結婚相手に求める条件とは|理想の結婚をするための条件、妥協も必要?

Edit by 羽莉花南

理想の結婚をするには何が大事?

結婚は人生の中でも大きなイベントの一つ。どのような結婚相手をパートナーに選ぶかは、その後の人生を大きく左右する大切なことですよね。

今は、かならずしも結婚しなければならない時代ではありません。結婚せずに自分らしく生きる道を選択する人もたくさんいます。それでも結婚したいと考えるのは、あなたにとって結婚がよりよい人生へと進んでいけるきっかけとなるものだと信じているからでしょう。

自分にとって大切なことだからこそ、多くの人が結婚相手を選択するときには慎重になるものです。今回の記事では、多くの人が結婚相手に求める条件についてご紹介します。実際には妥協しても大丈夫な条件と譲るべきでないポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

結婚相手に求める条件とは

自分が結婚相手に求める条件を把握しておくことは、理想の結婚相手を見極めるときに役立ちます。まずは、結婚相手に求める条件として代表的なものをご紹介します。ぜひ、あなたの理想の結婚相手について考えるときの参考にしてください。

価値観が似ている

多くの人が結婚相手に求める条件として最初に挙げるのが、価値観が似ていることです。かならずしも、価値観の違う相手が悪いわけではありません。自分と違う考え方をする相手に、異性としての魅力を感じることもありますよね。

ただ、結婚相手とあまりに価値観が離れていると、お互いにストレスや不満が溜まる可能性が高くなります。一緒にいる時間が短い恋人同士であれば我慢できる程度でも、長い結婚生活を一緒に過ごす相手の場合は問題となることは珍しくありません。

結婚相手はいわば運命共同体です。結婚相手と同じ方向を向いて人生を歩んでいくためには、お互いの価値観をすり合わせていく必要があります。あまりに価値観がかけ離れていると、お互いが納得するのが難しいケースが出てくるでしょう。

気を遣わない

「気を遣わない」「居心地がいい」と感じることが、結婚相手の決め手となるケースも多く存在します。相手のことが大好きでも、自分が振り回されている状態では幸せな結婚生活を想像しづらいのではないでしょうか。

結婚はゴールではなく、新しい生活のスタートです。最初は新鮮に感じられる結婚生活であったとしても、時間が経てば日常となっていきます。長く続いていく日常を一緒に過ごす相手には、気を遣わずに自分が居心地よくいられる相手を選びたいですよね。

金銭感覚があう

結婚相手に求める条件として、金銭感覚があうことも挙げられます。バラバラに生活する恋人同士であれば、相手がどのようなお金の使い方をしていたとしても、それほど深刻な問題にはなりません。

しかし、結婚すれば相手のお金の使い方が、自分の生活にダイレクトに影響するようになります。自分が節約しながら頑張ろうとしているのに結婚相手が散財していれば不安になるでしょう。逆に自分はある程度お金を使って居心地よく過ごしたいと思っているのに相手のお金の管理が厳しいと、それもストレスとなるはずです。

一緒にいて楽しい

結婚相手は一緒にいて楽しいことも大切です。「結婚相手に求める条件」というと不安要素の排除に目が向きがちですが、相手のことが大好きで一緒にいたいと思うのが何よりも大切な条件ですよね。

たとえば結婚相手が優しく、価値観のズレもなく、経済的にも恵まれていて…と一般的に結婚相手に大切と考えられているような条件が揃っていれば、たしかにそれほど大きな不満を抱えることはなさそうに思えます。しかし、不満がなくても一緒にいて楽しくなければ、なかなか心からの幸せは感じられません。

経済力がある

結婚相手に求める条件として、経済力はよく挙げられる要素です。特に女性は、相手の男性に経済力を求める場合がよく見られます。求める経済力の度合いは人それぞれですが、あまりに経済力がないと生活をともにする相手として不安に感じてしまいますよね。

また「お金を稼ぐ能力がある男性に魅力を感じる」という考え方もあります。結婚相手に頼らなくても自分に十分な経済力がある女性も多く存在する中、生活のために安心したいからではなく、結婚相手に求める魅力として経済力を条件としていることも少なくありません。

外見や身だしなみが好き

結婚相手の外見や身だしなみのセンスを重要視する人もいます。毎日顔をあわせる相手が自分の好みであれば幸せだし、一緒に出掛けるときにも「この方が私のパートナー」と胸を張れるような素敵な身だしなみでいてほしいものですよね。

また、いつか子どもを持ちたいと考えている場合には、相手の外見が子どもの外見に影響することが考えられます。結婚相手に求める条件に外見が含まれるのは、先のことまで見据えた結果でもあるのです。

お互いに想いあっている

結婚相手に求める条件として、お互いに想いあっていることを忘れてはいけません。「結婚と恋愛は別」といわれがちですが、やはり結婚は恋愛の延長線上にあるもの。「好きな相手とずっと一緒にいたい」「大切な相手と家族になりたい」という気持ちの上に成り立つものです。

まったく不安要素のない状態で結婚に踏み切るケースは、あまりありません。条件をいろいろ並べてみても、なかなか完璧にはいかないもの。それでもお互いに想いあっていれば、結婚した後に訪れる試練や困難も一緒に乗り越えていけるはずです。

妥協しても問題ない条件

結婚相手に求める条件として挙げられがちですが、実際には妥協してもそれほど問題ない条件も存在します。昔は大切と考えられていたことでも、時代の流れによって世の中は以前と変わっています。

学歴

特に男性の結婚相手に求める条件とされてきた「高身長・高収入・高学歴」の中にも入っている学歴は、何となく今でも重要視されがちです。しかし、世の中の状況は変わっていて、現在において、学歴はそれほど注目すべき条件ではなくなっています。

昔と違って高学歴が良い仕事に直結するわけではなくなりました。有名な大学を卒業していてもうまく就職できない場合もあり、逆に学歴がなくても才能や努力などで成功しているケースもたくさん見られます。

学歴で結婚相手を選んでも、思ったような結婚生活にはつながらないでしょう。

長男長女かどうか

結婚相手が長男長女かどうかというのも、現在では時代錯誤な考え方となっています。「結婚するなら次男が気楽でいい」という認識は少し前までは当たり前にあったものですが、今の世の中の状況にはそぐいません。

一部の格式のある家や伝統を重んじる家である場合でなければ、ほとんどの場合は「財産を継ぐのは長男」「両親の面倒を見るのは長女」という考えはもはや機能していません。生まれた順番よりも、結婚相手と義両親との関係性のほうが結婚生活に影響することになるでしょう。

多少の年齢差

お互いに想いあっているのであれば、年齢差を気にするのはもったいない考え方です。定年退職の時期や介護の問題など心配な要素がないわけではありませんが、2人で相談して決めておけばそこまで問題視することはないでしょう。

年齢差があるカップルも増えていて、周りから特殊な目で見られるような機会も多いとは思えません。一昔前までは気にされることもあった「女性が年上」という夫婦も今では珍しい夫婦のあり方ではなくなっています。

家事スキル

家事スキルは、結婚相手の条件として妥協してもいいと考えられます。女性に求められがちなスキルですが、共働き家庭も多く、もはや家事は女性のみがするものではありません。夫婦で得意なことを協力しあって生活していけば、効率が良くなるだけではなく思いやりも深まるはずです。

お互いに家事よりも仕事のほうが得意であれば、2人で働いてできた経済的余裕で家事代行サービスを利用する手もあります。「家事は家庭内でしなければならない」という決まりはなく、夫婦のあり方は自由なものです。

預金や貯金

相手が信頼できる人であれば、預金や貯金が少なくてもそれほど心配しなくても問題ありません。特に若い人であれば、1人暮らしをしながらたくさんお金を貯めるのは難しいでしょう。お金はこれから2人で貯めていけばいいのです。

2人で生活を始めると、バラバラに暮らしていたときよりも経済的に余裕ができます。2人で計画を立てれば、お金の管理もしやすくなるでしょう。

絶対に妥協してはいけない条件

結婚相手に求める条件には、ここだけは妥協せずしないほうがいいというものも存在します。次のような条件には、しっかり向きあうべきことをおすすめします。

想いあっている

幸せな結婚生活の土台となるのは、お互いへの愛情です。愛の形はそれぞれですが、お互いに想いあっていることが何よりも大切です。

さまざまな条件を並べて固めたとしても、結婚した後にはきっと状況は変わります。人も世の中も変わっていく中で、いつも同じ状況でいられる可能性はほとんどありません。

しかし、どんな状況になったとしても、お互いに想いあっていれば結婚したことに後悔はしないもの。そのときに置かれた状況にあわせて、2人で乗り越えていけるでしょう。

尊重できる

相手を尊重できること、そして相手が自分を尊重してくれることも大切です。結婚相手のことが好きだったとしても、相手の人間性や価値観を尊重できなければ夫婦生活はうまくいきません。

長く一緒に生活していく中で、夫婦間の愛情の形も変化していきます。どのようなときでも、お互いを尊重するのがいい関係でいるコツです。

話し合いができる

結婚相手に求める条件として、きちんと話し合いができることも大切です。夫婦であっても他人同士。意見が食い違う場面にも、たくさん遭遇するでしょう。

違う考え方を持つ他人同士が人生をともにしていくためには、お互いの価値観をすり合わせながら進んでいく工夫が欠かせません。話ができない相手であっては、いずれ結婚生活がうまくいかなくなると考えられます。

金銭トラブルがない

結婚を決めるときに、相手に貯金や預金がないことは大きな問題でなくても、金銭トラブルがある場合には見逃せません。相手が抱える借金は、結婚すれば夫婦で解決すべき問題として、あなたも一緒に背負うことになります。さらに、金銭的なトラブルにはあなただけでなく、あなたの家族や親族まで巻き込んでしまうおそれがあります。

今までお金にだらしなかったのであれば、結婚後すぐに変わってくれるとはかぎらず、相手のお金の使い方に苦労するかもしれません。金銭トラブルだけは「愛しているから大丈夫」で簡単に済ませられない問題です。

結婚相手に求める条件を明確にして、自分の恋愛に活かそう!

「条件」というと打算的な感じがして、ロマンチックな結婚にふさわしくないと感じる方もいるかもしれません。しかし、結婚相手に求める条件を明確にするのは、あなたの理想の結婚へと向かうための素敵な一歩です。ぜひポジティブな気持ちで、さまざまな条件について考えてみてください。

結婚相手について真剣に考えたぶんだけ、理想の結婚が近づきます。あなたに幸せな結婚生活が訪れますように。

羽莉花南

Writer

はとりかな|キャバ嬢、アジア女性研究機関勤務、さまざまな国の男性との交際経験を活かして恋愛を中心に女性のお悩みに寄り添う記事を執筆中。アメリカ→フランス→ベトナムと海外生活11年目。外国人夫、愛犬1匹、愛猫2匹と暮らしています。