蛙化現象の治し方9選|嫌いになる原因&相手をもう一度好きになる方法

Edit by 羽莉花南

 

蛙化現象に陥ってしまった…

せっかく好きな人が振り向いてくれたのに、その途端に気持ちが冷めてしまった…。恋人の些細な行動がきっかけで、相手のことが嫌になってしまった…。そんなの悲しいし、自分でもがっかりしてしまいますよね。一度蛙化現象に陥ってしまったら、以前の気持ちを取り戻せないのでしょうか?

今回の記事では、女性が蛙化現象になってしまう原因や治し方について、詳しく解説していきます。ぜひ悩んでいるときの参考にしてくださいね。

そもそも蛙化現象って?

 

蛙化現象とは、好きな相手のことを突然好きではなくなって、嫌悪感を抱いてしまう現象のこと。本来蛙化現象とは、好きな相手も自分に好意を抱いてくれていることがわかると、気持ち悪く感じて嫌いになってしまうのが元々の意味です。

ただ、Z世代の若い人達の間で「好きな人がとった些細な行動やしぐさに幻滅して気持ちが冷めてしまう現象」という意味合いで蛙化現象という言葉が流行してから、現在ではより幅広い意味で使われるようになっています。

好きな相手のちょっとした行動やしぐさで突然相手が嫌になってしまうのは、自分でも混乱してしまいますよね。けれど、蛙化現象という言葉が大流行するくらい、蛙化現象そのものは珍しくないのです。

蛙化現象の語源はグリム童話にあり!

蛙化現象という言葉の語源は、グリム童話の「カエルの王様」に由来しています。「カエルの王様」には、魔法でカエルの姿に返られた王子様と人間の美しい王女様が登場します。カエルの王子様が王女様と接するうちに、魔法が溶けて人間の姿に戻るお話です。

物語の中で王女様はカエル姿の王子様を気味悪がったり、王子様が人間の姿に戻った瞬間に仲良くしようとしたりします。カエル姿の王子様への王女様の態度はひどいものです。本来は「人を外見で判断してはいけない」という教訓を伝える物語ですが、物語の中で王女様から王子様への急激な気持ちの変化が描写されていることから、蛙化現象の語源の由来と考えられています。

蛙化現象に陥るのは女の人だけ?

 

蛙化現象は、女性が陥りやすい現象だと考えられてきました。けれど、最近では男性にも起こる現象であると考え方が変わってきています。矛盾した感情で悩む蛙化現象は、男女関係なく見られる現象です。

蛙化現象が女性に見られやすいとされてきたのは、女性の方が男性に比べて恋愛の過程を重視したり、防衛本能が強かったりする傾向があるためだと考えられます。結果に重きを置かなかったり、理想と現実のギャップから自分を守ろうとしたりすることで、蛙化現象を発現させることが多かったのかもしれません。

蛙化現象は男性にも女性にも起こり得ますが、蛙化現象が発現する要因に違いがある可能性があります。

蛙化現象に陥る4つの原因

好きだった人を突然嫌いになるなんて、自分でも訳がわからなくて混乱してしまうかもしれません。ですが、蛙化現象に陥ることにも原因が存在します。原因をきちんと把握できれば、頭や心も大分スッキリできそうですよね。

蛙化現象の原因には、主に以下のようなものが考えられます。蛙化現象で悩んでいる人にとって、当てはまる原因がきっと見つかるでしょう。ぜひ自分の状況と見比べて、チェックしてみてくださいね。

両思いになるまでの過程が楽しいから

両思いになるまでの過程に恋愛の重きを置いていることが、蛙化現象に陥る原因となってしまっているのかもしれません。恋愛成就という目標に向かって進んでいくのは、楽しいものですよね。

けれどいざ目標としていた両思いにたどり着いたときに、次の目標を見失って恋愛や相手への興味がなくなってしまっている状態が考えられます。過程に意識が向いていた場合には、いざ相手を受け入れる心の準備ができておらず拒絶の気持ちが芽生えることもあるでしょう。

理想と現実のギャップを目の当たりにしたから

片思いのときに相手に理想を抱いていた場合には、いざ付き合ったときに現実とのギャップを感じて蛙化現象となってしまうことも少なくありません。片思いの相手というのは、美化して考えてしまいがちですよね。

ただあまりに素敵な人として考えすぎていた場合には、そのふり幅の大きさに一人で幻滅してしまう場合があります。片思い中は相手に恋をしていたというよりは、恋に恋していたような状態であったのかもしれません。

自分が振られることで傷つくのが怖いから

自分が振られて傷つくことを避けるために、心が先に対策を打った結果の蛙化現象である可能性もあります。特に女性は、防衛本能が強い生き物です。

例えば彼氏が自分に興味をなくしているのを感じて、相手への気持ちが冷めてしまう瞬間ってありますよね。それがあからさまではなかったとしても相手の行動やしぐさから自分への気持ちが冷めているのを敏感に感じ取って、心が防衛線をはったのかもしれません。

受け身のスタンスで恋愛をしているから

受け身のスタンスで恋愛していると、蛙化現象に陥りやすいものです。受け身で恋愛しているときは、自分が動くことよりも相手が自分に何をしてくれるかということばかりを考えて、相手への期待値が高くなっています。

けれど、実際に相手はそんな思い通りには動いてくれませんよね。自分が何もしなくても、相手ばかりが自分に尽くしてくれるというのも考えにくい状況です。自分の理想通りにならない相手に対して、気持ちが冷めてしまうケースが考えられます。

羽莉花南

Writer

はとりかな|キャバ嬢、アジア女性研究機関勤務、さまざまな国の男性との交際経験を活かして恋愛を中心に女性のお悩みに寄り添う記事を執筆中。アメリカ→フランス→ベトナムと海外生活11年目。外国人夫、愛犬1匹、愛猫2匹と暮らしています。