夫の気持ちが離れた気がする…どうやって確かめる?
何だか夫の様子がおかしい気がする…。以前のように自分への愛を感じない…。
夫の気持ちが離れたかもしれないと考えるのは、怖くて不安ですよね。しかし、長い時間一緒にいる夫婦の間には、さまざまな気持ちの変化が起こるのは自然なこと。気持ちを落ち着けて、冷静に対処しましょう。
夫の気持ちが離れたなんて認めたくないし、正面から向き合いたくないものです。しかし、違和感を抱く夫の態度に気づかないふりをしていては、夫婦間の溝が広がって取り返しのつかない事態になるおそれもあります。夫の出すサインを見落とさないことが大切です。
今回の記事では、夫の気持ちが離れたサインについてご紹介します。また、原因や夫の気持ちを取り戻すための行動についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
夫の気持ちが離れたかも…疑うべきサインとは
まずは、夫の気持ちが離れた可能性を示すサインについて見ていきます。違和感を抱いていた相手の行動や態度の中に、気持ちが離れたサインに当てはまるものがないかどうか、一つずつ確認してみてください。
夫婦の会話が減った
家での会話が減ったと感じているのであれば、夫の気持ちが離れたサインの可能性があります。毎日一緒に暮らしている夫婦は、別々に住んで週末にデートをしていたカップルの頃に比べれば、会話が減りがちではありますよね。疲れているときには、話す元気のない日もあるでしょう。
しかし、毎日ほとんど会話がない日が続いているのであれば、相手への関心をなくしているサインです。妻のことを知りたい、妻と話して楽しいと思うのであれば、極端に会話がなくなることはないはずです。
他人とのかかわりを優先するようになった
夫が妻よりも他の人とのかかわりばかり優先するようになったら、夫の中で妻の存在が薄れているサインです。きっと付き合いで断れない用事もあるでしょうし、妻ばかり優先するのは難しいでしょう。しかし、あまりにも休みの日に友だちとばかり遊んでいる場合は、夫の気持ちが離れていると考えられます。
自分との予定をいつも平気でキャンセルしたり、家のことをないがしろにしたりしているのは、軽んじられているからなのかもしれません。
スキンシップが減った
夫からのスキンシップが減っている場合は、妻に女性としての魅力を感じなくなったサインといえます。愛しい存在であれば、触れたいと思うのが自然です。
逆に、自分が「夫婦なのだから触れなくても愛情が伝わる」と考えているのであれば、それが原因で夫の気持ちが離れた可能性もあります。スキンシップは会話と同じようにコミュニケーション手段の一つです。スキンシップが減った状態は、十分にコミュニケーションがとれていない状態でもあります。
誕生日や記念日を忘れるようになった
結婚したばかりの頃には必ずお祝いしてくれていた誕生日や記念日を忘れるようになるのも、相手への関心が薄れているサインです。誕生日や記念日は相手の存在や自分と出会ってくれたこと、一緒にいてくれることに感謝する日でもありますよね。
誕生日や記念日を大切に考えなくなったのは、妻に愛情がないからかもしれません。特別な日を無視するようになると、ますますマンネリ化した雰囲気が加速することにもなります。
休日出勤が増えた
仕事が忙しく休日出勤が増えるのは仕方のないことですが、中には家にいたくなくて休日に出勤しているケースもあります。家で妻と過ごすより職場で一人きりで過ごすほうが気楽と考えているのかもしれません。あるいは、あまり考えたくはありませんが、本当は出勤せずに他のことをしていることも。
夫の心情を知るためには、夫の仕事にも関心を持って、状況をある程度把握しておくのがおすすめです。以前は休日出勤なんてほとんどなかったのに、今は毎週のように休日職場に通っている状況であれば、夫が家を居心地が良いと思っていないサインの可能性があります。
妻の変化に興味を持たなくなった
髪型やネイルを変えても夫が気づいてくれない…。体調が悪そうにしていても無関心…。夫が変化に気づいてくれないと、寂しい気持ちになりますよね。妻の変化に気づかないのも、夫の気持ちが離れたサインといえます。
もちろんどの程度敏感に変化に気づけるかはもともとの性格によりますが「以前よりも気づいてくれない」のがポイントです。どれだけ細かいところまで気づいてくれるかではなく、以前と同じように気づいてくれるかが、夫の愛情を見極める鍵となります。
妻に愛情がない夫の心理とは?
愛し合って結婚した相手への愛情がなくなるというのは、納得いかないところがありますよね。妻への愛情がなくなるのには、どのような心理が隠されているのでしょうか。ここからは、妻に愛情がない夫の心理について解説します。
異性として魅力を感じなくなった
生活をともにする妻に異性としての魅力を感じなくなる場合があります。自分に近しい存在になるほど安心感は増しますが、その反面異性としての魅力を感じられなくなりがちです。
出産をきっかけに「子どものお母さん」としての印象が強くなり異性として見られなくなるのもよくあるケースです。不妊治療をがんばっていた夫婦では、夫婦の営みが義務化してしまったことで、相手に異性としての魅力を感じられなくなる場合がみられます。
嫌いではないが、他の物事に関心がある
妻のことが嫌いになったわけではなく、他にもっと魅力的なものがあることで、妻への愛情が薄れるケースも考えられます。結婚する前は恋人に夢中で恋人との予定が最優先であった人でも、一緒に生活し始めるとどうしても相手の特別感はなくなってしまうものです。
妻が「いて当たり前」の存在となることで、他のもののほうがキラキラと輝いて見えることもあるでしょう。いつでも会える妻と過ごすよりも、もっと楽しいことを優先したい気持ちになっていることが考えられます。
他に気になる異性がいる
夫の気持ちが離れたのは、他に気になる異性ができたからかもしれません。家ですっぴんのまま家事をする妻を大切に思っていたとしても、いつも身だしなみをきれいに整えたところしか見ることがない外の女性が色っぽく映ることもあるはずです。
職場でバリバリ仕事をこなす生きいきとした女性に、魅力を感じることもあるでしょう。外で見るきれいな女性に惹かれると、いつも生活感のある姿を見ている妻への愛情が薄れてしまうことが考えられます。
妻側にも原因が…?妻に対する興味がない夫の行動の原因
夫の気持ちが離れた原因を、気づかない間に自分が作ってしまっている場合もあります。原因がわかれば改善できるし、状況を好転させられますよね。夫の気持ちが離れたときにありがちな妻側の原因についてまとめました。
家の中でリラックスして過ごせないから
自分でも無意識のうちに、家の中で夫にプレッシャーをかけているかもしれません。誰かと共同生活していれば相手の行動が気に入らないこともあれば、相手のせいでなくてもイライラした気分のときだってありますよね。
気分にムラがあるのは、人間だから仕方がないこと。しかし、自分では態度に出していないつもりでも、イライラした態度は意外と一緒に暮らす人に伝わるものです。いつも機嫌が悪い人と一緒では、自分の家でもリラックスして過ごせません。
会話しようとしてもしっかり聞いてくれないから
夫の話をいつも真剣に聞いていますか?忙しかったり疲れていたりすると、つい会話や相談を持ちかけられても心あらずになってしまいがちです。相手の会話の内容に興味がなければ、なおさら右から左に流してしまいそうになります。
ただ、あなたにとっては重要でないと感じられる内容でも相手にとっては大切なことも。妻側だって、自分が真剣に話していることを夫が「大したことではない」と取り合ってくれなければ腹が立つし、寂しい気持ちになりますよね。夫婦間で円滑なコミュニケーションをとるためには、どんな内容でも相手の話に耳を傾けることが大切です。
会話が愚痴ばかりで楽しくないから
愚痴ばかり話す妻からは、夫の気持ちが離れやすくなります。夫に限らず、誰でも愚痴ばかりの人とは話したくありませんよね。ネガティブな話ばかり聞いていると、気分が滅入るし、自分まで引きずられそうになるものです。
本当につらいことや困っていることを一人で抱え込まず夫に相談することは大切です。しかし、毎日愚痴を言うのがルーティンになってしまうと、本当に悩んでいるときに相手にしてもらえなくなる可能性があります。
自分を下げる発言をされるようになったから
親しい間柄である甘えから、夫を下げるような発言をしているのであれば注意が必要です。自分を下げるような発言をされれば、誰だって気分が良くありません。
「夫を下げるような発言はしていない」と思っている場合でも「私なんて」というのが口癖になっている人は、夫婦になってしばらく経つと「私たちなんて」と夫まで巻き込んで卑下しがちです。相手をネガティブな気持ちにさせる発言をしていないかどうか、もう一度自分のいつもの言葉を見な直してみてください。
最低限の身だしなみさえも気にしなくなったから
一緒に暮らしていれば、いつもお出かけするときのようにばっちり気合いを入れておくのは難しいですよね。しかし、最低限の身だしなみを整えていないと女性としての魅力は失われてしまいます。
専業主婦や家で仕事をしている場合、特に身だしなみのオンオフがなくなってしまうもの。家の中できらびやかな格好をする必要はありませんが、髪の毛を整えたり清潔感のある服装を心がけたりするのは、誰かと一緒に暮らす上でのマナーです。
離れた夫の気持ちを取り戻したい!どう行動したらいい?
離れた夫の気持ちを取り戻したいのであれば、今の状況を一つずつ見直していきましょう。一度夫の気持ちが離れたら取り返しがつかないというわけではありません。もともとはお互いに「この人」と決めて結婚した仲なのです。必要な部分を変えていくことで、夫の気持ちを取り戻しましょう。
夫がリラックスして過ごせる家の空間をつくる
家が居心地の良い空間であれば、他の職場から帰ってこなかったり他の女性に惹かれたりする可能性は低くなります。社会で生きていれば、プレッシャーやストレスにさらされるもの。心を癒す空間が必要です。
妻のいる家が、夫にとって疲れたときに安心して帰ってこられる場所であるように整えましょう。清潔感のある家に、いつも笑顔の優しい妻がいれば、どんなときでも家に帰ってきたくなるはずです。
少しずつ夫との会話を増やす
夫との会話が減っている場合には、意識して会話を増やしていくことが大切です。「言わなくてもわかってくれる」「夫婦だから会話がなくても大丈夫」は思い込みです。夫婦が長く良い関係を築いていくために、コミュニケーションは欠かせません。
会話に慣れるまではそっけない態度をとられることもあるかもしれませんが、気にしないようにしましょう。少しずつあなたのペースで大丈夫なので、夫に話しかけるように心がけてみてください。
話す際は、夫の話をしっかり聞くようにする
話をするときには、自分の話を一生懸命伝えようとする以上に、相手の話に耳を傾けることを意識するようにしてください。人が一番興味あるのは、自分の話。自分ばかりが話していると、無意識に相手の話は聞き流していて、結果的にきちんとコミュニケーションがとれていないことになりかねません。
自分の話を真剣に聞いてもらえれば、夫もうれしい気持ちになって妻のことを信頼できるでしょう。また、相手がいつも自分の話を一生懸命聞いてくれれば、自分も相手の話をきちんと聞こうという気持ちになります。
夫を立て、肯定する
夫を下げるような発言は、どんなに小さな内容でも避けるべきです。常に夫を立て、肯定することを心がけましょう。不自然によいしょする必要はありません。ありのままの夫の姿を認めることが大切です。
「毎日仕事に通っている」「疲れているのにゴミを捨ててくれた」など、毎日の行動からだけでも尊敬できるところや感謝できるところがいろいろとありますよね。あなたが夫をすごい人だと思っていることを、恥ずかしがらずに伝えてください。
自分磨きをする
いつまでも夫に愛される妻でいるためには、自分磨きが欠かせません。とはいえ、独身時代に比べて妻が自分にかけられるお金や時間には多くの制限があるもの。無理な額のお金や時間をかけて、自分を作り込む必要はありません。
清潔感を大切にして、家の中でもだらしなくなりすぎないように気をつけましょう。健康的な食事や適度な運動で体を引き締めるのも良いものですね。休みの日に夫とデートに出かけるときには、思い切りおしゃれするのがおすすめです。
夫に依存しすぎず、自立する
夫が世界のすべてになってしまうと、女性としてだけでなく、人間としての魅力が失われてしまいます。自分に依存してくる妻は、最初のうちは可愛く感じられても、時間が経てば面倒な存在になりがちです。「自分なしでは生きていけない」と思えば、下に見る気持ちも湧いてきます。
夫婦が良い関係でいるためには、結婚していてもそれぞれの世界を大切にして、お互いに自立していることが大切です。自分の仕事や趣味など、夫と関係なく取り組めることを持つのがおすすめです。
気持ちを取り戻すときにやってはいけないこと
夫の気持ちが離れたかもと感じれば、傷つくし焦りますよね。何とか相手の気持ちを取り戻そうとして、間違った行動もとりがちです。ここからは、夫の気持ちを取り戻すために避けるべきNG行動についてご紹介します。
感情的になって自分の意見を押し付ける
夫の気持ちが離れれば、悲しくて寂しいのは当然です。しかし、感情的になって自分の気持ちを押し付けるとますます夫の気持ちが離れてしまう恐れがあります。夫の気持ちを取り戻したいと思っているのに、かえって逆効果になるのです。
相手に罪悪感や同情を抱かせて気持ちを取り戻そうとする方法は、うまくいきません。「自分から気持ちを離したひどい夫」「夫に愛されないかわいそうな私」という加害者と被害者のような図式は、頭から離しましょう。
いきなり距離を縮めようとする
夫の気持ちが離れたことに焦って、いきなり距離を詰めようとするのも逆効果です。妻への愛情が失われている状態で、急に態度を変えてなれなれしくされたりしつこくされたりしても、鬱陶しく感じられるだけ。少しずつ時間をかけて離れていった気持ちを、一気に取り戻そうとするのは難しいものです。
少しずつ丁寧に夫の気持ちを取り戻す努力を重ねていきましょう。一朝一夕で成し遂げたものよりも、時間をかけて築いていく信頼のほうが、その後も安定して長続きするはずです。
自分磨きのためと浪費する
愛される妻でいるためには、きれいでいることも大切です。しかし、自分磨きのためと浪費してしまっては、かえって夫からの印象は悪くなるでしょう。
夫婦の場合、お財布は共有していることも多いですよね。妻がやたらと化粧品やエステにお金を使いこんでいたら、良い気分はしないはずです。お金を使ってすることだけが、自分磨きではありません。考えなしに浪費しても、夫の気持ちを取り戻すための芯のある美しさは得られないでしょう。
離婚や別居をほのめかす発言をする
夫を焦らせようとして、離婚や別居をほのめかすのはおすすめできません。どのような状況であっても、相手を試すような方法を使うべきではないでしょう。
離婚や別居を簡単に持ち出すような女性だと思われたら、夫からの信頼を失ってしまいます。本当に離婚や別居を考えているときでなければ、安易に脅しとして口に出すべきではありません。
がんばってみても夫の気持ちが離れたままだったら…
さまざまな方法を試してがんばってみたけれど、夫の気持ちが離れたまま…。夫の気持ちを取り戻せなかったときには、どう対処したら良いのでしょうか。最後に、夫の気持ちが離れたままであるときの対応策についてご紹介します。
仕事が忙しいなど一時的なものなら様子を見てみる
人間の気持ちには波があります。今夫の気持ちが離れていても、ずっと離れたままであるとはかぎりません。夫の気持ちが離れているのは、一時的かもしれません。
特に仕事が忙しかったり問題を抱えていたりすると、他のことまで気持ちが回らなくなるものです。波風を立てずにしばらく様子を見てみるのも一つの方法です。
夫婦で原因について話し合ってみる
夫婦でじっくり話し合うのも建設的な方法です。どちらか一人が思い悩んでいても、なかなか問題を解消できないこともありますよね。二人で原因に向き合えば、問題解決の糸口を掴めるかもしれません。
何より、二人ともが今の状況を何とかしたいと考えられるのであれば、これから好転させていける可能性は高いでしょう。
生活に差し支えなければ割り切って生活する
付き合っていた頃のような恋愛関係を続けることだけが、夫婦の形ではありません。支障がなければ、夫の気持ちが離れたことを割り切って今の生活を続けていくことも可能です。
夫婦の気持ちの在り方は、時期や状況によっていくらでも変わる可能性があります。思いつめて考えずにこれまで通りの生活を続けながら様子を見るのも一手です。そのときそのときの気持ちや状況にあわせて生活していくのも、長く夫婦生活を続けるコツといえるでしょう。
お互いに話して不満がなければそのままでも
夫の気持ちが離れたことに不満がないのであれば、今のままの生活を続けても問題ないでしょう。繰り返しになりますが、お互いへの恋愛感情を抱いたまま生活を続けるだけが夫婦の形ではありません。
夫婦の在り方はそれぞれです。理想の形が決まっているわけではありません。気持ちが離れても生活をともにしたほうがお互いに良いと判断する場合もあるはずです。
離婚を視野に入れる
夫の気持ちが離れたことで、つらい思いをしたり生活に支障がでたりする場合には、離婚を検討するのも一つの方法です。離婚というとネガティブなイメージでとらえられがちですが、必ずしもそうではありません。
離婚は、夫婦がお互いに新しい人生を歩むための区切りとなるもの。離婚したからこれまでの結婚生活が無駄になるわけでもなければ、離婚したからこれから不幸になるわけでもありません。お互いが自分らしい幸せな人生を歩むために、離婚を決めるのです。
夫の気持ちが離れたあと、どう行動するかが大事!
夫の気持ちが離れたと感じたら、悲しくて寂しい…。腹立だしい気持ちや悔しい気持ちもあるでしょう。何とかしなければと焦ってパニックになることもあるかもしれません。
ただ、人間の気持ちはいつも一定ではありません。時期や状況によって波があり、変化していくのが普通です。長く夫婦でいれば、一時的に気持ちが離れるのも不思議なことではありません。一度気持ちが離れたから、ずっと離れたままというわけでもありません。
夫の気持ちが離れたと感じたときには、その後どのように行動するかが大切です。感情的にならないのは難しいかもしれませんが、目の前の状況にパニックにならずに、長いスパンで考えて気持ちを落ち着けてください。冷静に考えて行動すれば、視界が広がって解決の糸口が見えてくるでしょう。