仕事が楽しくない…これって当たり前なの?
「仕事が楽しくない」。社会人であれば、一度は思うこと。友人や周りの同期に相談しても「仕事なんだから楽しくないなんて当たり前でしょ」と言われてしまった経験はありませんか?
学生のときにしていたような楽しかったアルバイトとはまた違い、社会人になり就職すると仕事に対しての責任感や周りのプレッシャー、人との交流なども加わりいつしか「仕事=楽しくないもの」になってしまいます。
今回の記事は仕事が楽しくないと感じるのは当たり前のことなのか、仕事がつまらないと感じる原因や対処法をご紹介します。
「仕事=楽しい」は人それぞれ。当たり前ではない
社会人になり仕事をしているうえで「楽しくない」と感じる人は多いかもしれませんが、「仕事が楽しい」と感じている人もいます。自分が小さなころから憧れていた仕事や、自分に向いている仕事であれば楽しいと感じるのが普通のことでしょう。
仕事が楽しい、楽しくないと感じるのは人それぞれ。具体的にいうと「自分にその職があっているかあっていないか」の問題が大きいといえます。そのため、仕事が楽しくないと感じることが当たり前というわけではありません。
仕事がつまらないと感じる原因は?
いざ仕事に就いても、やりがいがなかったり職場が自分に合っていなかったりなど、「つまらない」と感じてしまう場合があります。ここでは、仕事がつまらないと感じる原因を5つご紹介します。
理想と現実とのギャップが大きい
仕事に対して大きな理想や希望もっている人は、現実とのギャップに「こんなはずじゃなかったのに」「思っていたのと違う」というと落ち込んでしまう傾向にあります。
たとえば、外から見ているとすごくやりがいがありそうで楽しそうな仕事に見えても、実際に働くとやりがいが感じられなかったり、職場の雰囲気があまりよくなかったり、想像していたものとまったく違ったり。このようにギャップが大きいと、「つまらない」と感じてしまうケースが多いでしょう。
実際に働いてみないとわからないところが多く、理想を高くもって仕事を選んでしまうと現実とのギャップに耐えられなくなってしまいます。
業務にやりがいを感じられない
仕事を楽しく続けるのに一番大切だといっても過言ではないのが「やりがい」です。
たとえば、頑張って成果を上げたとしても誰からも評価されていない、自分の仕事が誰の役にも立っていないと感じたとき「この仕事は自分じゃなくてもいいのではないか」とやりがいを感じることができなくなります。
そのため、やりがいを感じることができなくなると自然に仕事に対してモチベーションが低下し、つまらないと感じてしまうでしょう。
成長やスキルアップを感じられない
職場でのスキルアップや成長は、仕事に対してのやりがいや達成感、モチベーションの向上につながります。しかし成長できる見込みがないポジションに就いてしまったり、頑張ってもスキルアップを感じることができなかったりすると、仕事がつまらないと感じてしまいます。
そのため、どのようにスキルアップをしていくべきか、どうすれば成長できるのかを冷静に考える必要があります。
職場の雰囲気や人間関係が良くない
どんなに収入がよく業務がうまくいっていても、職場の雰囲気や人間関係が悪いと仕事にいくのが億劫になり、楽しくないと感じてしまう傾向があります。
職場の雰囲気や人間関係で仕事がつまらないと感じる場合、まず職場環境を改善する必要があります。たとえば自分の意見を積極的に発言したり、上司や同僚との関係改善のため話し合う場を設けたりなど、必要に応じて行動することが大切です。
業務内容が自分のレベルに合っていない
そもそも、業務内容が自分に合っていないと仕事を楽しいものだと思うことができません。
たとえば、コミュニケーション能力が高く、人と関わるのが好きな人が一人で黙々と作業していると性に合わず、仕事がつまらないと感じてしまいます。逆に、細かな作業が得意であまり人と関わりたくない人が、営業などでたくさんの人と交流を持つ仕事をすると心身ともに疲れてしまいます。
そのため、業務内容のレベル感や相性は仕事がつまらないと感じる原因につながるでしょう。
仕事が楽しくないと感じたときの5つの対処法
仕事が楽しくないと感じても、どのような対策を打てば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。ここからは、仕事が楽しくないと感じたときにできる5つの対処法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
何が楽しくないのか、何が嫌なのかを洗い出してみる
漠然と「仕事が楽しくない」と思っていても、状況はなかなか変化しません。実際にどんなことがあって、なにが嫌なのかを冷静に考える必要があります。その原因を明らかにすることで解決策が見える可能性が高くなり、転職をせずとも仕事に対する意欲やモチベーションを向上させることができる可能性も。
たとえば、職場の環境がマッチせず楽しくないと感じるのであれば、上司と話し合いの場を設け、環境を改善するなどの方法があります。まずは一度、具体的に何が楽しくないのか、何が嫌なのかを紙などに書き出してみるとよいでしょう。
仕事に対して目標を設定する
仕事が楽しくないと感じる場合は、モチベーションの向上を保つために何か目標を設定するという方法があります。目標を設定する場合は、短期間で達成できそうなものと長期間で達成できるものの2つを設定するとよいでしょう。
短期間で達成できそうな目標はモチベーション維持のため、長期間で達成できそうな目標は将来のキャリアプランを意識することで、仕事に対してより意欲をもつことができるからです。目標を設定することで、毎日の仕事をゲーム感覚でクリアできると、1つひとつのタスクにやりがいを見出せるかもしれません。
部署異動を希望する
自分のスキルや能力に合っていない部署で仕事をするのはストレスになり、仕事が楽しいと思えなくなってしまいます。
部署異動が可能な会社の場合は、上司に相談をしたうえで異動願いを出すという方法があります。自分に合った部署に環境を変えられれば、仕事のモチベーションが上がり楽しいと感じるようになる可能性が高くなるでしょう。
プライベートを充実させる
プライベートを充実させることで、仕事そのものの見え方が変わったり、捉え方が変わったりすることがあります。プライベートの時間をしっかりとることで心身ともにリラックスさせる効果があり、仕事に対してのモチベーションや意欲が高まる可能性も。
友人との時間や趣味に没頭できる時間などをしっかり確保し、リラックスできる時間を設けるようにしましょう。
転職する
努力をしても改善されず仕事が楽しいと思えない、心身ともに疲れてしまっている場合は転職をおすすめします。自分に合わない環境下で仕事をし続けると、自分が感じているよりもストレスを感じ、精神的にも疲れてしまうからです。自分の身体を守るためにも、転職という選択肢を取ることも時に重要です。
転職をする際は自分の価値観に合った仕事、得意分野を活かせる仕事など、自己分析をしたうえで自分に合った仕事を見つけましょう。
自分に合った仕事は何かを知り、楽しく働けるように──
仕事が楽しくないというのは当たり前のことではありません。仕事を楽しくできるように努力をしても、改善されなくてつらい…という方は転職考えるのも一つの手です。しかし、無計画に仕事を選んで就職してしまうと何度も「仕事が楽しくない」という状態になってしまう可能性も。
そのため転職する際は自分に合う仕事はどんなものなのか、どんな仕事をしたいのかを分析し情報収集などをする必要があります。自分にあった仕事を探すために、一度自分としっかり向き合うとよいでしょう。