Category

尽くす女性はダメなの?尽くす人の特徴や恋愛における注意点とは

Edit by 羽莉花南

「尽くす女はダメかも」なんて言われるけど…

相手のためにこんなに尽くしているのに愛されない…。「尽くす女は大切にされない」というのは、本当なのでしょうか。

尽くす女性が、必ずしも愛されなかったり、大切にされなかったりするわけではありません。尽くしているのに上手くいかないと思っている場合には、尽くし方を間違えて「重い女」になってしまっているのかもしれません。

上手に尽くす彼女であれば、彼氏やパートナーにとってかけがえのない存在になれます。今回の記事では、尽くす行動の種類から相手を疲れさせる尽くし方と相手に愛される尽くし方まで、詳しく解説していきます。ぜひ上手に尽くす女性になって、愛される彼女を目指しましょう。

「尽くす行動」にも種類がある

一言で「尽くす」といっても、尽くす女性の行動には種類があり、主に次の2種類にわけられます。

  • 相手に見返りを求めてしまうタイプ
  • 相手が喜ぶタイプ

愛され上手な尽くす女性は、相手が喜ぶタイプの尽くす行動をしています。

相手に見返りを求めてしまうタイプ

見返りを期待した尽くす行動は、相手の負担となることが多々あります。「ここまで尽くしたのだから、同じようにしてほしい」「もっと自分を愛してほしい」という思いはなかなか上手くいかず、相手だけでなく、自分も疲弊させるでしょう。情緒が不安定になると、ますます愛される彼女から遠ざかってしまいます。

見返りを求めて尽くす女性の行動は、一見すると相手のために思えるかもしれませんが、実際は自分のための行動です。相手にとっては、ありがた迷惑やおせっかいととられる可能性も考えられます。

相手が喜ぶタイプ

相手に喜んでもらうことを考えて尽くす女性の行動には、相手への期待がありません。ただ相手のことを考えて行動するので、彼氏にプレッシャーを感じさせることもないでしょう。また、自分目線でなく相手目線で考えて行動するので、見当違いの尽くし方をする可能性も低くなります。

相手のことが大好きであれば、相手の喜ぶ顔が見たいと思いますよね。上手に尽くす女性は、相手が喜んでくれることで、自分もうれしいことを知っています。純粋な気持ちで尽くす彼女は、彼氏にとっても愛おしい存在であるはずです。

尽くしたのに別れてしまう…尽くす女性の心理

好きな人に尽くしたいと思うのは、自然な感情です。多かれ少なかれ、誰でも大切な相手のために何かしたいと思う気持ちを持っているものですよね。尽くす女性の心理として、尽くすことを愛情表現として捉えていることが挙げられます。そして、その考え方は間違っているわけではありません。

ただ、愛情表現と考えて尽くしても上手くいかない場合には、「尽くすことで相手に必要とされたい」「自分が尽くすことで相手からも尽くされたい」という心理も隠れている可能性があります。それでは、尽くすことが相手の気持ちをコントロールする手段になってしまっていますよね。

尽くすことの先に何かを求める尽くす女性の心理は、相手の重荷となって、別れる要因に発展する恐れがあります。

いつも相手を疲れさせてしまう…尽くす女性の特徴と行動5選

尽くしていても相手に気持ちが伝わらないのは、相手を疲れさせてしまう尽くし方をしているからだと考えられます。尽くしたはずが相手を疲れさせてしまっては、悲しいですよね。

ここからは、相手を疲弊させてしまいがちな尽くす女性の特徴と行動について紹介します。相手を疲れさせる尽くす女性の特徴や行動に、心当たりのあるかどうか確認してみてください。

彼氏やパートナーが生活の中心

相手を疲れさせてしまう尽くす女性の特徴として、相手が生活の中心になっているケースがよく見られます。彼氏やパートナーのために常に予定を開けている場合は、要注意です。

自分のペースにあわせてくれる彼女はありがたくも思えますが、実際には自分にあわせて行動されると、誠実な男性であるほど疲れてしまうでしょう。それに対して「都合が良い」と解釈する男性は、あなたのことを大切にしているとは考えにくいのではないでしょうか。上手に尽くす女性は、自分の生活の軸も大切にしているものです。

見返りを求めている

相手に見返りを求めて尽くす女性も、彼氏やパートナーを疲弊させてしまいます。見返りを求めていると「私はこれをしたのに」「これだけやったのに」など、自分のなかに不満が溜まりますよね。思い通りにいかないことでつい相手にも当たりがちです。

「自分は相手のためにこれだけ尽くした」という考え方をしていては、恋人同士のパートナーシップはなかなかうまくいきません。あくまで相手に喜んでもらいたいから、相手のために尽くすという姿勢が大切です。

彼が自分でやるべきこともやってしまう

「尽くす=すべてのことをやってあげる」と勘違いしてしまっていることも、相手を疲れさせる尽くす女性にはよく見られます。尽くす女性は、常に「自分にできることはないか」と探してしまいます。その結果、料理や洗濯まで請け負って、お世話係のようになってしまってはいないでしょうか。

相手がすべきことまで面倒をみるのは、「愛される彼女」というよりも「お母さん」や「便利屋さん」のポジションになりがちです。あなたがすべてやるのが当たり前になると、あなたのやり方が自分の思い通りでないことに相手が苛立ち始めることもあります。

彼の意見に流されてしまう

彼の意見に流されてばかりいたり、相手の言いなりになったりしているのも、よくありません。尽くす女性のなかには、相手の言う通りに動くことで相手が喜んでくれると考えている人もいます。しかし実際には、何でも言いなりになる彼女では、人間や女性としての魅力をなくしてしまうでしょう。

彼女に魅力を感じられなくなれば、あなたが尽くしても相手はうんざりするだけになるかもしれません。「何をして尽くすか」も大切ですが、「どんな彼女として尽くすか」も同じかそれ以上に大切なことです。

予定や人間関係などすべて把握しようとする

彼氏やパートナーのことをすべて把握しようとするのも、おすすめできません。相手に尽くしたいからこそ、相手のことを知っておきたい気持ちはわかりますが、あなたにそんなつもりがなくても、相手は「束縛されている」と窮屈に感じる可能性があります。

自分のわかる範囲内で、相手が喜んでくれることを考えるようにしましょう。あまり詮索すると、かえって相手の迷惑となる間違った尽くす女性になってしまうことも珍しくありません。

愛されるための尽くし方!6選

尽くしたいと思うのは、相手のことが大切だから。嫌われる尽くし方は避けたいですよね。最後に、愛される尽くす女性でいるための上手な尽くし方について、紹介します。

自分を優先した上で彼との時間を持つ

上手に尽くす女性は、自分を犠牲にしません。自分の生活の軸を確立したうえで、パートナーに尽くす女性は魅力的です。無理のない範囲で、相手が喜んでくれることを考えましょう。

尽くす女性のなかには、つい自分のことは後回しにしてしまう人が少なくありません。「まずは自分の幸せ、次に相手の幸せ」くらいの気持ちでいるのがおすすめです。

自分の意見を持つ

上手に尽くす女性とは、相手の言いなりになる女とは別物です。混同しないように、気をつけましょう。自分の意見をしっかりもったうえで、相手に尽くすことが大切です。

ただ、頑固になりすぎては本末転倒です。相手の価値観も自分の価値観も尊重できる彼女でいたいです。

相手にまずは任せる

相手のことは、ひとまず相手に任せましょう。先回りして何でもやってあげる便利な彼女になる必要はありません。“都合の良い尽くす女”は卒業しましょう。

彼氏やパートナーがやるべきことを自分でこなしたうえで、プラスαの幸せのために行動できるのが、愛される尽くす女性です。

褒めて育てる

大好きな彼氏のことは、褒めて育てましょう。尽くす女性は、ついすぐに相手のために行動を起こそうとする傾向がありますよね。しかし褒めて認めてもらうことは、何かしてもらうことに負けないくらいうれしいものです。

褒めて自信をつけることで、相手が自分でできる範囲や、自らやろうとする範囲が広がります。相手が自分でする範囲を増やすことも、尽くしすぎないようにする一つの方法です。

彼の顔色を伺わない

愛される尽くす女性になるためには、彼の顔色を伺いすぎるのもよくありません。相手が喜んでくれるかを考えることは大切ですが、相手の一喜一憂を気にしていると、いつの間にか言いなりになってしまう可能性があります。

人にはそのときどきの気分があるため、同じことをしても同じように喜んでくれるとは限りません。あなたが相手のためを考えて行動したなら、それで大丈夫。もしも相手に「迷惑だからやめて」といわれたなら、そこでやめましょう。

他の人と比べない

他の人と自分たちとを比べないことも大切です。「あの人は恋人にあそこまで尽くしている」「あの子の彼氏はあんなことまでしてくれてた」と周りと比べることは、相手にとっても自分にとってもプレッシャーになります。

パートナーとの関係性や、持っているものや立場なども、本当に人それぞれです。周囲と比べると冷静な判断ができなくなり、大切なものを見失ってしまいます。

尽くすのも“ほどほど”が大事!

尽くす女性は、その尽くし方によって、「魅力的な女性」にも「重い女」にもなりえます。「尽くす女はよくない」とよく言われるのは、「尽くしすぎる女はよくない」と言い換えられるのではないでしょうか。

大好きな人に尽くすのは、本来自分にとっても幸せな行為です。自分のことを犠牲にせずに、ぜひほどほどに尽くすことを意識するようにしてみてください。

自分の軸をしっかりもった上で、相手の幸せを考えて行動できる女性はとても素敵です。大切な人に上手に尽くして、愛される尽くす女性になりましょう。

 

羽莉花南

Writer

はとりかな|キャバ嬢、アジア女性研究機関勤務、さまざまな国の男性との交際経験を活かして恋愛を中心に女性のお悩みに寄り添う記事を執筆中。アメリカ→フランス→ベトナムと海外生活11年目。外国人夫、愛犬1匹、愛猫2匹と暮らしています。