「自分を変えたい…変わりたい…」
「自分を変えたい」誰もが一度は思ったことがあるかもしれません。嫌なことにあったとき、人にいわれて傷ついたとき、なんとなく、自分を変えたいと思う瞬間はさまざま。
弱気な自分を、ついクヨクヨする自分を、決めたことを守れない自分を変えたい…変わりたい…と願っているのになかなか変えられない…。変わりたいと思ってもすぐに新しい自分になるのは難しいこと。
変わりたいと願ってから実際に変わったと実感できるまでにはある程度の時間と勇気が必要です。実際に変わっていても周りからの評価が少なく、自分ではまだわからない、ということもあります。今日明日で自分を変えることは難しいですが、今の自分から少し先の未来の自分を変える方法はたくさんあります。
どうすれば自分を変えられるのかと悩む人に向けて、この記事では新しい自分に近づく方法をご紹介しますね。
変わりたくても変われない原因とは…?
自分の力だけで劇的に変わるのは難しいですよね。「自分を変えたい」と願っているのに、何年経っても自分を変えることができなくて苦しい。努力しているつもりだけど足りない?やり方が間違ってるの?意志が弱すぎる?
変わりたくても変われない、変化がないことにはいくつかの原因があります。その原因を解決しないと変化につながらず、さらに悩みが増えてしまう可能性も。ここでは、変わりたくても変われない原因をご紹介します。
ネガティブな影響・悪影響を与える人が近くにいる
マイナス思考が止まらない人は、ネガティブな影響・悪影響を与える人が近くにいることが原因かもしれません。いくら「自分を変えたい」と願っていても、ネガティブな考えや言葉に囲まれてしまうと、どんどんマイナス方向へと引き込まれてしまいます。
ネガティブな環境下にいつまでもいると変化は生まれません。自分を変えたいと行動するなら、なるべく離れるか、必要以上に関わらないなどの対策を取るようにしましょう。
モチベーションが継続しない
ダイエット・勉強・筋トレや趣味…なにごともモチベーションが続かないのが悩みの人もいるでしょう。モチベーションの維持はとても難しいもの。少しでも気持ちが落ちてしまうと、ついつい「もういいや」と投げ出してしまいがちです。
しかし「自分を変えたい」と願っているなら、投げ出さずにいることが大切。自分を変えたいと願いつつも変わらない理由には、モチベーションが続かないことが原因かもしれません。
まずは「1日10秒だけ」「1分だけ」でも行動してみましょう。すると気づけば時間が経っていることもあるので習慣化に近づきますよ。
変わりたい気持ちが弱い
どんなシチュエーションでも「強い意志」を持つことは必要です。自分を変えたいと思っているのに、ついついだらけてしまって自分との約束を守らず過ごしている。変わりたい。でも行動するのがめんどうくさい。の繰り返しでは、いつまでも変わることは難しいでしょう。
「変わりたい」と思う意志が弱いと、いくら「自分を変えたい」と思ってもその思いは続かず、挫折を繰り返してしまって変われない原因となります。何があっても、揺るがずに変わりたいという強い意志を持つところから始めましょう。
変化を恐れている
「自分を変えたい」という気持ちとは裏腹に、「自分が変わってしまうことが怖い」と感じる人もいるでしょう。変化があるのは楽しいことや嬉しいことであると同時に、未知の世界で怖さや恐怖心が伴います。
変化を恐れていると、いつまでも自分を変えることはできず同じところに留まった状態が続き、自分を変えたい気持ちとは逆の結果や行動を取ることにつながります。自分を変えるには、多少の変化や恐怖心に立ち向かうことも必然です。立ち向かう気持ちも「自分を変える」ための材料になるでしょう。
安定や慣れへの執着心
「自分を変えたい」気持ちには、挑戦やある種の脱出なども含まれるでしょう。転職や引越しなどの大きなことから、勉強をし続けたい、継続力が欲しい、もっとアウトドアになりたいなど現状から脱出する小さなことまでさまざまです。
それらは、今ある安定や慣れから離れることも意味します。安定や慣れは居心地が良くて、手放したくない手放していいのだろうかと悩むこともあるでしょう。安心感や慣れへの執着心が自分が変わらない理由かもしれません。
頑張ることが苦手
どのような状況下であっても「自分を変えたい」と願った以上、努力や何かを頑張ることは必要不可欠です。しかし、中には頑張るのが苦手な人も多いですよね。今までなんとかなってきてしまったからこそ、頑張ること自体苦手で、諦めも早い傾向にあります。
「自分を変える」のは、簡単なことではなくその過程には頑張らなければいけない場面が出てくるでしょう。変われないと悩む人は頑張ることが苦手なのも原因かもしれません。
変わるきっかけは、自分で作ろう
自分を変えるのは勇気がいる。自分の今の環境や関係性が変わるかもしれないし、一人で何かを成し遂げなければいけないかもしれない。相談できる人もいないかも。それでも、より良い方へ自分が好きな自分に変わっていきたい。
「自分を変えたい」と誰もが思ったことがありますよね。たくさんの人に巡り逢う、さまざまな事柄に出会うことで、そんな気持ちを抱くこともあるかもしれません。変わるのはとても勇気が必要で「変わったらどうなるんだろう」「変わることでマイナスになるのでは」とネガティブな考えも浮かびます。
しかし、自分を変えるのは自分にしかできません。周りからどんなに影響を受けようと変わるきっかけは、自分で作るしかないのです。
自分を変えるために、まずやるべき4つのこと
自分を変えたい、と思っているけれど自分の嫌な部分やよくないなと感じるところ、もっとこうだったらなんて部分は無限にある…。一体どれが本当に変えたい自分なのかわからない…。
自分を変えたい人は、なぜそう思っているのか、どんな自分を変えたいのかを細かく分析する必要があります。やみくもに「変えたい!」と思うのではなく自分を変えるために必要な行動を自分で取捨選択できるようにしましょう。
自己分析をして、自分の現状を把握する
学校の授業や就活などでやったことがある人も多い自己分析は、自分を変えるためにも重要です。今の自分はどうなのか、なぜ変わりたいと思っているのか、どんなことやどんな言葉がきっかけで自分を変えたいと思ったのかなどを書き出してみましょう。
自分と向き合うのはとても体力を使う作業です。しかし自己分析ができていないと、変えたいと願いつつも変わらないループに入ってしまいます。自己分析は「自分を変えたい」ときの第一歩なのです。
自分がどうなりたいか理想を描こう
自己分析をして、なぜ自分を変えたいのかがわかったら、自分がどうなりたいのかも書き出しましょう。自分を変えたいきっかけはなんであれ、変わった自分を想像できなければ意味がありませんよね。
自分の理想としている「変わった姿・変わった後の行動」などをイメージしておきましょう。イメージを胸に、今の自分からなりたい理想像になるためのプロセスを考えてみてくださいね。自分のなりたい理想像があると変化や変わることへの怖さも和らぎますよ。
目の前の小さな目標を立てよう
なりたい理想像には明日明後日でなれるものではありません。小さな目標をコツコツと立てて達成していきましょう。
- 朝は何時に起きる
- 何時までには寝る
- コーヒーは1日何杯まで
- 自分から挨拶する
- エスカレーターより階段
など「そんなこと?」と思うようなことから達成していくことで大きな目標を達成できるでしょう。いきなり変わっていくのではなく、習慣化しやすい目の前の小さな目標を立てることが重要です。
自分を停滞させるものを捨てる
自分を変えるための行動は常に新鮮なことに出会い、流動していくかもしれません。しかし、なかには自分を停滞させて以前の自分だったらここで…なんて場面にも出くわすでしょう。
自分を変えたいと思ったら、停滞させるものは思いきって捨ててみてください。余裕が生まれることで、常に変化を受け入れられるようになるでしょう。目の前のことをしなければいけない状況や、やるしかない環境をできるだけ作り上げて生活するのがなりたい像に近づくコツです。
今日からできる自分を変える方法13選
自分を変えたいと思いつつも変われなかった原因はわかったけれど、変わる方法は?どこから手をつければいいんだろう。何から始めていけば自分を変えることにつながるの?
自分を変えるにはさまざまな行動が必要です。また、時間の使い方や普段の行動から変えていく必要もでてくるでしょう。ここでは「自分を変えたい」と思った瞬間からできる自分を変える方法を13選ご紹介します。
自分にできそうなもの、興味があるものから触れていきましょう。
1.自己啓発本を読み込む
自己啓発本に、良いイメージを持っていない人も多いかもしれません。しかし、自己啓発本は、自分を変えたいと思ったときに読んでみることで、自分らしく生きるためのヒントや自分と違う考え方に触れる貴重な体験になります。また、いつもと違う考え方や行動をするきっかけにもなるでしょう。
立ち読みや流し読みよりも、自分の生活や今までの行動はどうだったのかなどを照らし合わせながら読むほうが効果があるので試してみてくださいね。
2.新たな勉強を始める・新しいスキルを身につける
自分にとって新たな挑戦や勉強、スキルを身につけましょう。語学・料理・ヨガやピラティスなど、学ぶジャンルはなんでもよし。教室やレッスンに通う、動画コンテンツを模索するなど自分が始めやすい方法を試してみましょう。
新しいものに触れていると、意識しなくても今までの自分とは違う行動を取ることにつながります。語学であれば街中でふとした言葉を訳す、お料理であれば自分のために丁寧に作る、ヨガやピラティスなどで自分と向き合うなど。
変化の最中も変化後の自分が楽しみになりますよ。
3.早寝早起きを心がけ生活習慣を変える
生活習慣が乱れていると、心身の健康だけではなく行動力や思考にも影響します。特に夜はネガティブな考え方が加速することも。まずは生活習慣を整えるところから始めましょう。
早寝早起きを心がけることで、時間の使い方が変わってきます。仕事や学校、習い事や趣味、限られた時間をどう使ってどう楽しむか具体的に考えれば、計画的なタイムスケジュールが立てられます。
「自分を変えたい」と考えているのであれば、有意義な1日を送れるように生活習慣を変えることから始めましょう。
4.ヨガや筋トレやマインドフルネスの時間を取り入れる
自分を変えよう!と思ったら、ポジティブな習慣を取り入れてみましょう。今はSNSや動画コンテンツなどでヨガやピラティス、軽い筋トレなど、マインドフルネスな時間を取り入れやすくなっています。
仕事の後、寝る前、朝起きてすぐなど自分の生活習慣を見直しつつ、自分の体や頭の中を整理する時間を作り習慣化しましょう。ポジティブな習慣を取り入れることで、いままでの考え方や行動にも変化がきっと出てきますよ。
5.毎日日記を書く
「毎日日記を書くといい」と聞いたことがある人も多いですよね。習慣化して自分と向き合う時間を作ることは、自分を変える第一歩でもあります。何気ない1日でも、目についたことやもの、感じたこと、思いついたことを日記に書くことで思考が整理され自分の変化もわかりやすくなります。
習慣化した何かがない人は、継続できただけでも少しずつ変化していることに気づくでしょう。習慣化することは成功体験につながり、自信にもなります。
6.資格を取得する
目標を立てて資格を取るのは、自分を変えることに有効です。目標を持って勉強し結果を出すのは成功体験につながります。資格や検定などに興味がなくても、取得することで少し変わった自分に出会えるかもしれません。
勉強しないと資格は取得できないので自然と毎日の習慣になり、自分なりにわかりやすい方法を見つけるなど、努力した分の過程も自分の変化を感じるきっかけになるでしょう。検定や資格は語学などはもちろん、仕事で使えそうな資格など挑戦する資格はなんでもいいですよ。
7.周囲の人に感謝する習慣を身につける
いままで、すべてのことを一人でしてきたわけではありませんよね。快適に過ごせているのは周りの人の力があってこそ。感謝の気持ちを伝えると心が満たされ、相手も良い気分になります。ぜひ周りの人への感謝を伝えることを習慣化しましょう。
もちろん直接伝えるのも大事ですが、直接伝えられない場合もありますよね。
- お手洗いを清掃してくれる清掃員に
- 深夜のコンビニの店員さんに
- いつも仕事を教えてくれる上司に
- 挨拶してくれる近所の方に
このようなシーンでは心の中で感謝の言葉を並べるだけでもいいです。大切なのは感謝の気持ちを忘れないこと。自分を取り囲む環境やその環境を作り上げて守ってくれる人への感謝を忘れずに過ごしましょう。
8.ポジティブな発言を心がける
壁にぶつかり、思うように自分の変化がわからないとついつい「無理」「嫌だ」「最悪だ」「私なんか」「どうせ」などマイナスな言葉が出てきがちです。マイナスな言葉はネガティブな連鎖しか起こらず、どんどん悪い方向へと進んでしまいます。
ネガティブな思考が生まれたらポジティブな言葉や考えに変換し、発言することを心がけましょう。最初は無理やりであっても、だんだんと慣れてポジティブな考え方ができるようになります。
合わせて読みたい:ポジティブな性格とは?前向きとの違い&ポジティブな人9つの特徴
9.笑顔になれる時間を増やす
笑顔で過ごす時間を意識しましょう。「あの人いつも笑顔だよね」という印象を目指していくのもいいですし、豪快に笑うのもインパクトがあっていいですね。人間関係や仕事など、ストレスが溜まるとついつい口角が下がり、無表情や不機嫌かのような雰囲気を出してしまいます。
近寄りがたいオーラを漂わせると周りも話しかけづらく、人間関係がうまくいかない原因になりかねません。笑顔を習慣化するコツは、自分が笑顔になれると感じる時間を増やすこと。
友人と会ったり映画を観たり旅行したりと好きなことをやるのが効果的ですよ。
10.部屋を掃除し、身の回りを整理する
「部屋の乱れは心の乱れ」などとSNSではよくいわれていますが、部屋の中が汚れていたりごちゃついていると、心の余裕がなくなる傾向にあります。ミニマリストになる必要はありませんが、位置を決め、不要なものは処分し、必要以上に買わないよう心がけましょう。
1つ買ったら1つ捨てる、似たようなデザインは買わないなどルールを決めると部屋が散らかりにくいですよ。「いつかやるかも」「いつか使うかも」で残しているものは、この先も必要ないと踏ん切りをつけましょう。
11.新たな環境に身を置く
住まいや習い事、仕事など新たな環境に身を置くことも自分を変える方法です。新たな環境は、すべて新鮮で、その場で吸収することも多いでしょう。いままでの考えとは違うことも増えるため、自分を変えるには絶好のタイミングです。
どんなことが起こるかワクワクする一方、不安で感傷的な気分やネガティブな気持ちも溢れるかもしれません。しかし、新たな環境で「こういうこと得意かも」「新しいことをもっと学びたい」など自分を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。
12.ボランティア活動を始める
ボランティア活動は、通常生活をしていれば関わることが少ないですよね。しかし積極的に関わっていくことで、さまざまな人や考え方に出会えるきっかけにもなります。
また、ボランティア活動は見返りを求めないものばかりです。見返りを求めずに何かを行うのは、気持ちの面や人間関係の面でも学ぶことが多いでしょう。
退屈な毎日や当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったなど、固定概念が変わり、自分自身と向き合ういい機会になりますよ。
13.一人で頑張れない場合、メンターを付ける
自分を変えたいと願いつつ、どんなに頑張っても一人では限界がきてしまう、一人では頑張れない…。なんて人もいるでしょう。そんなときはメンターをつけて、自分を変えていくサポートをしてもらいましょう。
仕事であれば上司や信頼できる人、私生活であれば親しい友人や恋人など、アドバイスをくれて見守ってくれ、時には励まし喝を入れてくれる存在です。自分一人では何をしていいかわからない、常に焦ってしまってどうしようもない場合は、人に頼ることで解決していきましょう。
自分を変えるには、「変わろう」という意識と習慣が大切
「自分を変えたい」と思っていても、何も変わらないことに悩んでいた。全部無駄かもと思っていたけれど、もしかしたらやり方や気持ちの持ち方を間違えていただけなのかも。今日からできることを少しずつ実行して積み重ねていくしかない。
いきなり明日変わった自分に出会うのは難しいこと。まずは「自分を変えたい」と思った瞬間から、意識的にすべてのことを変えていく努力を続けましょう。 自分を変えられるのは自分だけで、変わるには意識と習慣がなによりも大切です。
- いつもの自分ならどうするか
- 新しい自分はどうしたいか
- やめなくちゃと思っていたことはやめる
- 新たな習慣を作る…
知らず知らずのうちについてしまったネガティブな考え方や行動、いままで当たり前のようにしていたことも少しずつ変えていけるでしょう。自分を変える方法は世の中にたくさんありますが、自分を変えられるのは自分だけです。
今を踏ん張って、新しい自分に会いにいきましょう。