倦怠期の乗り越え方は?特徴&解決策|絶対にやってはいけないこと

Edit by 羽莉花南

最近彼氏とうまくいかない…もしかして倦怠期?

出会ったときと変わらずいつまでも相手にときめいて毎日ラブラブ…。そんなふうに過ごせれば素敵ですが、実際には長く一緒にいる時間が長くなるほど相手との関係には波があるものです。恋人のことが嫌になり、関係がうまくいかないと感じる時期もあるでしょう。

時間が経過することで、相手も自分も成長し、変化していきます。ずっと出会ったときと同じ2人ではありません。そして、長く同じ時間を過ごして相手が近い存在になるぶん、ドキドキやときめきは失われていくことが多くなります。

今回の記事では、多くのカップルが悩む倦怠期について解説します。倦怠期にやってはいけないことや乗り越え方まで詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

倦怠期とは?いつ訪れるの?

倦怠期とは、恋人への「慣れ」や「飽き」から相手への気持ちが冷める時期を指します。ある程度の時間が経って、相手の存在が特別感をなくし「当たり前」のものとなった頃に訪れるものです。

ドキドキや新鮮さがなくなり、マンネリ化する時期のこと

付き合った当初は恋人と一緒にいればドキドキして、相手の言動一つひとつにときめきを感じますよね。しかし、恋人への新鮮さは時間が経つにつれて失われていくもの。相手の存在が自分にとって親しいものになれば、反比例して刺激を感じなくなるのは自然な現象です。

恋人に対してマンネリ化すると、今度は恋人の嫌な部分が目に入りやすくなります。それまで素敵だと思っていた部分まで、不快に感じることも珍しくありません。たとえば「決断力があって頼りになる」と思っていた姿が「人の意見を聞かない自分本位な人」と見方が変わるようなことが起こります。

付き合って3カ月ぐらいの時期に訪れやすい

カップルに最初の倦怠期が訪れるのは、付き合って3ヶ月ぐらいの時期だと言われています。ちょうど恋人と過ごす時間が自分の生活の一部となって、相手の存在に慣れてくる頃ですよね。相手の細かい部分まで見えてくる頃でもあります。

付き合ったばかりの頃は、相手のすべてがかっこよくて完璧な存在に見えるもの。お互いに嫌な部分は見せないように努力していたところもあるでしょう。

しかし、実際には完璧な人間なんて存在しません。お互いに少し気が抜けて素の姿を見せ合うようになったときに「思っていたのと違う」部分が目に入るようになります。

倦怠期カップルの特徴

恋人との関係がうまくいかずに悩んでいるときは、倦怠期に突入している可能性があります。「もしかして倦怠期?」と気になったら、ぜひ倦怠期のカップルの特徴に当てはまっていないかどうか、チェックしてみてください。

ケンカが増える

倦怠期のカップルは、ケンカが増える傾向にあります。お互いの嫌なところが目につきやすく、ついイライラしてしまうのです。

倦怠期には相手に対して冷めている自分への焦りもあって、なかなか冷静になるのが難しくなります。些細なことでも我慢できずに、衝突してしまう機会が多くなるでしょう。

連絡が面倒になる

相手への連絡が面倒になるのも、倦怠期のカップルが持つ特徴です。付き合った当初は、少しでも時間があれば恋人と話がしたくて、いつも相手からの返信を待っていたはずなのに…。相手への連絡が億劫になる自分に驚いてショックを受けるかもしれませんが、このような気持ちの変化は当たり前に起こるものです。

恋人同士の連絡は、必要な要件ではなく他愛もない会話であることが多いものですよね。気持ちが冷めていると、相手と無意味な連絡をとることに魅力を感じなくなります。

会話が減る

倦怠期に入ると、一緒にいるときも会話が少なくなる傾向にあります。相手に対して関心がなくなると、話題が思い浮かばなくなるからです。そして話題が見つからない状況でも、何とかネタを絞り出して盛り上げたいと思う気力も湧いてきません。

イライラしているぶん余計なことを言うとケンカになることもあり、会話を始めるのも億劫になりがちです。無言で過ごす時間が居心地悪くなければ問題ありませんが、どこか重い空気が流れているのであれば倦怠期のサインです。

デートがワンパターンになる

倦怠期のカップルは、デートがワンパターンになる傾向です。デートに対するモチベーションが低くなり、結局いつもと同じパターンでやり過ごすことが多くなるためです。

気持ちが盛り上がっているときは「楽しいデートで相手を喜ばせたい」「恋人と新しい場所に行ってみたい」とさまざまなアイデアが浮かんでくるものですが、倦怠期のときにはデートにもワクワクした気持ちを持てません。そして、ワンパターンのデートがさらにマンネリ化を加速させる悪循環となります。

倦怠期に絶対やってはいけないこと

倦怠期で恋人との関係がうまくいっていないと、感情的になって余計なことをやってしまいがちです。「倦怠期を何とかしなくちゃ」と焦って行動したことが、かえって状況を悪化させてしまうこともあります。

ここからは、倦怠期にやりがちだけれどやってはいけないことについてご紹介します。ぜひ倦怠期に冷静に行動するための判断材料としてください。

相手の気持ちを試す

倦怠期に相手の気持ちを試す行動は、おすすめできません。嫉妬させようとして他の男性の影をちらつかせることは状況によって効果的な場合もありますが、倦怠期には状況を悪化させる可能性のほうが高くなります。

倦怠期には、相手もあなたへの気持ちが冷めて不満を抱えている状態です。相手を試そうとしてもあなたが望むような反応は得られず、取り返しのつかない事態を招いてしまうかもしれません。

一方的に不満をぶつける

倦怠期には、不満やストレスが溜まります。だからといって、相手に一方的に不平不満をぶつけるのはやってはいけない行動です。

感情的になって気持ちをぶつけても相手には響かず、余計に面倒臭いと思われてしまうでしょう。自分がどれほどつらいかを訴えて同情を引こうとする方法も、うまくいくことはあまりありません。

倦怠期には、おそらく相手もあなたに不満を抱えています。自分の不満をぶつければ、何倍も言い返されたり「もういいや」と思われて愛想をつかされたりするケースも考えられます。

極端に距離を置いたり縮めたりする

倦怠期に相手と適切な期間、距離を置くのは効果的ですが、極端にやりすぎるとかえって逆効果となるおそれがあります。話し合いもせずに一方的に距離を置いては、そのまま気持ちが離れて自然消滅となる可能性も…。

また、倦怠期を何とか脱却しようと焦って急に距離を詰めるのもあまりよくありません。急に会う頻度やスキンシップを増やそうとしても、相手の心の準備ができていなくて重荷となるおそれがあるからです。

「相手が冷たいから…」自分も相手に冷たくする

倦怠期に恋人に冷たくされたら、自分も相手に同じように冷たい態度を取りたくなりますよね。しかし、そこは我慢して大人の対応が必要です。

「やられたからやり返す」気持ちでは、状況はよくなりません。あなたが冷たい態度を取れば、相手はさらに冷たい態度で返してくるでしょう。平常心を保って冷静な態度を心がけることが大切です。

依存度が高くなる

相手のマンネリ化した気持ちを何とかしようと焦って依存度が高くなるケースも見られますが、倦怠期に恋人に依存するのはよくありません。「重たい彼女」と映り、ますます相手の気持ちを遠ざけてしまうでしょう。

また「彼女が自分に依存している」と思えば、大切にする必要性も感じられなくなるかもしれません。

身だしなみや自分磨きをおこたる

倦怠期で恋人にときめきを感じなくなったときに、身だしなみに気を配らなくなる女性は多いもの。しかし、倦怠期こそ自分磨きに力を入れるべきです。

いつも気の抜けた姿を恋人に見せていては、ますますマンネリ化が進んでしまいます。ふと見たときに彼女がきれいであれば「やはり魅力的だ」「手放したくない」と感じるものです。

状況を変えたいと思ったときに、相手を変えようとするのは現実的ではありません。しかし、自分が変わることが倦怠期を脱する糸口となり得ます。

何かある度に別れをほのめかす

思い通りにいかない状況にイライラして、別れをほのめかすのも避けたほうが無難です。倦怠期には、そのままお別れとなってしまう可能性も低くありません。

さらに、何かある度に別れをほのめかしていては、その効力もなくなります。「いつものこと」「また言っている」と流されるようになっては悲しいですよね。

どのような状況でも「別れる」という言葉は、本当に別れを決心したとき以外に使うべきではないでしょう。

倦怠期の乗り越え方|7つの解決策

倦怠期は多くのカップルが経験するもの。倦怠期に入ったから終わりではありません。八方ふさがりに思える倦怠期ですが、少しの工夫で乗り越えていくことが可能です。

最後に、倦怠期の乗り越え方についてご紹介します。ぜひ、できそうなことから試してみてください。

一定期間、距離を置いてみる

倦怠期は、相手への慣れや飽きが原因です。一定期間二人の距離を置くことは、お互いの大切さを思い出すきっかけとなります。

ただ、一方的に距離を置いてしまっては状況を悪化させる可能性があるため、距離を置く前に、二人できちんと話し合うようにしましょう。

また、あまり長い期間距離を置くのも逆効果となることがあるので、2週間から1ヶ月程度の期間で距離を置くのがおすすめです。

本音で話し合いをする

恋人同士が良い関係を築いていく上で、お互いの考えを理解して尊重することは欠かせません。不満や不安が溜まっているのであれば、しっかりと話し合って解消するのが一番効果的で建設的な方法です。

話し合うときには、感情的になって不満をぶつけないように気をつけましょう。相手に思いしらせたり反省させたりすることが目的ではなく、これからも一緒にいるための話し合いであることを忘れないようにしてください。

お礼や謝罪の気持ちを言葉にして伝える

ぜひ、相手への感謝や謝罪の気持ちを言葉にして伝えるようにしましょう。長く一緒にいると「言わなくてもわかってくれる」と思ってしまいがちですが、実際には言葉にしなければ相手に伝えていないのと同じこと。伝えるべきことは、きちんと口に出して言わなければなりません。

また、恋人に対して「これくらいやってくれて当たり前」という甘えも出てきます。しかし、たとえ恋人であっても自分にしてくれることが当たり前ではありません。言葉にすることで、自分でも恋人の有難みを実感できます。

新しいデートプランを計画する

倦怠期のデートはワンパターンになりがちです。ワンパターンのデートがさらにマンネリ化を加速させて悪循環となっているカップルが多く存在します。

思い切って新しいデートプランを考えてみましょう。二人の間に新しい刺激を取り入れることが、マンネリ化を解消させるきっかけとなります。

倦怠期にはモチベーションが上がりにくいので、デートするまでは気が向かないこともありますよね。しかし、実際にデートすれば楽しくなって盛り上がれるはずです。

積極的に愛情を表現する

感謝や謝罪の気持ちと同じように、相手への愛情もたくさん伝えるようにしましょう。言葉にすることで、実感できる気持ちもありますよね。倦怠期で気持ちが盛り下がっているときであっても、あえて言葉にすることで自分の気持ちを盛り上げられる可能性があります。

そして、愛情を伝えられれば、相手は同じように愛情を返したくなるものです。相手に「もっと」と望むよりも、自分から与えることで状況はよくなっていきます。

相手のネガティブな面を理解する

完璧な人間も、あなたの思い通りに動いてくれる人間も、世の中には存在しません。恋人が欠点やあなたにとって嫌な部分を抱えているのも当然のことです。

自分も何でも完璧にできるわけではありませんよね。「自分にもダメなところがある」と思えば、恋人のネガティブな面も広い心で受け入れやすくなります。

きっと恋人のいい面に惹かれて、付き合うことを決めたのではないでしょうか。ネガティブな面を受け入れて、ポジティブな面にも目を向けることで、付き合った当初の気持ちを思い出せるでしょう。

自分磨きをする

自分磨きをすることは、倦怠期の脱却に効果的です。きれいになれば恋人の気持ちを動かせるのはもちろん、自分自身の気持ちも明るくなります。前向きな気持ちになれば、倦怠期特有のイライラや不安も解消していくでしょう。

自分磨きを頑張れば、そのぶん自分のことを好きになれます。自分に自信が持てるようになると、そんな自分と付き合っている恋人のことも素敵に見えてくるものです。

自分磨きは、自分のことも相手のことも好きになって倦怠期を乗り越えるきっかけとなります。

倦怠期を乗り越えて、恋愛を楽しもう!

恋人への気持ちが冷めたと感じたら焦ってしまいそうになりますが、倦怠期は多くのカップルが経験する自然なものです。倦怠期に突入するのは、相手に対して慣れや飽きがくるまでの一定期間付き合いを続けてこられた証でもあります。

長く付き合っていれば、ずっと同じ関係性でいられないのは当たり前のこと。倦怠期は、恋人が直面するさまざまな期間のうちの一つのフェーズに過ぎません。

倦怠期を乗り越えることで、二人の絆はさらに強まります。今後、より特別な関係を築いているための期間だと思えば、倦怠期も前向きな気持ちで乗り越えていけそうですよね。

恋愛は真剣にやらなければ楽しくありませんが、深刻になると本来感じるはずの幸せを忘れてしまいます。倦怠期を深刻なものとしてとらえずに、ぜひ先の未来を想像しながら前向きな気持ちで乗り越えていってください。

羽莉花南

Writer

はとりかな|キャバ嬢、アジア女性研究機関勤務、さまざまな国の男性との交際経験を活かして恋愛を中心に女性のお悩みに寄り添う記事を執筆中。アメリカ→フランス→ベトナムと海外生活11年目。外国人夫、愛犬1匹、愛猫2匹と暮らしています。