

好きな人には好きな人がいる…

気づいたら好きになっていた人、やっとできた好きな人。恋をすれば毎日が明るく色づくはずなのにそうならないのは、「好きな人に好きな人がいる」から。
告白して付き合えればいいけれど、必ずそうなるとは限らないから、一歩踏み出すのが怖くなってしまう。でも相手に好きな人がいてもまだ付き合っていないなら、自分にも少しは可能性、チャンスがあるはず。
今からアプローチして、相手の意識をこちらに向けてもらうようには?
この記事では、好きな人に好きな人がいる状況で、自分にできるアプローチ方法やしてはいけないことなどを解説します。
片思いしてる人に振り向いてほしい…

好きな人に好きな人がいるとしても、自分の片思いの相手であることは変わりません。できれば振り向いてほしいし、相手の好きな人よりも自分を選んでほしいと思うのは自然な感情です。
好きな人に好きな人がいる状態で振り向かせるのは、通常の片思いよりも苦しいことが多く、つらく感じることもあるでしょう。
しかし、相手がまだ誰とも恋人関係ではないのなら、自分をアピールするのも自由。振り向いてくれるチャンスはありますし、行動次第では自分のことを考えてくれる可能性も少なくありません。
好きな人に好きな人がいる状況では、成功しやすい告白の方法や接するときの注意点を心得ておきましょう。自分の言動に後悔しないように、この記事を参考に相手と接してみてくださいね。
相手に好きな人がいる場合、告白までの最適なアプローチ術

「好きな人に好きな人がいても、自分に振り向いてほしい」「振り向かせてみせる!」という気持ちを強く持っているのはとても素敵なことです。けれど、焦って距離を縮めようとすると逆効果になってしまうことも。
近すぎる距離感では、軽くみられてしまったり「なんか馴れ馴れしいな」と感じさせてしまったりと、求めている反応が得られない場合があります。
相手の気持ちを尊重しつつ、自分の魅力も自然に伝えられるよう、少しずつ丁寧にアプローチしていきましょう。
初回のデートはカジュアルにランチから
初めてのデートは、かしこまったディナーではなく、気軽なランチやカフェで会うのがベストです。好きな食べ物、興味のあることや趣味など、まずは会話をしていく中でお互いのことを知っていくのが大切です。
昼間の明るい時間帯に会うことで、相手に安心感を与え、「異性」としてではなくまずは「一緒にいて心地いい存在」として認識してもらいやすくなります。
2回目のデートでディナーに出かける
2度目のデートは、少し雰囲気を変えてディナーに出かけてみましょう。
「夜に二人で会ったら、この前とは全く雰囲気が違う」と相手に思わせるのがポイント。昼と夜、両方の自分を見せることで印象の幅が広がります。
初回のデートから間を空けすぎないよう、2週間以内に誘うのがおすすめ。その間、連絡は極力毎日取るようにすることで、相手の中でも印象に残りやすくなります。
3回目のデートは一日出かけるプランで
2回目のデートから1週間程度空いてから、3回目のデートでは、一日お出かけするデートプランを計画しましょう。可能であればドライブデートなど、距離は近づきつつも少し開放感のあるデートプランがおすすめです。
3回目のデートがお出かけなのは、「付き合った後のデート」を意識してもらうため。またドライブデートであれば、狭い空間でのお互いの気遣いや居心地の良さを確認できます。「一緒にいると楽しい」「自然体でいられる」と感じる関係性を構築しましょう。
3回目のデートは自然なスキンシップで異性としての魅力を伝える
3回目の一日デートの際には、異性として意識してもらえる強引さも引き出しましょう。
とはいえ急に抱きつくなどはせず、適度なボディタッチ、相手の言動を真似することで親近感を持ってもらうミラーリング、目を合わせて逸らすを繰り返す、ちょっと甘えてみるなど、小さなことを積み重ねるのが効果的です。
友達止まりになってしまわないためにも、自分を異性として意識させるのは重要なポイントです。
告白までの間、絶対にしてはいけないこと

最適なアプローチ方法がある一方で、好きな人に好きな人がいる場合に限らず、片思いをしていて告白までの間に絶対にしてはいけないこともあります。
好きな人との時間は愛おしいもので、できるだけ1日が長く続いてほしいと思ってしまうもの。しかし、距離感が近ければ近いほどいいわけではありません。相手のことを思うからこそ、してはいけないことを踏まえた上でアプローチをしていくことが重要です。
友達ポジションにおさまる
「一番親しい友人!」「なんでも話せる親友」のポジションは、一見すると好きな人に一番近い存在に感じます。友人から恋人になったという例もあります。
しかし、友達ポジションで落ち着いてしまうと、恋人への方向転換は難しくなります。
また、好きな人に好きな人がいる状態で、もし相手の恋愛の相談に乗り出したら後戻りできなくなってしまい、恋人候補からは外れてしまいます。友達ポジションで落ち着いてしまうのはなるべく控えましょう。
夜ばかり連絡を取る
夜はついつい人恋しくなって連絡してしまいがちです。それが好きな人なら尚更でしょう。しかし、夜にばかり連絡していると夜のイメージがついてしまい、寂しさを埋めるだけの存在に繋がってしまいがち。
「朝起きて、その人のことが思い浮かんだら好きな人」という言葉があるように、夜思い出される女性ではなく朝思い出してもらえる女性になるようにしましょう。
「おはよう」から始まる連絡を心がけ、「おやすみ」の連絡は控えてみましょう。
常にディナー・夜に会う
夜の連絡と同じく、常にディナーや夜に会う関係にはならないように心がけましょう。1日の終わりに好きな人に会えて一緒にご飯を食べるのは幸せに感じるでしょう。
しかし、そればかりでは、告白をする前に、寂しさを埋めるためだけの体の関係や夜だけの関係になってしまうことも少なくありません。
ついつい「付き合っていない、この関係が心地よい」と思われてしまうことも。お仕事終わりにしか会えないこともありますが、休日などの昼間に会うことも意識するようにしましょう。
好きな人に自分の欠点ばかり話す・ネガティブな相談ばかりする
好きな人になんでも話せるのはとても素敵なことです。あれもこれも知ってほしい、共有したいという気持ちにもなるかもしれません。
しかし、その内容がネガティブなものや自己否定的なものばかりであれば、相手も疲弊してしまいます。相手があなたを見る目が変わり、恋人にしたいとは思ってもらえないかもしれません。
告白するまでは、なるべくネガティブな内容を避けて楽しい出来事や自分の長所を共有しましょう。愚痴やネガティブなことを話すのなら、「そういえばこんなことがあってちょっと悲しかった」程度で止めておくのが良いでしょう。
好きな人の家に行く・寝てしまう
好きな人と過ごす時間は特別で、ずっと続いてほしいもの。「家に来ない?」「家で会おう」などの言葉をもらうと、「心を許してくれてる」と勘違いしがちです。
しかし、好きな人と対等な関係でいたいのであれば、告白も付き合ってもいないうちから家に行くことや身体を許すのは絶対にやめましょう。
相手の好意を感じてない時に許してしまうと、身体の関係にしかなれません。好きな人に好きな人がいる状態だからといって「二番目でもいいから一緒にいたい」といった発言や考えは絶対に控え、彼と対等な関係でいることを心がけましょう。
好きな人に好きな人がいたら、告白しても無駄なの?

「好きな人に好きな人がいる」状況だけで、諦めてしまいそうになっていませんか?
相手の幸せを願うあまり自分のことは後回しになり、「結ばれるといいな」などと考えてしまうこともありますよね。
好きな人に好きな人がいる状況であっても、付き合っていない限りは可能性があり、諦めるのはもったいない。お互いに片思いなのであれば、チャンスは平等です。
「好きな人に好きな人がいたら、告白しても無駄」なんてことはありません。
アプローチして自分の良いところを知ってもらい、相手にとって居心地が良い存在になっていくことで、片思いが実る確率は上がるでしょう。告白するまでに、先述したいくつかのアプローチを自分らしくし続けることが大切です。
相手に好きな人がいても、成功する告白の方法

好きな人に好きな人がいるときに告白し、想いを伝えるのはとても怖くて緊張しますよね。「振られてしまったらどうしよう」「せっかく仲良くなれたのに」と躊躇することもあるでしょう。
しかし告白が成功するかどうかは、相手がまだ誰とも付き合ってはいない限り未知数です。
告白をすることで、相手の好きな人よりも自分が幸せにしてあげたい気持ちをいかに伝えられるかが重要。相手に好きな人がいても、成功する告白の方法をご紹介します。
好きな人の理想とする未来を提示する
告白する際は、単に「好きです」と伝えるだけでなく、相手が描いている将来のビジョンに寄り添った内容を伝えることが成功への近道です。
たとえば、相手が「次に付き合う人とは結婚を考えたい」と思っているのであれば、自分も同じ価値観であることを伝えることで共感が生まれます。
「一緒に未来を考えられる相手」として印象づけることができれば、恋人候補としての存在感が高まるでしょう。共通の未来像を提示することで、「この人となら安心して関係を築ける」と感じてもらいやすくなります。
好きな人の今の状況も理解している様子を見せる
好きな人にすでに好きな相手がいる場合、気持ちをぶつけるだけでは逆効果になることもあります。だからこそ、「あなたの今の気持ちや状況も理解している」というスタンスを持つことが大切です。
自分の気持ちを伝える一方で、相手の立場や悩みにも配慮している姿勢は、誠実さや人間的な信頼を高めることにつながります。
押しつけがましさを感じさせず、「そんな自分でも伝えたくて告白している」といった丁寧な姿勢が、相手の心に響きます。
自分と一緒になったら、どれだけ幸せにできるか正直に話す
告白するときは、相手の好きな人を否定するのではなく、自分と一緒にいることで得られる幸せをしっかり伝えることが大切です。
「趣味が合うから休日が楽しくなる」「美味しいものを一緒に食べに行きたい」など、具体的な幸せのイメージを言葉にしましょう。
また、「あなたを笑顔にできる自信がある」といった前向きな言葉は、相手にとって安心感と期待を抱かせます。ネガティブではなく、ポジティブな未来を提示することで、自分と一緒にいることの魅力を感じてもらえるはずです。
答えを焦らせない
告白した直後に答えを急かすと、相手にプレッシャーを与えてしまい、気持ちの整理ができないまま判断を迫る形になりがちです。
特に、好きな人に好きな人がいる状況では、感情が複雑で時間がかかるのも当然です。「すぐに返事をもらわなくても大丈夫」と伝えることで、あなたの余裕や思いやりが伝わります。
ただし、あまりに待ち続けてしまうと、自分自身が不安になったり、相手に真剣さが伝わらなかったりすることもあるため、数週間を目安に一定の区切りを設けるのも一つの方法です。
告白後は1週間ほど間を置いて、もう一度会うチャンスを作る
返事を保留されてしまったとしても、告白のあとに自分からアクションを起こすことは大切です。
1週間ほど時間を置いたら、「もう一度、あなたと会って話したい」と伝えてみましょう。このときのポイントは、「後悔したくない」「あなたともう少し過ごしてから答えを聞きたい」と素直な気持ちを添えることです。
告白直後は驚きや戸惑いがあったとしても、再度デートで一緒に楽しい時間を共有すれば、あなたの人柄や魅力がより伝わりやすくなり、気持ちが変わる可能性も十分にあります。
相手に彼女がいる場合は?何もしない方がいい?

好きな人に好きな人がいるだけではなく、それが彼氏・彼女であった場合は、片思いであってもアプローチすることもはばかられますよね。もちろん「自分が好きだからといって人の幸せを壊すのは良くない」と、諦める人も多いでしょう。
無理矢理アプローチしたり奪うことによっては誰も幸せにならないかもしれませんが、好意を伝え続けることは気持ちを自分に向けてもらうきっかけになるかもしれません。
後悔しないためにも「あなたのことが好きです」という気持ちは伝えておきましょう。
ただし、彼女がいるのにも関わらず手を出そうとしてくるなど、軽はずみな行動にはしっかりとNGを出して断ること。「対等な関係でありたい」ことは必ず意思表示しておきましょう。
また、友人関係から始めるのであれば居心地の良い関係性を築くこと。相手の自分への評価にも変化が訪れる可能性があります。
自分が幸せになれる恋愛をしよう

「好きな人に好きな人がいる」状況は、片思いの中でもつらいもの。振り向いてくれる可能性は低いと感じてしまい、「どうして先に出会わなかったんだろう…」など、さまざまな気持ちが巡ります。
しかしまだ相手に恋人がいなければ、チャンスの有無は平等です。希望を捨てずに、行動することが大切。片思いしている人に告白する前に、今までの関係性や行動を改めてみるのも、告白が成功するポイントかもしれません。
また、始まりがどのような形であれ、自分が幸せになれる恋愛を心がけることも大切です。自分を偽ったり、相手に合わせすぎたりする恋愛ではなく、自分らしくいられる、自然体で幸せだと感じることができる恋愛が一番理想的で、長く続けていけるでしょう。
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