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「最近、仕事のやる気が出ない…」心のサインに気づいて対処しよう!

Edit by mayan

最近、仕事のやる気が出ない…朝、仕事に行くのが憂鬱…

仕事のやる気が出ない朝。月曜日でもない、連休明けでもないし、人間関係や仕事でミスしたわけではない。だけど、起きられない日々が続いている。仕事のやる気が出ないなんて、社会人失格なのかな、これからも続いたらどうしよう…。

昨日までいつもどおり過ごしていたのに、朝になったら起きられない、仕事に行かなきゃいけないのはわかっているけれど、メイクも支度もやる気が出ない、という経験は誰しもあるかもしれません。やる気が出ないことで、なんだか罪悪感を感じてしまい、さらにやる気が出ない悪循環にも陥りがちです。

もしかすると、その「やる気が出ない」「朝起きられない」には、さまざまな理由が隠れているのかもしれません。

やる気が出ない時、心のサインに気づいて!

やらなきゃいけないことは山ほどあるし、始めれば終わるのはわかっている。今までも、そうやってこなしてきた。目の前にあることを少しずつ…。わかっているはずなのに。

やる気を出さないといけない瞬間は一週間の中で平均5日、仕事は待ってくれるわけではありませんよね。やる気が出ないと仕事や家事など、できないことは日常の中で多々あります。しかしどんなに頑張ってもやる気が出ない時、もしかしたらそれは心からのSOSサインかもしれません。

やる気が出ないことで「なんてだめなんだろう」「みんなはできるのに」と自分を責める前に、まずはどうしてやる気が出ないのか考えてみましょう。自分が気づかないうちに疲弊し、SOSサインとして「やる気が出ない」という信号を出している可能性も。

悪化させないために!心のSOSサイン

毎日仕事をこなしている最中は気づかなかった、気づかないようにしていた疲労やストレスがある日突然「やる気が出ない」という形で出てくることは少なくありません。「やる気が出ない」のはなんだか怠けているように感じ、罪悪感を感じる人もいるでしょう。しかし、やる気が出ない以外にも、心からのSOSが出ているかもしれません。

悪化する前に、自分の身体や心が出しているSOSはないか、以下から確認してみましょう。

朝起きるのが苦痛に感じる

朝起きることがきつい、苦痛だと感じる人は多いでしょう。朝起きられないのにはさまざまな原因があり、やる気が出ないと感じる原因のうちの一つです。

朝起きられず、起きても布団の中でゴロゴロとしているばかりで起き上がることができない、すべてに対しやる気が出ない、と憂鬱さを感じるのはSOSかも。毎日向き合う仕事や現実の何かが苦痛に感じているのかもしれません。

日曜日の夜、一番憂鬱な気分になる

土日休みの仕事であれば、月曜日からまた一週間が始まります。日曜日の夜は、寝て起きれば月曜日になってしまいスタートしてしまうという圧を感じ、一番憂鬱な気分になる人は心からのSOSかもしれません。

サザエさん症候群などと呼ばれることがありますが、翌日から仕事などに向き合わなければならない現実と直面することで、なんだか憂鬱さを感じます。

職場の人とコミュニケーションが減った

生活の中で仕事は大きな割合を占めているため、会社や職場の人とのコミュニケーションは大切ですよね。仕事の内容だけでなく、なんとなくの世間話やちょっとした愚痴や会話も、コミュニケーションの一つで、自分が思っている以上にストレスの発散や心の安定に繋がっています。

コロナなどの関係で職場の人とのコミュニケーションが減ることも多く、やる気が出ないに繋がっている人も多いでしょう。また、自分から話しかけることや他の人とお話しするのが億劫に感じている人は、心からのSOSのサインかもしれません。

体調不良になることが増えた

心の不調や不安だけではなく、体調に直接現れることもあるでしょう。仕事などのストレスや些細な疲労が蓄積し、自分ではコントロールできない身体の部分から危険信号を出されているのかもしれません。

海外旅行に行った後、貧血や生理などわかりやすい原因に心当たりがないのに、体調不良の回数が増えているのなら、心からのSOSを疑いましょう。「もしかすると心からのSOSがあったことに気づかず、体調にまで影響してきたのかも」などこれまでの生活を振り返ってみると良いかもしれません。

常に疲れている

常に疲労が取れないのは、近年の社会問題でもあります。常に疲れている状況なのは、脳や心から「休んでほしいよ!」というサインであるかもしれません。身体や心は定期的にSOSを出していますが、人間は気づかないふりが得意なのでついつい頑張ってしまうことも。

疲労は自分が思っているよりも小さなもの、些細なストレスから蓄積していきます。自分が思っているよりも身体には限界値が細かく存在します。些細なサインを無視し続けると、悪化してしまう原因にも繋がるでしょう。

追い込まれる前に、自分を守ろう

「やる気が出ない」と聞くと怠惰なことのように聞こえますが、心からのSOSサインの可能性があります。そしてこの状態は、今まで小出しにしていたSOSを無視していた結果かもしれません。

仕事や人間関係など、日々過ごす中でのストレスは多く、心や身体に少しずつ蓄積されていることで「やる気が出ない」にまで大きくなってしまった可能性もあります。やる気が出ない時には無理やりにでも仕事に向かい過ごすこともできるでしょう。

しかし、すでに限界を迎えた上で「やる気が出ない」状態になっている可能性もあるため、さらに追い込むことよりも休むことを優先し自分を守るようにしましょう。心が折れて、これからのことを考えられなくなってしまう前に、まずはストップすることが大切です。

やる気を出すための5つのヒント

やる気が出ない自分を肯定することは大切ですが、生きていく上で仕事も欠かせないもの。いつまでも「やる気が出ない」状態を続けるわけにはいきません。また、なかにはやる気が出ない状態が続くことで不安になってしまう人もいるでしょう。ここでは、やる気が出ない時の自分の守り方と逆に、やる気を出すためのヒントを5つご紹介します。

思い切って、数日間有給を取得する

仕事や対人関係などと離れる時間を作りましょう。有給は、働く人の権利です。思い切って有給を取りリフレッシュすることで自分や仕事の向き合い方にも変化をもたらしてくれるはずです。

リフレッシュとして遊びに行くのも、次のステップや仕事のことについて考えるのも良いでしょう。自分のために時間を使い無理のない範囲で自分を解放するように心がけることも大切です。自分と向き合うのはとてもめんどくさく、気力も体力も使うでしょう。しかし、ここで向き合わないとまた同じようにやる気が出ない状態を引き起こし、その度に罪悪感と闘うことになります。

身体を動かす時間を過ごす

近年SNSなどでも「筋肉は裏切らない」「筋トレすると落ち込まない」など見かけるようになりました。いきなりの筋トレや運動は逆に疲弊し、悪循環になってしまうので無理のない範囲で実践することが大切です。

  • ヨガやストレッチ
  • 朝起きてから軽く運動する
  • いつもよりも2駅前から歩く

など、できる範囲から運動することですっきりとした気持ちを感じることができるでしょう。運動をしている時間は、自分と自分の体と向き合うための時間です。「どこをどう動かすか」「どんな効果があるのか」ウォーキングやヨガなどであれば変わる景色や動作の一つ一つに向き合います。仕事のストレスなどから解放される時間を作るのに有効です。

仕事以外のことに目を向ける

勤務形態にもよりますが、7日ある一週間のうち5日も働いていれば仕事のことが頭から離れない人も多いものです。せっかくのお休みも仕事のことをつい考えてしまい疲れは蓄積します。仕事以外の趣味や楽しいこと、美味しいものや好きなものに目を向けましょう。

自分が好きなものや楽しそう、やってみたかった、と感じることに目を向けることで、やる気が出ないスイッチを切り替えることができるはずです。

人生の中で大きな割合を占める仕事、現代では働き方改革なども加わり仕事について将来について考えざるを得ない状況でしょう。しかし、仕事以外の時間を作ることは仕事でのパフォーマンスを向上させる・ストレスを解消させることにもつながります。

部署移動など上司に相談する

会社や自分のいる部署、抱えている仕事が原因の場合は部署異動や仕事量・仕事内容の調整などをお願いしてみましょう。やる気が出ないことを伝えた上で、仕事のどの部分がどう影響しているのか、今後どうしたいのかなどを伝えることが大切です。

仕事は対人関係と同じく向き不向きがあります。向いていない仕事や苦手としている作業、複雑な人間関係などが影響し、やる気が出ないこともあるでしょう。

上司や、同僚など仕事に関わる人と話をし、相手から見ての自分や、他の業務などの話も聞いてみましょう。自分が思っている認識と、相手や周りからの認識が違う場合は多々あります。「そんなに考えていたなんて気づかなかった」と言われるかもしれません。言葉にして伝え、相談してみましょう。

働く環境を変える

転職やリモートなど、働く環境を思い切って変えてみるのも一つの方法です。転職や離職は最終手段ですが、上司などに相談しても反映が厳しい・部署移動などが叶わないなど、自分のやれることがない時に検討してみるのも良いでしょう。環境や会社が原因の場合、自分がどんなに変わってもやる気を出しても変化しないことが多く、同じことの繰り返しになってしまう可能性もあります。

 

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心が折れる前に、気持ちを切り替えよう

「やる気が出ない」のは、悪いことではありません。今まで頑張り続けたからこそ疲労が溜まり、一気に爆発してしまっただけであり「管理不足だ」などと責めなくても良いのです。やる気が出ない朝を迎えた際は「心からのSOSかも」「もしかして何か無理してた?」とまずは自分と対話してみましょう。自分だけで解決するのが難しそうであれば、上司や友人に伝えて、自分の今の状況を知ってもらうことも必要です。

「やる気が出ない」ことが悪循環に働き、心が折れる前に気持ちを切り替えて「うん、今の私はやる気がないんだ」と認めることで見えてくる気持ちもあるかもしれません。朝起きられない、朝仕事に行くのが辛い、と少しでも心のSOSを感じたら、思い切って休んでみるなど切替えられるようにしましょう。

mayan

Writer

フリーライター。女性向けトレンド分析などのマーケティングも行う。その豊富で多彩な人生観を活かし恋愛から生き方まで多岐にわたるジャンルを執筆。