なんだか最近疲れが取れない…
季節や気圧に関係なく、なんだか最近疲れが取れない。やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、まだ30代なのに、なんだか何をしても疲れが取れないから、すべてのやる気が出ない…。30代に入ってから、疲れが取れない日々が増えた。これはいったいなんなの?20代の頃とは、疲れの取り方は違う?
20代と30代では、疲れの質や疲れ方が違うことを感じている人も多いでしょう。多くの女性たちが疲れが取れないまま過ごし、なんだかしんどさを感じながら過ごしている人も。
疲れが取れない日々をこれ以上続けないために必要なことは?疲れが取れない時はどんな対策をして過ごせばいいの?
年齢によって疲れ方が違う
20代・30代・40代と、疲れ方や疲れる原因は異なります。20代の頃は、体力はあれどさまざまな新しい人間関係に出会うことの多い年代です。そのため、精神的に疲れることが多く、気持ちが沈んでしまうことも多いでしょう。一方で30代や40代であれば、ある程度の人間関係への対応がわかるようになります。精神的に落ち着いてきた一方で、体力が20代に比べると徐々になくなってくる頃ともいえます。
年齢によって、疲れ方が違い疲れのとれなさだけではなく解消の仕方も違うため、ケアをしっかりと行うことが大切です。疲労が溜まってしまうことで起きるさまざまな症状は、日常生活や仕事にも影響することがあります。毎日を生き生きと過ごすためには、原因と解決策を知っておくことが重要です。
疲労感が溜まりすぎると、どうなる?
「疲れているな」と感じても、休まない・休めない人が多いのは現代病の一つとも言われています。中には疲れが取れない日々が続き、疲れや休息が必要であるサインに気づかず、体調に影響してしまうことも。
「だるさがとれない」「朝、起きられない」「休日も休んだ気がせず、疲れが取れない」そんな感覚に陥ったことがある人は少なくないでしょう。これらの症状はすべて疲労から起きているもの。現代の20代30代である働き盛りと呼ばれる世代は、半年以上続く慢性的な疲労を感じている人も多いでしょう。
疲労感が溜まりすぎることで、疲れや自分の体からのサインに気づきにくくなり、気づいたときには手遅れなんてことも少なくありません。痛み・熱などの明らかなものが体からのサインと言われがちですが、疲労も立派な体からのサイン。実はもっとも重要で、ありもっとも危険だとも言われるサインなのです。疲れのサインを受け取れないことが続くと、病気のサインも受け取りにくく、病気になった際も手遅れとなってしまう可能性があります。
30代〜40代女性の疲れが取れない5つの原因
疲れが取れないと、日々の家事や仕事の効率も下がりうまく体が動かない、なんだかずっとだるいと感じてしまうことも増えていくでしょう。ではなぜ疲れが取れないのでしょうか。ここでは、30代〜40代女性の疲れが取れない5つの原因をご紹介します。
仕事でのストレス
30代以降、仕事では立場が変わり責任のある仕事も増えていきます。上司とのやりとりはもちろん、部下も増えて自分が目を配る範囲が広がるでしょう。その分、仕事で受けるストレスも増えて日々満身創痍な状態が続けば、疲れが取れない原因になります。
1日の大半を占める仕事でのストレスや疲れは、消化するのが難しく、つい蓄積したまま過ごしてしまいがちです。また30代からは、役職や責任ある立場が増えることはあれど減ることは少ないため、自分に合った解消法を持っておくことが大切です。
家庭でのストレス
家庭を持っていることも多い30代にとっては、仕事のストレスや疲れだけでなく日常的に行う家事や家族との関係でもストレスを感じることが多いでしょう。
仕事の疲れが取れないまま家でもストレスや疲れを溜めてしまい、疲れは取れていないのに次の日が始まるといった悪循環に陥りがちです。家庭でのストレスは、コミュニケーション不足や役割分担の偏りなど些細なことから始まり、大きな問題へ発展しやすいため注意しましょう。
睡眠の質が悪い・不眠によるもの
近年、睡眠の質が重要であると話題になっています。日本人は真面目であるがゆえに睡眠時間がかなり短く、疲れやすい傾向にあります。
20代では睡眠時間を削っても次の日に影響しなかったかもしれませんが、30代・40代となれば体力面でも精神面でも睡眠がさらに大切になってくるでしょう。睡眠不足で疲れが取れない日々が続き、さらに疲れが溜まりやすくなる負のループに陥ってしまうことも少なくありません。
脳の疲れが取れていない
体や心の疲弊は感じやすい一方で、脳の疲弊を感じることは少ないかもしれません。しかし体以上に脳が疲れていることで、「日々の疲れが取れない」「なんだかぼーっとしてしまう」「いつもよりも効率が悪い」といった症状もあります。
休憩時間や睡眠時にも脳が何かを考えているため一向に休めず、余計に疲れてしまうことも少なくありません。脳の疲れは感じにくいですが、いつもよりタスクが多かったり、マルチタスクで物事を進めないといけなかったりするときがあてはまります。
加齢によるもの
さまざまな疲れが取れない原因がありますが、加齢もその一つです。加齢と聞くと、かなり年配の方を想像する人もいますが、加齢は年齢を重ねることであり、すべての人に当てはまります。
特に女性は更年期が早いとされているため、加齢による女性ホルモンの減少や貧血なども、疲れが取れない原因につながります。20代や30代を比べれば確実に年齢を重ねているため、体力や回復の速さのほかに回復に必要な時間や食べものも変わってくるでしょう。
家事・仕事の疲労回復法5選
疲れたときの回復方法を知っておくことも大切です。
30代・40代となると、さまざまな場面で責任や役割が増えていきます。疲れが溜まり、疲れが取れない原因を先にご紹介しました。ここでは、家事・仕事の疲労回復法を5つご紹介します。自分ができそうなこと、仕事の合間にも取り入れられそうなものは、積極的に取り入れていくとよいでしょう。
食事のバランス・栄養改善
食事は疲れに限らず、健康や美肌などあらゆる面で欠かせません。食生活が乱れ気味な人は、まず食事・栄養の改善から始めましょう。コンビニ飯やインスタントをなるべく控えて、野菜や果物、食物繊維などをはじめとする体のバランスを整えるものを積極的に摂っていくようにします。
またサプリメントの助けを借りつつ、足りない部栄養素を補うように満遍なく摂取することが大切です。
睡眠の質を向上させる
睡眠不足や睡眠の質が悪いことは、疲れが取れない原因の一つです。
- 寝具を整える
- 睡眠環境を整える
- 適度な運動
- 体を温める
上記のように、両立な睡眠を取るために改善してみましょう。特に寝る前にスマホやパソコンを使うことで睡眠の質が低下し、疲れが取れない原因となります。30分程度前から、もしくはお風呂を上がってからは使わないようにするなどルールを設けましょう。
運動やストレッチで血流をよくする
「血流をよくしよう」とよく言われるのは、疲れは蓄積してリンパ周りで溜まってしまうためです。運動やストレッチで、体全体をほぐし血流を促すとよいでしょう。デスクワークの合間に全身運動をする・毎朝ラジオ体操をする・寝る前に10分でもストレッチをするなど習慣化してみてください。
股関節・肩甲骨・首周りなど、リンパの流れを促すパーツ付近を意識的にほぐすと、血流もよくなるだけでなく頭もスッキリして集中できるでしょう。
ゆっくり湯船に浸かる
ほっと一息つく場所として挙げられることの多いお風呂。温かい湯船に浸かることで体全身が温まり、リラックスできるでしょう。仕事や家事で固まった血流を促し全身に巡らせることで、疲れやこりも一緒に流れてくれます。
普段から湯船に浸かる習慣がある人は、特に疲れた日にはちょっと特別な入浴剤や、発汗系の入浴剤を入れるなどすると、さらにリラックス効果を得られるでしょう。
ベッドで映画やドラマを見ながら現実逃避
現実逃避と聞くと「逃げるのではなく向き合わないと」と考えてしまう人も多いですが、現実逃避によって頭の中がスッキリし、疲れを取ることにもつながります。
映画やドラマなどは、フィクションの世界です。好きなファッション・国・アニメなど、好きな世界観の中に没入することで、何も考えずに楽しめる時間を作り出しましょう。また普段はやらないような、お菓子やお酒と一緒にベッドの上で楽しむことも非日常的な体験となり、ストレスや疲れの発散につながります。
サプリメントなどの助けも重要
疲れを取るために栄養分や食事が大切なのは周知の事実ですが、すべての栄養分を摂ることは難しいでしょう。サプリメントや漢方など、自分に合ったものを補強することも大切です。30代〜40代は、20代と比べて摂取すべき栄養素も増えていきます。
例えばビタミンの中には自分の身体の中で生成できないものもあり、食事で補うには3食でかなりの量を摂取しなければなりません。食材によっては手に入りにくいもの、調理しにくいものなども含まれます。
サプリメントはよくないイメージも持たれがちですが、上手に使うことで心身の健康や疲れが取れないときのエネルギーチャージになります。ただし、サプリメントはあくまで栄養補助の役割。バランスのよい食事を基本にしつつ、サプリメントで不足分を補いましょう。
30代〜40代女性こそ意識して行動してみよう
30代・40代女性に向けての疲れが取れない時の対策をご紹介しましたが、年齢にかかわらず心身の健康や疲れを回復させるために必要なことばかりでもあり、共通の対策でもあります。
20代の頃と比べて30代以降は、体力も少しずつ変化し体調や働く環境などの外的要因も変化していくでしょう。好き勝手な食生活や運動不足な日常では健康面を大切にすることは難しく、ついついすべて後回し、楽な方へ流れてしまいます。しかし、30代〜40代女性こそ意識して行動するべきことが多く、心身の健康を保ち続けることが大切といえるでしょう。
家事に仕事・人間関係・自分の人生だけではなく、子どもや他の人の人生を背負う立場を持つ人も多いのが30代・40代です。疲れが取れないなと思いつつも放置してしまう人は、できそうなところから対策を始めて、今後も続いていく日常や人生をよりよいものにしていけるよう今から意識していきましょう。