仕事の時間をうまく使えるようになりたい
何だかいつも仕事に追われている…。仕事中心の生活になっていて、プライベートの時間がとれない…。就業時間中の時間配分がうまくいかない…。仕事がないときでもデスクにはりついている必要があってモヤモヤする…。
やりがいを持って仕事に取り組むことは楽しいし素敵なことですが、仕事ばかりになってしまうと「このままでいいのかな…」と不安な気持ちになることがありますよね。あるいは、就業時間中に他の人の都合で仕事のペースを乱されたり、仕事の量と関係なく時間を拘束されたりすることにストレスを感じる人もいるでしょう。
今回の記事では、自分のペースでできる仕事をランキング形式でご紹介します。自分のペースでできる仕事のメリットとデメリットも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
自分のペースでできる仕事のメリット
自分のペースでできる仕事であれば、仕事の時間について抱えていた悩みが解消します。まずは、自分のペースでできる仕事に就いた場合のメリットについて解説します。ぜひ、自分のペースでできる仕事があなたの希望にあっているかどうか、確認してみてください。
働く場所・時間に縛られない
働く場所や時間を自分で選べる仕事であれば、仕事に感じているストレスが軽くなるかもしれません。朝早く起きて満員電車に乗り、通勤するだけで疲れきってしまうのは、多くの人に共通する悩みですよね。自分の部屋で仕事ができたり人が少ない時間に出勤できたりするだけでも、通勤に注いでいたエネルギーを仕事自体に向けられます。
時間の縛りがないのであれば、体調が悪い日には仕事量を減らして、やる気がある日には多めに頑張るなど自分の裁量で毎日の仕事を進めていくことが可能です。早起きが苦手であれば、お昼から稼働することもできます。仕事が終わっているのに定時まで机に座っている必要もありません。
人間関係の煩わしさがない
自分一人で進められる仕事であれば、面倒な人間関係から解放されます。職場での悩みの多くは、人間関係に起因することが多いもの。仕事の内容とは関係ない人間関係に振り回されて、嫌になってしまうことは珍しくありません。
横暴な人や苦手な人と関わりたくないのはもちろんですが、職場がみんな良い人であってもお互いの仕事が関連していれば相手のペースに気を遣うでしょう。自分のペースでできる仕事であれば、周りのことを気にして気疲れする必要がなくなります。
ノルマ・納期・締め切りに追われない
ノルマや納期、締め切りなど、指標があることは仕事のペースを決めたりモチベーションを上げたりする効果もありますが、あまりにきつい縛りがあるとストレスやプレッシャーになりますよね。繊細な人であるほど、数字や期限に追われることで委縮して、本来の力を活かせないこともあります。
自分のペースでできる仕事であれば、あなたを追い詰めていたプレッシャーから解放されてベストなパフォーマンスを発揮できるかもしれません。
周囲の環境に左右されない
周囲の環境の影響を受けずに済むのも、自分のペースでできる仕事のメリットです。作業の途中で人から話しかけられると、その度に集中力が途切れます。また集中し直すには余分な時間とエネルギーを使うでしょう。また、職場では周囲の声や音が気になって、電話中の会話がうまくできないといった悩みを持つ人も少なくありません。
上司がイライラしていたり誰かが怒られていたりするのを見ると、自分のことではなくても気持ちが引きずられるもの。自分のペースでできる仕事であれば、いちいち周囲の様子に振り回されずに済むでしょう。
仕事の裁量を自分で決められる
仕事の裁量を自分で決められるのも魅力です。どのくらいの時間働きたいのか、その時間でどのくらいの仕事ができるのかは人それぞれ。自分が希望する時間内でできる仕事に取り組めれば、気持ちも楽だしワークライフバランスもとりやすくなります。
自分には無理な量をこなそうとするのはつらいですし、逆にもっとできるのに時間だけ余って就業時間中拘束されるのもきついもの。自分のペースでできる仕事であれば、過剰なプレッシャーや無駄だと感じられる時間を過ごすことから解放されるでしょう。
自分のペースでできる仕事のデメリット
自分のペースでできる仕事は魅力的ですが、デメリットも存在します。後悔しないように選択するためには、良い面ばかりでなくデメリットについても把握しておくことが大切です。ここからは、自分のペースでできる仕事のデメリットについて見ていきましょう。
正社員ではない場合がある
自分のペースでできる仕事は、正社員採用でない場合も多く存在します。働く時間が自由になる仕事については、業務委託などがよくある形式です。
業務委託の場合は福利厚生や社会保障は一切ありません。業務委託は雇用関係ではないので、正社員採用の仕事に比べると収入が安定しないことも。病気やケガをしたり、妊娠や出産のタイミングにあたったりしたときには収入が途絶えることになるでしょう。常に備えが必要です。
時間配分がうまくないと難しい
自分のペースでできる仕事は、逆にいうと自分ですべての時間を管理しないといけない仕事です。自分の裁量で決められる分、誰かが指示をくれるわけではないので、自分でペースを管理できない場合は仕事をこなすのが難しいでしょう。
自分で選択できることはいいことに思えますが、100%そうとは言い切れません。人によっては、自分ですべて決めなければならない状況がかえってストレスやプレッシャーになる場合があります。
孤独を感じやすい
自分のペースでできる仕事は、他の人と協力する必要が少ない分、孤独を感じやすくなります。1人で作業をしていると、問題が起きたときや行き詰ったときに追い詰められた気持ちになることは少なくありません。
普段から1人でいることが苦にならない場合は問題ありませんが、人と話すことや賑やかな雰囲気が好きな人には向いていないかもしれません。
単純作業になりやすい
自分のペースでできる仕事は、単純作業になりやすい傾向にあります。常に新しいことに取り組みたい人や規模の大きな仕事に携わりたい人にとっては、モチベーションが上がらない仕事内容となるかもしれません。1人で完結させる仕事には限界があるので、自分のペースでできる仕事を選ぶと、組織の中で周囲と協力しながら進める仕事に比べて小さくて単純なものになりがちです。
また、単純作業である場合には、特に正確さや丁寧さが求められます。細かい仕事を黙々と進めることが得意な人には向いていますが、性格によっては仕事が合わない可能性もあります。
自分のペースでできる仕事ランキングTOP10
ここからは、具体的に自分のペースでできる仕事をランキング形式でご紹介します。自分のペースを守って働きやすい仕事を厳選しました。ぜひ、興味のある仕事を探してみてください。
営業職
自分のペースでできる仕事ランキング1位は、営業職です。数字を追うことにはなりますが、成果さえ出せれば時間を縛られず働けることが多い仕事です。好きな時間に働ける仕事の中でも、正社員として雇用してもらえる仕事でもあります。
営業職は、自分のペースで仕事しながらもさまざまな人と関わりたい場合におすすめです。「押しが弱いから営業職は向いていないかも…」と思われることも多いようですが、ガンガン攻める必要はありません。実際は丁寧に調べて対応できる人のほうが成果を出しやすい傾向にあります。
バックオフィス
自分のペースでできる仕事ランキングの2位は、バックオフィス業務です。総務、経理、人事などの一般事務を指します。営業やマーケティングなどのフロントオフィスと呼ばれる仕事を後方からサポートする仕事です。
どこにいてもできる業務なため、フレックスタイムやリモートでの仕事を認めている会社が意外とたくさんあります。バックオフィスの業務は会社の利益と直結するものではないため、フロントオフィス業務に比べてのんびりとした雰囲気であるのも特徴です。コツコツと丁寧に作業をするのが得意な人にぴったりです。
ライター(WEB・雑誌)
自分のペースでできる仕事ランキング3位は、ライター業務です。納期さえ守れば、好きな場所で好きな時間に作業できる場合がほとんどです。求められるレベルはさまざまですが、基本的な日本語の文章が書ければこなせる仕事も多く、初心者でも始めやすい仕事として人気があります。
実績がない最初のうちはなかなか生活できるだけの金額を稼げない場合があり、副業から始める人も多く存在します。調べものをするのが得意な人や文章を書くのが好きな人におすすめの仕事です。
Webデザイナー
自分のペースでできる仕事ランキング4位であるWebデザイナーを紹介します。ライター同様、働く場所や時間に制約がないのが一般的です。専門的な知識や技術が必要になる分、ライターに比べると始めるまでに準備資金や時間がかかりますが、評価を得た後には大きな報酬が望めます。
Webデザイナーというとコーディングができないといけないイメージがあるかもしれませんが、現在はノーコードのプラットフォームがたくさんあるため、デザインの技術だけでも活躍することが可能です。
フリーランスクリエイター
自分のペースでできる仕事ランキング5位として、フリーランスクリエイターがあります。デザイナー、イラストレーター、アートディレクターなど、フリーランスクリエイターにもさまざまな種類があります。
会社員クリエイターと仕事の内容自体は同じですが、働く時間や場所、クライアントを自分の裁量で決められるのがフリーランスの魅力です。自分のライフスタイルにあわせて働けるので、自由度が高くなります。
エンジニア・プログラマー
自分のペースでできる仕事のラインキング6位は、エンジニア・プログラマーです。スキルさえあれば、好きな場所、好きな時間に働いて収入を得ることが可能です。
IT系の仕事は需要が高いため、高収入が望めます。さらに、フリーランスでも安定した仕事を得やすい点もメリットです。日本だけでなく海外での需要も大きいため、海外移住を考えている人にもおすすめです。エンジニアやプログラマーは男性が多いイメージがあるかもしれませんが、現在では女性エンジニアや女性プログラマーがたくさん活躍しています。
コールセンター
自分のペースでできる仕事ランキング7位でおすすめするのは、コールセンターでの仕事です。フルタイムでの仕事もありますが、自分の好きな時間を指定して働ける職場がたくさんあります。会社によっては、出勤しなくても自宅で電話を受けて対応できるケースもあります。
正社員採用は少ないのですが、時間を選べて働ける自由度の高い仕事です。また、コールセンターの需要を持つ会社は多いので、経験を積んでおけば転職のときに有利です。仕事が途切れたとしても、すぐに次を見つけやすいでしょう。
ネットビジネス
自分のペースでできる仕事ランキング第8位は、ネットビジネスの仕事です。種類はさまざまですが、アフィリエイトやECショップなどで収入を得る方法があげられます。
アフィリエイト業務は軌道にのるまでに時間がかかる傾向にありますが、うまく運営できれば不労所得が手に入るようになります。他の仕事のように納期に追われることはありません。
さまざまなプラットフォームの登場によって、ECショップの運営は以前に比べてハードルの低いものとなっています。無在庫販売を認めているところもあるので、準備資金なしに始めることも可能です。
ネイリスト・セラピスト
自分のペースでできる仕事ランキング9位は、ネイリスト・セラピストの仕事です。技術があれば、自宅でもサロンを開いて仕事ができます。自分の趣味からつなげられて、楽しみながらできる仕事でもあります。
ネイリストの仕事をしたいけれど人と関わるのが苦手な場合、ネイルチップを作成してネットショップで販売するのも一つの手です。フリマアプリを使えば、自分の作品を簡単に出品できます。
工場・製造ラインの作業
自分のペースでできる仕事ランキング9位は、工場・製造ラインの作業です。出勤する必要はありますが、それほど人と関わる必要がなく、自分1人で黙々と作業できます。パートタイムで採用しているところも多いので、自分の都合のいい時間で従事することも可能です。
単純作業である場合がほとんどなので、いろいろ考えずに目の前の作業に集中したい人におすすめです。就業時間内に作業すれば、家に仕事を持ち帰ったり次の日まで持ち越したりすることがなく、仕事とプライベートのオンオフを切り替えやすい仕事でもあります。
まずは自分の時間の使い方や仕事にかけている時間を知る
自分のペースで仕事をしたいと思ったときには、いきなり転職するのではなく、まずは今の自分の時間の使い方について見直すことをおすすめします。これからする選択を後悔しないためには、今の状況や自分の希望についてしっかりと把握しておくことが必要です。
もしかしたら、今の仕事のままでも自分のペースで働くことは可能かもしれません。自分がどうしたいのかがわかっているのであれば、まずは今の職場に条件を交渉してみるのも一つの手です。遠慮して与えられた条件のまま働いている人が多いのですが、実際は希望を伝えれば案外すんなり通ることもあります。
転職するにしても、また自分と合わない職場に移ってしまっては意味がありません。「自分のペースで働く」といっても、どのように働きたいのかは人それぞれ。自分の望む働き方について、自分の中できちんと整理しましょう。
自分のペースでできる仕事は意外とたくさんある
毎日早起きして通勤し、定時まで働く毎日が当たり前になっていると「自分のペースで働く」のは贅沢に聞こえるかもしれません。しかし、実際は自分のペースでできる仕事はたくさんあり、誰でも自分のペースで働く方法を選ぶことが可能です。
自分がどのような人生を送りたいのかがわかれば、どのように働きたいのかが見えてきます。そして、自分の理想の働き方がはっきりすれば、本当の意味であなたに合ったペースで働ける仕事を選べます。
ぜひ自分のペースでできる仕事を見つけて、あなたらしく生きられる素敵な毎日を過ごしてください。