

なぜか同性の友達に嫉妬してしまう…

大好きで大切な友達なのに、仕事で褒められていたり評価されていたり、素敵な人と付き合っていたり結婚していたり。幸せそうにしているところを見て、心がモヤモヤ…。「大切な存在だからこそ、幸せを願いたいのにどうして…?こんな気持ちになるなんて、私って性格が悪いのかな…」と悩んだ経験はありませんか?
友達に嫉妬してしまうきっかけはさまざまですが、なぜ大事な友達に対して嫉妬という感情が生まれるのでしょうか。今回は、嫉妬という感情や、女友達に嫉妬してしまう瞬間や理由、友達に嫉妬しない方法についてご紹介します。
読み終わったときには、あなたの心のモヤモヤはきっと晴れるはず。ぜひ参考にしてみてくださいね。
女友達など同性の友達に嫉妬してしまう瞬間とは?

素敵な女友達がいることは、自分にとって誇れるはずなのに、自分と比較して心が真っ黒になってしまうときもありますよね。ここでは、同性の友達に嫉妬してしまう瞬間について紹介します。
自分にないものを持っていると感じたとき
自分にないものを持っていると感じたときに、同性の友達に嫉妬してしまう人は少なくありません。たとえば、ハイブランドのバッグやジュエリーのような物質的なものだったり、素敵なパートナーや家族だったり、ルックスや人を惹きつける魅力だったり…。ほかにも、行動力や環境なども当てはまるでしょう。
人は、自分と周りの人間を比較して、自分にないものに劣等感を抱いてしまうもの。その差を意識することによって、嫉妬心が募ります。
すべてが充実しているように見えたとき
同性の友達のすべてが充実しているように見えたときも、嫉妬心を感じやすい傾向にあります。たとえば、素敵なパートナーと仲良しで仕事も順調、プライベートでも趣味を楽しんでいる友達の姿を見ると「羨ましい」という感情が生まれて当然です。とくに、自分の恋愛や仕事がうまくいっていないときほど、充実している友達の姿は眩しく見えがち。
近年はSNSが発達していることもあり、キラキラした投稿を見て「羨ましい」と思う気持ちが妬みへと変化し、心がモヤモヤしてしまった経験がある人も少なくないでしょう。
同性の友達に嫉妬してしまう5つの理由

友達のことが大好きなはずなのに、なぜ嫉妬という感情が生まれてしまうのでしょうか。心のモヤモヤを解消するには、嫉妬してしまう原因を知ることが大切です。ここでは、同性の友達に嫉妬してしまう理由についてご紹介します。
1. 自分に自信がない
自分に自信がないと、他人に対して嫉妬心を感じやすくなります。自分にはないものを持っていると感じることは、まさに自分に自信がないからこそですよね。
自分に自信がない人は、無意識に他人と自分自身を比べてしまう癖があり、ますます卑屈になってしまうことも起こり得ます。仕事や恋愛などが順調な友達を見て「私だって仕事で評価されたい」「素敵なパートナーが欲しい」「恋人とラブラブな毎日を過ごしたい」願望が、心のなかでむくむくと膨らんでしまうのです。
2. 劣等感を抱いている
劣等感を抱いている人も、友達に対して嫉妬しやすい傾向にあります。「どうせ私は、友達のように〇〇ではないし…」というように、友達と比べて自分を卑下してしまった経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
友達の容姿や能力、恋愛、仕事、人付き合いなどの環境において、相手にはあって自分にはないものに劣等感を抱くことで、嫉妬心が生じます。劣等感が内側に向いてしまうと、自虐や自己嫌悪につながり、自分をますます苦しめてしまうことに。
3. 承認欲求が強い

承認欲求が強いと、嫉妬心を感じやすくなります。「他人から評価されたい、認められたい」気持ちが強いと、友達が評価されたり認められたりしているのを目にしたときに「自分も評価されたい!」という欲求が高まるでしょう。
友達に対して「自分よりも恵まれている」と感じることでプライドが傷つき、自分の優位を維持しようとする防衛反応として、嫉妬心を抱いてしまいます。とくに近年はSNSが発達していることから、投稿への反応で承認欲求を満たす人も少なくありません。
4. 仲が良いからこそ気になる
友達と仲が良いからこそ、気になって嫉妬心を抱くこともあります。仲が良く、近い存在だからこそ嫉妬心が生まれてしまいがち。
たとえば、憧れの芸能人など自分にないものを持っている女性に対しては、憧れを抱きこそすれ、嫉妬しないものです。これは、自分とその人に接点がないから。接点が多ければ多いほど感情の摩擦が生じるため、嫉妬しやすくなります。そのため、仲が良い友達だからこそ嫉妬しやすくなるのは当然だといえるでしょう。
5. 自分も頑張っているのに報われないと感じる
頑張っても頑張ってもなぜか報われないときってありますよね。そういったときにも、嫉妬心が生まれやすくなります。たとえば、仕事や恋愛などで一生懸命取り組んだにもかかわらず、成果が出なかったり評価されなかったりしたときに報われないと感じるでしょう。
人は心が満たされている状態であれば、ほかのことに寛容でいられるもの。しかし、手に入れたいものを手に入れるために努力しても、報われなかったことによって失意が生じます。「頑張ったのに報われなかった」という失意の感情が、嫉妬心につながってしまうのです。
嫉妬は人間として自然な感情

嫉妬は、妬み、嫉みともいわれ、ネガティブな印象を抱く人も少なくありません。実際、嫉妬心を感じたときには心が真っ黒になり、自己嫌悪に陥ることもありますよね。
友達に嫉妬してしまったときのことを思い出してみましょう。嫉妬が生まれる対象は、あなたが「手に入れたい」と思っているものではありませんか?人は、自分が望んでいないものや大切ではないものに対しては嫉妬しません。嫉妬は、あなたが大切に思うものや欲しいものを教えてくれる感情だといえるでしょう。そう考えると、嫉妬ってなんだか悪いものではないような気がしてきますよね。
嫉妬は、誰しもが持っている感情であり、嫉妬心が生まれることは人間として自然なこと。大切なのは、嫉妬との向き合い方であり、嫉妬心をコントロールすることによって、ポジティブなエネルギーとして活用することもできます。
ぎこちない関係にならないために…友達に嫉妬しない方法7つ

嫉妬心を抱くことがダメではないとわかっても、できれば友達に嫉妬せずにいたいもの。大切な友達だからこそ、嫉妬からぎこちない関係になってしまうのは悲しいことですよね。それを防ぐために、あなたにできることはあるはずです。ここでは、友達に嫉妬しない方法について紹介します。
1. 書くことで気持ちを整理する
自分の気持ちを書くことで、感情を整理できます。友達に嫉妬してしまったときの具体的な状況や、そのときに生まれた感情、原因を書き出しましょう。書き出した内容を振り返ることによって、あなた自身の欲求や価値観を明確化し、自己理解を深めることにつながります。
また、書くことで感情が表面化することを避けられるため、友達に対して冷静に対処できるようになります。さらに、嫉妬をコントロールするための具体的な行動を考えられればなお良いでしょう。
2. 自分の強みを見つける
嫉妬が生まれる原因の一つは、自分に自信がないから。自分に自信が持てないときこそ、フラットに自分の長所について考えてみましょう。
自分自身の長所や強みがわからないときは、これまでの人生で人から褒められたことを思い出して、ノートやスマホのメモなどに書き出してみるのがおすすめです。あなたの強みが見つけられたら、それをどんどん伸ばしていきましょう。強みを伸ばすことで、自分に自信が持てるようになります。自分にないものではなく、あるものに目を向けていくことが大切です。
3. SNSを見る時間を減らす
友達のSNSの投稿を見てモヤ…、投稿に対するいいねの数やコメントを見てさらにモヤモヤ…。こんな経験、誰しも一度はしたことがあるのではないでしょうか。SNSは、情報を得たり、意識的に連絡を取らずとも友達とつながれたりする便利なツールですが、見ることで友達に嫉妬してしまうのであれば、少し離れてみましょう。
たとえば、運動や散歩などで体を動かしてみたり、映画やドラマを観たり、本を読んだり、SNSを見る以外の時間を作ることが効果的です。また、SNSを見る時間を決めるのも一つの手段です。通勤時間や寝る前の30分だけというように、短い時間を設定したルールを作ってみてはいかが?
4. 女友達の良さを素直に認める練習をする

女友達に嫉妬するのは、自分よりも優れていると感じるからこそです。友達の良いところに気づいたら、自分にとって足りないところを潔く認めてしまうと案外気が楽になりますよ。まずは、友達の良さを素直に認める練習をしてみましょう。
さらに、友達の良いところを直接褒めることで、お互いの信頼関係を深められます。そして、友達を褒めることができたら「私、友達のことを褒められてえらい!」と自分のことも認めてあげてくださいね。
5. 親しい人に相談する
親しい人に相談するのも、友達への嫉妬心を抑えるための効果的な方法の一つです。親しい人に相談することで、自分の気持ちが整理され、嫉妬心を抱きやすい状況や原因が見つかりやすくなります。
上記のような効果は、気持ちを書いて整理することでも得られますが、大きく違うのは人に話して共感してもらえるところです。親しい人が共感してくれることで、心の負担が軽減され、トゲトゲした心が丸くなるでしょう。
6. 自分の時間を充実させる
友達に嫉妬してしまったときには、自分の時間を充実させることによって、心に余裕が生まれ、嫉妬心を和らげられます。たとえば、自分の趣味に没頭することで、嫉妬を感じる隙がなくなり、心も充実して一石二鳥です。
また、新しく目標を作って自分磨きに時間を使うのもおすすめ。自分を高めるエネルギーとして嫉妬心を活用し、スキルアップや運動など自分磨きに集中してみましょう。自己肯定感もアップし、自分と友達を比べて嫉妬する機会が減っていきます。
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7. 新しいコミュニティに参加する

友達との距離が近ければ近いほど嫉妬しやすくなるため、心理的に少し距離を置いてみるのも効果的です。友達とギクシャクしないように距離を置くには、友達から意識を逸らす必要があります。
自分だけが好きな趣味のコミュニティに参加したり、違うグループの友達との時間を積極的に作ったりして、新しい友人を作る機会を増やしてみましょう。新しいコミュニティに参加することで、友達に嫉妬している暇がなくなり、精神的な余裕も生まれます。
友達も自分も大切に。心をコントロールしよう

嫉妬という感情は、人は誰もが持っている感情です。自分が持っていないものに対して「羨ましい」と感じることは自然なことだといえるでしょう。とくに、仲が良い女友達に対して嫉妬心を抱くのはあなたにとって身近な存在であるからこそ。嫉妬してしまったときは「仲が良いからこそ、当たり前」と思い、自分を責めたり、真っ黒な感情を無理に抑え込んだりするのは厳禁です。
友達に嫉妬してしまうときは、自分に自信がないとき。そんなときは、自分にないものではなく、あるものに目を向けてみましょう。自分に自信が持てるようになれば、いずれ嫉妬心は薄れていくはずです。また、嫉妬心を上手に活用すれば、あなたを向上させるエネルギーにもなります。友達に嫉妬してしまったときは、自分の感情と向き合ってコントロールしてみてくださいね。
嫉妬するほど素敵な友達がいることは、幸せなことでもあるはず。友達のことはもちろん、あなた自身のことも大切にしてあげましょう。