になっても友情を育てることもできるでしょう。特に、昔に比べ連絡を簡単に取れる佳境であり、SNSなどで近況を知ることもできる時代です。ここでは、疎遠になっても友情を育てる7つの方法をご紹介します。

    気軽に連絡をしてみる

    メールや電話だけではなく、いまではれ楽を取れるツールが豊富にあります。疎遠になった友達だからと気負わずに「久しぶり、元気?」と連絡をしてみましょう。

    気軽な連絡であれば、気軽に返すことができるため、学生時代や頻繁に連絡を取っていた頃と同じように戻るのも早いかもしれません。「なんとなく元気かなって思って」など、正直に伝えると良いでしょう。

    SNSで適度にコメントなどやり取りをする

    近年ではSNSが発達し、疎遠になっていてもお互いの近況や言動を知ることができます。結婚や妊娠出産の経緯も、SNSで知る人が多く、コメントやDMで共通の友達とともに祝うことも増えています。

    SNSを使ってつながっているのなら、適宜にコメントやDMを送りましょう。コメントやDMは比較的気軽に送り合うものなので、疎遠になった友達自身からも急な連絡を変に思われることはありません。疎遠になる前、少し疎遠になった後にも使える方法です。

    共通の友人を含めてランチなどに誘う

    学生時代の友達であれば、共通の友達も何人かいるはず。共通の友達を交えて、ランチやお茶など、ちょっとした近況報告会を行いましょう。会いたい、と思う疎遠になった友達と共通の友達もいることで、誘いやすくなります。

    「久しぶりに会わない?」「久しぶりにみんなに会いたいと思って!」など、気軽に誘うことで学生時代のようにランチやカフェを楽しめるでしょう。疎遠になってしまった友達だけではなく、周りも誘うことで緊張感も少なくすみます。

    定期的に会う予定を作る

    疎遠になる前であれば、定期的に会う機会を作るようにしましょう。月一回ランチ会や、仕事終わりのディナーなど、頻繁にではなくとも、定期的に会うことで疎遠になるのを防げます。

    また定期的に会うことで、お互いの抱える悩みや現状を知ることもでき、お互いの年齢や成長を感じながら大切さを実感する時間を作れるでしょう。少し疎遠になったとしても、次回以降どちらから誘ったとしても会いやすくなります。

    お互いの近況を報告する

    会える場合は会った方が良いですが、連絡を取り合うだけでも友情を育てることはできるでしょう。スマートフォンひとつあればやりとりができるため、SNSでもその他連絡ツールであっても友達と近況報告をしあうことで疎外感や疎遠に感じることは少なくなります。

    友達の幸せな出来事や、悲しいこと悩みなど、友達として聞くこと聞いてもらうことはお互いのストレス発散にもつながるでしょう。ライフステージが変わることで出てくる悩みも友達だからこそ話せることも出てきます。

    年賀状など節目節目でのやり取りをする

    疎遠になってまだ数年であれば、年賀状やクリスマスカードなど、節目節目でのやりとりをするのも良いでしょう。時間が空いても節目節目での挨拶であれば、疎遠になっていても不自然ではなく関係性を保てます。

    ハガキなどではなく、SNSを通して節目の挨拶を送る程度でも、お互いの近況報告を兼ねた友情を保つためのやりとりとなるでしょう。結婚した・子どもが生まれたなど、変化と共に送ることで疎遠になっていてもお互いの近況を知れます。

    本当にまた付き合いを再開したいか、よく考える

    疎遠になっても友情を育てる方法を紹介していますが、本当にその友達との付き合いや交流を再開したいのか、よく考えてみましょう。学生時代といまの自分では、性格や考え方が少し変わっているはず。それは疎遠になってしまった友達も同じです。

    過ぎ去った思い出は良いものに脳内変換されがちですが、実際の思い出や感じ方はそればかりではないでしょう。疎遠になったことで学生時代の良かった思い出などにとらわれ「自分にとってかけがえのない友達」と思い込んでしまっている可能性もあります。またその疎遠となった友達との交流を再開したいのか、なぜ再開したいのかを一度考えてみましょう。

    友情の距離や関係はライフステージによって変わる

    疎遠にならない方法を紹介しましたが、疎遠になっていくことで関わる人が変わっていくことは悲しいものではありません。友情・友達の距離や関係はライフステージによって自然に変わっていきます。

    毎日のように会える学生時代の友人と疎遠になった分、ママ友や仕事関係での出会い、SNSでの出会いなど、新しい関係が広がっていくことも多いでしょう。特にSNSが当たり前になった近年では推し活や趣味仲間など、さまざまな部分から関係性を構築でき、新たな関係性を築けます。

    成人した後、社会人になればライフステージが変わり結婚・出産・妊娠など、気兼ねなく会える話せる友人とは別に、優先順位を変える必要性があります。学生時代の友達と疎遠になったことをあまり悲しまずに「新しい人間関係ができ始めたのかも」と考えるのもよいでしょう。

    疎遠になっても不安にならず、ちょうどいい距離感をみつけよう

    気がつくと、あの頃頻繁に会っていた友達とは連絡を取らなくなった。何かあったわけではないからこそ、不安だった。だけど、疎遠になった分新しい関係性・友達も生まれている。もしかしたら「たまに近況報告する」くらいのこの距離は、私たちにちょうどいいのかも。

    いくら友達でも、人間関係やさまざまな環境が全く同じ、価値観も一つも変わらない、ということはないでしょう。年齢を重ねるごとに、見える世界や価値観は変わって当たり前です。好きや嫌いと言ったことではなく、自分と同じように優先順位が変わっただけだと考えてみましょう。疎遠になっても不安にならず、ちょうどいい距離感をみつけていくことが大切です。

    mayan

    Writer

    フリーライター。女性向けトレンド分析などのマーケティングも行う。その豊富で多彩な人生観を活かし恋愛から生き方まで多岐にわたるジャンルを執筆。