【厳選】心に響く素敵な言葉33選!心に刺さる&感動する名言を紹介

Edit by 木村彩華

言葉のパワーに救われてきた……

救いを求めて手を伸ばした本に、記事に、動画に出てきた、たった一章節のフレーズが、言葉が心に響いた。すべてがうまくいったわけではないけれど、気づかされた。

うまくいかない、どうしたらいいかわからない、なんだか気持ちが落ち込む、そんな経験は日々の中で誰しもあること。そして、たった一言に救われた経験がある人も多いでしょう。「言葉が救ってくれる」まではいかずとも、なんとなく覚えているだけで落ち着く言葉も世の中には多く存在するものです。

誰もが知るアーティストや、多くの著名人、活躍している人の言葉には響くものがあります。それらは彼らが積み重ねてきた努力や生き方を反映したものであるからこそ、心に響く言葉であり私たちの心の支えになってくれるのです。ここでは、心に響く素敵な言葉をご紹介します。

心に響く素敵な言葉&名言集!ジャンル別に33選を紹介

心に響く素敵な言葉には、不思議なパワーがあり、さまざまな状況によって思い出す言葉や名言は違います。言葉の力は大きく、気持ちの立て直しだけではなく、前進するパワーとなることも。

ここでは、仕事・恋愛・人間関係、漫画・アニメ偉人や有名人、広告のコピーとジャンル別に分けて、心に響く素敵な言葉を33個ご紹介します。ふと目を止めた言葉が今のあなたには必要なことかもしれません。

心に響く素敵な言葉&名言【仕事編】

日々の中で欠かせない仕事。一日の大半を占める仕事は、ミスや嫌なことがつきものです。多くの人が毎日の仕事を乗り切るために何かしらの対策や、モチベーションを高める施策をしていることでしょう。ここでは、そんなときに思い出したい仕事に関連する心に響く素敵な言葉をご紹介します。自分にも当てはまりそうなものを選んでみましょう。

不満こそが、進歩するための鍵である。(発明家/トーマス・エジソン)

「進歩」とは歩を進める、前進することを指します。進歩するためには、現代においても戦いの場が多くなることでしょう。予算・意見の食い違い・トレンドと顧客の差…。さまざまな不満は至る所で募ります。そして、その場では満足しない、できない結果も不満へとつながるでしょう。不満は、改善と全身への一歩でもあります。何に不満を感じ、では不満をどう解消すればいいのか、考えるところが進歩のための一歩と言えるのでしょう。

ちっぽけなプライドこそ、その選手の成長を妨げる。(野球コーチ/野村克也)

誰にでもプライドがありますよね。プライドは時にとても大切で、自分を確立させるための一つの材料になるでしょう。とくに大人になってからは、年功序列・敬語や尊敬語を含め上下関係に対して、プライドのある人も少なくありません。「新人に教わるのは」など、小さなプライドが邪魔して、成長の機会やさまざまな機会を逃している人もいるのではないでしょうか。「わからない、教えてほしい」「知らなかった」と、言葉にだせる人が、上手な立場の人から教えてもらい自分に落とし込める人が成長につながるのです。

一度失敗したからといって、すべてが失敗に終わるわけじゃない(女優・モデル/マリリン・モンロー)

人生の経験の中で失敗はつきもの。誰もが小さなものから大きなものまで失敗した経験があるでしょう。失敗をすると「今まで頑張ってきたこと、すべてが終わりだ」と考えてしまいがち。しかし、すべての失敗や終わりを示しているわけではありません。挽回のチャンスや失敗を活かすタイミングが出てくることでしょう。一度失敗したからといって絶望や悲観をせず、「この失敗はどう生かすべきか」を考えていくことも重要なポイントなのです。

どんなマーケティングでも、駄作をヒットさせることはできない。(米国の実業家/スティーブ・ジョブズ)

日本にも馴染みが深い、アップル創業者スティーブ・ジョブズ。今や世界では知らない人はおらず、iPhoneをはじめ誰もが一度は触れたことのあるヒット商品をさまざま生み出しました。その過程ではさまざまな試作や検討を繰り返し、駄作として世に出ていない商品もあります。どんなに良いマーケティングや売り出し方をしても、そもそもの商品に魅力を感じてもらえなければ意味がなく、ヒットには遠く及びません。いい売り出し方やいいマーケティングも大事ですが、そのものの精度や商品価値を高めることが大切です。

結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が何かを生み出すきっかけをつくる。(野球選手/イチロー)

日本どころか世界中で知らない人はいない、野球選手であるイチロー。野球に限らず、どんなに練習をしようと努力を重ねようと結果が出ないときもあるでしょう。「ここまで準備したのに」「あんなに考えたのに」と頑張りと比例しないことばかり起こります。しかし、結果が出ないとき、どのような自分で「次への姿勢」を持つか、モチベーションを保てるかが、何かを動かすきっかけになります。多くの人が失望感に苛まれ、動かなくなってしまう瞬間だからこそ、人と差がつくのです。

目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない。(バスケットボール選手/マイケル・ジョーダン)

バスケットボールの名言といえばマイケルジョーダンが、有名です。超努力家、鬼のストイックさと呼ばれたマイケルジョーダンは、バスケに関わることに対して全力で挑んでいたことでも有名です。目標を掲げそこに向かうには努力や、コツコツとした進め方が鍵になります。どこかでボロが出て、苦しむのは自分自身。全力で取り組み、目の前のことから逃げずに己と向き合うことこそ、目標を達成する唯一の方法であり、近道といえるでしょう。

心に響く素敵な言葉&名言【恋愛編】

恋愛にはさまざまな感情が渦巻きます。悲しい思いをすることもあれば、今まで経験したことのないようなハッピーな感情や喜びを感じることもあるでしょう。恋愛は、1人では成り立ちません。多くの人が忘れがちですが、恋愛は人間関係でもあるのです。ここでは、恋愛にまつわる心に響く素敵な言葉をご紹介します。

愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。(小説家/サン=テグジュペリ)

星の王子の作者サン=テグジュペリ。ロマンチストでもあり、ある意味ではリアリストでもあったサン=テグジュペリの、愛についての個人的見解が明言として残っています。見つめ合い、手を取り合って、助け合って、向き合っていくことが愛とされがちですが「向き合う」だけでは、衝突が増えるばかり。同じ方向を向き、同じ歩幅で歩き、共に同じ目標やゴールを見据えることこそ愛なのです。結婚においては見つめ合う時間も時には必要かもしれませんが、「同じ老後を見られるか」「人生のステップを同じような感度を見られるか」が重要といえるでしょう。

恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの。(シンガーソングライター/美輪明宏)

幸運を呼ぶ待ち受けとして、設定している人も多い美輪明宏さん。多くの人の恋愛相談を受ける中で感じたことの一つが名言でもあります。「恋は盲目」とはよく言いますが、恋をしているときはどんな言動もよく見えるもの。これは、こちらの捉え方次第であり自分本位な感じ方です。しかし、愛に変われば「これはあの人のためにならないかもしれない」「事故に遭ったりしていないだろうか」と相手本位へと変化していきます。正解不正解はありませんが、愛や恋を一緒にしてしまうと相手との関係もうまくいかなくなってしまうでしょう。

一緒に泣いた時に、はじめてお互いがどんなに愛し合っているのかが分かるものだ。(フランスの詩人/エミール・デシャン)

フランスの詩人、エミール・デシャンは、恋人と泣いた日初めて分かち合うことができる感情があるといいます。相手のことで流す涙は、その人への気持ちそのものであり、悲しみを共有しているということ。喜びの共有は簡単ですが悲しみの共有や共感は難しいもの。例えば相手の関係の誰かが亡くなってもあなたに関わりがある人でなければその悲しみは分かりづらいものでしょう。共に悲しみを共有し、一緒になって泣いたとき、はじめてお互いがどんなに愛し合っていて、お互いの一部として大事な存在であるかがわかります。

間違った恋をしたけど、間違いではなかった。(歌手/宇多田ヒカル)

世界中で知らない人はいないと言われるアーティスト、宇多田ヒカル。Be My Last の歌詞です。その繊細で力強く、女性の見方でもある歌詞は世界中から愛されています。

恋愛には多くの間違いがつきまといます。態度・言葉使い・相手の属性やさまざまな性格を失敗だ、間違ったものだった、と後悔する日もあるでしょう。しかし、間違った恋をすることは間違いではありません。記憶は消せず、過去の経験も消えることはないでしょう。間違った恋だったことすらも、経験であり必要だったかもしれないと思えるワンフレーズです。

われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である。(小説家/芥川龍之介

恋愛をしていると、ついつい恋愛優先、大好きなパートナーが優先となってしまいます。しかし、相手も1人の人間であり自分と同じように悩み苦しみ、抱えた荷物があることでしょう。恋愛は、余裕がないとできませんが、余裕があると余計なことを考えてしまいがち。恋愛をしつつ、余裕も持つには理性でどうにか我慢するよりも忙しくし「恋愛もそこそこ楽しんでいる」というスタンスでいることの方が重要。理性よりもむしろ多忙であれば、あるほど余計なことを考えたり不安になったりすることなく、恋愛を捉えられるでしょう。

心に響く素敵な言葉&名言【人間関係編】

避けて通れない人間関係に日々頭を悩ませている人も多いでしょう。「ああすればいいとわかっているけど」「こうすればいいんだろうけど」と葛藤も日々繰り返し、仕事や習い事、何かの団体から離れることを考える人も。ここでは、人間関係に疲れたとき悩んでいるときに思い出したい、心に響く素敵な言葉をご紹介します。

人とつきあうのに秘訣があるとすれば、それはまずこちらが相手を好きになってしまうことではないでしょうか。(小説家・天台宗の尼僧/瀬戸内寂聴)

自分がうまく人間関係を築けている相手は、自分が好きな相手だからではないでしょうか。小説家であり天台宗の尼僧である瀬戸内寂聴の名言は、もっともシンプルで的確な解決法です。すでに構築されうまくいっている人間関係は、相手の良いところが見えているからこそ「この人のこういうところが好きだし、良いところ」と、感じ相手のことを好きになっています。自分が好かれるのはもちろんですが、まずは相手の良いところや好きなところを見つけ「そもそもどんな人か」を知っていっことが大切でしょう。

人付き合いがうまいというのは、人を許せるということだ。(詩人/ロバート・フロスト)

人付き合いが上手い人、関係を築くのが上手い人は、器が大きくて許せる範囲が広いのでしょう。人それぞれのライフスタイル・こだわり・ルーティーン・許容範囲などがあります。人付き合いがうまいというのは、それら細かなものをひっくるめて「ぜーんぶこの人だからだよね」と受け入れ許せるからこそ。すべてを受け入れる必要はありませんが、それらを許し良いところとして受け入れられることで構築がスムーズになるでしょう。

他人に変わって欲しければ、自ら率先して変化の原動力となるべきだ。(インドの政治指導者/ガンジー)

恋人・友人・上司・部下はもちろん、家族であっても自分とは別の人間です。すべてを思い通りにすることは難しいでしょう。こちらがどんなに正しくても、正しさと行動や言動の必要性は別物なため、お互いに腹を立てる、許容しきれない部分は出てきます。他人を変えることは支配的であり、難しいこと。他人を変えるのではなく、自分で変わった方が早く、実感も得やすいでしょう。

人々は悲しみを分かち合ってくれる友達さえいれば、悲しみを和らげられる。(劇作家・詩人/シェイクスピア)

恋愛編で紹介したフランスの詩人、エミール・デシャンにも通ずるものがありますが、悲しみは人間にとって大きな感情の一つ。悲しみの感情が占拠する割合はとても大きく、心身全体に影響を及ぼします。「恋より友情、失恋は友人に勝てない」などとも言いますが、そのくらい悲しみを和らげるのに友人や周りの人間の言葉は大きなもの。一緒に泣いてくれる、話を聞いて一緒に悲しんでくれる友人を見つけ、また自分もそのような友人となれるようにしたいものです。

人の弱点を見つける天才よりも、人を褒める天才がいい。(元プロテニス選手/松岡修造)

失敗・苦手・ミスや致命的な弱点は、大きく見えるでしょう。しかし「あれもこれも苦手だけど、いつでも掃除が丁寧」「ちゃんと顧客の名前や好みは全部覚えている」など、良いところを見つけることで相手への評価だけではなく、見つけられる自分の評価や肯定感も上がっていきます。仕事やプライベートで「絶対に目を見て話してくれる」「いつも姿勢がいい」などの些細なことから見つけてみましょう。

心に響く素敵な言葉&名言【アニメ・漫画編】

「大事なことは全部漫画から教わった」という人も多いでしょう。アニメや漫画には多くの人の願いが込められているからこそ、心に響く素敵な言葉が多く存在します。世界中でポスターや、名言として、有名なものも数多くあります。ここでは、心に響く素敵な言葉をアニメ・漫画の中からご紹介します。自分が見たこと読んだことのあるものも多いかもしれません。

「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる(SLAM DUNK/堂本五郎)

スポーツの世界に、勝ち負けは必ずあります。勝つことは大切で、勝つための努力は惜しむべきではありません。しかし、負けたこと・負けることが、良い場合や経験として、必要なときもあるのです。負けたことがある、というのは勝った側の気持ちも負けた側の気持ちも理解できます。そこに辿り着くまでの心情や「負けた」ときの感覚も「負けたことがある」人しかわからないでしょう。さまざまな人間関係を構築する上で「両者の気持ちや立場」を考えられる大きな財産でもあるのです。

君が凄い人だから勝ちたいんじゃないか!!(僕のヒーローアカデミア/緑谷出久)

誰しも勝ちたい人や越えたい人はいるでしょう。誰にでもいいから勝ちたい、なんでもいいから勝ちたいという曖昧なものではなく、明確に「この人に勝ちたい」と思える人がいることはとても大切で幸運なことです。すごい人であると認め、そこに向かって努力していくことは並大抵ではありません。心が折れることも嫌になることもあるでしょう。しかし自分がすごいと感じているあの人は、すでにその折れそうな心や嫌になるタイミングを抜け、乗り越えてきたのです。

わが生涯に一片の悔いなし!!(北斗の拳/ラオウ)

名言や名シーンが多い北斗の拳の中でも多くの人が知っているセリフです。長らく争い続けた戦いの終わりに叫んだこの台詞は、私たちの人生そのものにも大きく影響します。人生には後悔がつきものです。あれもこれもやればよかったと、できなかったやらなかったことにばかり目が行きがちですが、その場その場で後悔のない選択をしていくことが「悔いのない生涯」へつながります。

相手の事悪く言えば、自分が高みに立ってる気分になるのかもしれないけど、それ全然違うから!!(アオハライド/吉岡双葉)

相手のことを悪く言えば自分が優れているかのように写ることがあるでしょう。あの人より、あいつより、と自分が高みに立ったように感じますが、相手を下げることで自分はさらに下がっています。誰かの悪口や蹴落とそうとする人は、周りからもよく見えるものではありません。実際は言った相手よりもさらに下に見えてしまうこともあります。

計画通りいかないから人生なんだ!よく覚えておきやがれ!(クレヨンしんちゃん/野原ひろし)

人生何が起こるかわかりません。直近で起こった流行病も誰も予想できなかったでしょう。計画通りいけば素晴らしいものになるかもしれませんが、それだと人生は決められた道を歩むだけのお散歩ゲームのようになってしまいます。時々予期せぬことが起こり、多くのトラブルや笑顔や喜びが人それぞれあることが人生と言えるのです。

人間!つまずくことが恥ずかしいんじゃない!立ち上がらないことが恥ずかしいんだぞ!(こちら葛飾区亀有公園前派出所/両津勘吉)

人生の中で転ぶことはたくさんあるでしょう。学生のとき、社会人になってから、結婚してから、さまざまなタイミングで訪れるつまずきや大きな壁に対し立ち上がらない・挑戦しないことは、すべてを諦めてしまっていることにつながります。つまずくのは悪いことではありません。新しい挑戦は誰でもスムーズにはいかないでしょう。立ち上がってもう一度考えてみることが大切です。

心に響く素敵な言葉&名言【偉人・有名人編】

世界中の偉人・有名人の名言は、本などでも発売されるほどたくさんあります。自分には関係ない人だからと思わず、誰もが知るあの意地・有名人たちがさまざまな苦しい経験から生み出した心に響く素敵な言葉たち。6つご紹介します。

行動がすべての成功への基本的な鍵である。(画家/パブロ・ピカソ)

何かを始めるのに考えているだけでは何も始まりません。行動し、失敗や成功を繰り返すことで大きな成功へと導かれます。考えるアイディアを出すだけであれば誰でもできるでしょう。しかし成功を夢見てまずは行動し、改善し、また行動し…と繰り返すことはすべての基本であり忘れては行けない部分です。

成功者になろうとするな。価値ある者になろうとせよ。(理論物理学者/アルバート・アインシュタイン)

成功者と言えば聞こえがよく、誰もが羨む存在として認知されるでしょう。しかし、成功者だからと言って、幸せなのか価値があるのかと言われると別物です。成功者には誰でもなれるかもしれません。しかし「価値がある」人になることの方が重要で難しいでしょう。「この人が居てくれれば」「この人にお金を払ってでもお願いしたい」と思われるような人になれるように人生を歩むことが大切です。

幸せな人は、他の人も幸せにしてしまうわ。(作家/アンネ・フランク)

周りを幸せにする人は、幸せオーラやハッピーなオーラが漂っている人が多いですよね。「あの人を見ているとなんだかハッピーになれる」と思われるくらい周りにも伝染していきます。幸せやハッピーなオーラで生きていることでポジティブなことが集まり、周りすらも幸せにしてくれるのです。

前進をしない人は、後退をしているのだ。(詩人・劇作家/ゲーテ)

前進することは大切です。いつまでも留まっているわけにはいきません。前進せず止まっているのは後退しているのと同じこと。通常通るはずだったチェックポイントにも達していないどころか、どんどん抜かされていく状態です。常に見るべきは前なのです。

追いかけ続ける勇気さえあれば、夢は必ず叶います(アニメーション作家/ウォルト・ディズニー)

将来の夢や思い描いていた未来は、計画通り・考えていた通りにはなかなか進まないでしょう。夢を見るのは、やがて現実と対面することにもつながります。夢を叶える過程では、挫折する’ポイントばかり見つかるでしょう。しかし、現実も挫折ポイントも受け入れつつ、夢を追いかけ続けることが、夢を叶える秘訣なのです。

いつか、必ず、チャンスの順番が来ると信じなさい(作詞家・音楽プロデューサー/秋元康)

チャンスの女神と言われることもありますが、チャンスは巡ってくるものです。大ブームを引き起こしたAKBは、選挙などでセンターが決まります。人気を勝ち取るのは極めて困難です。しかし、正しく努力をしていれば必ず順番は回ってくる、プロデュースしたからこそメンバーたちにかけられた言葉と言えます。

心に響く素敵な言葉&名言【広告コピー編】

近年注目を集めているのが広告コピー。ルミネなどをはじめ、多くの広告やポスターがSNSなどでも話題になりますよね。ここでは心に響く素敵な言葉を広告コピーからもご紹介します。見聞きしたことがあるものも、再度意味を知ると見方が変わるかもしれません。

思い出だって、思い出さないと消えてしまうから。(ドラえもん のび太の月面探査記 ポスター しずか編)

良い思い出として思い出せるものはいくつあるでしょうか。思い出は私たちが自分で思い出すしかありません。あれもこれも楽しかった、あそこへ行ったここへ行った、と定期的に思い出さなければ思い出の優先順位も変わってしまい、やがて新たな思い出に淘汰されてしまうでしょう。思い出は、定期的に思い出し、心を豊かにするツールでもあります。

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです。(ゼクシィ)

SNSをはじめとして、大きく話題になったゼクシィの広告。今は恋愛のスタイルも、幸せの形もさまざまで、たくさんの愛の形があります。選択肢が豊富で結婚しなくても幸せになれる時代です。お金も時間もすべて自分で決めていける時代である現代で「それでもこの人と居たい」「この人と居たら楽しさが増えるかも」と思える人に出会えることは奇跡でしょう。結婚は、法的・家族的な制限や規制が伴います。良いことばかりではないかもしれませんが、きっと人生を彩るものになるでしょう。それらを共にできる人と巡り合えたことを大切にしたくなります。

美しくなろうとすることが、美しいのです。(大丸・松坂屋)

男女関係なく「美しくなりたい」と願う人は多いでしょう。容姿的美しさはもちろん重要ですが、「美しくなりたい」とそのために努力できる人は、すでにマインドや行動が美しいものでもあります。美しさは容姿だけではなく、マインドや考え方、実際の行動も指します。自分で考え、美しくなりたいと願い、行動していることはすでに美しさの第一歩です。

文句を言うより、意見を言おう。(集英社)

会議や何かを企画しているときは、ついつい文句が出てしまいがち。「あれはありえない」「そんなの無理だ」と文句を言うのではなく「難しいと思うからこっちはどうか」「これとこれは組み合わせられたらいい気がする」など、意見を言うことで進むことも多くあるでしょう。文句は誰にでも言えますが、文句と意見を同じにしてはいけないのです。

魅力的な欠点がひとつあれば どうしようもなく愛される。(LUMINE)

欠点は、あまり良い見え方はしませんよね。「欠点」と聞くとデメリットであるとばかり考えられてしまいます。しかし、魅力的な欠点は一つあることで、どうしようもなく愛されることも。美しい商品よりも、少し角が取れた訳ありが優秀・愛されるように完璧主義であることよりも、「実はここが欠点で」とわかることの方が重要かもしれません。相手の・自分の欠点はなにか、どんな見方をすれば魅力的に見えるのか。まずは自分から相手の欠点の見方を変えてみましょう。

言葉のパワーを信じて。あなたの心に響く言葉を大切にしよう

言葉には、大きなパワーが秘められています。たった一言が、たった一小節が、フレーズが自分を救う日があるでしょう。言葉は物理的なパワーをくれるものではありませんが、いつでも自分に寄り添い、相手だけではなく自分を見直すためのきっかけにもなりえるものです。

心に響く言葉は、人それぞれ違います。そしてその言葉が響くタイミングも違うでしょう。「これだ」と思うもの、「今求めてたのはこれなんだろうな」とその時その時の環境や状況に合わせ、あなたの心に響く言葉を大切にしましょう。

木村彩華