「好きすぎて辛い、苦しい…」気持ちが止まらないときに注意するポイント

Edit by 羽莉花南

 

好きすぎて辛いと感じるほど、好きになってしまった…

誰かを好きになる気持ちは素敵なものですが、好きな気持ちが大きくなりすぎると辛くなってしまうことがありますよね。「こんなに相手にのめりこむなんて、自分はおかしいのでは…」と不安になるかもしれませんが、好きすぎて辛いという経験は意外に多くの人が経験しています。

誰かを好きで好きでたまらなくなると、苦しい気持ちばかり大きくなって、本来恋愛で得られるはずの幸せを感じられなくなってしまいます。他のことが手につかなくなって困ってしまうことも珍しくありません。

今回の記事では、好きな気持ちが止まらないときの注意点や好きすぎて辛いときの対処法についてまとめました。相手のことが好きで好きでたまらなくて苦しいときの参考にしてください。

好きすぎて辛いと感じやすい人の特徴

好きすぎて辛いと感じやすい人には特徴があります。自分が当てはまる特徴がわかれば、きっと苦しい気持ちを解消していくためのヒントとなりますよね。まずは、好きすぎて辛いと感じやすい人の特徴について解説します。

恋愛体質・依存体質

好きすぎて辛いと感じやすい人には、恋愛体質や依存体質の人が多い傾向にあります。恋愛を生活の中心に置いていることで、常に相手のことを考えている状態が続きます。

恋愛している状態でないと落ち着かず、さらに好きになってしまったらすべての意識を恋愛相手に集中させるために、相手の一つひとつの言動に振り回されてしまうのです。さらに苦しいほうが恋愛している自分を実感できるために、自分でどんどん辛いほうに追いやってしまう傾向もあります。

自分に自信がない

自分に自信がないのも、好きすぎて辛いと感じやすい人の特徴です。自己評価と恋愛の傾向は、いつでも密接に関係しているものですよね。自分に自信がないと、好きな人へのアプローチができずに、気持ちばかりが募って苦しい状況に陥る可能性が高いです。

また、自分で自分を評価できないことで、他人からの評価を求める傾向があります。自分に自信がない人は、「愛されたい」「認められたい」という思いが強いのです。相手が自分の求めるだけの愛を抱いていないと感じると、「自分ばかりが好きすぎて辛い」と苦しい気持ちになるでしょう。

嫉妬心や不安感が大きい

嫉妬心や不安感の大きさから、自分ばかりが好きすぎて辛いと感じてしまうのかもしれません。嫉妬しやすい人というのは、好きな人が自分の思い通りに動いてくれることを望みます。

一度好きになってしまったら、「他の異性と仲良くしないでほしい」「自分だけ見ていてほしい」という不安に追われて、自分も疲れてしまいます。常に相手の言動に心を振りまわされるために、好きで好きで辛いと感じてしまう可能性があります。

好きすぎて辛いと感じる時に注意するポイント6つ

好きすぎて辛いと、冷静な行動をとるのも難しいものですよね。感情のまま行動すると、さらに自分を苦しい状況に追いつめてしまう可能性があります。好きな人への気持ちが止まらないときに注意すべきポイントを意識するようにしてみてください。

必要以上にSNSを見ない

好きな人の動向は気になるものですが、好きすぎて辛いときには必要以上にSNSを見ないように気をつけましょう。SNSからは、いろいろな想像ができてしまいますよね。

SNSに投稿されるのは、好きな人の生活の一部分にすぎません。また自分をよく見せようとしていることもあるため、投稿内容は真実とも限りません。SNSの投稿から好きな人の状況について邪推するのは時間の無駄であるうえに、余計にあなたを苦しめることになるでしょう。好きな人への気持ちが止まらないときには、SNSからも距離を置くのがおすすめです。

1人の時間を増やさない

好きすぎて辛いときに、1人の時間を増やすこともおすすめできません。1人になると、余計なことを考えてしまうからです。不安な気持ちは、たいてい心が暇なときに襲ってくるものですよね。

好きで好きでたまらない気持ちを分散させるためにも、友だちと楽しく過ごすようにしてください。誰かと一緒に楽しい時間を過ごすことで、自然と苦しい気持ちが解消されて、落ち着いてくるはずです。

自分を雑に扱う

好きな人の気を引きたかったとしても、自分を雑に扱わないようにしてください。相手の言いなりになったり、相手に合わせすぎたりすることは、かえって逆効果となるでしょう。あなたが自分を雑に扱うと、相手にもあなたを雑に扱っていいと感じさせてしまいます。

相手のことが好きすぎて辛いときこそ、あなた自身が自分を大切に扱うことを心がけてください。自分を大切にすることで心が癒されて、苦しい気持ちから解放されていくでしょう。あなたが自分自身を大切に思う気持ちは、好きな人にも伝播していきます。

試し行為や愛情の強要をする

不安な気持ちから解放されようとして、好きな人の気持ちを試したり愛情を強要したりするのは避けるのが賢明です。相手は不快感やプレッシャーを感じて、あなたから気持ちを離してしまうおそれがあります。

好きすぎて辛いのは、相手からの愛情に自信が持てなくて不安だからですよね。それを解消しようとして、相手に嫌われてしまっては本末転倒です。どんなに好きで好きで苦しいとしても、相手を嫌な気持ちにするような行動は避けなければなりません。

関係性や答えを急かす

好きな人との関係性や相手の答えがわからないときは、はっきりさせたいと思いますよね。しかし、相手に対して関係性や答えを急かすのもおすすめできません。

相手なりの考えがあって、今の状態でいると考えられます。それを急かしてもあなたの望む関係性や答えが得られる可能性は低いでしょう。あなたが好きすぎて辛い状況である場合には、特にあなた主導で思うように物事を持っていくのは難しいはずです。自分ではなく相手をどうにかしようとすると、たいがいはうまくいかないものですよね。

相手に過度な期待をする

好きな人に過度な期待をしていることが、好きすぎて辛いと感じる原因となっているかもしれません。「自分のことが大切ならば、こうしてくれるはず」「相手のためにこれだけ耐えたからこうして返してくれるはず」と期待していると、自分の思う通りに相手が動いてくれなかったときに「やはり自分ばかりが好きなのだ」と苦しい気持ちになるでしょう。

自分の思い通りに行動してくれる人はいません。相手が何をしてくれるかより、自分が相手のために何をできるかを考えているほうが、あなた自身の気持ちも前向きになはずです。

「好きで好きでたまらない」そんなときの対策5選

相手のことが好きで好きでたまらない…。そんな気持ちを抱えていると、押しつぶされそうになってしまいますよね。好きな人への気持ちが押さえられずに感情のまま行動して後悔することもあるかもしれません。好きすぎて辛いときには、ぜひこれから紹介する対処法を試してみてください。

自分磨きをして自信をつける

誰かを好きすぎて辛いときには、まず自分磨きをするのがおすすめです。自分に意識を向けることで好きな人へ全集中していた気持ちを分散させられるし、結果的に自分に自信が持てます。

自分のために頑張るのは楽しいということも思い出せるでしょう。そして、好きな人に愛してもらうために健全な努力を重ねることは、気持ちを前向きにしてくれるはずです。

物理的に距離を置く

好きな人への思いが強くなりすぎていると感じたら、物理的に距離を置くのも気持ちをうまくコントロールする方法の一つです。好きで好きでたまらない人といつも一緒にいれば、気持ちが落ち着く暇もありませんよね。距離が離れることで、冷静になれる可能性があります。

毎日連絡したり会ったりすることが習慣になっている場合にも、しばらく距離を置くことで好きな人なしで過ごす生活に慣れていけるかもしれません。

仕事に没頭する

自分磨きと同じように仕事に没頭するのも、好きな人から意識を離すのに有効です。恋愛以外のことに没頭することで、好きすぎて辛い気持ちをやわらげられるでしょう。

また、恋愛は相手ありきで自分一人ではどうしようもないことが多いのに対して、仕事は頑張った分だけ成果が出しやすいでしょう。自分が努力したことの成果が見えれば、充実感を得られるはずです。自然と自信もつくでしょう。

趣味や自分の時間、友人との時間を楽しむ

好きすぎて辛い気持ちを忘れるためにも、積極的に恋愛以外の楽しい時間を過ごしましょう。趣味や自分の好きなことをして過ごしていれば、あっという間に時間が経ちます。好きな人のことで悩んでいる暇もなくなるかもしれません。

また、親しい友人と過ごす時間には、好きな人と過ごすのとはまた違った幸せを感じられます。好きな人との予定ばかりを優先していた場合には、ぜひ友人との時間を見なおしてみてください。

付き合っているのであれば、気持ちを伝えてみる

恋人のことが好きすぎて辛い場合は、あなたの気持ちを素直に伝えてみるのもいいでしょう。あなたが自分の気持ちを伝えれば、恋人も自分の気持ちを返してくれる可能性が高いです。

恋人の素直な気持ちを聞けば、きっと安心できますよね。そしてあなたが「自分ばかり好きで辛い」と感じていることを知れば、相手もこれからあなたの気持ちに配慮してくれるかもしれません。お互いに安心できる恋人関係を築いていくためには、話し合いも大切です。

好きな人のことを考えて苦しくなる自分も肯定して

相手のことが好きすぎて辛いときや好きで好きでどうしたらいいかわからないときには、「こんな自分はダメだ」と自分を責めてしまうかもしれません。しかし、それだけ誰かのことを真剣に好きになれるのは素敵なことです。好きな人への気持ちが止まらずに苦しい自分も肯定してあげてください。

好きすぎて辛いときに、自分まで自分のことを否定しては余計に辛くなってしまいます。どんなときでも、あなたがあなた自身の一番の味方でいることが大切です。

自分自身を肯定できれば、辛い気持ちも前向きにとらえて進んでいけそうですよね。「辛い」というのも、あなたが感じる大切な感情の一つです。好きすぎて辛い気持ちを悪いもの考えないで、ぜひありのまま受け入れてください。

好きだからこそ「好きすぎて辛い」と上手に付き合おう

「好きすぎて辛い」という感情は、あなたの気持ちをはかるためのバロメーターでもあります。恋愛は、感情の勉強ではないでしょうか。誰かを好きなときには、相手のことが好きなほど、うれしい、かなしい、楽しい、嫌だとポジティブなものもネガティブなものもいろいろな感情が大きく渦巻きますよね。「辛い」という感情もその一つです。

相手のことを好きだからこそ、好きすぎて辛いという感情があります。苦しい感情ではありますが、それが恋愛の醍醐味でもあるでしょう。辛い感情があるからこそ、いっそう喜びも感じられますよね。好きだからこそ、好きすぎて辛い感情ともうまく付き合って、ぜひ素敵な恋愛を楽しんでください。

羽莉花南

Writer

はとりかな|キャバ嬢、アジア女性研究機関勤務、さまざまな国の男性との交際経験を活かして恋愛を中心に女性のお悩みに寄り添う記事を執筆中。アメリカ→フランス→ベトナムと海外生活11年目。外国人夫、愛犬1匹、愛猫2匹と暮らしています。