念願の一人暮らし、思ったより寂しいかも…
ずっと憧れていた一人暮らし。一人暮らしを始める前は、「おしゃれな部屋にしたい」「素敵な食器をそろえよう」とワクワクした気持ちでいっぱいになりますよね。しかし、いざ一人暮らしを始めると、寂しい瞬間というのもきっと訪れるでしょう。
一人暮らしは自由を満喫できる一方で、誰かと暮らしているときには抱くことのなかった孤独感が伴うものです。今回の記事では、一人暮らしで寂しいと感じる理由や、その寂しさを紛わす方法について詳しく解説します。
一人暮らしで寂しさを感じたときや、心細くなったときの参考にしてください。
一人暮らしで寂しさを感じる瞬間6つ
一人暮らしをしていると、寂しいと感じやすい瞬間が存在します。自分だけではなく、他の人も同じように一人暮らしで寂しさを感じる瞬間があるのだと知っておくだけでも、孤独な気持ちが薄まるのではないでしょうか。
一人暮らしが寂しいと感じて孤独感を抱くのは、あなただけではありません。まずは、一人暮らしをしているときに寂しいと感じやすい瞬間を見てみましょう。
体調を崩して一人で寝込んでいるとき
一人暮らしで体調を崩すと、孤独感が強まります。体調が悪いときには心細くなって、ネガティブな気持ちになりやすくなるもの。一人暮らしだとなおさらです。
家族と暮らしているときは、不調時にも気にかけてお世話をしてくれる人がいたのではないでしょうか。体がきつくてつらいのに、自分ですべてのことをしなればならないときに、寂しい気持ちが抑えられないのは自然なことです。
バイトや仕事後に電気がついていない家に入るとき
遅い時間に帰ってきて、電気のついていない部屋に入ると、寂しい気持ちが湧いてくることがあるでしょう。特に冬場は暖房のついていない静まりかえった部屋に、ふと孤独感を抱きやすくなります。
誰かと一緒に暮らしているときは、電気のついた温かい部屋にご飯が用意されていたかもしれません。しかし一人暮らしであれば、冷蔵庫のなかにあるのは自分で買っておいたものだけ。バイトや仕事の後で疲れているときに暗い部屋に帰ったときには、一人暮らしの寂しさが襲ってくる瞬間があります。
失敗して落ち込んだとき
何か失敗したり嫌なことがあったりして落ち込んでいるときは、きっと一人暮らしがとても寂しく感じられるでしょう。話を聞いてもらうわけではなくても、同じ家に人がいるだけで安心感がありますよね。ネガティブな気持ちでいるときに部屋に一人でいると、「自分は孤独だ」と思い知らされるような気持ちになるかもしれません。
一人暮らしをしていると、良くも悪くもとことん自分の世界に入れるもの。つらい気持ちでいるときは、自分のことを追い詰めてしまいやすくなります。
進学や就職などで環境が変わったとき
進学や就職などにあわせて一人暮らしを始める人も多いと思いますが、環境が変わるタイミングは一人暮らしの寂しさを感じやすいときでもあります。新しい環境に馴染む前は、一日中緊張していますよね。知らない人ばかりの状況で、孤独を感じることもあるでしょう。
一日中気を遣いながら過ごした後に家に帰ると気は抜けるもの。疲労を感じたときに、同時に寂しい気持ちが湧き上がってくる可能性があります。また疲れている状態でご飯を作ったり掃除をしたりすると、余計に寂しい気持ちを膨張させることもあるでしょう。
誕生日やイベントに予定がないとき
一人暮らしになったことで、「初めて自分の誕生日を一人で過ごす経験をした」という人は少なくありません。またクリスマスやバレンタインなどで周囲が盛り上がっているとき、予定がなく一人で過ごしていると寂しい気持ちを感じることもあるでしょう。
自分にとって特別な日に一人で過ごしていると、孤独な気持ちは大きくなります。周囲が楽しく過ごしているときには、つい自分の状況と比較してしまいがちです。一人暮らしをしているときに誕生日やイベントの日に予定が入れられないと、これまで感じたことがなかったような寂しい気持ちになるかもしれません。
誰かに話を聞いてほしいとき
生活していれば、さまざまなことが起こります。うれしいときにしても悲しいときにしても、誰かに話を聞いてほしいときがありますよね。そんなときに、一人暮らしで誰にも話ができない状況だと、どうしても寂しい気持ちになるでしょう。
話したいときに話ができないことで、うれしい気持ちもしぼんでしまうかもしれません。悲しかったりつらかったりする場合には、ネガティブな気持ちに押しつぶされそうになる可能性もあります。
一人暮らしが寂しく感じるのはなぜ?
家族と一緒に住んでいるときには、自由な一人暮らしに憧れましたよね。特に親を口うるさく感じたり喧嘩したりして、家族とうまくいかないときには「はやく一人暮らしがしたい…!」と思うことだってあったでしょう。
それなのに、いざ一人暮らしを始めると、寂しいと思うようになるのは訪れるのはなぜなのでしょうか。ここからは、一人暮らしで寂しさを感じる理由について一緒に見ていきましょう。
ふとした瞬間の孤独感
一人暮らしをしていると、必然的に一人で過ごす時間が多くなります。そうすると、ふとした瞬間に冷静になることも増えるでしょう。ふと冷静になったときに、一人であることを実感して、寂しい気持ちを感じることがあります。
誰かといつも一緒にいるときと比べて一人暮らしになると、自分と向き合ったりじっくり考えたりする時間が増えるはずです。その分、孤独感を抱く瞬間も多くなることとなります。
SNSでの疎外感
特に時間を持て余している場合は、ついSNSばかり見てしまうこともありますよね。一人暮らしの部屋のなかでも、外で起こっているイベントの様子や友だちが楽しそうに誕生日を過ごしている様子などが簡単に見れてしまいます。
外が賑やかな雰囲気のときに一人で部屋で過ごしていると、無意識に他の人と自分の状況と比較して、寂しい気持ちが湧いてくるものです。
寒さや季節によるもの
特に寒い時期には、孤独を感じやすくなります。穏やかな気候の春先や気分が上がりやすい夏などは、まったく寂しさを感じなかったのに、秋や冬になると感傷的になることもあるのではないでしょうか。
一人暮らしをしていると寒い日でも「もったいないかな」と考えて、暖房器具もあまり使用しないこともあるかもしれません。冷え切った部屋のなかに一人でいると、誰でも心細くなってしまうものです。
PMSなど体調不良
体調が優れないときには、気持ちがネガティブになりがちです。女性の場合、病気をしていなくてもホルモン周期によって、体に不調を感じたり気分が下がったりする時期もありますよね。
そのようなときには、一人暮らしに対しても良い面よりも悪い面に目が向くようになるでしょう。一人暮らしの自由さや自立している自信よりも、一人で過ごしていることの寂しさに意識が傾いているのかもしれません。
一人暮らしの孤独感を紛らわす対処法7つ
孤独感というのは、とてもつらいもの。寂しい気持ちに押しつぶされそうになることもありますよね。
ここからは、一人暮らしの寂しい気持ちを紛わす7つの方法を紹介します。ぜひ一人暮らしが寂しくてつらくなったときに、気持ちを立て直すための参考にしてくださいね。
習い事や資格取得などスキルアップを図る
何か目標を設定して頑張ることは、孤独感を紛わすのに有効です。習い事や資格取得などのスキルアップを図ることは、孤独感を紛らわすだけではなく、スキルアップにもつながります。
必死で努力しているときというのは、寂しさを感じている暇がありません。手に入れたい未来に意識が向いていることで、自然と気持ちも上向きになります。
趣味に没頭する
習い事やスキルアップに興味が持てるものがない場合には、趣味に没頭するのもよいでしょう。ただひたすらに自分の好きなことができるのは、一人暮らしの特権です。好きなことをしていて誰かに迷惑をかけたり、口うるさく注意されたりする心配もありません。
自分の気持ちがワクワクするものに没頭している間は、寂しい気持ちよりも幸せな気持ちのほうが強くなるはずです。趣味に没頭していれば、きっと「一人暮らしでよかった」と思えるでしょう。
定期的に人とつながる機会をもつ
一人暮らしを寂しいと感じないためには、定期的に人と会うように心がけましょう。ただ、毎日予定を入れると、余計に寂しさを感じて逆効果になってしまう恐れがあります。誰かと過ごす時間と自分一人の時間のバランスを保つことが大切です。
人と賑やかに過ごす時間と一人でゆっくり過ごす時間を自分にあうペースで調整できるようになれば、一人暮らしが居心地の良いものとなります。ぜひストレスがかからずに楽しく過ごせる配分を、見つけるようにしてください。
運動やストレッチを行う
適度に体を動かすことも、一人暮らしの寂しい気持ちを紛わすのに効果的です。「運動は苦手…」という場合に、無理に激しい運動をする必要はありません。自分が気持ちいいと思える程度に、ストレッチやヨガ、ウォーキングなどで少し体を動かしてみてください。
体を動かすことで、気持ちも前向きになります。また、少し疲れていれば、夜もぐっすり眠れますよね。夜は孤独を感じやすいもの。眠れないと、どんどんネガティブなほうに気持ちが引きずられてしまいます。質の良い睡眠をとれれば、頭も心もすっきりして、余計な寂しさを感じずにすむでしょう。
インテリアなどにこだわる
一人暮らしの部屋を、素敵な空間に整えるのもおすすめです。インテリアにこだわって、自分だけのお城感を出せれば、寂しい気持ちも吹き飛びます。ぜひ「お気に入りの居場所」と思える、あなただけの特別な空間を作り上げてください。
自分の大好きなインテリアなら、見るたびに気分が上がるはず。部屋のなかを清潔に明るく整えるだけでも、居心地がよくなり、寂しさを感じにくくなるでしょう。
一人ファッションショーや自分磨きをする
一人暮らしは、自分磨きにぴったりです。手持ちの服で一人ファッションショーをしたり、メイクの研究をしたりするのもよいでしょう。
きれいになっていく自分を実感できれば、自然と自信を持てるようになります。「自分には価値がある」と思えるようになることで、寂しい気持ちは解消していくはずです。
お気に入りのカフェやお店を見つける
寂しい気持ちが湧いてきたときには、家の周りを散策してみましょう。素敵なカフェやお店を見つけることで、一人暮らしをしているエリアごと好きになれます。
すぐ近くに手軽に行けるおしゃれなカフェやお店があるのは、うれしいですよね。ずっと部屋に引きこもっていては、どんな人でも気分が暗くなりがちです。少し出かけて生活に刺激や彩りを加えることで、寂しい気持ちを制御できるようになりますよ。
寂しさを紛らわせたいときのNG行動3選
一人暮らしの寂しい気持ちを紛わそうとする行動が、かえって逆効果となることがあります。余計にネガティブな気持ちになってしまっては、本末転倒ですよね。
最後に、一人暮らしが寂しいときのNG行動について紹介します。その場しのぎの行動で自分を追い詰めてしまわないように注意してください。
SNSを見て気を紛らわせようとする
手持ち無沙汰になると、ついスマホに手が伸びがちですよね。しかし、一人暮らしで寂しいときのSNSチェックは、あまりおすすめできません。
気分が上がるよりも、友だちの楽しそうな様子と部屋に一人でいる自分の状況を比較して、余計に落ち込んでしまう恐れがあります。特に、SNSにはみんな着飾った姿しか見せません。友だちのキラキラした投稿が、余計に寂しい気持ちを膨張させてしまうかもしれません。
とにかく予定をたくさん入れる
寂しい気持ちを何とかしようとして予定を詰めまくるのも、逆効果になりがちです。人と賑やかに過ごしている間はよいのですが、遅い時間の暗い部屋に帰ってきたときに、余計に寂しい気持ちを実感しやすくなります。
寂しい気持ちを制御するためには、人と過ごす時間だけではなく、自分だけでゆっくり過ごす時間に慣れることも大切です。気持ちのアップダウンが激しい過ごし方は、避けるようにしましょう。
暴飲暴食
寂しさやストレスを食べることで中和しようとする人は多いものです。しかし暴飲暴食は、寂しい気持ちをさらに悪化させてしまうことが考えられます。
暴飲暴食は、体重の増加や体調不良につながります。体が重いと、気持ちがさらにネガティブなほうに傾いてしまいますよね。気持ちを前向きに保つためにも、体も健やかな状態にしておくことが大切です。
一人暮らしの寂しさとうまく向き合って過ごそう
誰にでも、寂しい気持ちを感じる瞬間というのは存在します。一人暮らしで孤独を感じる瞬間があるのは仕方がないことです。ふと孤独感を抱いたときには、一人暮らしをしているときに寂しさを感じる瞬間があるのはあなただけではないということを、思い出してみてください。
一人暮らしには、寂しさを感じやすいという点もありますが、良い面もたくさん存在します。自分のペースで生活できる自由さは、かけがえのないものです。また自立して生活しているという自信も、きっとあなたにとって価値のあるものでしょう。
ぜひ寂しい気持ちとも上手に向き合って、素敵な一人暮らしを送ってください。