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恋愛の駆け引きとは|恋にテクニックや駆け引きは本当に必要なのか?

Edit by ツバキとミモザ編集部

テクニックや駆け引きで恋愛は成功するの?

「恋愛は駆け引きが重要」なんて、昔から言われているけれど本当だろうか?相手の気持ちを試して、押したり引いたりした先で本当に、彼と結ばれる未来はある?

恋愛の駆け引きとは「好意を持っている人を振り向かせるために用いるテクニック」のことです。好きな人に追いかけてもらえるように、好きな人にとって気になる存在となれるようにうまく距離感を持つことが駆け引きになります。

恋愛ソングや、SNSでも恋愛の駆け引きが話題になりますよね。好きな人との恋愛は素直が一番といわれつつも、少しは駆け引きをした方がうまくいくとも言われていて「本当に、恋愛において駆け引きは成功するの?」と思う人も多いでしょう。

恋愛の駆け引きとは?

恋愛での駆け引きにはいろいろなものがありますよね。友人同士で話していても、駆け引きとして行動していることはさまざまでしょう。「あれもこれも駆け引きなの?」と疑問に思うこともあるかもしれません。

では恋愛の駆け引きとはどのようなことをいうのでしょうか。

恋愛において駆け引きは、相手の気を引いて自分に関心を持ってもらうためのあらゆるテクニックのことを指します。

人は、手に入らないとわかると手に入れたい欲が増す心理があります。「希少性の心理」といい、「手に入らない=希少」と考えるので追いかける行動に移るとされています。恋愛の駆け引きはまさにこの心理を使ったテクニックです。

恋にテクニックや駆け引きは本当に必要なのか?

「恋愛は駆け引きが楽しい」「駆け引きは必須」などと聞くことも多いですよね。特にSNSが発達し、多くの恋愛マスターなどが「恋愛で重要なのは駆け引き」なんて発信していることで恋愛は駆け引きありきと考える人も少なくありません。

しかし、恋愛で駆け引きが必ず必要かと言われればそうではありません。もちろん、駆け引きで「自分にとって必要だ」と確認できればいいですが、駆け引きで離れてしまうこともあります。

友人関係が長いから駆け引きで関係性に刺激を与えてみる、いつも自分ばかりが追いかけているから違う視点から攻めたい場合は駆け引きをしてもいいかもしれません。しかし「駆け引き」も大切ですが、恋愛に限らず自分の気持ちを素直に伝えることの方が重要です。

主な恋の駆け引き・テクニック7選

「駆け引き」と一言で言っても、さまざまなものがあり関係性によって有効度は変わってきます。ここでは、主な恋の駆け引き・テクニック7選をご紹介します。あなたが考えていなかったことも駆け引きになるかもしれません。

押したあとは引く

「好き!」「一緒にいたい!」「デートしよう」など、言葉にするのはもちろん好きであるがゆえの行動。その後に、スッと引いてそんな気がないかのように振る舞うのは駆け引きの代表的な行動です。

いままでぐいぐいときていたのに、急に自分に対して好意ありきの行動がなくなることで寂しく感じ「あれ?俺のこと好きじゃなかった?」と気になる存在になる心理といわれています。LINEや電話を毎日していて、生活の中に組み込まれていれば特に「そういえば、いつもこの時間には連絡が来るのに」などと思わせられるでしょう。

相手の気持ちを探る

恋愛の駆け引きに限らず、相手の気持ちを読み取る・気持ちを探るのは大切ですよね。恋愛の駆け引きでは、やきもちを焼いてくれるか試す、あえて突き放してみることで相手の気持ちを探ることが多いでしょう。押したり引いたりと同じようなテクニックです。

ただし、相手の気持ちを探るのとコントロールするのは違うので注意しましょう。

うまく距離を縮める

距離の縮め方は、恋愛や駆け引きに限らず難しいもの。「うまく」ってどういうこと?と思う人も多いかもしれません。

好きな人だからこそすぐに距離を縮めたいのは山々ですが、いきなり気持ちを伝える、いきなりデートに誘う、ではなく徐々に縮めていくのが駆け引きのテクニックです。少しずつ距離を縮めていくことで、付き合う前の距離が近づく瞬間を楽しめ、相手にとっても「大切な時間なのでは?」と考えさせられます。

自分の長所をアピールする

自分の長所をアピールするのは一見ナルシストっぽく感じられ、特に好きな人の前であれば謙虚でいたいと思う人も多いでしょう。しかし、自分で自分の魅力がわかっていることはとても大切。そして長所を理解している人はとても魅力的に見えるのです。

長所をアピールすることで「私はこういう良いところがあって、こういうのが好きで、あれもこれも楽しめる」と好きな人に一緒にいる未来を想像させられます。また長所がわかっていて魅力的な人を他の人に取られたくない!という心理にも働きかけられるでしょう。

適度なボディータッチ

「適度なボディタッチに弱い」とはよく聞きますよね。恋愛の駆け引きの中でもかなり重要なテクニックです。ボディタッチは距離を縮めてくれたように感じられ、男性は「自分のことも受け入れてくれている」と感じます。

軽く肩や腕を叩く、避けるふりをして距離を近づけるなど、適度なボディタッチで「相手も自分のことをよく思ってくれているのだろう」と思わせましょう。あくまで他意はないかのように自然に行うのがポイントです。

相手が喜ぶプレゼントを送る

「似合いそうだなと思って!」「好きそうだなと思って!」など、相手が喜ぶことを大前提にプレゼントをあげてみるのも駆け引きです。特に、以前話した内容などを覚えていて「気になるって言ってたから」など想いを添えることで「あなたのことを気にかけているし、言ったことも覚えてるよ」のアピールにつながります。

たとえそのとき恋愛対象ではなかったとしても、気になる存在になるきっけけとなりやすい駆け引きです。さりげなくなんでもないかのように渡すのもポイントです。

連絡頻度を相手に合わせる

SNSなどでも「2時間空いたら2時間後に返そう!」などと見かけますよね。これは相手の生活リズムや返信にリズムを合わせることで自然と日常の中に自分の存在を溶け込ませることで「いなくてはならない存在」や「一緒にいて当たり前の存在」になるためでもあります。

仕事で遅れたかもしれないし、単純に見ていなかっただけかもしれません。しかし「相手も自分と同じくらいのペースだから気負わずに返せる」と認識してもらえるでしょう。

恋の駆け引きで失敗しないで…!

関係性によっては恋愛の駆け引きはとても効果的で「小悪魔的」などと表現されることもあります。魅力的に見えるテクニックの一つなので「試してみようかな」と考える人もいるでしょう。

しかし、駆け引きをしたからといって、両思いやお付き合いなどに必ず発展するわけでははありません。恋愛の駆け引きは、一歩間違うと失敗します。

恋愛の駆け引きは、相手の気持ちを試しているのと同じこと。信頼が大切な恋愛や、相手との関係において注意が必要です。駆け引きが得意ではない場合や、罪悪感・虚無感などを感じやすい人にはおすすめできません。

恋の駆け引きで失敗する5つの理由

「駆け引きをするとうまくいく」を信じていたけれど、結局うまくいかなかった。恋愛の駆け引きがうまくいく人いかない人には共通点があるの?

駆け引きは、一つのテクニックですがうまく使えなければ失敗に終わってしまいます。では恋愛の駆け引きが失敗してしまう理由はどんなものがあるのでしょうか。ここでは、恋愛の駆け引きが失敗する5つの理由をご紹介します。

いきなり距離を縮めすぎる

駆け引きは、うまく距離を縮められると良い方向に向かいますが、距離の縮め方がうまくいかないと失敗します。

恋愛の駆け引きに限らず、職場や学校などでも距離の詰め方が不得意な人はいますよね。恋愛になったからといって、急に得意になることはありません。

いきなり距離を詰めるのは恋愛に限らず、人によってびっくりしますし「図々しい人だな」という印象を与えかねないので注意しましょう。

自分を偽っていると相手に思われる

駆け引きでは、少し自分を偽ることもあるでしょう。もちろん悪いことではありませんが、「素を見せてはくれないんだな」という印象を与えてしまう可能性もあります。

偽っている状態で自分と接しているのではと考え始めると、それまで好意があっても気持ちが離れる原因になるかもしれません。あまりにも普段と違う態度や、駆け引きをやりすぎると、相手もよそよそしくなり距離感ができてしまうでしょう。

直球さがなく、相手に気付かれる

素直に好意を伝えることが一番の近道ではありますが、かなり勇気がいりますよね。駆け引きを用いることで伝えようと思う人もいるかもしれません。

しかし、駆け引きは小悪魔的とも言われるほど少し捻くれた印象があります。直球さがなく湾曲した表現や行動で逆に気づかれてしまう可能性も秘めているのです。「駆け引きしているな」とわかると相手も真剣に捉えなくなってしまい、結果的に失敗につながります。

相手に好意が伝わらない

直球さがないことから、相手に好意が伝わらない可能性もあります。駆け引きは、ある程度の信頼関係やお互いの行為がある前提で効果を発揮します。

しかし、相手との関係性があまり構築できていないときは「冷たい人なんだな」「軽い人なんだな」など、伝わってほしい部分とは違うガティブな印象につながりかねません。相手に行為が伝わる・相手が好意や自分の存在を大事だと認識するための駆け引きの意味がなくなってしまうでしょう。

自分らしさが伝わらず、魅力的に見えない

もちろん、もともと駆け引きが得意な気質の人もいますが不得意な人がほとんど。駆け引きの中には連絡をすぐ返したいけど返さない・なんでもないふりをするなど、自分の気持ちに少し嘘をつくことがあり、自分らしさが伝わらない可能性があります。

駆け引きは、行動することで魅力的に見せるテクニックではありますが、うまく扱えないと自分の魅力や長所を半減して見せてしまいます。

幸せな恋愛は、直球が一番

恋愛の駆け引きは、駆け引き自体を楽しめる人もいますし、関係が友人から発展しないから刺激を加えるために使う人もいます。駆け引き自体が悪いわけではありませんが、駆け引きは必ずしも必要なわけではありません。

相手の心理を操って、行動をみるよりも素直に気持ちを伝える方が相手にも気持ちや本気度が伝わります。

SNSでは「素直に伝えるなんて、舐められるよ!」という発信も多く見かけますが、駆け引きをして空回りし失敗や関係性の悪化をするくらいなら素直な方が魅力的です。

また、駆け引きは相手に響いていないと意味がありません。なかには駆け引きがわからず、そのまま連絡を取らなくなる人も多くいます。駆け引きをすることよりも、素直に気持ちを伝える、楽しいことから悔しいことまで話して共有できることの方が大切かもしれません。

何よりも、自分の気持ちを大切にして

恋愛の駆け引きは、相手との関係性によっては必要かもしれません。しかし「駆け引きをしなければ」「恋愛の駆け引きをせずに進んでしまった」などと考える必要はありません。

恋愛の駆け引きで左右されるよりも、何よりも自分の気持ちを大切にして相手と向き合うことが重要です。駆け引きをしたから・していないから、うまくいった・うまくいかなかったなんて思うことはありません。

駆け引きに左右されるのではなく、恋愛を楽しみ、相手に素直な気持ちを伝えることが何よりも大切。自分と好きな人との良い関係を築くのに、駆け引きを使うこともあるかもしれませんが、自分の気持ちに反してまでする必要はないでしょう。

ツバキとミモザ編集部

TSUBAKI & MIMOZA

「この生きづらい世の中で、本物の幸せを見つける、私のための処方箋」をコンセプトに現代を生きる全ての人に寄り添うWebメディア『ツバキとミモザ』編集部。