コンプレックスの本当の意味とは?コンプレックスを自分の魅力に変える方法

Edit by ツバキとミモザ編集部

コンプレックスの本当の意味は何?

容姿コンプレックス、学歴コンプレックスなど、何かしらのコンプレックスを抱いている人が多い今の時代。思い悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

写真を加工してスタイルを良くしたり、目を大きくしてみたり……。コンプレックスを隠すための道具は、世の中に溢れています。

コンプレックスとはダメなもの?隠すべきもの?そもそもコンプレックスって何?

そんな疑問を抱いている人も多いでしょう。

コンプレックスとは本来、「さまざまな感情が複雑に絡み合ったもの」を指します。

過去のトラウマやショックな出来事などがきっかけで、悲しみや悔しさといった感情と結びついて生まれたものがコンプレックス。決して隠すべきものでも、恥ずかしいものでもありません。

コンプレックスとは

感情が絡み合って生まれるものがコンプレックス。しかし、「劣等感」に似たネガティブな用途で使われることも多いのが現状です。

「外見コンプレックスがあって自分に自信がない」「学歴コンプレックスで、優秀な同僚とできない自分を比べて落ち込んでしまう……」など、劣等感に似たコンプレックスを持ち、ストレスを抱えてしまう人も多いのではないでしょうか。

劣等感は、他人と比較することから生まれます。しかし、コンプレックスは自分の感情でできた心のわだかまり。もしかしたら自分次第で解決できるかもしれません。

コンプレックスに対する考え方を変えて、軽やかに毎日を過ごしたいですよね。ここではコンプレックスとの向き合い方や対処法についてご紹介します。

自分のコンプレックスを受け入れるには

コンプレックスを受け入れるのは、難しいと思うかもしれません。自分の弱点を認めるようでちょっとした勇気が必要ですよね。どうすればコンプレックスを受け入れられるのか、心のあり方をご紹介します。

ありのままの自分を認める

人前で話すのが苦手、そんな自分が嫌い──。たとえ苦手なことがあっても、それも自分自身。「今は人前で話すのが苦手なんだな」とありのままの自分を認めてあげましょう。

自分に対して嫌いなところがあればそれがコンプレックスになり、自分を苦しめます。

誰しも欠点はあります。欠点があるのが人間です。ありのままでいいんだと思えれば、自然とコンプレックスを受け入れられるようになりますよ。

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好きなところを伸ばす

ついついコンプレックスに目がいきがちですが、意識して自分の好きなところに注目しましょう。

たとえば、低めの鼻がコンプレックスでも、丸い目が好きならそこを強調できるメイクを研究する。そうすることで目に意識がいって、コンプレックスの鼻が気にならなくなります。

好きなところを伸ばすことでコンプレックスへの執着がなくなり、受け入れやすくなります。また、好きなところを伸ばすことは楽しくポジティブな気持ちにしてくれますよ。

コンプレックスの原因を深掘りする

「子供の頃に背が高いことをからかわれて恥ずかしかった。それ以来高身長がコンプレックス」過去の経験からコンプレックスを抱えてしまうことありますよね。

身長が高いことは短所ではありません。コンプレックスの原因は恥ずかしい気持ち。あのときは恥ずかしくて嫌だったけど、今は恥ずかしくないとわかればコンプレックスを受け入れられるかもしれません。

原因を深掘りすればコンプレックスの根本がわかり、受け入れられるようになるでしょう。

コンプレックスを自分の魅力に変える方法

コンプレックスを受け入れ、さらに魅力に変えられたら自分のことをもっと好きになれそうですよね。コンプレックスと魅力は表裏一体。ここでは、コンプレックスを魅力に変える方法をご紹介します。

コンプレックスを個性と捉える

コンプレックスは、その人がもつ特徴とも言えます。特徴は言い換えれば個性。コンプレックスが個性として輝けたら素敵ですよね。

捉え方次第で、コンプレックスは個性になりえます。たとえば剛毛な髪がコンプレックスでも、それを丈夫でツヤがあり健康的と捉える。健康的な髪はみんなが持っているものではありません。

そう考えることで、コンプレックスだった剛毛が個性となり、その人だけがもつ魅力に変わります。コンプレックスを個性と捉え、あなただけの魅力に変えてみましょう。

周囲と自分を比較しない

人は誰でも周りと比べてしまうもの。でも周りと比較したらキリがありません。

他人と比べると自分にないものに意識がいきコンプレックスを強く感じます。人は無い物ねだりな生き物。それよりも今自分が持っているもの、個性や好きなところに注目しましょう。すると自分の魅力に気がつくはずです。

大切なのは自分の中にある魅力。しっかり見つめてあなただけの魅力に気づきましょう。

完璧を求めない

理想は高くついつい完璧を求めがちですが完璧なものはありません。それに、完璧を追い求めていると疲れてしまいますよね。

完璧なものよりちょっと不完全なものに惹かれることもありませんか。

完璧に整った部屋より生活感のある部屋の方が落ち着く。無傷な机より少しくらいの傷があった方が愛着が湧くなど不完全さが魅力になることもありますよね。

コンプレックスも同じようにあなたの魅力になりえます。完璧でないこともひとつの魅力なのです。

好きなところに焦点を当てる

笑ったときにできるエクボが好き、くしゃっとした笑顔が好きなど自分の好きなところもありますよね。この好きな部分に焦点を当ててみましょう。コンプレックスが気にならなくなりますよ。

たとえば、身長がコンプレックスでも笑顔が素敵だと周りの人はあなたの笑顔に惹きつけられます。好きなところは自信に溢れ、魅力になるからです。

コンプレックスを忘れるくらい好きな部分をどんどん磨いて自信をつけましょう。

第三者の意見を聞く

コンプレックスについて第三者に意見を聞くと思わぬ魅力に気づけるかもしれません。

たとえば、コンプレックスの癖毛を「自然なウェーブで素敵!」と美容師さんに褒められたら、嫌な気持ちが和らぎますよね。むしろ癖毛を生かしたヘアスタイルにして新しい魅力に気づけるかもしれません。

コンプレックスだと思っていたことも第三者から見ると全く違う意見なことがあります。臆せず話してコンプレックスを魅力に変えるきっかけを掴みましょう。

どうしてもコンプレックスを克服したい場合の対処法

ここまでコンプレックスを受け入れ、魅力に変える方法をお伝えしてきました。でも、どうしても克服したい強いコンプレックスもありますよね。次ではそんなコンプレックスの対処法をお伝えします。

克服経験がある人に相談する

実際に克服経験がある人に相談すると具体的な対処法を知れるかもしれません。経験者のもつ考え方やコンプレックスに対する向き合い方は参考になりますよね。

また、具体的な対処法は真似しやすく自分もやってみようという勇気をもらえます。今の自分には何が必要なのか、経験者だからこそ見えるものがあるかもしれません。

ひとりで抱えこまず、相談してコンプレックス克服の手がかりを見つけましょう。

カウンセリングを受ける

自分ではどうしたらいいかわからない、周りに克服経験者はいないし、ましてやコンプレックスを友人に相談しづらい…。そういうときはカウンセリングというプロの力を借りるのも手です。カウンセラーは心理学のプロ。いろんなアプローチでコンプレックス克服の手助けをしてくれるでしょう。

また、カウンセリングは悩みを打ち明けるもの。恥ずかしさや余計な心配はいりません。お金はかかりますが、安心して効果的にコンプレックスを克服できますよ。

環境を変える

環境を変えることでコンプレックスの見方が変わることも。全く違う環境に身を置くことでこれまでの価値観がひっくり変えることもあります。

切れ長の目がコンプレックスだとしても、ところ違えばジャパニーズビューティーと言われることもありますよね。

場所を変えると自然と自分のことを客観的に見つめることができます。自分で考え方を変えるのが難しいときは思い切って環境を変えてみましょう。

コンプレックスを克服するためのヒント

コンプレックスとは感情のわだかまり。ちょっとした考え方の違いで克服できるかもしれません。ここではコンプレックスを克服するためのヒントをお伝えします。ふっと力抜けるヒント、日常生活に取り入れてみてください。

自分にしかない魅力を探す

コンプレックスが気になると、どうしてもそこに意識が集中してしまいがちです。そして次第にコンプレックスしか見えなくなり、他にたくさんあるはずの魅力が見えなくなってしまうことも……。

コンプレックスは一旦頭の片隅においやって、自分の魅力を探しましょう。あなたにはたくさんの魅力があるはずです。

コンプレックスに悩み、向き合おうとするあなたは真面目で責任感があるのかもしれません。それだけでもあなたは魅力的です。

自意識過剰になっている自分に気づく

コンプレックスとはいろんな感情の組み合わせ。その中には「他人からどう思われるか不安」という感情が過剰に入っているかもしれません。

「学がないと思われたくなくて発言できない。」「周りから見られて恥ずかしい。」

他人は意外とあなたのことをよく見ていないものです。ヘアスタイルを変えても気づかれなかったということもありますよね。

「そんなに見られていない、自意識過剰かも。」と思えればコンプレックスを克服できるかもしれません。

開き直る

開き直るというと、ヤケになる、目を背けるという負のイメージがあるかもしれません。ですが開き直ることで気持ちが楽になり、今までと違った行動をとれるようになります。

「学歴がコンプレックスで発言に自信がない…。ま、バカにされてもいっか。」こんな風に開き直ると恐れがなくなります。

恐れがなくなると積極的になれます。そして自分の殻を抜け出し、コンプレックスの克服につながります。「ま、いっか」と力を抜いて開き直りましょう。

コンプレックスを自分の魅力に変えてしまおう

 

コンプレックスは誰もが抱える心の葛藤。コンプレックスがあることは恥ずかしいものでも、否定するものでもありません。むしろコンプレックスがあるからあなたの個性はつくられています。

ありのままのあなたでいい──。

コンプレックスと素直に向き合って自分のものにできたらあなたはもっと輝けるはず。コンプレックスとは敵ではなく魅力の種ととらえ、うまく付き合って自分の魅力を育てましょう。

ツバキとミモザ編集部

TSUBAKI & MIMOZA

「この生きづらい世の中で、本物の幸せを見つける、私のための処方箋」をコンセプトに現代を生きる全ての人に寄り添うWebメディア『ツバキとミモザ』編集部。