

結婚していても、別々の人間

どれだけパートナーを大切に思っていても、大好きで結婚していても、別々の人生を歩んできた人。
仕事で余裕がなくなっていたり、人間関係で余裕がなくなっていたり、子育てで余裕がなくなっていると、ちょっとしたすれ違いで当たってしまう。
一番近くにいる人に八つ当たりしてしまう。
「ありがとう」や「ごめんね」が素直に言えない。
自分が悪いことはわかっている。でも普段なら苛立たないことも、苛立ってしまう。
そんな余裕のない自分が嫌で、自己嫌悪に陥ってしまう。
何かがうまくいかないときは、他のこともうまくいかなくなってしまう。
素直に甘えて、素直に本音で相談できていたら、解決していたはずなのに。
自分の心のゆとりを取り戻す時間

自分の心の状態が、言葉、行動に全て現れる。
心に余裕を持つこと。一人の時間を作り、自分と向き合うこと。自分の心に少しの余白を作ること。
それは、自分のためだけでなく、パートナーのためでもある。
一番近くにいる人を、一番大切にできるように。
仕事、人間関係、子育て、お金、いろいろな要因によって、悩みが尽きないことが人生ではあるけれど、全てがすぐに解決するわけではないから、今の自分を少し楽にすることも大切。
誰かと生きる人生

誰かと結婚するということは、自分だけの人生ではなくなるということ。
自分の発言や行動によって、一喜一憂する人がいるということ。
病める時も健やかなる時も一緒にいることを誓ったけれど、病める時にパートナーに頼るだけでなく、自分自身で解決しようと思う気持ちも忘れてはいけないと思った。
好きだから、許してもらえるだろう。なんて甘い考えではなく、精神的に自立していることも重要だと思った。
「つらい時もそばにいてくれるという安心感」と共に得たものは、「相手の気持ちを考え、負担を押し付けない努力」が必要ということだった。
何よりも愛おしい人が、自分の怠慢によって離れていかないように。
パートナーにとっては、他の誰でもない自分の発言や行動が、一番傷つける要因になることを忘れないように。
今日も自分の心に少しだけ余裕を持って、パートナーを大切にしたいと思った。