“不幸”を標準としていた方が、不安と恐怖が襲ってこない

Edit by ツバキとミモザ編集部

幸せになることが怖い

人は幸せになるために生きてるなんていうけれど、幸せが怖い人もいる。

家庭環境が複雑だったり、いじめられた経験があったり、過去にトラウマを抱えていたり─。

幸せになるということが怖い。
その後、不幸が訪れるんじゃないか、って思ってしまうから。

幸せすぎると怖くなる。

愛されることが怖い

大切な人に愛されていても、“自分が無条件で愛される人間か”と考えてしまって、怖くなる。

愛されることが怖い。好かれることが怖い。

過去に裏切られたことがあるから。手のひらを返されたことがあるから。
自分が魅力的な人間なのか?と、自問自答してしまう。

本当は誰もが愛されるべき人なのに。
無条件に愛されたって怖がらなくていいはずなのに。

なんでこんなにも怖いんだろう。

不幸を標準としていた方が心が安定する

幸せになりたいとは思っているけれど、傷つきたくない。
また失望したくない。涙を流したくない。

だから、不幸であることを標準の状態だと思っていた方が、心が楽なのかもしれない。

喜びを優先するより、傷つかないことを優先したい。
そう思ってしまうのは、自分のせいじゃない。
裏切られたこと、傷つけられたこと、愛されなかったこと、それが原因だから。
原因は他人のせいにしていいものだから。

小さな幸せを受け取れる人になりたい

まずは小さな幸せからでいい。
誰かが親切にしてくれた。笑いかけてくれた。食事に誘ってくれた。
そんな優しさを、少しずつ受け取り、幸せに慣れる練習を始めること。

自分を許してあげたい。
過去の自分を受け止めて、今の自分は幸せでいることを心の底から感じ取れる人になること。

幸せになることが怖いと思う自分も認めてあげること。
それも自分らしさだから。
これだけのこと乗り越えてきた自分はすごいって思ってあげること。

幸せになる勇気を持つことも、すごく難しいことを知った。
それでも私たちは、今のこの人生をより豊かにしたい。

「また傷つくかも」って恐れずに生きていきたい。
「もう泣きたくない」と思わなくていい人生を歩みたい。

私は、私を幸せにできる、唯一の人かもしれない。

ツバキとミモザ編集部

TSUBAKI & MIMOZA

「この生きづらい世の中で、本物の幸せを見つける、私のための処方箋」をコンセプトに現代を生きる全ての人に寄り添うWebメディア『ツバキとミモザ』編集部。