好きがわからない…好きって一体どんな感情?
「好き」という感情がわからない…。恋愛感情がわからないと感じて、悩んだことはありませんか?
人を好きになったことがない。たくさん恋愛で傷ついて、好きという感情がわからなくなってしまった。今の恋人への気持ちが本当に恋愛感情なのかわからない…。好きという気持ちがわからない状況にも、人それぞれさまざまなケースが考えられます。
そもそも相手を好きという感情は、人によって感じ方もさまざまで、曖昧なものです。わかりやすく燃え上がるような感情だけが、恋愛感情なわけではありません。
今回の記事では、恋愛感情や相手を好きになるタイミングについて詳しく紐解いていきます。ぜひ好きという気持ちがわからずに悩んでいるときの参考にしてくださいね。
そもそも恋愛感情とは?好きと感じたときの気持ちや行動
相手を好きという恋愛感情の中にも、さまざまなものが存在します。一般的にいわれているような気持ちが激しく盛り上がるものもありますが、必ずしもわかりやすい感情ばかりではありません。相手を好きになったときに抱く感情は、人それぞれです。
ここからは、相手を好きなときに抱きやすい感情について、具体的に紹介します。ぜひ自分の感情と照らし合わせたり、想像してみたりしながら、好きという感情について確認してみてください。
一緒にいるとドキドキする
一緒にいてドキドキするのは、一番わかりやすい恋愛感情でしょう。一般的に広く認識されていて、「好きな人といるとドキドキするもの」というイメージがありますよね。好きな相手と一緒にいると、胸がドキドキしたり、胸が締めつけられるような感覚を感じたりします。
好きな相手へのドキドキには、苦しいのに不快ではなく、幸せも感じるような不思議な感覚があります。ただ、好きな人に対してドキドキを感じる度合いも人それぞれ。必ずしも激しくドキドキする人ばかりではないので、そういった場合は自分の好きな気持ちに気づきにくいかもしれません。
相手に触れたいと思う
多くの場合、好きになったときは相手に触れたいと感じます。相手を好きではない場合は、他人に触れるのはあまり心地いいものではありませんよね。異性であれば、なおさら。
けれど、相手に恋愛感情を抱いているときは、触れたり触れられたりすることを幸せに感じます。ただし、スキンシップの得意さや求める度合いも個人差があるので、相手との関係に慣れるまで触れたいという感情が起こらず、好きかわからないと感じるケースも少なくありません。
相手のことをもっと知りたいと思う
好きになった相手のことは何でも知りたいと思うもの。ついSNSをチェックしてしまったり、共通の友人が相手について話している内容が気になったりした場合は、相手に興味を抱いているサインです。
四六時中、好きな人のことばかり考えてしまうという人もいるでしょう。相手を知りたいと思う気持ちが、恋愛感情を抱き始める入口となることも多いのです。
相手のために何かをしてあげたくなる
好きな相手には喜んでもらいたくて、自然と好きな相手の役に立ちたいと思います。相手に尽くすことによって自分を好きになってほしいという気持ちがある場合も考えられますが、それ以上に好きな人が幸せそうな姿を見たいからです。
好きな相手が幸せそうにしていると、自分も幸せな気持ちになります。好きな相手の幸せが自分によってもたらされたものであれば、さらに幸福や満足感を得るでしょう。
会えないと寂しく感じる
好きな人には会えないと寂しさを感じます。どのくらいの期間が空くと寂しいかも人によるものですが、他の人より会いたいと思うのであれば、恋愛感情を抱いているのかもしれません。
毎日でも会いたいと感じる人もいて、好きな人と会う約束が延期やキャンセルになっただけでも世界の終わりのように打ちのめされた気持ちになることもあります。「会いたい」という気持ちも、「好き」という感情を把握するためのわかりやすい指標といえるでしょう。
メールの返事がなかなかこないと不安になる
好きな人からのメールやLINEの返事がなかったり遅れたりしたら、不安を感じます。好きな相手が自分をどのように思っているかが気になるからです。
それほど興味を持っていない相手であれば、多少返事が遅くても「忙しいのかな」「ま、いっか」と流せそうですよね。けれど、恋愛感情を抱いている場合は相手の行動を深読みして、小さなことでも不安を感じてしまいがちです。
弱いところやダメなところを見せたくないと思う
好きな相手には、基本的に自分のかっこ悪いところを見られたくありません。恋愛感情を抱いているときは、好きな相手からの評価が過剰に気になります。弱いところやダメなところは隠して、素敵な部分だけを知ってもらいたいと思うものです。
好きな人に対しては、自分について知ってもらいたいという気持ちも強くなりますが、同時に見せたくない部分も多いはず。友人には平気で見せられることでも、好きな人には知られたくないと思うかもしれません。
独占欲や嫉妬心が芽生える
好きな人は、自分だけのものにしたくなります。好きな人が他の異性と仲良くしているのを見たら、嫌な気持ちになることもあるでしょう。
「何かはっきりわからないけどモヤモヤする」という気持ちは、嫉妬心かもしれません。誰かを好きになると、キラキラとした素敵な気持ちだけではなく、少し後ろめたいような黒い気持ちも抱きやすくなります。独占欲や嫉妬心は、相手への恋愛感情の裏返しです。
苦しいときも一緒にいたいと思う
相手を好きになったら、楽しいときだけではなく、つらいときや苦しいときも一緒にいたいと感じます。好きな相手が苦しい状況にあれば、放っておけないでしょう。一緒にいて支えたいと思うはずです。
また、自分が苦しいときには、きっと好きな人の顔が真っ先に頭に浮かびます。自分が苦しいときにも、好きな相手に傍にいてほしいと思うでしょう。
一緒にいると自然と笑顔になる
好きな人と一緒にいると、自然と笑顔になれるもの。何か特別なことをしなくても、好きな人といられるだけで幸せを感じられます。
「女性は好きな人といるときが一番かわいい」という話を聞いたことがありませんか?好きな人と一緒にいると、表情がキラキラしてきます。「ただ会っているだけで幸せ」「どこに行くかや何をするかは関係なく、傍にいるだけで満足」と笑顔でいられたら、きっと相手に恋愛感情を抱いているサインです。
身だしなみやファッションにいつも以上に気を遣う
好きな人と会うときには、自分の身だしなみやファッションがいつも以上に気になります。好きな人会う予定があれば、新しい服や化粧品が欲しくなるかもしれません。
好きな人には、「きれい」「かわいい」と思ってもらいたいものです。好きな人と会う日には自然と気合いが入って、いつもの何倍も準備に時間がかかることもあるでしょう。
好きという気持ちがわからないのはどうして?
好きという気持ちがわからないのにも、人によってさまざまな状況や理由が存在します。身近な友人に相談しても答えが得られず、ますますわからないという状態に陥って悩んでしまうかもしれません。
ここからは好きという感情がわからない状況となる要因として、考えられる主なものを解説します。ぜひ、当てはまるものがないか一つずつ確認してみてください。
異性と付き合った経験が乏しいから
異性と付き合った経験が少ない人は、好きという気持ちがわからないと感じることがあります。気になる人が現れても、経験がないために自分の抱いている気持ちの正体がわからず、気づけないかもしれません。
異性と付き合うなかで、自分の新しい感情を知る瞬間は多々あります。恋愛経験を積めば、自分の気持ちに敏感になって好きという感情も理解できるようになるでしょう。
異性に苦手意識があるから
異性が苦手であれば、異性への好きという感情がわからない状況になりやすいでしょう。そもそも苦手に感じている存在なので、自分の好きという気持ちを向ける対象とならない場合があります。
もしかしたら、恋愛の対象が異性ではなく同性である可能性があったり、恋愛自体に興味がなかったりするのかもしれません。異性と恋愛したいという思いがある場合は、少しずつコミュニケーションを取るなどして克服していくことが大切です。しかし、そうでなければ無理をして自分を追い込む必要はないでしょう。
人に対して興味がないから
人に対して興味が薄ければ、人を好きになるきっかけも自然と少なくなるでしょう。好きな相手のことが気になってしかたがない状態は想像しづらく、恋愛感情がわからないと感じるかもしれません。
人に興味がないことは、悪いことではありません。淡泊な恋人関係で心地よく過ごしているカップルもたくさんいます。好きという気持ちがわからないと悩みすぎなくても大丈夫。自分の居心地のよい状況が、きっとあなたにあった恋愛の形です。
パートナーに求めるハードルが高すぎるから
パートナーの理想を高く設定しすぎていることが、恋愛感情がわからない原因となっているのかもしれません。映画やドラマに出てくるような完璧な人は、現実にはなかなか存在しません。周囲の人のパートナーが完璧に見えたとしても、親しくなれば何かと欠点があるものです。
「イケメンで、仕事ができて、お金持ちで、優しくて、一途で…そんな人でなきゃ!」とこだわりすぎていると、本当のトキメキを見逃してしまうかもしれません。好きという気持ちがわからないと思ったときは、一度理想は置いておいて、自分の素直な心の声に耳を澄ませるようにしてみてください。
長い間一緒にいて、当たり前の存在になっているから
同じパートナーと長く一緒にいる場合は、相手の存在が当たり前になりすぎて、好きかどうかわからないという気持ちになることも珍しくありません。付き合った当初の盛り上がっているときの気持ちと比べると、恋愛感情がわからないという気持ちになってしまいますよね。
相手を好きな気持ちにも波があるもの。好きな気持ちが盛り上がっているときもあれば、マンネリ化しているときもあります。居心地のよい関係であれば、今だけの感情に悩みすぎる必要はないでしょう。長い目で見て、どっしりと構えていてください。
相手に対して冷めてしまったから
パートナーへの好きという気持ちが自分でもわからないと感じたときは、相手への気持ちが冷めてしまっていることも考えられます。人の気持ちはどうしても変化するもの。それまで好きだった人でも、時間が経ったり状況が変わったりして、気持ちが冷めることもあるでしょう。
ただ、好きな気持ちが完全に冷めてしまったのか、一時的なものなのかは、すぐにはわかりません。時間をかけて冷静に判断するのがおすすめです。後悔しない選択をするようにしてください。
これまで感じてきた恋愛感情と異なるから
相手のことが気になるけれど、これまでの恋愛で感じてきた気持ちと違うために、好きという感情がわからないという状況に陥ることもあるかもしれません。自分の経験ほど、自分にとって説得力のあるものはありません。それによって裏付けができないと、不安になってしまいますよね。
けれど、好きという気持ちの感じ方は決められたものではありません。状況や相手が変われば、恋愛感情の抱き方が以前と同じものではないのは自然なことです。新しい感情を、素直に受け入れるようにしてみてください。
「好き」という感情が芽生えるタイミング
実際に好きという感情が芽生えるのは、どのようなときなのでしょうか。好きという感情が芽生えるタイミングを知っておけば、自分の感情にも自信が持てますよね。
ぜひ恋愛感情が芽生えやすいタイミングを知り、「好きという気持ちがわからない」というモヤモヤした状況を脱却するヒントとしてください。
見た目がタイプで一目惚れしたとき
一目見た瞬間に、好きという感情が芽生えることもあります。恋愛感情というと、相手のことをよく知ってから抱くものというイメージが強いかもしれませんが、一目惚れするケースも少なくありません。
「相手のことを何も知らないのに」と自分の好きという感情を疑ってしまうかもしれませんが、見た目はわかりやすい魅力です。また、外見にもその人の人間性は表れます。見た目から読み取れる情報は意外と多いもの。一目惚れも立派な「好き」の形です。
相手の意外な一面を知ったとき
相手の意外な一面を知ったときに、恋に落ちることもあります。それまで何とも思っていなかったのに、いきなり芽生えた好きという感情に戸惑ってしまうかもしれません。気持ちの変化の大きさに、好きという気持ちがわからないと困惑してしまうこともあるでしょう。
相手を好きになるタイミングは、いきなりやってくることもあるのです。それまで知らなかった相手の一面を素敵だと思ったのなら、それが相手への好きという気持ちが芽生える瞬間となる可能性があります。
一緒にいて落ち着くと感じたとき
相手と一緒にいて居心地がよい、落ち着くと気づいたときに、あなたの中で好きという感情が芽生えるかもしれません。ドキドキしたりキュンとしたり、熱烈な感情だけが恋愛感情ではありません。
ふと感じた心地よさが好きという気持ちにつながることも考えられます。一緒にいて落ち着く相手のことを好きだと感じたなら、きっとそれがあなたの素直な恋愛感情です。
スキンシップがあったとき
スキンシップがあったときも、恋に落ちやすいタイミングです。異性に触れたり触れられたりするのは、やはりドキドキしますよね。スキンシップが、相手のことを恋愛対象として意識するきっかけとなるかもしれません。
もしも好きではない相手に触れられれば、きっと不快に感じるでしょう。それを嫌だと感じずにドキドキしたのであれば、相手を好きになったサインといえます。
相手を応援したいと思ったとき
相手のことを応援したいと思ったときに、恋愛感情が芽生えることも多いです。何かに向かって頑張っている姿というのは、とても魅力的ですよね。その姿を見たときに、ドキドキして好きになってしまうこともあるでしょう。
相手の役に立ちたいという気持ちが、恋愛感情につながるケースもあります。相手のために何かしたいという気持ちは、好きという感情を盛り上げてくれるものです。
「好き」と面と向かって伝えられたとき
相手が自分に好意を持っているとわかることで、自分も相手を好きになることもあります。相手が自分を好きだと知れば、誰だって意識してしまいますよね。とくに面と向かってはっきり伝えられれば、思わず気持ちが引き寄せられてしまうでしょう。
本当は以前から自分も相手が気になっていたけれど、相手の気持ちがわからないために自分の恋愛感情に無意識にブレーキをかけていた場合も考えられます。相手が自分を好きなことがわかって、自分の気持ちも安心して認められたのかもしれません。
少しの期間相手と離れてみたとき
相手としばらく離れたことで、好きという感情が芽生えるケースも珍しくありません。この場合は、離れて恋に落ちたというよりは、自分の恋愛感情に気づいたというケースのほうが多いでしょう。距離が離れることで、相手が自分にとってかけがえのない存在だと初めて気づけることもあります。
身近な人ほど、その存在が当たり前のように感じてしまいますよね。一度距離を取れば、相手のことを好きな気持ちに気づくきっかけとなるかもしれません。
困った場面で助けてくれたとき
自分が困っているときに助けてもらえば、思わず好きになってしまうこともありますよね。自分がどうしようもないときに手を差し伸べてくれた相手には、優しさや頼りがいを感じます。助けられた瞬間というのは、相手の魅力に気づける瞬間でもあるはずです。
また、困っているときや苦しいときというのも、自分の中でも印象に残りやすい瞬間。助けてくれた相手の優しさが一緒に強く印象に残れば、だんだんと好きな気持ちが強くなっていくこともあるでしょう。
恋愛感情を理解するための5つの方法
好きという気持ちは、曖昧でわかりにくいもの。恋愛感情を理解するためには、どのような手段が有効なのでしょう。
実際に好きという気持ちを身近に感じて、自分の中でリアルに落とし込むための方法を5つ紹介します。好きという気持ちがわからないと悩んでいるときに、ぜひ気軽にできそうなものから試してみてください。
恋愛系の映画を鑑賞してみる
好きという感情がわからないとき、ラブストーリーに触れるのは有効な方法です。とくに大きなスクリーンで見る映画は、その世界に引き込まれますよね。
映画のヒロインに感情移入することで、好きという気持ちをリアルに体験できるでしょう。感動して心が揺さぶられれば、映画を見ながら感じた気持ちも強く印象に残るはずです。
恋愛系の漫画や小説を読んでみる
恋愛系の漫画や小説を読むのもおすすめです。映画館に行く時間がない場合でも、自分のペースで気軽に楽しめます。映画のような臨場感は感じにくいですが、活字であるぶん自分の想像も広がりますよね。
漫画や小説は、登場人物の繊細な感情の動きまで細かく記されていることがほとんどです。好きという気持ちがわからないときに、漫画や小説から気持ちを読み取ろうとするのはぴったりの方法といえます。
恋愛シュミレーションゲームをしてみる
恋愛シミュレーションゲームを使えば、実際にゲームの中で恋愛を体験できます。素敵なキャラクターとの恋愛を体験することで、自分の中に眠っているさまざまな感情が引き出されるかもしれません。
ゲームであれば、気負わずに楽しめますよね。自分のアクションによって相手キャラクターの対応も変わってくるゲームは、リアルに恋愛感情を体験できます。好きという感情がわからないときにも、実際に体験して感じることで、自分の中に落とし込めるでしょう。
恋愛中の友人と話をする
好きという感情がわからないときは、ぜひ積極的に恋愛中の友人の話を聞いてみてください。人の話は客観的に聞くことができるので、感情についても冷静に判断できますよね。
共感まではできなかったとしても、恋愛中の友人が実際にどんな気持ちを抱いているかをわかるだけでも、恋愛感情についてより深く知るきっかけとなるでしょう。
異性と接する機会を増やす
恋愛感情がわからないときは、実際に異性と接する機会を増やすのもよいでしょう。友人やただの知り合いであっても、異性というだけで同性とは違う独特の緊張感がありますよね。
異性と積極的に接することで、見えてくる感情もあるでしょう。異性と接するうえでのさまざまな感情を体験することは、恋愛感情について知るための糧となるはずです。
恋愛感情がわからないのは、悪いことじゃない
好きという気持ちがわからない…。そのように自分で感じたときは、思わず不安になってしまいますよね。しかし、大前提として、恋愛感情がわからないことは、まったく悪いことではありません。
好きという感情は、そもそも曖昧なものです。人によって感じ方も違います。時には自分でも自分の好きという感情がわからないという状況になるのも自然なことといえます。
一般的に恋愛感情と呼ばれているのがどのようなものなのか知ることは、冷静に考えるときの判断材料にはなりますが、それで実際にあなたの好きという気持ちについてすべてはっきりさせられるわけではないでしょう。「好きという気持ちはこういうものであるべき」という枠にとらわれずに、ぜひ自分の心地よさを大切にしてください。