心が疲れてしまった…そんなときは「元気が出る言葉」で前向きに!
平日は平気だけど、休日になった瞬間になにかが崩れるように疲れが出てしまう。元気でいるために、いつでも読み返せる、いつでも胸に刻める元気が出る言葉があったらいいかも。自分に合う名言や元気が出る言葉に救われる日もきっとあるはずだから。
成功したあの人、歴史上のあの人、輝いているあの人たちにもきっと苦労があったはず。自分より、苦しい環境を経た人たちの言葉を胸に、日々を過ごしたい。たくさんの名言や、元気が出る言葉が世界中にあるけれど、どんなものがあって、どんな時に目にすることで、自分を元気づけてくれるのか。自分にしっくりくるのは誰のどんな、名言・元気が出る言葉だろう?
元気が出る言葉・名言27選!短い一言に込められた意味も解説
たった数文字の短い言葉でも、さまざまな名言・元気が出ることがあります。同じ時代を生きていなくても、仕事や友人関係、恋愛…と悩みに共通点はあるでしょう。ここでは、元気が出る言葉・名言を27個ご紹介します。
元気が出る言葉・名言【仕事編】
偉大な製品は、情熱的な人々からしか生まれない。(Apple創業者/スティーブ・ジョブズ)
いまや世界中の誰もが知る、アップルの創業者スティーブ・ジョブズの名言です。Macbook・iPhone・Apple Watchなど、誰もが知る製品は何度も試作を繰り返し、何度も失敗し、多くの人と落胆と喜びを共にした製品。世界中のインフラにも関わる製品を作り出すのは並大抵の気持ちではできないでしょう。細かな部分までこだわり、今までにない物を生み出すには、失敗に落ち込むのではなく情熱を持ち、続けることが大事だと、伝える名言です。
世の既成概念を破るというのが、真の仕事である。(坂本龍馬)
世界への目がまだ開かれていないような幕末の時代、世界を見据えた何かをすること自体がタブーだった時代。立場や身分の異なる多くの声に耳を傾け視野を広げ、さまざまな政治や経済に改革をもたらした坂本龍馬の名言です。社会は、うまく回ります。改革をせずとも、何か変化を望まなくても淡々と回るでしょう。しかし、それが全て「正解」ではありません。時には固定概念を捨て、新たな何かを作り出す、知ることが、私たちがするべき仕事であると教えてくれる名言です。
僕もグラウンドに行きたくない日はたくさんあるのです。(元メジャーリーガー/イチロー)
好きなことを続けたことでプロ野球選手となり、日本のみならず世界にその名を知らしめたイチローでも、グラウンドに行きたくない日はある、と考えるだけで私たちの心も軽くなった気がするでしょう。
「野球をすることは幸せだろう」と思われがちですが観客や一般人と同じく、イチローも「仕事だからしょうがない」と言い聞かせ「野球選手」という仕事へ行くのだと考えさせられる名言です。
私は9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れた。決勝シュートを任されて26回も外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功したんだ。(元プロバスケットボール選手/マイケル・ジョーダン)
マイケル・ジョーダンの名言の中でも有名で、元気が出る言葉です。日々の中で失敗は数えきれないほどあるでしょう。そしてそれらが重なれば人は誰もが疲弊します。しかし、マイケル・ジョーダンのこの名言は、失敗も見る角度を変えるだけで、成功への一筋の光となると教えてくれます。
失敗したことで成功したのだ、と聞けば失敗自体がポジティブに捉えられ、次への一歩を踏み出せる、そんな名言です。
自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ。(ビル・ゲイツ/Microsoft共同創業者)
最近は、SNSでも「比べるのは過去の自分」といった発信が増えていますが、ビル・ゲイツの名言の影響もあるでしょう。SNSが発達した今、同期や知人だけでなく画面の向こう側ですらも比較対象です。しかし本当に比較すべきなのは、昨日より、できなかった頃より、できるようになった今の自分です。
感情に振り回され、他人を比較対象にするのは自分を大事にせず「お前はなんてダメなんだ」と、侮辱することに他なりません。自分の信じた道を、自分自身を信じることが大事であると教える名言です。
元気が出る言葉・名言【恋愛編】
別れることがなければ、めぐり逢うこともできない(西洋のことわざ)
失恋した後に元気が出る言葉の一つです。人生は巡り合わせ、その時はその人しかいない、一世一代の恋のように感じてしまいがちです。しかし別れがあればその分出会いがあり、さまざまな巡り合わせを経験できます。
恋人がいるからと諦めていたけれど、別れたと聞いて連絡をくれる人や自分をアピールしてくれる人にも出会うかもしれません。それらは恋人がいたら、他に好きな人がいたら、巡り合っていなかったご縁です。これからのご縁や巡り合わせを楽しみに、元気が出る言葉です。
ごはんで立ち直れるくらいの失恋でした。(JA全農ふくれん/2008年ポスター)
くすりと笑ってしまうような元気が出る言葉は、JA全農ふくれんのポスターです。食は生きていく上での基本です。「どんなに失恋しても、泣いても、お腹は空く」といった言葉もありますが、失恋をしても立ち直れないと感じる別れでも、ごはんを食べることで気力が湧いてきます。美味しくご飯を食べて日々を過ごすことで、気づけば失恋のことは忘れているでしょう。「失恋したし、ごはん食べよ」と元気が出る言葉の一つとして支えになってくれます。
恋をして恋を失った方が、一度も恋をしなかったよりマシである(イギリスの詩人/アルフレッド・テニソン)
元気が出る言葉の多くは、恋愛から生まれているとも言われています。恋をするのは、とても素敵なことですよね。恋をして失うものも多いですが、得るものも多いもの。失恋は傷つくことも泣くこともありますが、失恋するまでの時間はとても素敵で、今まで知ることもなかった幸福もあったでしょう。
もしも恋をしていなかったら、そのような幸福があることも知らずに過ごしていたかもしれません。失恋したからといって、全てが悪いわけではないのだと元気が出る言葉でしょう。
愛することによって失うものは何もない。しかし、愛することを怖がっていたら、何も得られない。(アメリカ心理学者/バーバラ・デ・アンジェリス)
誰かを愛するには、体力や勇気が必要です。同時にとても素敵なことでもあるでしょう。誰かを愛することで、失うものはほとんどありません。相手との関係がたとえ報われなくても「今度はこうしてみよう」「次はもっと素敵な人がいるかも」と思え、「こんなに人のことを愛せるんだ」といった発見にもつながるかもしれません。
しかし、そういった感情を得るためのスタート地点である、愛することができなければ得られるものもないでしょう。元気が出る言葉としてだけではなく、愛することへの勇気を与えてくれる言葉です。
しあわせは、いつも自分の心が決める。(詩人/相田みつを)
教科書でも詩が知られている相田みつをの名言です。恋愛に限らず、隣の芝生はいつまでも青く見え、自分は何も持っていないように感じネガティブな思考へつながることもあるでしょう。しかし、幸せのハードルは本来低く、自分の心で決めていたはず。好きな相手に振り向いてもらえないことは、本当に不幸でしょうか?一緒にご飯を食べる関係性、共に勉学に励む関係性、どのような立場であっても幸せは自分で決めることができるはずです。相手との関係だけではなく隣の芝生が青く見えた時に元気が出る言葉です。
元気が出る言葉・名言【アニメ・漫画編】
いちばんいけないのは、自分なんかダメだと思い込むことだよ。(ドラえもん/ドラえもん)
国民的アニメ「ドラえもん」から元気が出る言葉として有名な名言です。何をしてもうまくいかないのび太は、もはや周知の事実ですが、本人もうまくいかないことに慣れてしまい「どうせ」「僕なんか」といった言葉を吐き出します。そんなのび太を見かねたドラえもんがかけた言葉には、「自分信じていることが一番大事」といったメッセージが込められています。日々の中で「どうせ」と思うことは絶えないでしょう。そんなときこそドラえもんからの元気が出る言葉を思い出してみましょう。
俺の敵はだいたい俺です。(宇宙兄弟/南波六太)
「宇宙兄弟」は、元気が出る言葉や名言が多いことでも有名な漫画です。誰かと比べるのではなく、自分の敵は自分であり、越えるべき壁も自分であると、自分のことを高めるための言葉です。さまざまな人と出会う人生で、仕事が同じ、似ている性格など、何かを基準にして誰かと比べてしまうことは少なくありません。しかし、本来の敵、乗り越えなかればいけない課題は常にもう1人の自分が知っているのです。
何かを残さなきゃ生きてるイミがないなんて、そんなバカな話があるもんか(ハチミツとクローバー/森田忍)
何かを成し遂げるというのはとても素晴らしいことです。日々生まれる技術やアイデアは無限であり、それらが形になるには時間もお金もかかるでしょう。輝かしい功績を見れば「自分も何か成し遂げなければいけない」と思ってしまいがちです。しかし、何かを成し遂げなくても、生きている意味はあるのです。何かを成し遂げなければならない人生は、ありません。不完全で未完成だからこそ、うまくいくことも世の中にはたくさんあります。「何かを成し遂げなければ」と思い悩んでいる時に思い出すと元気が出る言葉です。
あの日悔しくて良かったって、いつか笑って言いたい(ちはやふる/綾瀬千早)
失敗や悔しい思いを全くしない人生はほとんどありません。その一方であの日の悔しさをバネに、元気が出る言葉を胸に、何かが報われる瞬間も多くあるでしょう。そんなとき「あの時悲しい思いをしたから」「あの日悔しかったから」が根底にあることで、過去として消化できます。悔しい思いをしたその日、立ち直るために心に刻んでおくと元気が出る言葉です。
不安は努力の勲章なんだ(ドラゴン桜/桜木健二)
どんなに何かを頑張っても不安が拭えない瞬間はあるでしょう。毎日何時間勉強しても受験は緊張し、不安になります。どんなに練習をしても大勢の前に立てば言い表せない不安感に襲われることもあるでしょう。しかし、不安は「こんなに努力したのに、ダメだったら」と、考えるから出てくるもの。努力していなければ、言われのない自信がどこからともなく出てくることでしょう。努力したからこそ、ハッとする元気が出る言葉です。
ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか(ハイキュー‼︎/田中龍之介)
近年のスポーツアニメの中でも、多くの人の心を打った「ハイキュー‼︎」も、元気が出る言葉や名言が数多くあります。スポーツは、勝ち負けがあります。必ず決着がついてしまうものです。下を向いて、悔しがることも落ち込むことも時には必要ですが、マイケル・ジョーダンの元気が出る言葉と同じく、常に回数を多く重ねることが大事なのです。そして私たちは決して特別ではありません。平凡で一般的で普通であるからこそ、結果を出すためには下を向いている暇などないのだと背中を押され、元気が出る言葉でしょう。
元気が出る言葉・名言【偉人・有名人編】
大丈夫、大丈夫、いつかはここを抜ける日がやってくる。(作家/よしもとばなな)
些細なことで、ネガティブなスイッチや「大丈夫だろうか」といった不安に襲われることもあるでしょう。しかしこの言葉を知っているだけでも、少し気持ちが軽くなり元気が出る言葉です。「大丈夫」は魔法の言葉のようにさまざまなところで使われます。いつかは不安感から抜け出す日が必ず来るのです。
不安・悲しさ・寂しさ・怖さ・不利な状況だったことも人生で初めてではないはず。いままでも抜け出してきた、抜け出してこれたからこそ今があるのです。自分で状況を変える力を出す際にも元気が出る言葉です。
ただ悪い1日ってだけさ、悪い人生ってわけじゃないよ(俳優/ジョニー・デップ)
1年は365日あります。1ヶ月は30日、1週間は7日です。毎日悪いことばかりの日々ではないでしょう。とはいえ悪いことはたまたま重なり、負のループに陥りがちです。信号が目の前で変わる、電車が目の前で発車する、新しい靴で靴擦れをする…。たまたま、その日に全て重なっただけです。どんなに悪いことばかり起きても、今日はたまたまそういう日だった、と元気が出る言葉です。
あなたは、あなたであればいい。(修道女/マザー・テレサ)
SNSが発達した今「なりたい顔」「なりたいスタイル」「なりたい人」などが身近になっています。さまざまな角度から、ああなりたい・こうなりたい・もっと私がこうだったら…と、希望は絶えないでしょう。しかし、成り立っている今の多くの出来事は、あなたがあなたであることで存在しています。あなたがあなたであることでできた関係性や仕事、空間や環境があります。ついつい比べてないものにばかり目が行きがちですが、自分らしくいよう、と元気が出る言葉です。
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。(発明家/トーマス・エジソン)
元気が出る言葉や名言を多く残しているエジソン。失敗だと思えば、失敗だと認識してしまいます。しかし、失敗ではなくうまくいかない方法を発見した、と考えれば何も無駄ではありません。こじつけのように感じるかもしれませんが「失敗したことがない、だから自分なら次もできる」と自信につながり、次への挑戦へのハードルも下がります。今や生活に欠かせない家電の基礎を作り上げた、世界的発明家、トーマスエジソンの元気が出る言葉です。
周囲のためにあなたが小さくなる必要はない。(歌手/ビヨンセ)
周囲に自分が尊敬する人や自分よりも優れている人がいれば、自ずと目立たないように比較されないようにと小さくなってしまいがちです。しかし、スタートラインや立っているステージは同じ。自分にも同じだけの権利があります。周囲とのバランスや比較されないために自分を小さく見せる必要はありません。ナチュラルな自分に自信を持ち、歩むことが大切であると教えてくれ、胸に刻んでおくことで元気が出る言葉となるでしょう。
こけたら、立ちなはれ。(パナソニック創業者/松下幸之助)
日本には他にも「七転び八起き」という言葉があります。失敗や、悔しい思いをしてこけることもあるでしょう。対応は難しく考える必要はなくシンプル、転んだら立てば良いのです。小さい子も、大人も、転んだら自分で立ち上がり傷の手当てをします。挫折や、人生の中での落ち込むような出来事も同じです。パナソニックの創業者である松下幸之助は多くの製品や開発段階で、挫折を経験しています。今や大企業ですが、そこまでの道のりは決して楽なものではありません。シンプルだからこそ元気が出る言葉です。
今の僕には勢いがある(元プロテニスプレーヤー/松岡修造)
今や日本で知らない人はいない、元プロテニスプレーヤー松岡修造の言葉です。どんなに追い詰められた試合や場面でも「いや、今僕には勢いがある」と思うことで、現状を変える原動力になります。また、思い切ってやったことは良い結果につながることが多く、一歩踏み出すのにはとても必要なマインドです。何かを始めたい時、ここから加速したい時、何かを変えたい時、元気が出る言葉として覚えておきましょう。
元気が出る言葉・名言【広告コピー編】
成功するまでやめへんかったら失敗せえへん(澤野工房/2012年ポスター)
「終わりよければ全てよし」という言葉があります。成功するまで何かをやり続ければそれらは失敗ではなく、成長や結果のために必要であった過程です。元気が出る言葉として心に留めておきましょう。成功するまで何かを続けるには気力や体力だけではなく、お金や時間がかかり、他人が楽しむ娯楽を当たり前のように楽しまずに進めなければいけないかもしれません。しかし、それらを目にして何かを諦めそうになった時、心の中に留めておきたい元気が出る言葉の一つです。
苦しいときが、伸びるとき(東進ハイスクール/2017年新聞)
何かを越える際、何かを一歩上のラインへと導くとき、そのたった一歩、たった数問、数cmは本当に苦しいものでしょう。中にはその努力が報われないことや、思っていた結果にならないことも少なくありません。苦しいときは、必死で壁を登っているのです。
東進ハイスクールの元気が出る言葉「苦しいときが伸びるとき」は、受験や試験でのことを表します。しかしこれは日常生活や仕事、恋人や友人関係にもいえること。どのような状況であっても、あと一歩を踏み出すために、胸に刻んでおきたい元気が出る言葉でしょう。
たくさん失敗した若者ほど、愛される大人になれるらしい。(東京海上日動火災保険/2017年ポスター)
元気が出る言葉というのは、励ましや激励だけではなく、少し突き放したような印象を受けるものかもしれません。東京海上日動火災保険の2017年のポスターは元気が出る言葉ではありつつも、激励や励ましではなく少し冷たい印象を受ける人もいるでしょう。
しかし「そっか」とどこか納得し、自分のやるべきことへ向かうための元気が出る言葉として胸に刻んでおくことで、失敗や間違うことを恐れずに過ごせることが増えます。挑戦や失敗は、多くの恐怖心や不安感がつきまといますが、「でも、失敗しても愛されるし」と、思い直すことができ元気が出る言葉といえるでしょう。
逆風も、逆から見れば順風だよね。(タフマン・ヤクルト本社/2010年新聞)
自分が立っている場所で受ける風が逆風であっても、別の道を選んだり横を向いたりするだけで、それらは順風へと変わります。元気が出るアイテムを扱う、タフマン・ヤクルト本社らしい元気が出る言葉です。人生は、全てが順風満帆とは言いづらく、逆風や荒波に揉まれることも少なくありません。
しかし元気が出る言葉一つで見え方が変わり、進む方向を考え直して新たな道を見つけられる可能性もあるでしょう。視野を広く持ち、さまざまな角度から見ることで「この方法なら、順調にいけるかもしれない」など選択肢を増やすきっかけになるでしょう。
元気になる「言葉の常備薬」をいつも側に
気持ちが沈んでしまうと、全てがうまくいかない負のループ。気晴らしをするだけの元気がない時は、先人たちの言葉・名言・元気が出る言葉で自分と向き合うくらいがちょうどいいのかも。
さまざまなジャンルや経験から生まれる名言には元気が出る言葉もあれば、活を入れてくれるものもあります。今の自分に必要な名言を見つけ、辛くなった時には思い出せるようにどこかに書き記しておくのもおすすめです。
日々過ごしていく中で、心の支えになるような名言や元気が出る言葉を一つでも知っておきましょう。いつかその元気が出る言葉・名言が、心の常備薬としての役割を果たしてくれるはずです。