手に職をつけたい!おすすめの仕事、職業はある?
先行きが不透明な時代だからこそ、手に職をつけておきたい…!手に職をつけていつでも仕事を取れる能力があれば、将来のことを心配せずに安心して過ごせますよね。さらに、まだまだ男女で仕事での待遇の差がある日本ですが、手に職があれば女性でも良い条件で働ける可能性が上がります。
手に職をつけるとは、仕事をするために必要な資格や技術を獲得することです。就職に資格が必要な仕事があれば、資格は必要なくても専門的な知識やスキルが必要な場合もあります。
今回の記事では、手に職をつけたい女性におすすめの職業をご紹介します。また、女性が手に職をつけて仕事を選ぶ際のポイントや就職に有利になりやすい資格についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
手に職をつけておきたい女性が急増している
現在、手に職をつけることへの女性はますます高まっています。女性向け転職サイト「女の転職type」が2020年に実施したアンケート結果では、89.4%の女性が「手に職をつけたい」と回答しています。約9割の女性が手に職をつけることの重要性を感じているのです。
女性たちが手に職をつけたいと考える理由として、「収入を増やす」「不況でも生活を維持する」「転職のしやすさ」などが上位に挙げられています。
多くの女性が、就職の条件を有利に運んだり生活の基盤となる収入を確保するために、手に職をつけることが大切だと考えていることがわかります。
参考記事:正社員で長く働きたい女性のための転職サイト女の転職type「手に職ついてる?アンケート結果」
手に職をつけたい女性におすすめの職業一覧
ここからは、手に職をつけたい女性におすすめの職業を具体的にご紹介します。自分に向いていそうな仕事、興味のある分野、これまでの経験が活かせそうなものなど、ぜひあなたの状況と照らし合わせながら手に職をつけて活躍できる仕事をチェックしてみてください。
エンジニア
エンジニアとは、工学に関する専門的な知識やスキルを持った人材を指します。システムエンジニアなどのIT系の仕事は需要が高く、女性でも高収入が望めます。手に職をつけて、どんどん稼ぎたいと思っている女性にぴったりです。
資格が必須の仕事ではありませんが、就職のためには知識と技術を習得する必要があります。工学系の大学を出ている女性は有利になりますが、独学や専門学校で知識やスキルを学ぶことも可能です。エンジニアの仕事は男性が多いイメージがあるかもしれませんが、現在は手に職をつけて女性エンジニアも数多く活躍しています。
ウェブデザイナー
手に職をつけたい女性には、ウェブデザイナーの仕事もおすすめです。フリーランスでも仕事が取りやすく、好きな時間に好きな場所で働けるケースが多く存在します。手に職をつける仕事の中でも、結婚や出産など女性のライフステージにあわせて仕事の量が調整しやすい仕事です。
独学でスキルを身に着けることも可能ですが、専門学校で学んだ後に実績を積みあげていく方法が一般的です。女性ならではの感性が活かせる場面も多いでしょう。特にクリエイティブなことが得意な女性が手に職をつけたいと考えている場合には、ぴったりな仕事です。
プログラマー
プログラマーもウェブデザイナーと同様に、リモートワークを認められていることが多い仕事です。手に職をつけておけば、企業に就職することもでき、フリーランスでも比較的安定した収入が得られやすい傾向にあります。1人で黙々と作業を進めることが好きな女性にもおすすめです。
資格がなくても就職できますが、プログラミング言語を習得している必要があります。情報学部や理工学部の出身であればアドバンテージとなりますが、専門学校や独学で技術を身に着けて活躍する女性も少なくありません。
デザイナー
手に職を持つ女性が活躍する仕事として、デザイナーがあげられます。グラフィックデザイナー・マガジンデザイナー・アパレルデザイナーなど、種類はさまざま。幅広い選択肢があるので、自分の興味のある分野を見つけやすいでしょう。
デザイナーになるために資格は必要なく、完全に実力主義の世界です。厳しい世界ではありますが、逆に実力さえあれば経験や資格は求められません。手に職をつけて多くの人にデザインを認めてもらえれば、女性でも男性と遜色ない大きな収入が望めます。
施工管理技士
施工管理技士とは、建設現場などに常駐して工事の開始から建物やプラントの建設工事の開始から完了までの業務を監視する仕事です。男性の多い職場ですが、女性でも施工管理技士を目指すことは可能です。危険な箇所を察知することが大切なので、細かいところまで目が行き届く女性に向いています。
技施工管理は、手に職をつける仕事の中でもテクノロジー系の仕事のように、やり方が目まぐるしく変化していくわけではありません。手に職をつければ、女性が産休や育休で数年職場を離れても復帰しやすいというメリットがあります。技施工管理士は未経験からでも目指せますが、「専任技術者」「主任技術者」「監理技術者」と呼ばれる責任者になるためには、施工管理技士の国家資格が必要です。
建築士
手に職をつけたい女性には、建築士の仕事もおすすめです。建築士は高齢化が進んでおり、20〜30代の割合が少なく、これからますます建築士の需要は上がることが予想されています。男性が多い職場ですが、だからこそ女性ならではの視点が重宝されるケースもあります。
手に職を持つ建築士の収入は、一般の収入よりも高めです。一級建築士の男女の収入を比べると、女性よりも男性のほうが高くなっていますが、これは男女格差があるというよりは経験豊富な女性一級建築士の数自体が少ないためであると考えられます。手に職をつけて経験を積めば、女性でも安定した高い収入が期待できます。
心理カウンセラー
ストレス社会の日本では、鬱病やパニック障害などの精神疾患を抱える患者さんの心のケアをする心理カウンセラーの需要が高くなっています。手に職をつける仕事の中でも、特に女性の柔らかい雰囲気や細かい気配りが活かせる仕事です。
心理カウンセラーになるには、臨床心理士の資格を取得するのが一般的です。病院や学校、企業に常駐する心理カウンセラーもいれば、フリーランスで活躍する人もいます。女性のライフステージにあわせて、自分のペースで働きやすい仕事といえます。
医療事務
医療事務では、医療系機関での運営に関わる事務を行います。実際に患者さんのケアをするわけではありませんが、医師や看護師が働きやすいようにサポートするやりがいのある仕事です。事務職の中でも手に職をつけて専門的に働けるものとなります。
総合病院やクリニックは全国どこにでもあるので、家族の転勤で引っ越しが多い女性にもおすすめです。シフト制で勤務するところも多いので、夜間に働けば事務職でも手当が多くなります。子育て中などは、日中だけ勤務するクリニックを選ぶことも可能です。
管理栄養士
手に職をつける仕事の中でも、女性が多く活躍しているのが管理栄養士です。手に職を持つ管理栄養士は、学校、病院、保健所、行政機関や研究機関、食品関連の企業など、幅広い職場で活躍できます。
管理栄養士になるには、専門学校・短期大学・4年制大学などで栄養士資格を取ってから1~3年の実務経験を積んだのちに、管理栄養士の国家試験に合格する必要があります。あるいは、4年制の管理栄養士養成施設で栄養士資格を取って、管理栄養士資格を受験する方法もあります。その場合は、実務経験は必要ありません。
食に関する知識は、仕事だけでなく家庭でも役立つちます。手に職をつけたい料理が好きな女性にもぴったりです。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーも、手に職をつけたい女性におすすめの仕事です。特に金融の動きに興味がある女性にはぴったりです。ファイナンシャルプランナーは主な仕事として、個人や企業の資産運用のアドバイスを行います。
収入は働く業界によってさまざまです。ファイナンシャルプランナーの最難関資格は、FP技能士という国家資格です。FP技能士に合格して不動産業界などで活躍すれば、女性でもかなりの高収入が狙えます。
保育士
子どもが好きな女性が手に職をつけるには、保育士という選択肢があります。保育士になるには、短期大学か4年生大学で保育士課程を修了するか、保育士資格の国家試験に合格することが必要です。
他の職業と比べると収入が少なく待遇の良くない仕事だといわれていますが、公立の保育園や幼稚園に勤務すれば地方公務員として働くことも可能です。手に職をつける仕事としての安定感が魅力です。
子育て経験のある女性の場合は、その経験を活かせます。女性が多い職場なので、手に職をつける仕事の中でも「女性だから」と差別される心配もありません。
看護師
看護師の仕事は、手に職をつけて安定した収入を得たい女性にぴったりです。常に募集があり、全国のどこにいても働けます。女性の仕事の中でも収入が高いといわれる看護師ですが、基本給が高いわけではなく、夜間勤務などの手当によって高収入となっています。
そのためクリニックで昼だけ勤務する場合には、それほど高い収入は望めません。しかし、看護師は自分のライフステージにあわせて時間と収入のバランスを調整しながら、勤務スタイルを選ぶことが可能です。
看護師として働くには、4年生大学あるいは3年生の短期大学か専門学校を卒業して、看護師資格を取得する必要があります。
介護士
高齢化が進む中で介護士は需要が高く、今後も安定して働ける可能性が高い仕事です。手に職をつけたい女性の中でも、特に人から感謝されるやりがいのある仕事を探している人におすすめです。ただ女性の場合は、手に職をつけても体力に自信がないと長く働き続けるのが難しいかもしれません。
介護士として働くために資格は必要ありませんが、国家資格である介護福祉士を取得すると介護に関する専門的な知識や技術があることが認められて、活躍の幅が広がります。
ケアマネジャー
ケアマネージャーは、介護施設の利用者が適切な介護保険サービスを受けられるようにケアプランを作成するのが仕事です。ケアマネージャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。受験には実務経験が必須であり、合格後も研修を受ける必要があるため資格の取得には時間がかかります。
資格取得に時間はかかりますが、手に職を持つケアマネージャーの収入は一般の女性の収入よりも高くなります。正社員で働く方法だけでなく、パートやアルバイトでの需要も高いので、自分のペースにあわせて働き方を選ぶことが可能です。
登録販売者
登録販売者とは、薬局やドラッグストアで第2類医薬品、または第3類医薬品の一般用医薬品の販売を行う仕事です。第1類医薬品も取り扱える薬剤師に比べると、取り扱いができる医薬品は少なくなりますが、お客様の相談に応じたりアドバイスをしたりできる知識が求められます。
登録販売者として働くには、試験に合格して販売従事登録をする必要があります。医療事務や看護師の仕事と同様、薬局は全国にあるので働く場所を選べるのが魅力です。
美容師
手に職をつけたい女性には、美容師の仕事もおすすめです。美容に関する職業の中でも資格が必要な仕事であり、安定感があります。美容師資格は国家資格ですが、通信教育でも取得が可能です。
美容院で経験を積んだ後、将来的には自分のお店を持ったりフリーのスタイリストとして活躍したりする選択肢もあり、夢が広がります。手に職をつけたい女性の中でも、特にお洒落な女性やセンスに自信のある女性、人をきれいにするのが好きな女性にぴったりの仕事です。
社会福祉士
社会福祉士は、病気やケガなどによって生活に困難がある人や、問題を抱えた児童や家庭をサポートする仕事です。社会福祉士が関わる範囲は広く仕事内容はさまざまですが、社会的に弱い立場にある人々を支援するソーシャルワーカーとなります。
社会福祉士になるためには、国家資格の取得が必要です。社会福祉士の受験には、条件が定められていて誰でも受験できるわけではありません。大学で必要な課程を履修しているかどうかや経験によって受験に必要な条件が異なりますが、取得が難関といわれている資格の1つです。
社労士
手に職をつけて長く仕事を続けたいと思っている女性には、社労士がおすすめです。男性のほうが多い職業ではありますが、女性の社労士は年々増えていて、他の職種と比べて収入の男女比の差が少ない仕事です。
社労士とは、労働や社会保険に関する問題の専門家となります。出産や給与、年期の問題など女性の実生活に関わる仕事内容であるため、手に職をつける仕事の中でもこれまでの経験が活かしやすいのが特徴です。社労士資格の受験には、学歴や実務経験などによる条件があり、取得の難易度自体も高くなっています。しかし取得が困難である分、安定して働きやすい職業です。
行政書士
行政書士は、法務局以外の官公庁に提出する書類を作成する仕事です。行政書士資格も取得難易度の高い資格として知られていますが、社労士資格と違って受験資格に条件がありません。年齢や学歴、実務経験に関係なく誰でも受験できます。ただし、行政書士登録ができるのは20歳からです。
行政書士の女性の平均収入にはばらつきがありますが、独立開業することも可能です。頑張り次第で、高収入を目指せる仕事といえます。手に職をつけて自分の力で稼いでいきたいと考えている女性にぴったりです。
弁護士
弁護士資格は士業の中でも、税理士・会計士とならんで最も取得が難しい資格と言われています。しかし、弁護士であれば女性であっても男性と肩をならべてかなりの高収入を目指せます。
男性の弁護士が多い中で、女性の弁護士に相談したいと考える女性依頼人は多いもの。女性にしかわからない悩みに共感できる強みがあります。また、女性であることでクライアントの印象に残りやすく、信頼を得やすいケースも少なくありません。
税理士
手に職をつけたい女性にとって、税理士は魅力的な仕事です。税理士は、名前の通り税務に関する業務を行います。現在税理士は不足しているため就職しやすく、さらに独立開業という道もあります。手に職をつける仕事の中でも働き方を選びやすい職業です。
税理士資格も最難関資格と言われる資格ですが、科目合格性が採用されています。一度にすべての科目に合格する必要はなく、一科目ずつ合格を積み上げていくことも可能です。現状で多くの受験勉強時間が確保できない女性でも、自分のペースで取り組めます。
手に職をつける職業を選ぶためのポイント
女性は手に職をつけるときには、自分にあった職業を選ぶとスムーズです。逆にただ闇雲に手に職をつけようとしても、途中で挫折してしまったり、転職しても長続きしなかったりするおそれがあります。一言で「手に職をつける」と言っても相性の良い仕事は人それぞれ。ここからは、女性が手に職をつけるときのポイントについてご紹介します。
自分に向いている・得意なことを活かせる
手に職をつける前に、自分についてよく知ることが大切です。得意なことや不得意なこと、向いていることやそうでないことを把握するようにしましょう。紙に書き出して、頭の中を整理するのもおすすめです。
たとえば、お金に関する雑務が苦手なのに人気があるからという理由でファイナンシャルプランナーを目指して手に職をつけようとしても、きっと苦しくなってしまいますよね。誰かにとって良い仕事でも、自分にも同じように合うとは限りません。生活をより良くするために手に職をつけたいと思っているのに、今よりつらい状況になっては本末転倒です。
興味があるか
興味がある分野で手に職をつければ、前向きな気持ちでモチベーションを保ちやすくなります。手に職をつけるための努力が苦にならないため打ち込みやすく、成果にもつながりやすいでしょう。
クリエイティブなことが好きな女性であればウェブデザイナー、子どもが好きな女性であれば保育士、おしゃれへの興味が高い女性であれば美容師など、手に職をつける仕事の中でもそれぞれの興味に合う選択肢があるはずです。
手に職をつけることがゴールではなく、手に職をつけた後に自分らしく働ける生活を手に入れることが本当の目標ですよね。興味のある分野で手に職をつければ、やりがいをもって楽しく仕事を継続できるでしょう。
勤務条件が合う職か
手に職をつけるときには、自分の希望する勤務条件に沿いやすいものを選ぶこともポイントです。手に職をつける仕事を選ぶ際には勤務場所や勤務時間などがあなたの理想に合わせやすいかどうかを、チェックしてみてください。
たとえば手に職をつけることで好きな場所で働きたいと考えている女性には、リモートワークが可能なエンジニアやプログラマー、ウェブデザイナーなどの仕事が良いでしょう。手に職をつけて安定した仕事を得たいと考えている女性には、看護師や介護士などが選択肢として挙げられます。
履歴書にかけるおすすめの資格6選
手に職があることを証明する資格を取得すれば、就職の待遇条件も有利に進めやすくなります。ここからは、手に職があることを示す資格の中から、特におすすめのものを厳選してご紹介します。
TOEIC
手に職を持つ仕事の中でも、英語を使う仕事に就くのであれば、TOEICの資格が欠かせません。英語メインの仕事でなくても、英語を使えることで優遇される場合もあります。600〜800点以上あるとさらに有利です。
学術的な英語の知識が必要な英検に比べて、TOEICは英語でのコミュニケーション能力を図るための試験です。専門的に英語を使う仕事でなければ、英検よりTOEICの点数を重視する企業も少なくありません。国際的な証明になるので、海外就職のときにも使えます。
ファイナンシャルプランナー(FP)
お金に関する知識が深いことを証明するファイナンシャルプランナーの資格は、幅広い職種での就職に効果があります。3級以上あるとさらに有利です。
金融系の職種で手に職をつけることを目指していない場合でも、お金の知識が役に立つ仕事は多く存在します。また、取得のために継続した勉強が必要な資格は、履歴書に書くことで「頑張れる人」「理解力が高い人」であることの証明にもなります。
普通自動車第一種運転免許
車の運転免許証があれば、就職できる仕事の幅が広がります。毎日運転する仕事でなくても、ちょっとした用事で車の運転を必要とする仕事は多いもの。応募条件に「普通自動車第一種運転免許を所持していること」を条件としている仕事は珍しくありません。
実際にそれほど運転する機会のない仕事でも、自動車運転免許証がなければ受験できない場合もあります。普段に使う身分証明書としても便利なので、取得しておくのがおすすめです。
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、ITの基礎知識があることを証明する国家試験です。どんな仕事でも情報処理能力が求められる中、近年注目度の高い資格となっています。特に手に職をつけたい場合には、ITの知識が必要なケースも多いものです。
合格率は50%ほどで、資格の難易度としては高くありません。IT業界未経験の人がITパスポート試験に合格するために必要な学習時間は、およそ130〜180時間と言われています。働いている女性でも、2〜3ヶ月の間1日1~2時間の勉強時間を頑張って確保することで合格を目指せます。
日商簿記・全商簿記
簿記の資格は、「経理業務ができる人材」としての証明になります。どのような企業でも経理業務は必要であるため、常にニーズの高い資格です。
日商簿記は、大学生や社会人が就職や転職、キャリアアップに活かすために受験する傾向があります。全商簿記は、商業高校に通う高校生が多く受験しています。知名度も日商簿記のほうが高いので、手に職をつけて働きたい社会人であれば、全商簿記より日商簿記を受験するほうが良いでしょう。
宅地建物取引士(宅建)
宅地建物取引士は、不動産取引の専門知識があることを証明する国家資格です。「重要事項の説明」や「35条書面への記名」「37条書面への記名」は宅建士だけに許可された独占業務となるので、資格保有者は優遇されます。
キャリアアップや独立開業につなげやすい資格として、女性にも人気です。子育て中にパートタイムで働きたい場合などにも、宅建士の資格が必要な仕事は一般的な仕事に比べて時給が高い傾向があります。
手に職をつけたいときの注意点
女性が手に職をつけたいと思ったときには、年代別に注意するポイントが異なります。一般的には、年齢が若いほど新しい分野で手に職をつけることに挑戦しやすいもの。女性の年代によっては、新しい分野で手に職をつけようとするよりも、これまでの経験や知識を活かしてスキルを伸ばして手に職をつけることを目指すほうが良い場合もあります。
ここからは20代・30代・40代にわけて、女性が手に職をつけるときに意識したいポイントについてご紹介します。
20代
20代は、女性にとってまったく未経験の新しい分野でも手に職をつけることに挑戦しやすい期間です。企業側としても年齢が若いほうが育成しやすいため、20代であれば経験や知識が足りなくても、やる気や人柄で採用してもらえるケースも珍しくありません。
20代の女性は、ぜひ自分の興味のある分野に積極的にチャレンジして、手に職をつけていってください。仕事をこなしながら知識やスキルを吸収したり、資格を取得したりしながらキャリアアップを目指せます。
30代
30代もまだまだ新しい分野で手に職をつけることに挑戦できる年代ではありますが、年齢が上がるにつれて女性のキャリアチェンジの難易度は高くなっていきます。早く手に職をつけて活躍したい女性にとっては、まったく経験のない新しい分野に挑戦するよりは、今持っている知識やスキルを深めて活かしていくほうが良いでしょう。
30代を過ぎると、即戦力として採用されることも多くなります。年齢が上がるほど、まったく違う方向にキャリアチェンジをすることは難しくなるので、早めに行動していくことも大切です。
40代以降
40代になると、これまでの経験とまったく違った方向にキャリアチェンジするのは、かなり困難になります。手に職をつけるには、ある程度の時間が必要です。40代から未経験の分野に挑戦すると、手に職をつけても活躍できる期間自体が短くなってしまう可能性もあります。
新たに就職することは一旦考えず、まずは今あるスキルを発揮して何か仕事につなげられないかを考えてみるのがおすすめです。かならずしも仕事で得た知識やスキルではなくても、趣味を仕事にするという手もあります。
自分で稼いでいく時代だからこそ、手に職を持とう
「正社員だから安心」「大企業だから大丈夫」という考え方が通用しなくなってしまったこの時代、手に職をつけて自分自身に付加価値をつけることが大切です。また、ライフステージによって働き方にも変化が必要な女性にとって、手に職をつけていることは安心感やアドバンテージにつながります。
手に職があれば、自分次第で女性もどんどん活躍できる時代です。ぜひ手に職をつけて、自分らしく豊かに生きていきましょう。